「クロスボーン・ガンダムX1改・改」の版間の差分

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== XM-X1 クロスボーン・ガンダムX1改・改<br />(Cross Bone Gundam X1 Custom Custom) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Crossbone Gundam X1 kai kai
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| 登場作品 =  
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*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
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*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイン = カトキハジメ
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]、[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:カトキハジメ
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| タイトル = スペック
*分類:他衛星用試作型[[モビルスーツ]]
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| 正式名称 = F97
*装甲材質:ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
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| 愛称 = スカルハート
*頭頂高:15.9m
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| 分類 = 他惑星用試作型[[モビルスーツ]]
<!-- *全高: -->
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| 型式番号 = XM-X1 kai kai
<!-- *本体重量: -->
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| 頭頂高 = 15.9m
*全備重量:24.8t
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| 全高 =
*主動力:熱核融合炉
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| 本体重量 = 不明
*出力:5,280kW
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| 全備重量 = 不明
*推力:25,000kg×4(最大30,000kg×4)
+
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
<!-- *センサー有効半径: -->
+
| ジェネレーター出力 = 5,280kw
*開発組織:[[サナリィ]]
+
| スラスター推力 = 25,000kg×4(最大:30,000kg×4)
*主なパイロット:[[トビア・アロナクス]]
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| 装甲材質 = ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
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| センサー有効半径 =
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| 開発組織 = [[サナリィ]]
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| 所属 = [[宇宙海賊クロスボーン・バンガード]]
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| 所属組織 =
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| 所属部隊 =
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| 母艦 = [[リトルグレイ]]
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| 主なパイロット = [[トビア・アロナクス]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[サナリィ]]が開発した[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード]]の試作型[[モビルスーツ]]。通称、「スカルハート」。<br />[[木星戦役]]後に[[クロスボーン・ガンダムX1改]]を改修しており、右フロントアーマーをシザーアンカーに戻し、胸部のクロスボーン・バンガードの紋章を消してドクロのレリーフを施している。早い話が、[[クロスボーン・ガンダムX1|X1]]とX1改の中間に位置する機体である。
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==概要==
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[[木星戦役]]以後、[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード|海賊軍]]によって[[クロスボーン・ガンダムX1改]]を改修した機体。[[クロスボーン・ガンダム]]のフレームは、[[サナリィ]][[レコードブレイカー|次期主力MSの実験用素体]]として使用しており、僅かながら生産が続いている事から、補給と運用が可能となっていた。
  
通常はブラックロー運送の作業用MSに偽装されている。
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武装は右前部腰アーマーにシザー・アンカー、後腰部左側にスクリュー・ウェッブと、[[クロスボーン・ガンダムX1|X1]]とX1改の中間的な構成になっている。最も目を引く特徴としては、胸部中央の髑髏のレリーフがある。海賊ではあるが既に[[コスモ貴族主義|貴族主義]]勢力とは無縁となった彼らがその紋章の代わりとして施したもので、完全な飾りであるが、胸部にいただく髑髏の外観を目撃した[[スペースコロニー|コロニー]]の民間人から誰からとでもなく「スカルハート」と呼ばれるようになった。
 +
 
