シャリア・ブル
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| シャリア・ブル | |
|---|---|
| 外国語表記 | Challia Bull |
| 登場作品 | |
| 声優 |
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| デザイナー |
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| プロフィール | |
|---|---|
| 異名 |
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| 種族 | 人間 (スペースノイド) |
| 性別 | 男 |
| 年齢 |
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| 没年月日 | 宇宙世紀0079年12月下旬 |
| 職業 |
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| 所属組織 | 木星エネルギー船団 ⇒ ジオン公国軍突撃機動軍 |
| 役職 | 木星エネルギー船団隊長 |
| 階級 |
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| 主な搭乗機 | キケロガ (GQuuuuuuX) |
概要[編集 | ソースを編集]
ジオン公国の擁する木星エネルギー船団の隊長であり、木星帰りのニュータイプ。
地球圏への帰還に成功した後、フラナガン機関でニュータイプとしての素養を見いだされ、ギレン・ザビ直々の命令を受けてキシリア配下のニュータイプ部隊に配属される。ギレンはキシリアの動向を探る目的で彼を送り込んでいたが、自身はキシリアとギレンの板挟みとなっている事に苦悩していた。
その後、キシリアからブラウ・ブロを与えられホワイトベース隊と交戦。オールレンジ攻撃によってガンタンク、ガンキャノンを追い込んだが、ニュータイプとして覚醒しつつあったアムロ・レイの乗るガンダムによる攻撃を受け戦死した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。第39話でブラウ・ブロに搭乗し、アムロ達の前に立ちはだかるが、ニュータイプとして覚醒しつつあった彼の前に敗北。
なお、劇場版では登場シーンはカットされている為、登場しない。また、1話限りのゲストキャラクターではあるが、放送期間の短縮がなければ登場エピソードは3話に渡る予定であったとされている。 - 機動戦士ガンダム (小説版)
- PART 12から登場。年齢が28歳と設定され、それにしては老けて見えるとシャアから評されている。ギレンによってニュータイプ部隊に送り込まれる流れはTV版と同じだが、程なくしてシャアの腹心となり、ララァに代わって彼の右腕的存在として活躍した。シャアと共に敵であるアムロに対し、ザビ家打倒を目指す自分達の真意を理解してくれる相手と見込んでおり、ア・バオア・クー戦においてソーラ・レイの射線上からの退避と説得を試みるも、自身を動揺させるための策略だと判断したアムロに逆上されてしまい、コクピットを撃ち抜かれて戦死した。
シャリアの死はララァとクスコに続いて同調しようとしてきたニュータイプを殺してしまったという行動をアムロに自戒させ、シャアと共闘する道を選ばせる事になる。しかし…。 - 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- TV版や小説版とは異なり、黒髪・黒髭と若い姿で描かれているが、強硬なギレン派かつ保守的な人物として描写されている。ギレンの命令を受けてMAN特別部隊へ配属され、部隊では彼自身がブラウ・ブロの型式番号であるMAN-03のコードで呼ばれている。
登場はテキサス・コロニー編と、TV版よりも前倒しにされており、コロニー内でガンキャノン部隊と交戦して優位に立つが、続くガンダムとの戦闘で戦死した。木星船団での功績からジオン十字勲章を授与されたことを誇りとし、ララァに対抗心を燃やすなど、プライドが高い側面があるものの、フラナガン博士からは能力的にはララァに劣ると見做され、その最期についてもシャアから唾棄されるなど、他の作品とは方向性が大きく異なるキャラクターとなっている。 - GUNDAM EVOLVE
- 『ガンダム』第39話のリメイク作『EVOLVE../15 RX-78 / MAN-03 BRAW-BRO』に登場。小山力也氏が声優を担当した。
- 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
- ストーリーイベント「アムロシャアモード」8月配信分に登場。当該エピソードは『1st』での登場回を掘り下げた回であり、彼が交戦する戦力がガンダム、ガンキャノン2機、GファイターというTV版と劇場版をミックスした編成になっている。声優は高橋広樹氏が担当。
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 物語の中心人物の一人として抜擢され、シャアやドレンなど『1st』出典のキャラクターがほぼそのままの姿で登場しているのに対し、彼のみ容姿が大きくリファインされた。
一年戦争末期にギレンからキシリア配下に送られ、シャアの部下として配属されると彼と共にマヴ戦術を構築してその有用性を実証。第二次ソロモン会戦ではキケロガに乗りソロモンへ進行するソドンを援護した。戦後は中佐に昇進し、ゼクノヴァによって消息不明となったシャアの捜索と赤いガンダムの確保を目的に部隊を動かしている。
元々ギレンによって突撃機動軍に編入された経緯からキシリアからギレン派のスパイではないかと疑われていたが、サイコ・ガンダムのテロからキシリアを守ったという実績によって疑惑を払拭。しかし、シャリア本人はシャアの「ニュータイプがニュータイプらしく生きていける世界」を実現する意思を引き継ぎギレンとキシリアを同時に排除することを画策しており、キシリアがギレンを暗殺しイオマグヌッソを掌握したのを機に敵対した。シャアについても将来的に地球の粛清を行う懸念からキシリア討伐後に敵対し、彼と相打ちとなりながらも生還。その後ジオンの指導者としてアルテイシアを擁立した。
