「ドーベン・ウルフ (袖付き仕様)」の版間の差分
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:背部に2基搭載されている有線式の準サイコミュ兵器。コントロールワイヤーを延ばしながら敵機に向かって飛んでいき、ビームを発射して攻撃する。一定の長さまで到達した場合はインコム本体から「リレー・インコム」と呼ばれる中継器が射出され、距離を延長できるようになっている。ちなみに、このリレー・インコムには威嚇射撃を行う為のマイクロ・レーザーが各1門内蔵されている。<br />本機ではガンダムMk-Vのそれよりも洗練された物となり、(2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの)オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能となった。 | :背部に2基搭載されている有線式の準サイコミュ兵器。コントロールワイヤーを延ばしながら敵機に向かって飛んでいき、ビームを発射して攻撃する。一定の長さまで到達した場合はインコム本体から「リレー・インコム」と呼ばれる中継器が射出され、距離を延長できるようになっている。ちなみに、このリレー・インコムには威嚇射撃を行う為のマイクロ・レーザーが各1門内蔵されている。<br />本機ではガンダムMk-Vのそれよりも洗練された物となり、(2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの)オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能となった。 | ||
+ | ;メガ粒子砲内蔵シールド | ||
+ | :ワークラッハ仕様機の専用武装。かつて[[ハンマ・ハンマ]]の装備として眠っていたものを装備しており、攻防一体に優れた武装として左腕に装着されている。 | ||
+ | ;大型ビームサーベル | ||
+ | :ワークラッハ仕様機の専用武装。本来は[[クィン・マンサ]]用の高出力装備であるが、右腕にマウントすることで近接戦における強力な武装と化した。但し出力の高さ故にその分配を間違えるとすぐにエネルギーを消耗してしまう難点があり、そういったデメリット解消を兼ねて「行儀のいいパイロット」であるワークラッハが本機を任されている。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == |
2016年8月16日 (火) 19:58時点における版
AMX-014 ドーベン・ウルフ(袖付き仕様) (Dooben Wolf[The Sleeves])
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC MSV、機動戦士ガンダムUC バンデシネ、機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
- デザイナー:明貴美加
- 分類:量産型モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 頭頂高:22.0m
- 本体重量:36.8t
- 全備重量:74.5t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:5,250kw
- スラスター総推力:87,300kg
- センサー有効半径:12,000m
- 開発組織:ネオ・ジオン軍
- 主なパイロット:ネオ・ジオン(袖付き)兵、ワークラッハ・バナム
「袖付き」の量産型モビルスーツ。
ドーベン・ウルフを改装した機体だが、カラーリングを変更しつつ胸部と前腕部にエングレービングを施したのみで、性能は以前と変わっていない。その為、依然として非常に高い火力を維持している。勿論、準サイコミュシステムやインコムもそのままとなっている。
「武装数が多すぎて連携しての運用にはあまり向かない」という問題は単機運用、もしくは基本的な連携さえ取れれば特に問題の無い他機種との小隊運用という形で解消されており、結果として「袖付き」の厳しい台所事情が逆に功を奏した形となっている。
本機も一般機と指揮官機の2種が存在し、両者の違いも同じである。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムUC MSV
- 準サイコミュを搭載するこの機体の存在はニュータイプ専用機及びニュータイプ(強化人間)パイロットが非常に少ない「袖付き」でも特に重要視されており、主にエースパイロットに向けて優先配備された。