 +
平時は[[フリント]]とともに[[ブラックロー運送]]の作業用MSに偽装されており、コロニーで非合法的な手段しか解決策が無いような問題が起きた場合にのみ戦力として用いられた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 +
;長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝
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:初出作品。非公式の同人誌のため、正式な登場は『スカルハート』を待つ事になる(余談の項も参照)。「大外伝1」から登場しており、当初は諸事情から敵サイドで戦う事を強いられている。後に改修され[[クロスボーンガンダムフルアーマー]]となった。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
:パイロットは[[トビア・アロナクス]]。<br />[[木星帝国]]軍の残党や[[ジオン軍|旧ジオン軍]]の[[バルブス]]を相手に戦っている。
+
:公式作品における初出。前作の主人公[[トビア・アロナクス]]と共に主役に抜擢された。「海賊の宝」から登場し、[[木星帝国]]軍の残党や[[ジオン軍|旧ジオン軍]]の[[バルブス]]を相手に戦いを繰り広げた。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
:前作から引き続き運用されていたが、木星帝国の新総統である[[影のカリスト]]が駆る[[コルニグス]]と交戦して大破している。<br />その後、[[クロスボーン・ガンダムX3|X3]]のパーツを用いて[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク|パッチワーク]]へと改修された。
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:前作から引き続き運用されているが、木星帝国の新総統である[[影のカリスト]]が駆る[[コルニグス]]と交戦して大破している。その後、[[クロスボーン・ガンダムX3|X3]]のパーツを用いて[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク|パッチワーク]]へと改修された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;ABCマント
+
;[[ABCマント]]
:名称は「[[対ビームコーティング|アンチ・ビーム・コーティング]]・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。ヴェスバーも1発だけなら何とか防げる。[[ゾンド・ゲー]]や強奪した[[バタラ]]にも装備されていた。
+
:耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
;分離
+
:ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。
:コアファイターに分離する。<br />作業用MSの偽装を解除する。
+
;[[コアブロックシステム]]
 +
:コクピットブロックは機体から分離して[[コア・ファイター]]となる。基礎構造は[[クラスターガンダム]]のコア・ファイターを参考にしつつもよりマルチプルな運用を可能とする事を目標とし、システマチックに洗練されている。
 +
;偽装用外装
 +
:平時に作業用MSに偽装する為の外装。頭部~上半身を覆う為のアーマーと、腕部に取り付ける作業用アームから構成される。あくまで偽装用の為、防御力はなくビーム・ライフルの攻撃であっさり破壊されている。
  
=== 武装・必殺攻撃 ===
+
=== 武装 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:頭部に2門内蔵。
+
:頭部に2門内蔵されている機関砲。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
;ビームサーベル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームガンとして使うことも出来る。
+
:両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
 +
:;ビーム・ガン
 +
::ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
 
;ザンバスター
 
;ザンバスター
:ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。通常は腰に分離状態でマウントされる。
+
:本機専用の[[ビーム・ライフル]]。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして運用出来るようにした装備。
;グレネードランチャー
+
:;バスターガン
:ザンバスターの銃口に装着して発射する実弾兵器。他にも小型核弾頭を含む各種弾頭の発射が可能となっている。
+
::ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストル。単独での威力は低い。非使用時は右腰部にマウントされる。
;バスターガン
+
:;ビーム・ザンバー
:右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
+
::ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベル。名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
;ビームザンバー
+
::大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させる事で敵機をビーム・サーベルや[[ビーム・シールド]]ごと斬り裂く程の威力を発揮する。非使用時は左腰部にマウントされる。
:左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。
+
;ヒート・ダガー
;ヒートダガー
+
:両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
+
:脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。
;ブランドマーカー
+
;ブランド・マーカー
:先端にビームを収束させた武器。[[ビームシールド]]としても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開出来る。
+
:両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
;シザーアンカー
+
:;[[ビームシールド|ビーム・シールド]]
:右フロントアーマーが変形する事で使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりする時に使う他、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。
+
::ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
;スクリューウェッブ
+
::発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
:ドリル状の先端を高速回転させる事で貫通能力を高めた鞭。元々は[[クァバーゼ]]の武器、スネークハンドに対抗するため、考案・作成された。スネークハンドより威力は劣るが、充分に役に立っている。なお、左側のシザーアンカーの収納スペースにマウントしているため、左側のシザーアンカーは使用不可能となっている。
+
;シザー・アンカー
;ピーコックスマッシャー
+
:右フロントスカートを展開して使用する射出式のアンカー。本体とはチェーンで接続され、主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回すといった芸当も可能。
:海賊軍が廃材などを基に独自に造り上げた携行式の連装ビーム砲。ボウガンのような形状になっている。計9門の砲門が存在しており、威力が高い。また、その内の8門は左右に展開が可能で、ビームを広域発射する事が出来る。弾切れの際にはパーツごと交換するようになっている。
+
;スクリュー・ウェッブ
 +
:木星戦役時に実装された鞭状の武器。先端部が小型のドリルのようになっており、敵機に食い込ませた後、回転させる事で破壊力を向上させる。ワイヤー部分も回転が可能であり、対象を切断する事も可能。X1改・改では左リアアーマーに装備。
 +
:作中では左脚部のアンクルガードに引っ掛けて取り出し、そのまま蹴りの要領で攻撃した事がある。
 +
;ピーコック・スマッシャー
 +
:海賊軍が既存兵器の部材を複数かき集めて独自に造り上げた特殊兵装。携行式の連装ビーム砲で、ボウガンのような形状になっている。9門の砲口が存在しており、一斉に発射する事で高い威力を発揮する。また、左右の各4門の砲口は展開が可能で、ビームを広域発射する事が出来る。数発で弾切れとなり、その際にはビーム・エミッターユニットごと交換するようになっている。なお、予備のユニットはリアスカートにマウントされる。
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:「ピーコック」は「孔雀」を意味し、ユニットの展開機構が孔雀の雄の尾羽をイメージしている為にこの名がつけられた。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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=== 機動戦士クロスボーン・ ガンダム スカルハート ===
 
