フルアーマー・ケストレル
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フルアーマー・ケストレル | |
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外国語表記 | FULL-ARMOR KESTREL |
別名 | フルアーマー・ガンダム[ケストレル] |
登場作品 | ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者 |
デザイナー | 間垣リョウタ |
スペック | |
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分類 | 強化人間専用高機動型モビルスーツ |
生産形態 | 試験機 / 換装形態 |
型式番号 | MSW-004ME+AE |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
素体 | ガンダム[ケストレル] |
開発組織 | |
所属組織 | エゥーゴ |
所属部隊 | アレイオーン隊 |
母艦 | アイリッシュ級アレイオーン |
主なパイロット | ヴァン・アシリアイノ |
概要[編集 | ソースを編集]
ガンダム[ケストレル]に「マニューバ・エクステリア」と「アーマー・エクステリア」を同時に装着した形態。グリプス2を巡る攻防戦後に地球主要都市への核攻撃を実行しようとしたテルアビブ分艦隊に対して、エゥーゴの戦力不足を補うために投入された最終決戦仕様である。
「アーマー・エクステリア」に「マニューバ・エクステリア」を装備することで火力と防御力の向上というメリットを残したまま、機動性をノーマル状態のケストレルと同等にまで向上させている。バックパックは熱核ロケットエンジンでは推進力が不足していたため、元のレーザーロケットエンジンに換装された。また、作戦目的や装備構成の都合から一部武装が変更されており、右腕はメガ・ビーム・ランチャー、左腕は連装ビーム・サーベル、背部はリニア・ガンへと差し替えられている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
- 初登場作品。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- コアブロックシステム
- ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式のコアブロックシステムを採用。機体のコクピットブロックとバックパックが背部から分離し、コア・スクァードになる。
- コア・スクァードにはレーザーロケットも搭載されている為、搭乗者のバイタルの問題を解決すれば小型の惑星間航行船にする事も出来る。
- この時代のコア・ファイターとしては珍しく、上下半身を分離しない方式。
- レーザーロケットエンジン
- 内惑星航行用のレーザーロケットエンジンをモビルスーツ用にダウンサイジングした内蔵式レーザーロケットを搭載。
- ただし、惑星間航行用の繊細な設計を無理矢理小型化している為、実戦に耐えられる信頼性が伴っておらず、これをローテーションで修理する為にバックパックの換装システムが搭載された。その様子は(革新的な技術が必ずしも有用ではないという意味も含めて)第二次大戦時のポルシェ・ティーガーにも例えられている。
- 初期の設計では脚部スラスターもレーザーロケットにする予定だったが、信頼性を重視して熱核ロケットエンジンに変更され、増加したプロペラントの分だけ脚部が延長されたという経緯がある。
- レーザーロケットに用いられる推進剤は水を使用しており、被弾による誘爆の心配が無く推進剤を燃焼させる為の酸化剤を必要としないといったメリットがある。
- シャーマン・フレーム
- 電子義肢や強化外骨格といった旧世紀から培われた技術を発展させた準サイコミュシステム。
- 感応波はパイロットの危機感知や意思表示に用いられ、それを感知したコンピュータが日常的に収集したパイロットの身体データと教育型コンピュータの行動予測データを照らし合わせ、機体動作をサポートする。
- システムのサポートを得た際の動作はパイロットがコクピットで機体を動かすよりも速いが、ヴァンがこのシステムを初めて起動させた時はその特性に慣れていない為、「勝手に動いた」と困惑していた。
- ケストレルの物はヴァンに加えそれまで試験に携わって来たテストパイロットとロスヴァイセのデータが登録されている。
- アーマー・エクステリア
- FSWS計画のフルアーマーシステムに類似する増加装甲及び追加武装。冷却装置とプロペラントタンクも増設され、機体の行動半径・活動時間を延長させつつ、増加装備自体の重量によってケストレルの過剰な機動性を抑え込んでいる。
- アーマー・エクステリアそのものは任意でパージ可能。
- 換装
- バックパックの他、エクステリアの換装機能を持つ。全身のビーム・ユニットも、外部パーツを接続しエネルギーを供給する為のハードポイントとして機能する。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 頭部バルカン
- 頭部に2門内蔵された機関砲。
- ビーム・サーベル
- バックパックに2本装備されたビーム・サーベル。装備構成の関係から、この形態では使用されない。
- ビーム・ブレイド
- つま先のビーム・ユニットから形成されるビーム刃。ビーム・ユニットは肘と膝にも装備されているが、アーマー・エクステリアと干渉しているため使用できない。
- メガ・ビーム・ランチャー
- 右腕部にアーマーを介して装備された高出力ビーム砲。ケストレルの最大火器で、フルドライブで数秒間の継続掃射が可能だが、使用後は強制冷却が必要となる。長砲身であるため重心が安定せず、高機動戦や一撃離脱戦法を得意とするケストレルとは相性の悪い武装だが、拡散ビームモードへの切り替えと砲口部で15度前後の射軸変更が可能となっているなど、取り回しの悪さをカバーする新機軸の機構が採用されている。
- ビーム・ライフル
- ケストレル専用の高出力ビーム・ライフル。予備のEパックは左右のサイドスカートに計4基マウントされている。この形態ではバックパックにマウントされる。
- 左腕ウェポンラック内ビーム・サーベル
- 左腕部のウェポン・ラックに装備された連装ビーム・サーベル。この形態では通常のビーム・サーベルやビーム・ブレイドが使用できないため、三連装ミサイルと差し替える形で装備された。ラックに装備した状態のままビーム刃を発振できる他、ビーム・ガンとしても機能する。サーベル自体はケストレルの背部に装備された物と同型。
- 背部リニア・ガン
- 背部右側に装備された電磁砲。左側にはセンサーユニットが装備されている。外観は装備変更前のビーム・キャノンとほぼ同じであるが、砲口のサイズや弾倉の有無などの違いがある。
- 肩部ミサイルランチャー
- 両肩部に2基搭載されたミサイル・ランチャー。各ミサイル類の使用後はデッドウェイト化を防ぐためにパージが可能。
- 脚部中型ミサイルランチャー
- 脹脛側面に2基搭載されたミサイル・ランチャー。
- 背部小型ミサイルコンテナ
- 背部に2基装備されたミサイル・コンテナ。
- ブレイク・バインダー
- 両肩部に4基装備された可動式の大型バインダー。各バインダーはエンジンとレーザー発振装置1基というシンプルな設計により信頼性が高く、AMBACユニット兼推進ユニットとして機体の運動性と機動性を支えている。また、先端部にビーム・ガン兼ビーム・ブレイドを装備しているため武装面でも強化されている。元々は強化人間用に有線コントロールによる攻撃端末としても設計されており、この機構を転用して有線ミサイルのように使用できる改修が施されている。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダム[ケストレル]
- 素体。
- ガンダム[ケストレル]マニューバ・エクステリア
- 両肩に4基のブレイク・バインダーから構成される「マニューバ・エクステリア」を装着した形態。
- ガンダム[ケストレル]アーマー・エクステリア
- 全身に追加装甲ユニット「アーマー・エクステリア」を装着した形態。