「ゴトラタン」の版間の差分
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:ゴトラタン専用のショートレンジ用ビーム・ライフル。長距離・対艦戦用のキャノン・ユニットを標準で備えているため、これといって特徴のない武装となっている。大型の照準センサーを備えており、連射性に優れる。非使用時には両腕部のハードポイントもしくは脚部側面にマウント可能。 | :ゴトラタン専用のショートレンジ用ビーム・ライフル。長距離・対艦戦用のキャノン・ユニットを標準で備えているため、これといって特徴のない武装となっている。大型の照準センサーを備えており、連射性に優れる。非使用時には両腕部のハードポイントもしくは脚部側面にマウント可能。 | ||
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:両腕の手甲部に内蔵されている防御兵装。[[リグ・コンティオ]]と同様の方式が採用されている。 | :両腕の手甲部に内蔵されている防御兵装。[[リグ・コンティオ]]と同様の方式が採用されている。 | ||
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+ | *カテジナの最後の搭乗機は他にももう1機デザインが用意されていたものの、没案となった事で本機が採用される運びとなった。石垣氏は大きなバックパックがあまり好みではなく、キャノンパックが外せる本機が気に入っているとの事(「機動戦士Vガンダム VOL.2 SHAHKTI'S PRAVER ニュータイプ100%コレクション」より)。 | ||
+ | *小説版『V』においてはクロノクルがカテジナと肉体関係にある事が示唆されており、第5巻24話には、クロノクルが出撃するゴトラタンを一目見て'''女性器の色を思い出し'''「カテジナの色」と称するというド直球な描写がある。 | ||
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+ | == 資料リンク == | ||
+ | *[http://www.v-gundam.net/mechanic/45.html 機動戦士Vガンダム:ゴトラタン] | ||
== リンク == | == リンク == |
2023年3月9日 (木) 01:17時点における最新版
ゴトラタン | |
---|---|
外国語表記 | Gottratan |
登場作品 | 機動戦士Vガンダム |
デザイナー | 石垣純哉 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | ZMT-S33S |
頭頂高 | 15.9m |
本体重量 | 11.1t |
全備重量 | 24.9t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 6,170kW |
スラスター総推力 | 102,350kg |
アポジモーター数 | 17 |
装甲材質 | ハイチタン合金ネオセラミック複合材 |
開発組織 | |
所属 | ザンスカール帝国 |
主なパイロット | カテジナ・ルース |
概要[編集 | ソースを編集]
ベスパのスーパーサイコ研究所がザンネックの後継機にあたる機体として開発した機体。砲撃から近接戦闘までこなせる万能高性能機で、リグ・コンティオと並んでベスパが運用したモビルスーツの中でも最高クラスの性能を誇る。
メガ・ビーム・キャノンの運用を前提とした機体で、機体本体と長距離砲が直結していたザンネックとは異なり、単体としては汎用機であるゴトラタンにオプション化されたキャノン・ユニットを装備する方式が採用されている。またキャノン・ユニットは必要に応じて展開・収納することが可能で、長距離狙撃任務だけでなく、白兵戦にも十分対応可能な能力を獲得している。
キャノン・ユニットはメガ・ビーム・キャノンの他に、ジェネレーターと大型スラスターで構成されている。メガ・ビーム・キャノンはザンネック・キャノンに射程こそ及ばないものの火力はほぼ同等で、高い命中精度も併せ持っている。ユニット装備による重量増に対応するために機体各部に高出力スラスターが内蔵されており、ユニット自体にも大型スラスターが搭載されているため、高い機動力を確保することに成功している。
ゴトラタン単体は白兵戦での運用に長けた汎用機であり、キャノン・ユニットを除いた兵装は格闘戦を重視したものが装備されている。キャノン・ユニットを分離した状態ではより軽快な動きが可能となり、高機動性との相乗効果で高い格闘能力を有している。