;対[[アマクサ]]
 
;対[[アマクサ]]
 
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=== 機動戦士クロスボーン・ ガンダム 鋼鉄の7人 ===
 
;対[[コルニグス]]
 
;対[[コルニグス]]
 
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== 余談 ==
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*上述の通り、クロスボーン・ガンダムX1改・改の実質的な初出作品は長谷川裕一の同人誌「長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝1」。この時点で胸部に髑髏のレリーフを付け、シザー・アンカーとスクリュー・ウェッブを併用する仕様は決定されていた。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク]]
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:X3のIフィールドを移植され、改修されたスカルハート。
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:;[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス]]
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::「鋼鉄の7人」作戦で運用する為にフルクロスを装備した決戦仕様。
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1改]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1改]]
:
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:改修前の仕様。両腰の装備がスクリュー・ウェッブになっている。
;[[クロスボーン・ガンダムX1]]
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;[[クロスボーンガンダムフルアーマー]]
:
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:「大外伝3」にて損傷した本機を寄せ集めのパーツで応急処置・改修した機体。
;[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダムX2]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダムX2改]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダムX3]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダム ゴースト]]
 
:
 
;[[フリント]]
 
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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=== [[ガンプラ]] ===
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== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:クロスボーン・ガンダムX1改・改]] (全文検索結果) -->
 
<!-- *[[namazu:スカルハート]] (全文検索結果) -->
 
  
== 資料リンク ==
+
=== フィギュア ===
<!-- *[[一覧:クロスボーン・ガンダムX1改・改]] -->
+
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<!-- *[[一覧:スカルハート]] -->
 
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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<!-- <references /> -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:くろすほおん かんたむX1かい かい}}
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[[Category:機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 +
[[Category:機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
 +
<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2022年3月30日 (水) 12:23時点における最新版

クロスボーン・ガンダムX1改・改
外国語表記 Crossbone Gundam X1 kai kai
登場作品
デザイン カトキハジメ
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スペック
正式名称 F97
愛称 スカルハート
分類 他惑星用試作型モビルスーツ
型式番号 XM-X1 kai kai
頭頂高 15.9m
本体重量 不明
全備重量 不明
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 5,280kw
スラスター推力 25,000kg×4(最大:30,000kg×4)
装甲材質 ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
開発組織 サナリィ
所属 宇宙海賊クロスボーン・バンガード
母艦 リトルグレイ
主なパイロット トビア・アロナクス
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概要[編集 | ソースを編集]

木星戦役以後、海賊軍によってクロスボーン・ガンダムX1改を改修した機体。クロスボーン・ガンダムのフレームは、サナリィ次期主力MSの実験用素体として使用しており、僅かながら生産が続いている事から、補給と運用が可能となっていた。

武装は右前部腰アーマーにシザー・アンカー、後腰部左側にスクリュー・ウェッブと、X1とX1改の中間的な構成になっている。最も目を引く特徴としては、胸部中央の髑髏のレリーフがある。海賊ではあるが既に貴族主義勢力とは無縁となった彼らがその紋章の代わりとして施したもので、完全な飾りであるが、胸部にいただく髑髏の外観を目撃したコロニーの民間人から誰からとでもなく「スカルハート」と呼ばれるようになった。

