キンケドゥ・ナウ
2024年10月23日 (水) 19:20時点におけるKeiten1201 (トーク | 投稿記録)による版
キンケドゥ・ナウ | |
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外国語表記 | Kinkedou Now |
登場作品 | |
声優 |
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プロフィール | |
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本名 | シーブック・アノー |
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀106年 |
年齢 | 28歳 |
職業 | MSパイロット |
所属 | 宇宙海賊クロスボーン・バンガード |
主な搭乗機 | クロスボーン・ガンダムX1 |
概要
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロット。その正体はかつてのコスモ・バビロニア建国戦争において活躍したパイロット、シーブック・アノーである。
クロスボーン・バンガード再結成を決めた恋人のセシリー・フェアチャイルドに、この偽名を名乗っている。彼女はその真意を察しきることは出来なかったようだが、作中の台詞からするにトビア・アロナクスの立てた予想通りといったところか。
シーブック=キンケドゥであるのはその容姿やベラとの関係はもちろん、「歴史の教科書にも載っていたレジスタンスのパイロット」という言及、F91部隊を見て「懐かしい」と発言(その他回想で何度かF91が登場している)等、細かく暗示されているにも関わらず、後半まで「シーブック・アノー」という名前は全く登場せず、ベラ以外の誰一人として「シーブック」と呼ぶ事はなかった。
登場作品と役柄
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 初登場作品。主人公であるトビアと共に物語の主役を務め、モビルスーツ隊のリーダー格としてだけでなく年長者としてもトビアの成長を支えた。戦闘においてもベテランパイロットとしての風格を見せ、度重なる困難な状況を巧みに乗り越えている。中盤でザビーネによって一度は殺されたかに見えたものの、奇跡とも言える復活劇を見せて戦線に復帰。トビアと共に戦争の元凶たるドゥガチを討ち、木星戦役に終止符を打った。戦いの後、キンケドゥの名を捨て再び「シーブック」へと戻ったため、以降の時間軸を描いた続編ではシーブックとしての登場となる。
- SDガンダム GGENERATIONシリーズ
- 「F」に『クロスボーン』が初参戦した際、辻谷耕史氏が声優を担当。以降、各ゲーム作品においても声優を担当している。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
- 木星戦役開始前~前半にあたる「バカがボオルでやってくる!」及び「星の王女様」に登場。後者では小惑星ネバーランドにおいて木星軍の奇襲を受け応戦していたが、その途中、小惑星に墜落したトビアを発見し回収。その際、損傷したペズ・バタラ (トビア機)を武器として用いる事で戦況を覆した。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 『クロスボーン』本編から20年後であるため「シーブック」としての登場だが、第38話ラストでフォント・ボーにカーティス・ロスコ(トビア)宛てのパンを託す際、「キンケドゥ」名義で送るように伝えている。
- ガンダムEXA
人間関係
宇宙海賊クロスボーン・バンガード
- ベラ・ロナ (セシリー・フェアチャイルド)
- 上官であると共に恋人。
- トビア・アロナクス
- 弟分。木星帝国に命を狙われていた所を救い、海賊として歩む道を選ばせるに至った。後々、キンケドゥから『全て』を受け継ぐ事となる。
- ベルナデット・ブリエット
- ザビーネ・シャル
- 宿敵。最初は手を組んでいたが、後に決別。死闘を繰り広げる。また、彼との戦いで片腕を失い、顔に傷を負ってしまう。
- ウモン・サモン / ヨナ / ジェラド
- ロム
木星帝国
ガンダムEXA
名台詞
- 「おまえのとるべき道は2つある。ひとつは何も聞かずに地球へ帰り、全てを忘れ、貝のように口をつぐむこと……。そしてもうひとつは、われらと共に……真実に立ち向かうことだ!」
- 木星帝国の真実を知り、殺されそうになったトビアを救った直後、トビアに投げかけた言葉。この言葉をきっかけに、トビアはクロスボーン・バンガードに参加した。
- 「自分の命すら大事だと思えないから人の命を奪うっ!なぜ部下の命すらたやすく切り捨てる男が、人類すべてのことを考えられると思う!死を強いる指導者のどこに真実があるっ!ねごとを言うな!」
- 帝国の基地に侵攻した際、基地自爆寸前に尚、自爆阻止を阻もうとする木星の兵士達に向かって。
- 「マシンが良くても、パイロットが性能を引き出せなければ!」
- 連邦軍のF91部隊を相手取っての台詞。
- 「あんたが初めてだぜ!おれにクロスボーンのシールドを使わせたのはっ!」
- そして上の直後の対ハリソン戦にて。キンケドゥ、そしてその相手をしたハリソン双方の腕の良さを如実に表した言葉。
- 「おれは――まだ、キンケドゥ・ナウだからな……。行かなくちゃ……。セシリー・フェアチャイルドを取り返さなくちゃいけない。おれに――とってははじめからそのための戦いだった。木星帝国なんかどうでもよかったのかもしれない――だけど、戦争は終わらせなくちゃいけない――彼女が戻ってこれないから……」
- 「奇跡を見せてやろうじゃないか!」
- バーンズのセリフに対して返した言葉。奇跡は起きるものではなく、起こすものである。
- 「おまえが――最も支配にふさわしいと言った女性はな――支配など正しいとは思っていない!支配をよしとしない者が、最も支配者にふさわしいのなら、それを望む者は支配にふさわしくはないことになる。貴族主義ははじめからまちがっていたんだよ……ザビーネ」
- ライバル、ザビーネ・シャルの今際の際にて。
- 「そうだな……俺は、山道を歩いて、雨露をすすって、好きな女を抱いて……もう一度じっくり考えてみるさ……。もともと人間が何だったのかを。そのための時間はいくらでもあるから」
搭乗機体・関連機体
- クロスボーン・ガンダムX1
- 主な搭乗機。
- クロスボーン・ガンダムX1改
- 木星戦役終盤の搭乗機。
- バタラ
- 木星軍の基地から脱出する際に強奪した。
- マザー・バンガード
- 母艦。
余談
- ガンダムシリーズでもトップクラスの生命力を誇る人物でもある。物語作中、ザビーネの手でコックピットをビームサーベルで貫かれてしまい、その状態で地球に蹴り落とされるのだが、なんとか一命を取り留めた(さすがに右腕を失うなど瀕死の重傷を負ってはいるが)。更に言えば、宇宙世紀以外の作品も含めてMS単体で大気圏突入したパイロットは多数いるが、いずれも大気圏突入に耐え得るシステムなり装備なりを備え、さらに機体が万全に近い状態であった。しかし、キンケドゥの場合は直前の連戦で機体の状態は最悪に近く、更にコクピットが解放(ガンダム本体のハッチを取り去り、コアファイターのハッチも破壊)された状態での大気圏突入であった等と、こんな最悪の状況で大気圏突入したのはキンケドゥだけである(しかも前述のとおり瀕死ではあるが生き残った)。
- 比較対象として機体の状態は万全に近く、人間の平均をはるかに上回る身体的強度を持つキラ・ヤマトでさえ大気圏突入後はそれなりに衰弱をしていた事を考えると、宇宙世紀以外の(流石にGガンダムは除く)シリーズも含めてやはり生命力はトップクラスであろう(「生命力」に絞った場合、コックピットのど真ん中を貫かれたのにも関わらず無傷だった人物も宇宙世紀作品にいるにはいるが)。担当声優がビームサーベルでコックピットを貫かれて戦死したバーニィと同じであると考えると皮肉な展開ではある。