ジム改[ワグテイル]

提供: ガンダムWiki
2024年8月7日 (水) 08:03時点におけるTomo (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ジム改[ワグテイル]
外国語表記 GM Type-C[WAGTAIL]
登場作品 ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
デザイナー 間垣リョウタ
テンプレートを表示
スペック
分類 現地改修型モビルスーツ
型式番号 RGM-79C [WAGTAIL]
主動力 熱核融合炉
開発組織
所属 ケラウノス/カラバ
母艦 ザンジバル級ケラウノス
主なパイロット ヴァン・アシリアイノ
テンプレートを表示

概要

アパラチア山脈での戦闘で中破したジム改[ケラウノス所属機]に、ジムIII計画のトライアウトで落選した高機動型試作パーツ「ワグテイルユニット」を組み込み改修したモビルスーツ。ペットネームの「ワグテイル」もこのテストパーツの名称にちなむ。

ワグテイルユニットはロサ・ギガンティアの開発スタッフがジムIII計画内で開発したジム用の機動強化ユニットであり、ハイエンド機の性能をジムによって実現させようと試みた物である。また、ガンダリウムγの採用が計画されており、それを利用したアッパーパーツの開発も行われている。

新型熱核ロケットエンジンによって過剰な推力が付与されているが、フレームの強度など本体のポテンシャルがそれに追いついておらず、操作性もピーキーな為、追加パーツにリミッターを設けて運用している。脚部はプロペラントタンクと熱核ロケットエンジンを搭載する為にフレームが延長されており、ノーマルのジム改と比較すると脚が長い。

改修に伴い、教育型コンピュータにインストールされていたモーションコントロール・プログラムが使用出来なくなった為、教導隊のデータが入力された人工知能を接続して機体の戦闘データと仮想空間で戦わせる事でプログラムを構築。更に実戦を重ね、教育型コンピュータに実戦を積ませる事で動作プログラムを最適な物にしていった[1]

登場作品と操縦者

ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
初登場作品。第5話より登場し、シアトルでの環境保護活動デモ参加者の護衛、バンクーバー島の不法居住者の村の防衛、アデレート基地の強襲作戦を経てヒューエンデン基地での戦闘に参加。アーネスト・マクガイアヒューイット・ライネスの乗るマラサイ二機によるダミーバルーンを使用したジェットストリームアタックの派生戦術の前に中破・撃墜された。その後ジム・カスタムの部材や複数の試作パーツを組み込み、ワグテイルIIへと改修された。
機動戦士ガンダム ピューリッツァー
第18話でニューギニア基地アムロ・レイと共闘したことがベルトーチカ・イルマによって語られている。ただし、実際にはニューギニア基地攻略作戦の前に中破しワグテイルIIへと改修されているため、描写面で矛盾が生じている。

装備・機能

特殊機能

ダミーバルーン
機体に搭載されている撹乱用装備。重力下では風の抵抗と固体ロケットで不規則な軌道を描く為、目くらまし程度にしか使えないが、あえてそれを地上で使用し、その中に紛れる戦術で戦果を上げている。

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に二門搭載されたバルカン砲。
強化型ビーム・ライフル
ジムII等が用いるBR-S-85-C2のバレルを延長し、丸型センサーを取り付けた強化ライフル。セミ・モード(単射)と三連バーストモードの切り替えが可能。
ビーム・サーベル
肩部ユニットに二基、シールド裏に二基の計四基装備。シールド裏の物はマウントした状態でもドライブさせる事ができる。
シールド
ジム・コマンド等が用いる曲面型対ビームコーティングシールドを、肩部スラスターに干渉しないよう上半分を除去した物。シールド裏にビーム・サーベルが二本マウントされている。

対決・名場面

関連機体

ジム改[ケラウノス所属機]
ベース機。当初から機動力を重視したセッティングがされていたが、改修によってそれが先鋭化した形になった。
ワグテイルII
中破したワグテイルを改修した機体。様々な機体と試作パーツ群のミキシングが行われた為、名称から「ジム改」の名が外された。
ワグテイルIIex
ワグテイルIIの改修機。ワグテイルIIから更に複数の機体のパーツが組み込まれている。
ジムIII
ワグテイルユニットはジムIIIの開発計画で制式採用されなかったパーツである。
ガンダム[ケストレル]
グリンブルスティからの改修に伴い新規開発された外装にワグテイルのデータが活用されている。

商品情報

リンク

資料リンク

脚注

  1. 初陣ではフルブーストの際にスラスターが合力せず、力任せに跳躍してしまい、ライフルの照準もまともに付けられない有様だった。