フルバレットザク
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フルバレットザク | |
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外国語表記 | Full Bullet Zaku |
登場作品 | 機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン |
デザイナー | 長谷川裕一 |
スペック | |
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分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
型式番号 | MS-06R-2S |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 69.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,340kW |
スラスター総推力 | 60,000kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属 | ジオン公国軍 |
母艦 | ドロス |
主なパイロット | ジョニー・ライデン |
概要[編集 | ソースを編集]
ジオン公国軍が開発した試作型モビルスーツ。ジョニー・ライデン専用高機動型ザクIIを改修した機体。正式な機体名称は決められておらず、情報部からもたらされた「フルアーマーガンダム(全装甲)」の機体名を聞いたジョニー・ライデンによってそれに対抗するべく「フルバレット(全弾丸)」と名付けられた。
フルバレットは、「高機動型ザクII (R-2型)の高機動性はこの武装のためにあったものだ」とする説と、「R-2型の高機動性に目を付けた上層部が改修計画を立てた」とする説があるが、いずれにせよ連邦軍のルナ・チタニウム合金製の装甲を打ち破るために、言い換えれば「ガンダムを倒すためだけに」作られた機体であると言って良い。
ルナ・チタニウム合金の装甲に対抗するためにはビーム・ライフルの装備可能なモビルスーツ(ゲルググ)の完成が急務であったが、万が一それが間に合わなかった場合に備えて用意されていた「プランB」である。ビーム砲の使えないザクに多量の実体弾を搭載し、たとえ1発で駄目でも100発の弾丸で敵を破砕するというコンセプトのもとに開発された[1]。
武装は左腕部3連装マシンガン、胸部2連バルカン砲、左腕部高速破砕砲と3連装ミサイル・ポッド、腰部長距離砲、更に接近戦用の頭部ヒートカッターと徹底しており、当時のMSが積載出来る限界量といえる。無論、この重武装によって機動力は若干落ちるが、元々の推力が高すぎる(通常のパイロットでは扱えきれないほど)ため、それでも当時のMSの最高水準の推力は維持している。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン
- 初登場作品。一年戦争末期、ア・バオア・クーでの最終決戦でフルアーマーガンダムと交戦し、専用ゲルググを失ったジョニー・ライデンが搭乗。高機動戦闘を行いながら弾丸をフルアーマーガンダムに命中させ続けたが、早々に弾薬が突きた為、フルアーマーガンダムに特効を仕掛け、頭部ヒートカッターでこれを撃破するが、同時にフルアーマーガンダムの放ったビームに機体を貫かれ、大破した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ヒートカッター
- 頭部に固定装備されているヒート・ホーク。弾薬が尽きた後に残された最後の奥の手である。
- 高速破砕砲
- 右肩シールドに内蔵されている2連装マシンガン。シールド内には予備弾倉が4つ搭載されており、空になった順にパージされる。
- 3連ミサイルポッド
- 右腕部に装備されているミサイルポッド。形状はザク・デザートタイプに装備されていたラッツリバー3連装ミサイルポッドに近い。
- 胸部2連バルカン砲
- 胸部左側に内蔵されているドラムカートリッジ式の2連装の機関砲。
- 3連装マシンガン
- 左前腕部に装備されている3連装マシンガン。給弾はバナナマガジン1基とドラムマガジン2基によって行われる。
- 長距離砲
- 両腰部に2基装備されている2連装ロケット弾ポッド。ザクキャノンのビッグ・ガンとは異なり、バックパックではなくサイドスカートにマウントされており、給弾ベルトによってバックパックと腰部の弾倉から弾丸が供給される。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- 高機動型ザクII (ジョニー・ライデン少佐機)
- 原型機。
- サイコ・ザク
- 本機とはコンセプトが異なるが大量の武装を搭載している高機動型ザクII。
- ゲルググ
- プランAで実用化された機体。
- パーフェクト・ザク
- 超高性能機を開発するプランCで考案されていた機体。このプランは廃案となった。
商品情報[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ R-2型は元々試製高機動型ザクII (R-2P型)でビーム・ライフルのテストを行っていたが、問題があり非ビーム兵器搭載の高機動型ザクII (R-2型)が開発されることとなった。