「陸戦強襲型ガンタンク」の版間の差分
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間に合わせの機体であるため明確なコンセプトが存在しておらず、MSともAFV(装甲戦闘車両)ともつかない存在だった。簡易的に変形が可能で状況に応じて使い分ける。機動力ではモビルスーツを凌駕しており、防御力も高かった。 | 間に合わせの機体であるため明確なコンセプトが存在しておらず、MSともAFV(装甲戦闘車両)ともつかない存在だった。簡易的に変形が可能で状況に応じて使い分ける。機動力ではモビルスーツを凌駕しており、防御力も高かった。 | ||
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+ | コックピットは1人乗りで、機体の操縦と攻撃も全て1人で行う。基本構造は前面と左右にモニターが配された[[陸戦型ガンダム]]に近い形状であり、乗降口は上面配置となっている。引き出し式の照準器も設置されている。頭部にあたる部分はセンサーユニットとなっており、主な映像情報を捉えるメインカメラをはじめ、外部状況を知るための重要な部分であるため直撃を受けにくいように低めに設置されているのが特徴。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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;変形 | ;変形 | ||
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+ | ::通常移動や攻撃を行う際の形態。他のガンタンク系列機と同様、履帯を有する下半身機関部の上に上半身が付いた機体構造で、主砲による精密射撃や腕部ボップガン、火炎放射器による対空、対地攻撃を効率よく行う事ができる。また、この形態では上半身の旋回も可能。 | ||
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+ | ::上半身をスライドし、前方のサブクローラーを展開させる事で車高を低くし、被弾率を下げつつ高速移動を可能とする形態。使用兵装に制限が出るが、車高が低くなるため前後の被弾面積を減らす事ができる。その機動力は徒歩で移動するモビルスーツを凌駕するだけでなくドリフトを軽々とこなせる程。敵陣への速やかな移動を可能とする。 | ||
;スモークディスチャージャー | ;スモークディスチャージャー | ||
− | : | + | :煙幕弾を発射するスモークディスチャージャー。機体上部のセンサーユニット側面に左右三対6基装備。 |
;自爆装置 | ;自爆装置 | ||
:機密保持用の自爆装置。自爆・特攻の際に使用された。「'''EMERGENCY DESTRUCTION SYSTEM is now activity. 440-○'''(型式番号-機体番号) '''will detonate in ○○'''(残り秒数)''' seconds.(自爆装置が作動しました 本機はまもなく消滅します)'''」のアナウンスと共にカウントダウンを開始した後、自爆する。 | :機密保持用の自爆装置。自爆・特攻の際に使用された。「'''EMERGENCY DESTRUCTION SYSTEM is now activity. 440-○'''(型式番号-機体番号) '''will detonate in ○○'''(残り秒数)''' seconds.(自爆装置が作動しました 本機はまもなく消滅します)'''」のアナウンスと共にカウントダウンを開始した後、自爆する。 | ||
=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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;220mmキャノン砲 | ;220mmキャノン砲 | ||
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:両腕部に装備されている。右腕のものは4連装、左腕のものは2連装となっている。 | :両腕部に装備されている。右腕のものは4連装、左腕のものは2連装となっている。 | ||
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=== オプション装備 === | === オプション装備 === | ||
;56連装ロケットランチャー | ;56連装ロケットランチャー | ||
− | : | + | :中距離攻撃に有効な計56基のセルを有するロケットランチャー。台座とアタッチメントを介して下半身の機関部側面に装備可能。ロケット砲がマス目状に配置されており、命中精度は高くないものの、複数のロケット砲の連射は対モビルスーツ戦で有効な攻撃となる。使用後は機体から切り離される。 |
