デュオ・マックスウェル
デュオ・マックスウェル(Duo Maxwell)[編集 | ソースを編集]
- 登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 声優:関俊彦
- 種族・性別:人間・男
- 年齢:15歳
- 身長:156cm
- 体重:43kg
- 所属:L2コロニー群
- 役職・称号など:ガンダムパイロット
- 主な搭乗機:ガンダムデスサイズ、ガンダムデスサイズヘル、ガンダムデスサイズ (EW版)、ガンダムデスサイズヘル (EW版)、他
プロフェッサーGの指示で行動していたガンダムデスサイズのパイロット。L2コロニー群近くの「スイーパーグループ」と呼ばれる宇宙遊牧民の出身で、幼い頃に戦乱の中で教会に引き取られ、そこでマックスウェルの名を貰い、以後デュオ・マックスウェルを名乗る。スイーパーグループで訓練を受けており、戦闘能力は抜群。天性の明るさを持ち、人なつこい性格で、楽天家。「逃げも隠れもするが嘘はつかない」が信条。腿まで伸びた三つ編みがトレードマーク。本人自身が「死神」を自称している為か、普段着は黒い牧師服である。事あるごとに死神を名乗るのは、本人曰く「奇跡は見たことがないが、死人はいっぱい見たから」である。戦いに明け暮れる心中は複雑だが、その思いは口にしない。良い意味で我慢強く、悪くいえば強情。この性格はスイーパーグループ内の生活で形成された。サルベージ船を移動手段として破壊工作を進行中にヒイロに出会う。数々の任務をこなすが、ヒイロに自分のガンダムの部品を盗まれたり、OZに潜入したトロワに自分のガンダムを破壊されたり、貧乏クジを引くことが多い。
親しみやすい性格と、時折見せるシリアスな面から放送当時は主役であるヒイロより人気が高く、当時のコスプレ大会やコミケ会場ではデュオのコスプレをしたファンが溢れていた。
「スーパーロボット大戦」シリーズに「W」が初めて参戦した時はヒイロとゼクスのみが登場したため「デュオがいない!」とファンから苦情が殺到したらしい。更にデュオも初参戦した作品ではお世辞にも使えるキャラとは言えず、これまたファンから苦情が…といった噂もある程。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ヒイロ・ユイ
- 地球で出会ったガンダムパイロット。その性格と行動に終始振り回されっぱなしだった。
- トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー
- ヒイロと同じく共に戦ったガンダムパイロット仲間。マリーメイア軍に占拠されたブリュッセルでは、多数のサーペントを相手取り、共闘した(ゼクス、ノインも含めて)。その後、オペレーション・ミュートスな発動に伴って再び行動を共にする。
- プロフェッサーG
- ガンダムデスサイズを開発した科学者で、デュオに指示を出す。
- ヒルデ・シュバイカー
- 宇宙でデュオが出会った少女。最初は敵同士だったが、後に一緒にジャンク屋を営む。しかし戦後は当初のデュオの性格が災いして幾度も破局、復縁を繰り返す羽目になる。
- キュレネの風
- マリーメイアの反乱から時が流れた後、孤児院の資金集めに奔走していたデュオの前に現れて自身の娘を預ける。
- シスター・ヘレン
- かつてマックスウェル教会に引き取られた頃のデュオの面倒を見てくれた修道士。しかし後に教会が地球圏統一連合の反体制派掃討作戦に巻き込まれてしまい、デュオを除く多くの孤児や神父と共に命を落とした。
- デュオ・マックスウェル (2代目)
- 火星においてヒルデと共に経営する教会で出会った、かつての自身に瓜二つの少年。機械の整備やMSの操縦技術はかなりの腕前であり、新たなガンダニュウム合金製MS、魔法使い(ワーロック)を与えることになる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「死神か……大量殺人の英雄より、はるかにマシだな」
- プロフェッサーGからデスサイズを盗んで逃亡するよう伝えられた後、文字通りの『死神』となった自分を皮肉って言った言葉。本来はデスサイズを爆破処分した後で関係者を道連れに自決するつもりだったが、これが失敗に終わった後、文字通り地上に降りる事になる。
- 「死ぬぜぇ…!俺の姿を見た奴はみんな死んじまうぞぉ…!!」
- ガンダムデスサイズ初出撃の時に敵を倒した時の台詞。
- 「地獄への道連れは、ここにある兵器と戦争だけにしようぜェ!!」
- ブリュッセルで応戦するゼクスとノインのもとに参上した時の決め台詞。この後、全員のエネルギーが尽きるまで奮戦し続けた。
- デュオ
「そのマーク……あんたも死神かい!?」
キンケドゥ
「おれは宇宙海賊だ!!」 - 真・ガンダム無双より、キンケドゥことクロスボーン版シーブックとのコンビネーションバーストの掛け合いより
デュオはドクロマークが気になっていたらしい
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 当時、作中でも一番人気のあるデュオであるが、元々ガンダムシリーズのキャラにはアンチがつきやすい中、珍しく(というか非常に稀な例)アンチが極端に少ない。
殺伐とした世界観のWに於いて「常識人」「人懐っこい」「仲間思い」「喜怒哀楽がはっきりしている」「ムードメーカー」「ユーモアとシリアスの同居した台詞」「強い、頼りがいがある」と来れば、まず目がいくのは間違いなく、性格とキャラクター性から「友達にしたい」と多くの視聴者に好感を得ている。それは放送から年月を経た現在も変わらない事から、いかにデュオが良キャラだったかが伺い知れる。