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*[[機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)|機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-]]
 
*[[機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)|機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-]]
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
| デザイナー = 大河原邦男
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| デザイナー = カトキハジメ
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
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| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 量産機
 
| 型式番号 = RGM-79FP
 
| 型式番号 = RGM-79FP
 
| 頭頂高 = 18.0m
 
| 頭頂高 = 18.0m
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| 所属部隊 = [[ネメシス隊]]<br/>[[ファントムスイープ隊]]、他
 
| 所属部隊 = [[ネメシス隊]]<br/>[[ファントムスイープ隊]]、他
 
| 母艦 =  
 
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| 主なパイロット = [[ユージ・アルカナ]]<br/>[[ロブ・ハートレイ]](漫画版)<br/>地球連邦軍一般兵、他
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| 主なパイロット = [[ユージ・アルカナ]]<br/>[[ロブ・ハートレイ]]<br/>[[連邦兵 (UC)|連邦兵]]、他
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
==概要==
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== 概要 ==
[[一年戦争]]時に開発された[[ジム]]シリーズのバリエーションの1つ。戦争末期に量産試作機が完成した[[ジム改]]をベースに、近接戦闘に特化して開発された機体で、[[デザート・ジム]]等の「F型」の流れを汲んでいる。
+
[[一年戦争]]時、実戦を経て練度を高めたエースパイロット向けに生産されたされた[[ジム]]のカスタム機。統合性能向上タイプの一つとして、開発中だった[[ジム改|後期型ジム]]をベースに、格闘用バイザーとウェラブル・アーマーによる追加装甲、大推力ランドセルと脚部強化スラスターへの換装を行っている。
  
敵機に接近する過程での被弾に対処するべく、機体の各所に新型の反応装甲「ウェラブル・アーマー」を増設しているのが特徴。特にコックピットブロックを含む胴体や関節部には入念に増設が行われており、近接戦闘での生存率を向上させている。
+
1G環境下で得られた[[ガンダム]]や[[陸戦型ガンダム]]の実戦データは[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の[[モビルスーツ]]開発技術部に頻発する対MS線における白兵戦の遭遇率を認識させた。また、[[ジオン公国軍]]の[[グフ]]の対MS線を望んだ白兵戦へ特化した仕様もその開発に影響を与えている。
  
この増加装甲により本体重量は増加しているものの、[[装甲強化型ジム]]に採用されている高推力の大型ノズルを備えたバックパックに加え、脤脛部に[[ジム・スナイパーII]]の物と同系統の補助推進装置を搭載する事で、爆発的な加速度を獲得することに成功している。
+
ウェラブル・アーマーは、実体弾主体のジオン軍の主力MSの火力を減殺するための増加装甲で、アフリカ戦線の[[デザート・ジム]]で採用されたリアクティブ・アーマーや、既に研究が進められていたチョバム・アーマーの技術を転用して開発されたと言われている。武装は既存のものをそのまま流用しているが、実験的な兵器として[[ビーム・サーベル]]の2倍の火力とリーチを誇るツイン・ビーム・スピアや攻防一体のスパイク・シールドなども用意されていた。
  
しかし、大重量の機体を大推力で強引に加速させることから、機体制御には高い操縦技術が求められた上に、脚部関節への負荷が激しかったことから、ジム改の3分の2程の出撃回数で部品交換をする必要があったとされる。また、生産が終戦間際だったこともあり、戦中の製造数は20機にも満たなかったとの一説がある。
+
本機は主に実戦を重ねた練度の高いパイロットを中心に少数配備され、アフリカ戦線や中央アジア戦線などに送られた。戦闘時間のかかる白兵戦に特化していたため、その特殊さから大きな戦果は残す事は出来なかったものの、教導隊や特殊部隊などに配備された機体もあり、一定の戦果は挙げている。
 
 
13機製造された第1ロットは、評価試験をかねて主に実戦を重ねた練度の高いパイロットを中心に少数配備されており、教導隊や特殊部隊などで活躍を見せている。アフリカ戦線や中央アジア戦線などに送られ、一定の戦果を挙げた。
 
 
 
===バリエーション===
 
  
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== バリエーション ==
 
;指揮官用
 
;指揮官用
 
:バックパックにビーム・サーベルを2本装備した指揮官機。パイロットによってはビーム・サーベルの二刀流で接近戦を行う場合もあったとされる。
 
:バックパックにビーム・サーベルを2本装備した指揮官機。パイロットによってはビーム・サーベルの二刀流で接近戦を行う場合もあったとされる。
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:一部の教導隊などで運用されている出力調整機。機体の一部が黒く塗装されている。
 
