「クロスボーン・ガンダムX1改」の版間の差分

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== XM-X1 クロスボーン・ガンダムX1改<br />(Cross Bone Gundam X1 Custom) ==
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== XM-X1Kai クロスボーン・ガンダムX1改 (Crossbone Gundam X1 Kai) ==
  
 
*登場作品:[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]、[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]、[[ガンダムEXA]]
 
*登場作品:[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]、[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]、[[ガンダムEXA]]
 
*デザイナー:カトキハジメ
 
*デザイナー:カトキハジメ
*分類:他衛星用試作型[[モビルスーツ]]
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*分類:他惑星用試作型[[モビルスーツ]]
 
*装甲材質:ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
 
*装甲材質:ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
 
*頭頂高:15.9m
 
*頭頂高:15.9m
 
<!-- *全高: -->
 
<!-- *全高: -->
<!-- *本体重量: -->
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*本体重量:9.5t
 
*全備重量:24.8t
 
*全備重量:24.8t
*主動力:熱核融合炉
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*主動力:[[熱核融合炉]]
*出力:5,280kW
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*ジェネレーター出力:5,280kw
*推力:25,000kg×4(最大30,000kg×4)
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*スラスター推力:25,000kg×4(最大30,000kg×4)
 
<!-- *センサー有効半径: -->
 
<!-- *センサー有効半径: -->
 
*開発組織:[[サナリィ]]
 
*開発組織:[[サナリィ]]
 
*主なパイロット:[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]
 
*主なパイロット:[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]
  
[[サナリィ]]が開発した[[クロスボーン・バンガード]]の試作型[[モビルスーツ]]。中破した[[クロスボーン・ガンダムX1]]を改修した機体で、シザーアンカーを廃し、その代わりにスクリューウェッブを装備している。それ以外は特に変更点はない。
+
[[サナリィ]]が開発した[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード]](海賊軍)の試作型[[モビルスーツ]][[クロスボーン・ガンダムX1]]の改修機であり、スネークハンドを持つ[[クァバーゼ]]に対抗すべくシザー・アンカーをスクリュー・ウェッブへと変更している。<br />武装を取り換えただけなので、基本性能は以前と全く変わっていない。型式番号は変更されたが、便宜的なものと思われる。
 
 
ちなみに、クロスボーン・ガンダム全機の頭部フェイスカバーの開閉機構はそれに不釣り合いな出力を持っている。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
:[[キンケドゥ・ナウ]]が乗り込み、[[死の旋風隊]]を始めとする木星軍[[モビルスーツ]]と交戦するが、[[木星帝国]]に寝返った[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]の[[クロスボーン・ガンダムX2改]]との一騎打ちに敗北。頭部を破壊され、コクピットをビームサーベルで貫かれて大気圏へと叩き落されている。しかし、[[ビームシールド]]を使う事で大気圏突入を成功させたキンケドゥは奇跡的に助かり、機体も修復されて復活。最終決戦でX2改と再戦して勝利し、オリジナルの[[クラックス・ドゥガチ]]が乗る[[ディビニダド]]のコクピットを破壊している。戦後は[[トビア・アロナクス]]に譲られ、[[クロスボーン・ガンダムX3|X3]]を失った彼の新たな乗機となった。
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:パイロットは[[キンケドゥ・ナウ]]。<br />[[地球連邦軍]][[量産型ガンダムF91]]部隊や[[木星帝国]]の[[死の旋風隊]]と戦い、消耗したところで[[ザビーネ・シャル]]の[[クロスボーン・ガンダムX2改]]に一騎打ちを挑まれ敗北、コクピットを貫かれ地球へと落とされた。[[ビーム・シールド]]で大気圏を突破して何とか助かった後、機体は修復されて危機に陥っていた[[トビア・アロナクス]]の[[クロスボーン・ガンダムX3]]の救援に向かい、[[ギリ・ガデューカ・アスピス]]の[[クァバーゼ]]を撃破。最終決戦でもザビーネと戦って勝利を収め、[[クラックス・ドゥガチ]][[ディビニダド]]にも止めを刺した。<br />[[木星戦役]]終結後はトビアの新たな乗機として[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|改修]]された上で運用されている。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 
:キンケドゥが搭乗し、小惑星ネバーランドで木星軍と戦った。
 
:キンケドゥが搭乗し、小惑星ネバーランドで木星軍と戦った。
 
;[[ガンダムEXA]]
 
;[[ガンダムEXA]]
:最終決戦でオリジナルのドゥガチを倒した後、地球へ降下してきた[[バイオ脳]]のドゥガチのディビニダドと戦うべくキンケドゥからトビアにコアファイターごと代わっている。
+
:パイロットは[[トビア・アロナクス]]。<br />オリジナルのドゥガチが倒された後に地球へ降下してきた[[バイオ脳]]の[[ディビニダド]]と戦うべくキンケドゥとコアファイターごと交代している。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;ABCマント
 