平時はフリントとともにブラックロー運送の作業用MSに偽装されており、コロニーで非合法的な手段しか解決策が無いような問題が起きた場合にのみ戦力として用いられた。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝
初出作品。非公式の同人誌のため、正式な登場は『スカルハート』を待つ事になる(余談の項も参照)。「大外伝1」から登場しており、当初は諸事情から敵サイドで戦う事を強いられている。後に改修されクロスボーンガンダムフルアーマーとなった。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
公式作品における初出。前作の主人公トビア・アロナクスと共に主役に抜擢された。「海賊の宝」から登場し、木星帝国軍の残党や旧ジオン軍バルブスを相手に戦いを繰り広げた。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
前作から引き続き運用されているが、木星帝国の新総統である影のカリストが駆るコルニグスと交戦して大破している。その後、X3のパーツを用いてパッチワークへと改修された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ABCマント
耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。
コアブロックシステム
コクピットブロックは機体から分離してコア・ファイターとなる。基礎構造はクラスターガンダムのコア・ファイターを参考にしつつもよりマルチプルな運用を可能とする事を目標とし、システマチックに洗練されている。
偽装用外装
平時に作業用MSに偽装する為の外装。頭部~上半身を覆う為のアーマーと、腕部に取り付ける作業用アームから構成される。あくまで偽装用の為、防御力はなくビーム・ライフルの攻撃であっさり破壊されている。

武装[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている機関砲。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
ビーム・サーベル
両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
ザンバスター
本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして運用出来るようにした装備。
バスターガン
ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストル。単独での威力は低い。非使用時は右腰部にマウントされる。
ビーム・ザンバー
ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベル。名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させる事で敵機をビーム・サーベルやビーム・シールドごと斬り裂く程の威力を発揮する。非使用時は左腰部にマウントされる。
ヒート・ダガー
両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。
ブランド・マーカー
両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
ビーム・シールド
ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
シザー・アンカー
右フロントスカートを展開して使用する射出式のアンカー。本体とはチェーンで接続され、主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回すといった芸当も可能。
スクリュー・ウェッブ
木星戦役時に実装された鞭状の武器。先端部が小型のドリルのようになっており、敵機に食い込ませた後、回転させる事で破壊力を向上させる。ワイヤー部分も回転が可能であり、対象を切断する事も可能。X1改・改では左リアアーマーに装備。
作中では左脚部のアンクルガードに引っ掛けて取り出し、そのまま蹴りの要領で攻撃した事がある。
ピーコック・スマッシャー
海賊軍が既存兵器の部材を複数かき集めて独自に造り上げた特殊兵装。携行式の連装ビーム砲で、ボウガンのような形状になっている。9門の砲口が存在しており、一斉に発射する事で高い威力を発揮する。また、左右の各4門の砲口は展開が可能で、ビームを広域発射する事が出来る。数発で弾切れとなり、その際にはビーム・エミッターユニットごと交換するようになっている。なお、予備のユニットはリアスカートにマウントされる。
「ピーコック」は「孔雀」を意味し、ユニットの展開機構が孔雀の雄の尾羽をイメージしている為にこの名がつけられた。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

機動戦士クロスボーン・ ガンダム スカルハート[編集 | ソースを編集]

アマクサ

機動戦士クロスボーン・ ガンダム 鋼鉄の7人 [編集 | ソースを編集]

コルニグス

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 上述の通り、クロスボーン・ガンダムX1改・改の実質的な初出作品は長谷川裕一の同人誌「長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝1」。この時点で胸部に髑髏のレリーフを付け、シザー・アンカーとスクリュー・ウェッブを併用する仕様は決定されていた。

関連機体[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
X3のIフィールドを移植され、改修されたスカルハート。
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
「鋼鉄の7人」作戦で運用する為にフルクロスを装備した決戦仕様。
クロスボーン・ガンダムX1改
改修前の仕様。両腰の装備がスクリュー・ウェッブになっている。
クロスボーンガンダムフルアーマー
「大外伝3」にて損傷した本機を寄せ集めのパーツで応急処置・改修した機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]