:一部の教導隊などで運用されている出力調整機。機体の一部が黒く塗装されている。
 
:;ネメシス隊所属機
 
:;ネメシス隊所属機
::強化型の内、ネメシス隊に配備されている機体。部隊カラーであるダークブルーに塗装されており、[[ユージ・アルカナ]]中尉がパイロットを務める。
+
::強化型の内、ネメシス隊に配備されている機体。部隊カラーであるダークブルーに塗装されており、同部隊の[[ユージ・アルカナ]]中尉がパイロットを務める。
 
;森林型
 
;森林型
 
:森林での戦闘を想定した森林迷彩が施されている機体。
 
:森林での戦闘を想定した森林迷彩が施されている機体。
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:砂漠戦を想定したデザート迷彩が施されている機体。
 
:砂漠戦を想定したデザート迷彩が施されている機体。
 
;テスト機
 
;テスト機
:オレンジに塗装されたジム改を素体とするテスト機。中には実戦参加した機体も存在したと言われている。アーケードゲーム『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン』が初出。
+
:オレンジに塗装されたジム改を素体とするテスト機。中には実戦参加した機体も存在したと言われている。『ハーモニー・オブ・ガンダム』公開時に用意されていたカラーパターンの1つで、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン』に登場した。
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;アーミーグリーン
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:『ハーモニー・オブ・ガンダム』の公開時に用意されたカラーパターンの1つ。全体的に緑を基調とした塗装が施されている。
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;#T02 北米ハミルトン基地 第5独立試験MS中隊所属機
 +
:『マスターアーカイブス』に掲載されているカラーバリエーションの1つ。カラーはネメシス隊所属機に近いが、ウェラブル・アーマーが青みがかったグレーなど、所々明るい配色になっている。同部隊に配備された1号機で、主に基本性能や各種武装等の試験として何度か実戦投入された。実戦経験豊富な同部隊の大尉に配備されたものの、近接戦闘特化という特殊な仕様もあり、基本性能は良かったがあまり大きな戦果は得られていない。後にこのデータを基に強化型が開発されたと解説されている。
  
 
==登場作品と操縦者==
 
==登場作品と操縦者==
 
 
;[[ハーモニー・オブ・ガンダム]]
 
;[[ハーモニー・オブ・ガンダム]]
 
:出典元。アーケードゲーム『戦場の絆』やPS3用ソフト『[[機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト|ターゲット イン サイト]]』をはじめとして、以降のゲーム作品にも登場している。
 
:出典元。アーケードゲーム『戦場の絆』やPS3用ソフト『[[機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト|ターゲット イン サイト]]』をはじめとして、以降のゲーム作品にも登場している。
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:[[ロブ・ハートレイ]]中尉の初期搭乗機として登場している。
 
:[[ロブ・ハートレイ]]中尉の初期搭乗機として登場している。
  
==装備・機能==
+
== 装備・機能 ==
===特殊機能===
+
=== 特殊機能 ===
 
 
 
;ウェラブル・アーマー
 
;ウェラブル・アーマー
:ジム・ストライカーの全身に装備された特殊装甲。ブロック状の追加装甲の様だが、1つ1つに着弾時の衝撃を外部へ拡散するよう内部炸薬を搭載している。このため実弾に対しては高い防御力を有し、敵が次弾を撃つ前に接近して撃破する事が可能となる。[[ユージ・アルカナ]]は元ボクシング選手の技術を応用して、ウェブラル・アーマーに当たるように突撃する技を見せた。<br />但し、一度外れると装甲が剥がれてしまうため次の攻撃に対しては無防備になってしまうのが難点。
+
:ジム・ストライカーの全身を覆うように装備されたブロック状の特殊装甲。内蔵された炸薬によって着弾時の衝撃を外部へ拡散する。衝撃に対して機能するリアクティブ・アーマーから発展し、自機側から任意にパージする事も可能。<br/>ユージ機はパイロットが元ボクシング選手であった経歴から、その技術を応用してウェブラル・アーマーに攻撃が当たるように突撃し、ダメージを最小限に抑えている。
 +
;格闘用バイザー
 +
:頭部ユニット用に装着された増加装甲。メインカメラを囲み、防弾率を上げている。頭部バルカンの弾道と干渉しないよう配慮されている。
 