;重地雷 | ;重地雷 | ||
− | : | + | :4基1セットの大型地雷。下半身の機関部側面に装備したラッチの側面にMLRSと共に装着可能。走行中に落下させ、後方の敵機に対し攻撃する。劇中では特攻の威力を高める炸薬として、本体に接続された状態での使用もされている。 |
;MLRS | ;MLRS | ||
− | : | + | :[[陸戦型ジム]]などが用いているミサイルランチャーを転用したマルチプル・ランチ・ロケット・システム。ミサイルケースの中に小弾子を散布する長距離ロケットが内蔵されており、下半身の機関部側面に装備したラッチの上部に装着可能。使用後は機体から切り離される。 |
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+ | === その他 === | ||
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+ | :『[[機動戦士ガンダム0083 REBELLION]]』に登場した機体が右腕部に搭載。 | ||
+ | ;3連装ミサイルランチャー | ||
+ | :[[ガンタンクII]]と同型の装備で、左腕にあたる部分に搭載されている。『REBELLION』に登場した機体が装備。 | ||
+ | ;2連装キャノン砲 | ||
+ | :[[ボール]]が装備するものと同型の、俗に15(フィフティーン)キャリバーとも呼ばれる連装キャノン砲。機体上面に搭載されている。『REBELLION』に登場した機体が装備。 | ||
+ | ;シールド | ||
+ | :[[ジム]]系列機が使用しているシールド。『REBELLION』に登場した機体が両腕部に装備した。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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;RTX-44 | ;RTX-44 | ||
:原型機。文字設定のみ。 | :原型機。文字設定のみ。 | ||
;[[ガンタンク]] | ;[[ガンタンク]] | ||
:RTX-44を基に[[モビルスーツ]]として開発された機体。 | :RTX-44を基に[[モビルスーツ]]として開発された機体。 | ||
+ | ;[[陸戦強襲型ガンタンクB型]] | ||
+ | :足回りを簡素化し、対МS用戦車として投入した改修型。 | ||
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2024年9月17日 (火) 20:12時点における最新版
陸戦強襲型ガンタンク | |
---|---|
外国語表記 | Assault Guntank |
登場作品 | 機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線 |
デザイナー | 山根公利 |
スペック | |
---|---|
分類 | 強襲用試作型戦車 |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RTX-440 |
全長 |
25.6m(通常形態) 32.9m(突撃砲形態) |
全高 |
13.7m(通常形態) 9.2m(突撃砲形態) |
全幅 | 10.9m |
装甲材質 | チタン系合金 |
原型機 | RTX-44 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 独立混成第44旅団 |
主なパイロット |
アリーヌ・ネイズン(1号車) ミロス・カルッピ(2号車) ドロバ・クズワヨ(3号車) |
概要[編集 | ソースを編集]
モビルスーツに対抗するために次期主力戦車であるRTX-44を改良し、対モビルスーツ用の装備を施した機体。
ベースとなったRTX-44は機密漏洩というアクシデントに見舞われ、開発計画が凍結されていたものの、一年戦争の開戦に伴い、モビルスーツへの対抗手段として、連邦軍が同機の開発計画を復活。改良によりRTX-440として戦力化された。
間に合わせの機体であるため明確なコンセプトが存在しておらず、MSともAFV(装甲戦闘車両)ともつかない存在だった。簡易的に変形が可能で状況に応じて使い分ける。機動力ではモビルスーツを凌駕しており、防御力も高かった。
コックピットは1人乗りで、機体の操縦と攻撃も全て1人で行う。基本構造は前面と左右にモニターが配された陸戦型ガンダムに近い形状であり、乗降口は上面配置となっている。引き出し式の照準器も設置されている。頭部にあたる部分はセンサーユニットとなっており、主な映像情報を捉えるメインカメラをはじめ、外部状況を知るための重要な部分であるため直撃を受けにくいように低めに設置されているのが特徴。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
