シャリア・ブル
ナビゲーションに移動
検索に移動
シャリア・ブル | |
---|---|
外国語表記 | Challia Bull |
登場作品 | 機動戦士ガンダム |
声優 |
|
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 28歳 (小説版1st) |
没年月日 | 宇宙世紀0079年12月下旬 |
職業 |
|
所属組織 | 木星エネルギー船団 ⇒ ジオン公国軍突撃機動軍 |
所属部隊 | 第300戦隊 |
役職 | 木星エネルギー船団隊長 |
階級 | 大尉 |
主な搭乗機 | ブラウ・ブロ |
概要
ジオン公国の擁する木星エネルギー船団の隊長であり、木星帰りのニュータイプ。
フラナガン機関でニュータイプとしての素養を見いだされ、ギレン・ザビ直々の命令を受け、キシリア配下のニュータイプ部隊に配属される。ギレンはキシリアの動向を探る目的で彼を送り込んでいたが、自身はキシリアとギレンの板挟みとなっている事に苦悩していた。
その後、キシリアからブラウ・ブロを与えられホワイトベース隊と交戦。オールレンジ攻撃によってガンタンク、ガンキャノンを追い込んだが、ニュータイプとして覚醒しつつあったアムロ・レイの乗るガンダムによる攻撃を受け戦死した。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム
- 初出作品。第39話でブラウ・ブロに搭乗し、アムロ達の前に立ちはだかるが、ニュータイプとして覚醒しつつあった彼の前に敗北。なお、劇場版では登場シーンはカットされている為、登場しない。また、1話限りのゲストキャラクターではあるが、放送期間の短縮がなければ登場エピソードは3話に渡る予定であったとされている。
- 機動戦士ガンダム (小説版)
- PART 12から登場。年齢が28歳と設定されている。ギレンがニュータイプ部隊に送り込む流れはTV版と同じだが、程なくしてシャアの腹心となり、ララァに代わって彼の右腕的存在として活躍した。シャアと共に敵であるアムロに対し、ザビ家打倒を目指す自分達の真意を理解してくれる相手と見込んでおり、ア・バオア・クー戦においてソーラ・レイの射線上からの退避と説得を試みるも、自身を動揺させるための策略だと判断したアムロに逆上されてしまい、コックピットを撃ち抜かれて戦死した。しかし、ララァとクスコに続いて同調しようとしてきたニュータイプを殺してしまった事でようやくアムロは自戒し、シャアと共闘する道を選ぶ事になる。しかし…
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- TV版や小説版とは異なり、強硬なギレン派かつ保身的な人物として描かれており、ララァに対抗心を燃やすがフラナガン博士からも能力的にはララァに劣ると見做されていた。登場はTV版よりも早くテキサスコロニーでの戦闘であるが、やはりガンダムの前に戦死。最期まで自分の保身を考えていた。
- GUNDAM EVOLVE
- 『ガンダム』第39話のリメイク作『EVOLVE../15 RX-78 / MAN-03 BRAW-BRO』に登場。
人間関係
ジオン公国軍
- ギレン・ザビ
- キシリアの下に行くように命じた。その意図が分かるかとギレンに問われた際は見事にやり過ごしている。
- シャア・アズナブル
- 彼と同僚の関係となり、良い友人が出来たと評した。
- ララァ・スン
- 同じジオンに所属するニュータイプ。優れた素質を見抜いている。
- シムス・アル・バハロフ
- 共にブラウ・ブロに乗り込んだ女性士官。
- クスコ・アル
- 小説版『1st』にて登場するニュータイプ。戦闘では彼女のフォローも行なっている。
- ルロイ・ギリアム
- 小説版『1st』に登場する部隊員。
地球連邦軍
- アムロ・レイ
- 相対した敵のニュータイプ。想像を超えるニュータイプ能力を前にして彼を「真のニュータイプ」と称した。
その他のガンダムシリーズ
- パプテマス・シロッコ
- 『Ζ』に登場した「木星帰りの男」。シャリアと同様に「木星帰り=ニュータイプ」の印象を視聴者に残した。
名台詞
機動戦士ガンダム
- 「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりではあります」
- 第39話より、ギレンとの会話中に。「キシリアの下へ向かえ」という命令をギレンが口にする前に把握したシャリアだったが、命令の意図までをも把握したかどうかをギレンに警戒されたため上記のようにはぐらかした。
- 「いや、わたくしは大佐のようなお方は好きです。お心は大きくお持ちいただけるとジオンの為に素晴らしい事だと思われますな」
「いえ、もし我々がニュータイプなら、ニュータイプ全体の平和のために案ずるのです」 - 同上。初対面のララァから力のようなものを感じた際、「私から何を感じる」と尋ねてきたシャアに対して。恐らくザビ家に対する復讐心などを感じ取ったのであろう。ここでもはっきりとは受け答えず、ジオンとニュータイプ双方のために心を広く持つように忠告した。
- 「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳が無い」
- 同上。交戦したガンダムが次々とオールレンジ攻撃を避けるのを目の当たりにして。しかもガンダムはこの時点で既にアムロの反応速度に追いつけずオーバーヒート寸前に陥っているので、「真のニュータイプ」は実に的を射た発言である。
- 「シムス中尉、逃げろ!」
- 最期の台詞。同じくニュータイプ能力を有するアムロに対しオールレンジ攻撃を駆使して善戦したものの、遂にブラウ・ブロ本体を発見されてしまう。同乗しているシムスに脱出を促すシャリアだったものの間に合う事はなかった。