高機動試作型ザク
高機動試作型ザク | |
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外国語表記 |
Zaku II RD-4 Type Zaku II High Mobility Test Type |
登場作品 | |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 実験機 |
型式番号 | MS-06RD-4 |
頭頂高 | 17.5m (18.0m説あり) |
本体重量 | 60.3t |
全備重量 | 77.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 986kW |
スラスター総推力 | 53,000kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 3,200m |
開発組織 | ツィマット社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | アイナ・サハリン |
概要
ツィマット社が宇宙用の熱核ロケットエンジンの試験を目的に開発した機体。装甲はドムの系譜に連なるパープルとブラックのツートンカラーで塗装されている。名称は「高機動型ザク」や「高機動試験型ザク」の他、「宇宙用高機動試験型ザク」とも表記される。
リック・ドムに搭載される脚部の熱核ロケットエンジンの機動性や整備性などをチェックするための機体で、ザクIIの上半身とドムの下半身が組み合わさったような外観となっている。ツィマット社の機体にジオニック社のザクIIの上半身が用いられている点を始めとして、本機の開発経緯については不明な点が多く、様々な説が存在している。一説によると、ドムからリック・ドムの転用計画が軍主導で行われたためと言われている。
型式番号に「R」が含まれることからR型のバリエーション機と見なされることがあるが、R型の特徴である大型ランドセルや脚部を有さず、開発目的もリック・ドムのデータ収集用であることから、それを問題視する見方もある。また上半身のザクIIの特徴がF型に近いことから、R型ベースではなくF型とする説も存在している。
あくまで実験機であるため実戦は想定されておらず、ザクIのように右肩シールドはなく、左肩もスパイクのないショルダーアーマーとなっている。アンバランスな外見の機体ではあったが、試験運用において優れた機動性を発揮し、良好なデータが得られたことからリック・ドムの生産に至っている。
『THE ORIGIN』の設定に準じた『MSD』では多少設定が異なっており、ツィマット社が宇宙戦用モビルスーツを独自に開発する過程で試作された機体となっている。ザクIIの上半身が使用されている理由も、ツィマット社がジオニック社からザクとグフの委託生産を請け負っていたことから転用されたとされている。本機で得られたデータはドム試作実験機に継承され、リック・ドムが短期間で誕生した一因となっている。さらに本機の脚部はサイコミュ試験用ザクに流用されている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 初登場作品。第1話冒頭でアイナ・サハリンの搭乗機として登場した。第1話の時点でリック・ドムの技術的トライアルはほぼ完了している状態であり、作中で本機は地球近傍の連邦軍勢力下でのジムとの交戦データ収集を任としていた。連邦軍との戦闘では護衛機のザクII3機と共に初期型ジム3機と交戦し、内2機を撃墜、サンダースの乗る1機を大破させるものの、救援に現れたシローの先行量産型ボールと交戦の末、相討ちになり機体は爆散した。なおこのデータ収集はアプサラス計画のためであったともされる。
- MSD
- 08枠として設定を一部変更した上で組み込まれた。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ザク・マシンガン (ZMP-50D)
- ドラムマガジン式の120mm口径マシンガン。本機のマシンガンはZMP-50Dで、携行性の向上を狙いマガジンの取り付け位置が若干右に変更されている。
『MSD』においても本機のMS用マシンガンは通常のザクIIとは異なるものであり、ZMP-50Dと同型となっている。 - ヒート・ホーク
- 手斧型の格闘戦闘用兵器。刃の部分を高熱化することで対象を溶断する。非使用時には腰部側面のラッチにマウント可能。
対決・名場面
関連機体
- アプサラス0
- 漫画版『08』に登場するアプサラスの試作機。アプサラス本体に本機が上半身を露出する形で格納されている。
- ザクII
- ベース機。型はR型とF型の2つの説がある。
- リック・ドム
- 本機のデータを元に完成した機体。
- ドム試作実験機
- 『MSD』において本機の次に開発された機体。
- ザクII 現地改修型
- 『MSD ククルス・ドアンの島』に登場する機体。ザクマインレイヤーの下半身が本機の物に交換されている。
商品情報
ガンプラ
- 【MSD版】