- 初登場作品。第3話の主役機として登場した。オデッサ作戦において独立混成第44旅団に3輌が配備され、囚人兵であるアリーヌ・ネイズンら3人が専属パイロットを担当。味方部隊が敵の防御に阻まれる中、優れた機動力と走破性で敵陣に飛び込み、停滞しつつあった前線を押し出す事に成功した。そして激戦の中でクズワヨの3号車とカルッピが2号車が立て続けに敵機や敵艦を道連れに自爆し、最後に残ったアリーヌの1号車も内通者であるクライド・ベタニーが乗り込んでいたダブデ級を道連れに自爆する末路を迎えた。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- 本機は上半身、腰部、下半身機関部、サブクローラーの4つのパーツで構成されており、腰部ブロックが前方に倒れる事で通常形態から突撃砲形態に変形する。
- 通常形態
- 通常移動や攻撃を行う際の形態。他のガンタンク系列機と同様、履帯を有する下半身機関部の上に上半身が付いた機体構造で、主砲による精密射撃や腕部ボップガン、火炎放射器による対空、対地攻撃を効率よく行う事ができる。また、この形態では上半身の旋回も可能。
- 突撃砲形態
- 上半身をスライドし、前方のサブクローラーを展開させる事で車高を低くし、被弾率を下げつつ高速移動を可能とする形態。使用兵装に制限が出るが、車高が低くなるため前後の被弾面積を減らす事ができる。その機動力は徒歩で移動するモビルスーツを凌駕するだけでなくドリフトを軽々とこなせる程。敵陣への速やかな移動を可能とする。
- スモークディスチャージャー
- 煙幕弾を発射するスモークディスチャージャー。機体上部のセンサーユニット側面に左右三対6基装備。
- 自爆装置
- 機密保持用の自爆装置。自爆・特攻の際に使用された。「EMERGENCY DESTRUCTION SYSTEM is now activity. 440-○(型式番号-機体番号) will detonate in ○○(残り秒数) seconds.(自爆装置が作動しました 本機はまもなく消滅します)」のアナウンスと共にカウントダウンを開始した後、自爆する。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 220mmキャノン砲
- 胴体にあたる部分に1門搭載されている主砲。威力は高く、劇中ではザクIIの胴体を粉砕している。
- ボップガン
- 両腕部に装備されている。右腕のものは4連装、左腕のものは2連装となっている。
- 30mm機関砲
- 機体上部に装備されている。
- 車載用大型火炎放射器
- 左腕上部に1門内蔵されている火炎放射器。
- 燃料爆雷
- 機体上部に2個装備されているドラム缶状の爆雷。走行中、後方の敵機に対して使用する。
オプション装備[編集 | ソースを編集]
- 56連装ロケットランチャー
- 中距離攻撃に有効な計56基のセルを有するロケットランチャー。台座とアタッチメントを介して下半身の機関部側面に装備可能。ロケット砲がマス目状に配置されており、命中精度は高くないものの、複数のロケット砲の連射は対モビルスーツ戦で有効な攻撃となる。使用後は機体から切り離される。
- 重地雷
- 4基1セットの大型地雷。下半身の機関部側面に装備したラッチの側面にMLRSと共に装着可能。走行中に落下させ、後方の敵機に対し攻撃する。劇中では特攻の威力を高める炸薬として、本体に接続された状態での使用もされている。
- MLRS
- 陸戦型ジムなどが用いているミサイルランチャーを転用したマルチプル・ランチ・ロケット・システム。ミサイルケースの中に小弾子を散布する長距離ロケットが内蔵されており、下半身の機関部側面に装備したラッチの上部に装着可能。使用後は機体から切り離される。
その他[編集 | ソースを編集]
- ガトリング砲
- 『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場した機体が右腕部に搭載。
- 3連装ミサイルランチャー
- ガンタンクIIと同型の装備で、左腕にあたる部分に搭載されている。『REBELLION』に登場した機体が装備。
- 2連装キャノン砲
- ボールが装備するものと同型の、俗に15(フィフティーン)キャリバーとも呼ばれる連装キャノン砲。機体上面に搭載されている。『REBELLION』に登場した機体が装備。
- シールド
- ジム系列機が使用しているシールド。『REBELLION』に登場した機体が両腕部に装備した。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- RTX-44
- 原型機。文字設定のみ。
- ガンタンク
- RTX-44を基にモビルスーツとして開発された機体。
- 陸戦強襲型ガンタンクB型
- 足回りを簡素化し、対МS用戦車として投入した改修型。
商品情報[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
書籍 [編集 | ソースを編集]