;ブースター
 
;ブースター
 
:[[装甲強化型ジム]]にも採用されている、背部の大型バックパックに内蔵された大出力のブースター。ウェラブルアーマーの搭載で重量が増加した本機の機動力を補うための装備で、これによってジム・ストライカーの高い機動性を叩きだす事が可能。<br />また両下腿部にもサブスラスターが増設されており、補ってあまりあるほどの高い推力を発揮出来る。
 
:[[装甲強化型ジム]]にも採用されている、背部の大型バックパックに内蔵された大出力のブースター。ウェラブルアーマーの搭載で重量が増加した本機の機動力を補うための装備で、これによってジム・ストライカーの高い機動性を叩きだす事が可能。<br />また両下腿部にもサブスラスターが増設されており、補ってあまりあるほどの高い推力を発揮出来る。
  
===武装・必殺攻撃===
+
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
 
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
 
:頭部に2門内蔵。牽制や迎撃等に使用される。連邦軍のMSの多くに標準装備されている。
 
:頭部に2門内蔵。牽制や迎撃等に使用される。連邦軍のMSの多くに標準装備されている。
;100mmマシンガン
+
;[[100mmマシンガン]]
:連邦軍モビルスーツの汎用装備。
+
:[[ヤシマ重工]]製のMS用マシンガン。東南アジア戦線に配備された陸戦型MSへ最初期から用意されていた。各地にMSが配備されると、稼働率が高い事から様々な戦場で使用されていった。
 +
;ブルパップ・マシンガン
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:90mm口径のプルバップ式マシンガン。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つ。
 
;ツイン・ビーム・スピア
 
;ツイン・ビーム・スピア
:ジム・ストライカーの主武装の1つ。伸縮可能なロッドにビームサーベルが2本装着された槍状の武装で、長いリーチを活かしたロッドモード、敵をなぎ払うサイズモードの2形態に変更でき、用途に応じた使い分けが可能。
+
:ビーム・ジャベリンのデータを活かしたジム・ストライカーの主武装の1つ。可動する2本のビーム・サーベルユニットと伸縮可能な延長グリップによってリーチでの優位と斬突に優れる。長いリーチを活かしたロッドモード、敵をなぎ払うサイズモードの2形態に変更でき、用途に応じた使い分けが可能。
;ビーム・サーベル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:近接戦用の斬撃武器。バックパック右側面に1本装備。
+
:近接戦用の斬撃武器。バックパック右側面に1本装備。ガンダム、陸戦型ガンダムとの互換性がある。エース専用機であるジム・ストライカーでは2本装備する機体も存在した。
 
;スパイク・シールド
 
;スパイク・シールド
:[[陸戦型ジム]]のシールドをベースに、先端部分に伸張機構をもつスパイクを2本装備した専用の盾。対モビルスーツ戦での打突武器であり、またブースト時に地面に打ち込んで機体に制動を掛ける事も可能。
+
:[[陸戦型ジム]]などが装備するショート・シールドをベースに、打突兵器としての機能を追加した装備。白兵戦用の2本のパイルドライバーを備えた攻防一体の盾。
 
;グラップ・シールド(大型クロー装備型シールド)
 
;グラップ・シールド(大型クロー装備型シールド)
:スパイクシールドと同様、[[陸戦型ジム]]のシールドをベースにしており、こちらは先端部分に大型のクローアームを2基装備している。
+
:スパイクシールドと同じくショート・シールドに攻撃機能を付与した装備。こちらは先端部分に大型のクローアームを2基装備している。
  
==対決・名場面==
+
== 対決・名場面 ==
 
<!-- :内容:説明 -->
 
<!-- :内容:説明 -->
===機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊===
+
=== 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊 ===
 
 
 
;対[[ピクシー]]
 
;対[[ピクシー]]
:ネメシス隊所属の機体が[[キャリフォルニアベース]]陥落直前に遭遇した戦闘。当時ネメシス隊は[[ガルマザク事件]]に関して陸軍上層部よりスパイ容疑を掛けられており、その嫌疑を晴らすために独自行動をしていた。その最中、追撃部隊として[[ピクシー]]に遭遇。他の仲間を多く撃破されながらも、最後にはアーマーを排除した高速形態で撃破した。
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:ネメシス隊所属の機体が[[キャリフォルニアベース]]陥落直前に遭遇した戦闘。当時ネメシス隊は[[ガルマザク事件]]に関して陸軍上層部よりスパイ容疑を掛けられており、その嫌疑を晴らすために独自行動をしていた。その最中、追撃部隊として[[ピクシー]]に遭遇。他の仲間を多く撃破されながらも、最後にはアーマーを排除した高速形態で戦い、最終的には武装を全て失いながらも、残った右腕でコックピットを殴り潰し勝利した。
 
