「グリムゲルデ」の版間の差分
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2019年12月13日 (金) 00:21時点における版
グリムゲルデ | |
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外国語表記 | Grimgerde |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
---|---|
分類 | モビルスーツ |
型式番号 | V08-1228 |
全高 | 18.5m |
本体重量 | 29.2t |
主動力 | エイハブ・リアクター |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
フレーム | ヴァルキュリア・フレーム |
開発組織 | 不明 |
所属 | モンターク商会 |
主なパイロット | モンターク |
概要
モンターク商会のモビルスーツ。ガンダム・フレーム機と同様、厄祭戦の末期に戦局の打開を目的として開発された高機動型の機体である。カラーリングは深紅。
基礎フレームとして採用された「ヴァルキュリア・フレーム」は機動力の高さを重視してシンプルに設計されており、同時期に開発された機体と比較して重量が軽い上にシャープな構造を有している為、エネルギーロスを最小限に止める事ができる。本機はフレームの持つ特徴を最大限に活かし、宇宙空間においては小回りの利く挙動を保ちつつ高い機動性を発揮し、地上でも重力の影響を最小限に抑えながら軽快な足さばきを可能としている。しかし重心を上手くコントロールできるだけの技量を持つパイロットでなければ使いこなせず、戦闘時に誤った操縦でエネルギー伝達の低い攻撃を繰り出してしまうと敵機の装甲で容易く弾き返されてしまう。
頭部には展開式の高感度センサーが搭載され、主に敵機のデータ解析等に使用される。
ギャラルホルンの現行主力機「グレイズ」は本機を直接の原型としており、ゲイレール・フレームから連なるギャラルホルン製モビルスーツの開発系譜は本機のヴァルキュリア・フレームに端を発している。これは厄祭戦終結後のMS開発現場でヴァルキュリア・フレームの性能が評価された為で、300年が経過した現在でも開発系譜が唯一生き続けている。
ヴァルキュリア・フレーム自体は厄祭戦時においても主力機足りうるだけの性能を十分有していたのだが、同時期に登場したガンダム・フレームの方が大きな注目を集めたせいでグリムゲルデやその姉妹機など少数が生産されるに止まり、実戦投入の記録もほとんど存在していない。
「グリムゲルデ」は『ニーベルングの指輪』というリヒャルト・ワーグナーの歌劇に登場するワルキューレの一人の事で、「仮面の守護」を意味しているとされる。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- パイロットはモンターク。
カルタ・イシューの地球外縁軌道統制統合艦隊に攻撃された鉄華団の地球降下船や三日月・オーガスのガンダム・バルバトスを援護した。エドモントンでの戦いでは鉄華団を援護する形でガエリオのガンダムキマリス・トルーパーと交戦する。その際にガエリオに正体がマクギリスである事と自身の本当の狙いを明かし、逆上し冷静さを失ったガエリオを胴体部にヴァルキュリアブレードを突き刺して撃破した。後にマクギリスが地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官になった後はヘルムヴィーゲ・リンカーに外装を換装されている。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ヴァルキュリアライフル
- 長銃身の実弾銃。ヴァルキュリア・フレーム機の専用武器となっており、重量バランスを考慮した上で設計を行っている。パンマガジンを採用した事で装弾数は多い。
不使用時はリアスカートにマウントされ、その際マガジンは側面に移動する。 - ヴァルキュリアシールド
- 両腕部に装着されている専用の実体盾。基本装甲の一部として造られた。
- ヴァルキュリアブレード
- 本機専用に開発された実体剣。刀身部は特殊な超硬金属製であり、そのため黄金色となっている。的確な重心制御が伴えば、高硬度レアアロイ製のフレームや、ナノラミネートアーマーすらもあっさり切り裂く威力を発揮する。
ヴァルキュリアシールドの裏面にマウントされるが、ラッチが回転可能となっているため手に持たずとも攻撃できる。勿論、手に持って使う事も可能。
対決・名場面
関連機体
- ゲイレール グレイズ
- 再設計機。
- ガンダム・バエル、ガンダム・バルバトス、ガンダム・グシオン、ガンダム・グシオンリベイク、ガンダム・キマリス、ガンダム・アスタロト、ガンダム・フラウロス、ガンダム・ウヴァル
- ガンダム・フレーム採用機。このフレームの陰に隠れてしまった事でヴァルキュリア・フレームは人々の関心を集められなかった。
- ヘルムヴィーゲ・リンカー
- 本機のヴァルキュリア・フレームをベースに、防御重視の重装甲に換装した形態。本来の軽快な印象とは正反対の重厚な印象の機体で、大型剣『ヴァルキュリアバスターソード』を使った近接戦を得意とする。