ドライセンに乗る前のザミュ大尉も本機を使用しており、ジェトロ機付長の立会いでトライアウトを行ったものの、「やっぱりドライセンの方がいい」とパイロットにはならなかった。 - 機動戦士ガンダムUC バンデシネ
- パラオを離れようとしたユニコーンガンダムに攻撃を仕掛けたが、返り討ちとなって撃破されている。
- 機動戦士ガンダムUC MSV
- 機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
- フロンタルの命で結成された調査部隊『ブランダムール隊』の機体として1機が配備される。この機体はザミュ大尉がトライアウトを任されて以降モスポール保存されていたもので、後に2機のゼー・ズールを任されるペンプティ・ラス曹長の意向で赤と青の派手な色彩に彩られている。加えてハンマ・ハンマのメガ粒子砲内蔵シールドとクィン・マンサ用の大型ビームサーベルを装備、より攻撃力の高い機体と化した。
パイロットはかつてシナンジュ・スタインのテストパイロットだったワークラッハ・バナム少尉で、テストの際の『味方殺し』のために収監されていたところを刑期を前倒しにしてパイロットとして復帰させられた(彼の技量は高く、連邦軍との戦闘では「装備をフル活用しつつ、パイロットを一切傷つけない」という卓越した技量を見せている)。
装備・機能
特殊機能
- 隠し腕
- 指揮官機のみ装備。ビーム・サーベルやメガ・ランチャーを携行する事が出来るが、あくまでも補助的な物でしかないとされる。
武装・必殺攻撃
- 30mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵されており、装弾数は300発。本機の武装の中では地味だが、有効射程内における集弾性や弾速は目を見張るものがある。
- グレネード・ランチャー
- 脇下に2基内蔵している隠し武装。
「ロケット・ランチャー」と呼ばれる事もある。 - 対艦用ミサイルAMS-09R型
- 背部に2基装着可能。その名の通り、対艦用の大型実弾兵器。
- 12連装ミサイルランチャー
- 背部バインダーに1基ずつ、計2基内蔵されている。弾種は対MS用の「AMS-01H型」。
- ビーム・サーベル
- 両腰部に1本ずつ、計2本マウントしている。
- ビーム・キャノン
- 背部バインダーの先端部に1門ずつ、計2門内蔵されている。ジェネレーターと直結しており、前方に向けての発射も可能。
- ビーム・ライフル
- 携行式のビーム砲。
- メガ粒子砲
- 胸部に2門内蔵されている。
- メガ・ランチャー
- ビーム・ライフルをメガ粒子砲口に接続する事で、通常の3倍以上という高い出力を持ったメガ・ランチャーとして使用出来る。この時、ビーム・ライフルは砲身を伸ばしてメガ粒子の加速装置とするようになっている。
- 有線式ビーム・ハンド
- 前腕部は分離する事で武装として使用可能。掌底部にはビーム砲が各1門内蔵され、捕らえた敵機に零距離からビームを発射して破壊する。また高圧電流を流す事も出来る。有線式であり、コントロールは準サイコミュによって行われる。
一般機用の装備で、分離中は携行武装が使用できない。 - 指揮官用ビーム・ハンド
- こちらは指揮官用で、有線式からレーザー通信を使用した無線式に変更された事以外に違いは無い。ただし操作性は低下しており、準サイコミュによるコントロールをもってしても非常に扱いにくい。
- インコム
- 背部に2基搭載されている有線式の準サイコミュ兵器。コントロールワイヤーを延ばしながら敵機に向かって飛んでいき、ビームを発射して攻撃する。一定の長さまで到達した場合はインコム本体から「リレー・インコム」と呼ばれる中継器が射出され、距離を延長できるようになっている。ちなみに、このリレー・インコムには威嚇射撃を行う為のマイクロ・レーザーが各1門内蔵されている。
本機ではガンダムMk-Vのそれよりも洗練された物となり、(2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの)オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能となった。 - メガ粒子砲内蔵シールド
- ワークラッハ仕様機の専用武装。かつてハンマ・ハンマの装備として眠っていたものを装備しており、攻防一体に優れた武装として左腕に装着されている。
- 大型ビームサーベル
- ワークラッハ仕様機の専用武装。本来はクィン・マンサ用の高出力装備であるが、右腕にマウントすることで近接戦における強力な武装と化した。但し出力の高さ故にその分配を間違えるとすぐにエネルギーを消耗してしまう難点があり、そういったデメリット解消を兼ねて「行儀のいいパイロット」であるワークラッハが本機を任されている。
対決・名場面
関連機体
- ドーベン・ウルフ
- 原型機。