 
==関連機体==
 
  
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== 関連機体 ==
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=== 改修機・強化型 ===
 
;[[ジム・ストライカー改]]
 
;[[ジム・ストライカー改]]
 
:一年戦争後に本機を改修し、宇宙空間での使用を可能とした機体。
 
:一年戦争後に本機を改修し、宇宙空間での使用を可能とした機体。
;[[ジム・ストライカー改 (メタル・スパイダー)]]
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;[[ジム・ストライカー改<メタル・スパイダー>]]
 
:『[[機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ|ブレイジングシャドウ]]』に登場する本機のバリエーション。特殊部隊[[シャドウズ]]のチームの1つ、「チーム6」が自身の実戦経験に基づいてカスタマイズした専用機で、より奇襲・強襲に特化した仕様となっている。<br />パイロットは同チームの[[ホーグ]]、[[サイラス]]、[[ローデシアン]]の3名。
 
:『[[機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ|ブレイジングシャドウ]]』に登場する本機のバリエーション。特殊部隊[[シャドウズ]]のチームの1つ、「チーム6」が自身の実戦経験に基づいてカスタマイズした専用機で、より奇襲・強襲に特化した仕様となっている。<br />パイロットは同チームの[[ホーグ]]、[[サイラス]]、[[ローデシアン]]の3名。
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;[[ストライカー・カスタム]]
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:一年戦争後、ジム・ストライカーの後継機として開発されたエース専用機。素体はジム系でウェラブルアーマーも搭載しているが、頭部はガンダムタイプに変更されている。
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:;[[フルアーマー・ストライカー・カスタム]]
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::上記のストライカー・カスタムを強化、改修した機体。武装は[[フルアーマー・アレックス]]のものと同じで、また[[イフリート・ナハト]]の装備と同様のコールドブレードを武器として使用している。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ジム改]]
 
;[[ジム改]]
 
:開発母体。本機の素体となっている。
 
:開発母体。本機の素体となっている。
;[[デザート・ジム]][[装甲強化型ジム]]
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;[[デザート・ジム]] / [[装甲強化型ジム]]
 
:「F型」に属する系列機。本機はこれらの機体の流れを汲んでいる。また、後者とは共通のバックパックを装備している。
 
:「F型」に属する系列機。本機はこれらの機体の流れを汲んでいる。また、後者とは共通のバックパックを装備している。
 
;[[ジム・スナイパーII]]
 
;[[ジム・スナイパーII]]
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;[[ジムII・セミストライカー]]
 
;[[ジムII・セミストライカー]]
 
:[[ジムII]]をベースに、ストライカーの武装を持たせた現地改修機。
 
:[[ジムII]]をベースに、ストライカーの武装を持たせた現地改修機。
;[[ストライカー・カスタム]]
 
:一年戦争後、ジム・ストライカーの後継機として開発されたエース専用機。素体はジム系でウェラブルアーマーも搭載しているが、頭部はガンダムタイプに変更されている。
 
;[[フルアーマー・ストライカー・カスタム]]
 
:上記のストライカー・カスタムを強化、改修した機体。武装は[[フルアーマー・アレックス]]のものと同じで、また[[イフリート・ナハト]]の装備と同様のコールドブレードを武器として使用している。
 
  
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=== その他 ===
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;[[ジーライン アサルトアーマー]]
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:本機のコンセプトを元にした[[ジーライン]]の突撃型仕様。
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;[[スレイヴ・レイス]]
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:本機と同型のウェラブル・アーマー付きショルダーアーマーが流用されている。
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;[[陸戦型ジム (LA)]]
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:本機に先駆けツイン・ビーム・スピアが先行配備された機体。
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;[[ガンダム・ピクシー (LA)]]
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:同時期に連邦軍で開発された、[[ピクシー]]の[[ガンダムピクシー[初期配備型]|初期配備型]]を改修した近接格闘機。全身への増加装甲の追加やツイン・ビーム・スピアの装備など、共通するコンセプトが多い。
 
<!-- == 余談 == -->
 
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2024年7月31日 (水) 23:13時点における最新版

ジム・ストライカー
外国語表記 GM Striker
登場作品
デザイナー カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 RGM-79FP
頭頂高 18.0m
本体重量 50.2t
全備重量 76.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,250kW
スラスター総推力 92,000kg
装甲材質 チタン・セラミック複合材
開発組織 地球連邦軍
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ネメシス隊
ファントムスイープ隊、他
主なパイロット ユージ・アルカナ
ロブ・ハートレイ
連邦兵、他
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概要[編集 | ソースを編集]