型式番号が連番となっているリグ・コンティオとは両機のコンビネーションによる運用を想定していたとも言われており、実戦においてもリグ・コンティオが前衛、本機が後衛の形で運用されたこともある。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Vガンダム
- 初登場作品。第49話からカテジナ・ルースの最後の搭乗機として登場し、シュラク隊の生き残りであるトップエース3人やオデロら主要人物を立て続けに葬るなど鬼神の如く猛威を振るった。ウッソとの対決でもクロノクルのリグ・コンティオと共にV2ガンダムと交戦するも、途中でクロノクルが戦死。最終的にエンジェル・ハイロゥ内部で待ち伏せし、シャクティを探して侵入してきたV2ガンダムをメガ・ビーム・キャノンで仕留めようとするものの、光の翼により防がれた挙句、施設の崩壊に巻き込まれカテジナ共々消息を絶った。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ハードポイント
- 両前腕部に計2基備わっているハードポイント。主にビーム・ライフルのマウントに用いられる。
- キャノン・ユニット
- 背部に装備可能なオプションビーム兵装。メガ・ビーム・キャノン、6連マイクロ・ミサイル・ポッド、ジェネレーター、推進器で構成されている。砲身は後部に折り畳むことが可能で、ユニットを脱着することも可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
ゴトラタン本体側[編集 | ソースを編集]
- ビーム・カッター
- 頭部に装備されている白兵戦用の武装。束ねた長い髪を髣髴とさせる形状になっており、使用時には角部分が前方に可動し、先端から大型ビーム・サーベルを形成する。隠し武器的な武装であり、予想外の一撃を与えることが可能。
- ビーム・ライフル
- ゴトラタン専用のショートレンジ用ビーム・ライフル。長距離・対艦戦用のキャノン・ユニットを標準で備えているため、これといって特徴のない武装となっている。大型の照準センサーを備えており、連射性に優れる。非使用時には両腕部のハードポイントもしくは脚部側面にマウント可能。
- ビーム・トンファー
- 両腕部に搭載されている白兵戦用の主力兵装。使用時に肘の保持パーツが下方に展開しビーム発振器が引き出され、先端のグリップが起き上がる事でトンファー状の武器となる。ビーム・サーベルとは異なり長いビーム刃を形成することはできないが、幅広いビーム刃を形成する武装で、取り回しの点ではこちらの方が格段に優れている。使用時にはグリップを逆手持ちで保持し、トンファーの保持パーツは元の位置へと戻るが、保持パーツを付けた状態でもビーム刃を形成することが可能。またビーム発振器の前方にはビーム・シールド用の発振器も有する。
- ビーム・シールド
- 両腕の手甲部に内蔵されている防御兵装。リグ・コンティオと同様の方式が採用されている。
キャノン・ユニット側[編集 | ソースを編集]
- メガ・ビーム・キャノン
- 長距離射撃用の大出力ビーム・キャノン。砲口は2つ存在し、連装砲に近い構造となっている。モーメント・バランスの確保と照準の微調整のため、砲身両サイドにはアポジモーターが設置されている。ユニットに搭載されたジェネレーターにより戦艦の主砲以上の出力を誇り、ザンネック・キャノンに射程は劣るものの戦艦を一撃で撃破する火力を有する。またユニットにジェネレーターを搭載しているため、チャージに1秒もかからない利点も存在している。使用時にはユニットのヘッドアップディスプレイが展開し、銃身根元のグリップを両手で保持することで射撃を行う。接近戦時や非使用時には背部に折り畳まれる。
- 6連マイクロ・ミサイル・ポッド
- キャノン・ユニットに3発ずつ計2基装備されているミサイル・ポッド。主に接近する敵機への牽制に用いられる。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- カテジナの最後の搭乗機は他にももう1機デザインが用意されていたものの、没案となった事で本機が採用される運びとなった。石垣氏は大きなバックパックがあまり好みではなく、キャノンパックが外せる本機が気に入っているとの事(「機動戦士Vガンダム VOL.2 SHAHKTI'S PRAVER ニュータイプ100%コレクション」より)。
- 小説版『V』においてはクロノクルがカテジナと肉体関係にある事が示唆されており、第5巻24話には、クロノクルが出撃するゴトラタンを一目見て女性器の色を思い出し「カテジナの色」と称するというド直球な描写がある。