本作では木星での出来事も語られ、スペースノイド独立という大義と責任を背負って木星へ向かったものの、事故によって船団のシステムが停止し、その中で何も出来ない、やりたいことがない自身を自覚して「本当の自由」というものを確信した一方、一年戦争の惨状や自らに向けられた称賛を他人事のように感じるようになったことをアマテ・ユズリハに語っている。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ジオン公国軍[編集 | ソースを編集]
- ギレン・ザビ
- ジオン公国総帥。彼直々の命令でキシリアの指揮下へ配属となった。この際、ギレンにその意図が分かるかと問われた際は見事にやり過ごしている。
- シャア・アズナブル
- 同じキシリア麾下の軍人。彼と同僚の関係となり、良い友人が出来たと評したが、一方でギレンとキシリアの板挟みに苦悩するシャリアの心の内を見抜いており、彼を出撃させたのは敢えて死に場所を与える目的があった。小説版『1st』では彼に本名を呼ぶことを許され、『GQuuuuuuX』でも戦後彼を探し続けているなど盟友として扱われる一方、『ORIGIN』ではその器の小ささを唾棄されている。
- ララァ・スン
- 同じジオンに所属するニュータイプ。彼女の優れた素質を見抜いている。『ORIGIN』では優れたNT能力を持つ彼女に嫉妬している様子が描かれている。
- シムス・アル・バハロフ
- 共にブラウ・ブロに乗り込んだ女性士官。最期の瞬間に彼女に逃げろと告げるが、脱出は間に合わなかった。
- クスコ・アル
- 小説版『1st』にて登場するニュータイプ。戦闘では彼女のフォローも行なっている。
- ルロイ・ギリアム
- 小説版『1st』に登場する部隊員。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- アムロ・レイ
- 相対した敵のニュータイプ。想像を超えるニュータイプ能力を前にして彼を「真のニュータイプ」と称した。小説版では打倒ザビ家のためにアムロを説得するという重大な役目を負う。
GQuuuuuuX[編集 | ソースを編集]
- エグザべ・オリベ
- 部下。GQuuuuuuXの正規パイロット。極秘作戦に失敗し、サイド6軍警に逮捕された彼を救出するために策を巡らせるなど、何かと目をかけていたが、イオマグヌッソでの戦闘で敵対した。
- コモリ・ハーコート
- 部下。副官的立場でシャリアを補佐するが、彼の言動に振り回されることも。
- ラシット
- ソドン艦長。
- アマテ・ユズリハ
- GQuuuuuuXに搭乗する民間人の少女。オメガ・サイコミュを使いこなす彼女に興味を抱き、キシリア暗殺未遂事件の後に監視下に置いた。当初は信頼されていなかったが、彼女から「ヒゲマン」のあだ名で呼ばれ、自身の過去を打ち解けるなど信頼関係を築いていった。
その他のガンダムシリーズ [編集 | ソースを編集]
- パプテマス・シロッコ
- 『Ζ』に登場した「木星帰りの男」。シャリアと同様に「木星帰り=ニュータイプ」の印象を視聴者に残した。ゲーム作品などで共演する機会は少ないが、漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』では、共に航海記録に「血塗られた巨神を見た」と記述している。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダム [編集 | ソースを編集]
- 「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりではあります」
- 第39話より、ギレンとの会話中に。「キシリアの下へ向かえ」という命令をギレンが口にする前に把握したシャリアだったが、命令の意図までをも把握したかどうかをギレンに警戒されたため上記のようにはぐらかした。
- 「いや、わたくしは大佐のようなお方は好きです。お心は大きくお持ちいただけるとジオンの為に素晴らしい事だと思われますな」
「いえ、もし我々がニュータイプなら、ニュータイプ全体の平和のために案ずるのです」 - 同上。初対面のララァから力のようなものを感じた際、「私から何を感じる」と尋ねてきたシャアに対して。恐らくザビ家に対する復讐心などを感じ取ったのであろう。ここでもはっきりとは受け答えず、ジオンとニュータイプ双方のために心を広く持つように忠告した。
- 「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳が無い」
- 同上。交戦したガンダムが次々とオールレンジ攻撃を避けるのを目の当たりにして。しかもガンダムはこの時点で既にアムロの反応速度に追いつけずオーバーヒート寸前に陥っているので、「真のニュータイプ」は実に的を射た発言である。
- 「シムス中尉、逃げろ!」
- 最期の台詞。同じくニュータイプ能力を有するアムロに対しオールレンジ攻撃を駆使して善戦したものの、遂にブラウ・ブロ本体を発見されてしまう。同乗しているシムスに脱出を促すシャリアだったものの間に合う事はなかった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- シャア「実は今日、シャリア・ブル大尉に伝えるべき、めでたい事がある」
「それは…どのような」
シャア「大尉。この度、赤いきつねから、私の限定商品が発売される事になったのだよ。ハッハッハ…」
「実はそのお話…私にも来ており…」
シャア「ん……?」
「ん?」
(回想後)「――あの時…大佐は何を言おうとしていたのですか」 - ジークアクスとカップ麺「赤いきつね」「緑のたぬき」のコラボCM「めぐりあうM.A.V.たち」より、ジークアクス第2話のパロディ。赤いきつねのパッケージを飾った事を祝ってくれと言わんばかりに自慢げに話すシャアだったが、空気を読まないシャリアの発言で、何とも言えない空気が流れる結果に。5年経っても把握できていない鈍感なシャリアなのであった。パッケージはそれぞれの商品を隣り合わせる事で「M.A.V.」の文字が完成するようにデザインされているのだが、これではマヴ解散も危ぶまれる…かもしれない。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ブラウ・ブロ
- 搭乗機。
- リック・ドム
- 小説版での最初の搭乗機。ア・バオア・クーの戦闘でブラウ・ブロへと乗り換えている。
- リック・ドム (GQ) / キケロガ (GQ)
- 『GQuuuuuuX』での乗機。