一年戦争時、実戦を経て練度を高めたエースパイロット向けに生産されたされたジムのカスタム機。統合性能向上タイプの一つとして、開発中だった後期型ジムをベースに、格闘用バイザーとウェラブル・アーマーによる追加装甲、大推力ランドセルと脚部強化スラスターへの換装を行っている。

1G環境下で得られたガンダム陸戦型ガンダムの実戦データは地球連邦軍モビルスーツ開発技術部に頻発する対MS線における白兵戦の遭遇率を認識させた。また、ジオン公国軍グフの対MS線を望んだ白兵戦へ特化した仕様もその開発に影響を与えている。

ウェラブル・アーマーは、実体弾主体のジオン軍の主力MSの火力を減殺するための増加装甲で、アフリカ戦線のデザート・ジムで採用されたリアクティブ・アーマーや、既に研究が進められていたチョバム・アーマーの技術を転用して開発されたと言われている。武装は既存のものをそのまま流用しているが、実験的な兵器としてビーム・サーベルの2倍の火力とリーチを誇るツイン・ビーム・スピアや攻防一体のスパイク・シールドなども用意されていた。

本機は主に実戦を重ねた練度の高いパイロットを中心に少数配備され、アフリカ戦線や中央アジア戦線などに送られた。戦闘時間のかかる白兵戦に特化していたため、その特殊さから大きな戦果は残す事は出来なかったものの、教導隊や特殊部隊などに配備された機体もあり、一定の戦果は挙げている。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

指揮官用
バックパックにビーム・サーベルを2本装備した指揮官機。パイロットによってはビーム・サーベルの二刀流で接近戦を行う場合もあったとされる。
強化型
一部の教導隊などで運用されている出力調整機。機体の一部が黒く塗装されている。
ネメシス隊所属機
強化型の内、ネメシス隊に配備されている機体。部隊カラーであるダークブルーに塗装されており、同部隊のユージ・アルカナ中尉がパイロットを務める。
森林型
森林での戦闘を想定した森林迷彩が施されている機体。
砂漠型
砂漠戦を想定したデザート迷彩が施されている機体。
テスト機
オレンジに塗装されたジム改を素体とするテスト機。中には実戦参加した機体も存在したと言われている。『ハーモニー・オブ・ガンダム』公開時に用意されていたカラーパターンの1つで、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン』に登場した。
アーミーグリーン
『ハーモニー・オブ・ガンダム』の公開時に用意されたカラーパターンの1つ。全体的に緑を基調とした塗装が施されている。
#T02 北米ハミルトン基地 第5独立試験MS中隊所属機
『マスターアーカイブス』に掲載されているカラーバリエーションの1つ。カラーはネメシス隊所属機に近いが、ウェラブル・アーマーが青みがかったグレーなど、所々明るい配色になっている。同部隊に配備された1号機で、主に基本性能や各種武装等の試験として何度か実戦投入された。実戦経験豊富な同部隊の大尉に配備されたものの、近接戦闘特化という特殊な仕様もあり、基本性能は良かったがあまり大きな戦果は得られていない。後にこのデータを基に強化型が開発されたと解説されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ハーモニー・オブ・ガンダム
出典元。アーケードゲーム『戦場の絆』やPS3用ソフト『ターゲット イン サイト』をはじめとして、以降のゲーム作品にも登場している。
機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
主人公であるユージ・アルカナ中尉の専用機として登場する。
中尉の所属する教導隊『ネメシス』の主戦力でもあり、キャリフォルニアベース攻略までの北米戦線において元ボクシング選手の経験を活かした戦法で多大な活躍を見せている。
機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-
ロブ・ハートレイ中尉の初期搭乗機として登場している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ウェラブル・アーマー
ジム・ストライカーの全身を覆うように装備されたブロック状の特殊装甲。内蔵された炸薬によって着弾時の衝撃を外部へ拡散する。衝撃に対して機能するリアクティブ・アーマーから発展し、自機側から任意にパージする事も可能。
ユージ機はパイロットが元ボクシング選手であった経歴から、その技術を応用してウェブラル・アーマーに攻撃が当たるように突撃し、ダメージを最小限に抑えている。
格闘用バイザー
頭部ユニット用に装着された増加装甲。メインカメラを囲み、防弾率を上げている。頭部バルカンの弾道と干渉しないよう配慮されている。
ブースター
装甲強化型ジムにも採用されている、背部の大型バックパックに内蔵された大出力のブースター。ウェラブルアーマーの搭載で重量が増加した本機の機動力を補うための装備で、これによってジム・ストライカーの高い機動性を叩きだす事が可能。
また両下腿部にもサブスラスターが増設されており、補ってあまりあるほどの高い推力を発揮出来る。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵。牽制や迎撃等に使用される。連邦軍のMSの多くに標準装備されている。
100mmマシンガン
ヤシマ重工製のMS用マシンガン。東南アジア戦線に配備された陸戦型MSへ最初期から用意されていた。各地にMSが配備されると、稼働率が高い事から様々な戦場で使用されていった。
ブルパップ・マシンガン
90mm口径のプルバップ式マシンガン。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つ。
ツイン・ビーム・スピア
ビーム・ジャベリンのデータを活かしたジム・ストライカーの主武装の1つ。可動する2本のビーム・サーベルユニットと伸縮可能な延長グリップによってリーチでの優位と斬突に優れる。長いリーチを活かしたロッドモード、敵をなぎ払うサイズモードの2形態に変更でき、用途に応じた使い分けが可能。
ビーム・サーベル
近接戦用の斬撃武器。バックパック右側面に1本装備。ガンダム、陸戦型ガンダムとの互換性がある。エース専用機であるジム・ストライカーでは2本装備する機体も存在した。
スパイク・シールド
陸戦型ジムなどが装備するショート・シールドをベースに、打突兵器としての機能を追加した装備。白兵戦用の2本のパイルドライバーを備えた攻防一体の盾。
グラップ・シールド(大型クロー装備型シールド)
スパイクシールドと同じくショート・シールドに攻撃機能を付与した装備。こちらは先端部分に大型のクローアームを2基装備している。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊[編集 | ソースを編集]

