スードリ
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スードリ | |
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外国語表記 | Sudori |
登場作品 | 機動戦士Ζガンダム |
スペック | |
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分類 | 超大型輸送機 |
艦級 | ガルダ級 |
全長 | 317m |
全幅 | 524m |
推進機関 |
熱核ジェットエンジン スクラムジェットエンジン |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属 | 地球連邦軍 → エゥーゴ (奪取) → 地球連邦軍 (ティターンズ傘下) |
戦没 | 宇宙世紀0087年7月8日 |
指揮官 | ブラン・ブルターク → ベン・ウッダー |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍が建造した超大型輸送機ガルダ級の内の1機。機体のカラーリングは深緑。機体名は北欧神話で南方を司る小人「スズリ」が由来と思われる。
宇宙世紀0087年の時点ではジャブローに同型機のアウドムラと共に配備されていたが、5月11日にジャブローを強襲したエゥーゴによりアウドムラ共々奪取され、核爆発寸前の基地からの脱出に用いられた。その後、ケネディ宇宙港でエゥーゴの兵員はシャトルで宇宙へと上がり、アウドムラはカラバが引き続き運用。発射施設に置き去りにされた本機はエゥーゴを追撃していた連邦軍のブラン・ブルターク率いる部隊によって奪還された。
以降はブラン達によって運用され、オーガスタ研究所の強化人間、ロザミア・バダムも合流し戦力を増強。途中、暗号通信でアウドムラ追撃中止命令が下されるものの、ティターンズに手柄を取らせまいと命令に背く形でアウドムラの追撃を続行した。しかし追撃戦の中でブランが戦死したため、ブランの副官であるベン・ウッダーが部隊の指揮を引き継いでいる。
その後、ムラサメ研究所から強化人間のフォウ・ムラサメとサイコガンダムが合流し、アウドムラが寄港したニューホンコンにおいて人質作戦など実施するも悉く失敗。度重なる戦闘で戦力を大幅に消耗しつつも、ニューホンコンを出港しティターンズのニューギニア基地に向けて進路を取るアウドムラを追撃した。
ニューホンコン出港後最初の戦闘でサイコガンダムを除くMS隊が壊滅したため、ウッダーは特攻を決意し乗員に退艦を指示。彼に賛同し機内に残った一部の連邦軍士官と共にアウドムラへの特攻を試みるも、アウドムラのMS隊の総攻撃に加え、格納庫に置かれていたブースターの誘爆により機体は爆発炎上。限界を迎えた機体はアウドムラへの特攻も叶わず爆沈した。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第12話~第20話に登場。ストーリー序盤の地上戦における敵サイドの拠点として機能した。最終的に決死の特攻を図るも失敗し、ガルダ級で最初に戦没した機体となった。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 「星を継ぐ者」及び「恋人たち」に登場。立ち回りはTV版と概ね同様だが、「星を継ぐ者」ではアウドムラがケネディ宇宙港に向かわずヒッコリーに直接向かったため、アウドムラとは早々に別行動になっている。また、ケネディ宇宙港のエピソードがカットされているため、ブラン隊の追撃シーンではエゥーゴから奪還するまでの場繋ぎとして紺色のガルダ級が登場している。ただ、奪還するまでの過程は結局描かれず、「恋人たち」ではいつの間にかブラン達がガルダ級からこちらに乗り換えている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ワイヤーマグネットアンカー
- 機体の下部に設けられている複数のアンカー。『Ζ』作中ではモビルフォートレス状態のサイコガンダムを運搬する際に使用。格納庫に収容できるサイズではなかったため、機体の下部にぶら下げた状態で運搬した。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 対空機銃
- 機体各部に備えられた対空機銃。ドーム状に張り出しており、射界に優れる。
- メガ粒子砲
- 機体に多数装備されたメガ粒子砲。砲塔はドーム型を採用しており、射程よりも射界を優先している。
- ミサイルランチャー
- 機体各部に多数搭載されている遠距離攻撃用のミサイル発射管。
その他 [編集 | ソースを編集]
- 通信カプセル
- 暗号文書を入れるための発煙筒付きカプセル。『Ζ』第16話で地上の中継ステーションからアウドムラ追撃中止命令を受信した際、ムラサメ研究所宛にニューギニア基地の動きを警戒しろという内容の暗号文書を作成。ティターンズに解読されないよう暗号コードはニュータイプ研究所の物を使用した。艦橋付近から中継ステーションに向けて発射している。
機体構造・機内設備[編集 | ソースを編集]
- ブリッジ
- 艦首にある巨大なブリッジ。
- カーゴ・ブロック
- 機体中央から後部の大半のスペースを占める格納庫。複数のMSやシャトル用ブースターを収容でき、整備施設も有している。機首下部と機体側面、後部、底部にハッチを有しており、側面と後部のハッチは水平位置に保持したままMSやサブ・フライト・システムの発着ステップとしても使用可能。
また、格納庫はシャトル発射基地としての機能も有しており、テンプテーション級シャトルの打ち上げが可能。打ち上げの際はブースターを装備したシャトルを格納庫側面の上部ハッチに連結し、機体への乗員連絡用の通路や燃料パイプが接続される。発射時は水平状態で空中発射される。- ゴンドラ
- 底部ハッチに設けられている兵員移動用のゴンドラ。運搬中のサイコガンダムからフォウとナミカーが格納庫内へ移乗する際に使用された。
搭乗員[編集 | ソースを編集]
- ブラン・ブルターク
- 指揮官。戦闘の際は自身もアッシマーで出撃する。
- ベン・ウッダー
- ブランの副官。ブランの死後はスードリの指揮を務め、あらゆる手段を以ってブランの仇討ちを果たそうとした。
- テダム
- ウッダーの部下。敵パイロットであるカミーユと接触したフォウの監視役を務める。
- ロザミア・バダム
- オーガスタ研究所の強化人間。ギャプランに搭乗する。
- フォウ・ムラサメ
- ムラサメ研究所の強化人間。サイコガンダムに搭乗する。スードリが撃沈される直前には機内に置かれていたシャトル用ブースターの1基をエゥーゴのパイロットであるカミーユ・ビダンに使わせ、宇宙へと上げさせている。
- ナミカー・コーネル
- ムラサメ研究所の主任インストラクター。
艦載機[編集 | ソースを編集]
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連艦[編集 | ソースを編集]
- ガルダ級
- 本機を含めた連邦軍の超大型輸送機。