ピクシー
ネメシス隊所属の機体がキャリフォルニアベース陥落直前に遭遇した戦闘。当時ネメシス隊はガルマザク事件に関して陸軍上層部よりスパイ容疑を掛けられており、その嫌疑を晴らすために独自行動をしていた。その最中、追撃部隊としてピクシーに遭遇。他の仲間を多く撃破されながらも、最後にはアーマーを排除した高速形態で戦い、最終的には武装を全て失いながらも、残った右腕でコックピットを殴り潰し勝利した。

関連機体[編集 | ソースを編集]

改修機・強化型 [編集 | ソースを編集]

ジム・ストライカー改
一年戦争後に本機を改修し、宇宙空間での使用を可能とした機体。
ジム・ストライカー改<メタル・スパイダー>
ブレイジングシャドウ』に登場する本機のバリエーション。特殊部隊シャドウズのチームの1つ、「チーム6」が自身の実戦経験に基づいてカスタマイズした専用機で、より奇襲・強襲に特化した仕様となっている。
パイロットは同チームのホーグサイラスローデシアンの3名。
ストライカー・カスタム
一年戦争後、ジム・ストライカーの後継機として開発されたエース専用機。素体はジム系でウェラブルアーマーも搭載しているが、頭部はガンダムタイプに変更されている。
フルアーマー・ストライカー・カスタム
上記のストライカー・カスタムを強化、改修した機体。武装はフルアーマー・アレックスのものと同じで、またイフリート・ナハトの装備と同様のコールドブレードを武器として使用している。

系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

ジム改
開発母体。本機の素体となっている。
デザート・ジム / 装甲強化型ジム
「F型」に属する系列機。本機はこれらの機体の流れを汲んでいる。また、後者とは共通のバックパックを装備している。
ジム・スナイパーII
本機の脤脛部に同系統の補助推進装置が搭載されている。
ジムII・セミストライカー
ジムIIをベースに、ストライカーの武装を持たせた現地改修機。

その他 [編集 | ソースを編集]

ジーライン アサルトアーマー
本機のコンセプトを元にしたジーラインの突撃型仕様。
スレイヴ・レイス
本機と同型のウェラブル・アーマー付きショルダーアーマーが流用されている。
陸戦型ジム (LA)
本機に先駆けツイン・ビーム・スピアが先行配備された機体。
ガンダム・ピクシー (LA)
同時期に連邦軍で開発された、ピクシー初期配備型を改修した近接格闘機。全身への増加装甲の追加やツイン・ビーム・スピアの装備など、共通するコンセプトが多い。

関連商品[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

書籍 [編集 | ソースを編集]

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