;ABCマント
:名称は「[[対ビームコーティング|アンチ・ビーム・コーティング]]・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。ヴェスバーも1発だけなら何とか防げる。[[ゾンド・ゲー]]や強奪した[[バタラ]]にも装備されていた。作者の作画の負担を減らすためのアイデアでもある。
+
:MS用の追加装甲として用意された特殊装備。「ABC」は「アンチ・ビーム・コーティング」の略である。<br />耐ビーム材と特殊繊維から成るマントで、機体の全身を覆う事ができる対ビーム用リアクティブアーマーである。フルアーマーと違って、機体の機動力を落とす事無く防御力を向上させられる。ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされ、当時最強クラスのビーム兵器であるヴェスバーも1発なら相殺可能。<br />弱点として物理攻撃に対しては特に効果が無く、またビーム兵器であっても同じ部分を長時間攻撃し続けられると破られてしまう。製造コストも高額で、複数が造られたものの後に量産化は断念されている。なお本機がマントで全身を覆えるのはフレキシブルスラスターユニットを採用しているからで、通常のMSではメインスラスターまでマントで覆う事になる為に一部分でしか使用できない。<br />作者の作画の負担を少しでも減らそうと考案された装備である。
 +
;多段式ロケット
 +
:[[地球連邦軍]]の第117基地に保管されていた物で、旧世代の固形燃料を使用している。これとメインスラスターを接続し、[[ビーム・シールド]]を展開する事で単機での大気圏離脱が可能となる。<br />最終決戦の為に基地ごと奪取し、木星軍への奇襲に使用された。
 
;M.E.P.E.
 
;M.E.P.E.
:'''Me'''tal '''P'''eel-off '''e'''ffect(金属剥離効果)」の略で、機体が最大稼働を行った際に発生する熱を、装甲表面を剥離させる事で放射する現象。これによって放熱フィンなどで排熱しきれなかった熱を放射する事が可能となる。また、この剥離した装甲を敵機のセンサーが誤認してしまい、あたかも本機が分身しているように見えるという現象が起こっており、これは「質量のある残像」と呼ばれ、戦闘の際に大いに役立っている。<br />本来、本機は最大稼働時にはM.E.P.E.が起きないようになっているが、『[[SDガンダム G GENERATION DS|G GENERATION DS]]』ではオリジナル設定でキンケドゥ搭乗時にのみ発動するようになっている。
+
:機体の最大稼働中に起きるもので、名称は「'''Me'''tal '''P'''eel-off '''e'''ffect(金属剥離効果)」の略。[[MCA構造]]の副産物とされる。<br />放熱が触媒やラジエーターだけでは間に合わない場合に起こる。装甲の表面には耐ビームコーティングのような特殊加工が施されており、これが最大稼働時に剥離する事で放熱を行う。剥離したコーティングは機体の機動慣性方向にその熱量や輪郭等を残している為、これを敵機のセンサーやパイロットの肉眼がMSと誤認するという想定外の事態が起きている(「質量を持った残像」と呼ばれる。なお、あくまでも残像をMSと誤認する事が想定外なのであり、M.E.P.E.の発生自体は当初から想定されていた)。この為、敵の撹乱等に有効である。<br />ゲーム『[[SDガンダム G GENERATIONシリーズ]]』の一部でのみ採用されたオリジナル設定であり、キンケドゥがX1改に乗っている場合にのみ発動可能。原作ではM.E.P.E.が発生する事はない。
 
;分離
 
;分離
:コアファイターに分離する。
+
:コアファイターに分離可能。<br />ABCマントを脱ぎ捨てる。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:頭部に2門内蔵。
+
:頭部に2門内蔵されている。口径は不明。主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
;ビームサーベル
+
;ビーム・サーベル
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームガンとして使うことも出来る。
+
:両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
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;ビーム・ガン
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:ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
 
;ザンバスター
 
;ザンバスター
:ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。通常は腰に分離状態でマウントされる。
+
:本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして使用可能。腰部にマウントする際も分離される。
;グレネードランチャー
+
;核グレネード弾
:ザンバスターの銃口に装着して発射する実弾兵器。他にも小型核弾頭を含む各種弾頭の発射が可能となっている。
+
:小型の核兵器で、左腰部に装着されたラックから取り出す。装弾数は1発のみ。ザンバスターの銃口に装着して発射する。<br />木星軍との最終決戦で使用された。
 
;バスターガン
 
;バスターガン
:右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
+
:ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストルで、威力は低め。不使用時は右腰部にマウントされる。
;ビームザンバー
+
;ビーム・ザンバー
:左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。キンケドゥの腕を持ってすれば、ブランド・マーカー2個との併用でヴェスバーすら受け止める事が可能(ただし、そのせいで頭部のセンサーが故障してしまっている)。名前の由来は「斬馬刀」から。
+
:ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベルで、名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。<br />大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させている。これによって敵機をビーム・サーベルや[[ビーム・シールド]]諸共両断できるようになった。だが相手のビーム出力の方が高い場合はその限りではない。<br />不使用時は左腰部にマウントされる。<br />キンケドゥはビーム・シールド2基とこの武装を使い、[[ハリソン専用ガンダムF91|F91]]のヴェスバーを防いでいる。だが完全には防ぎきれず、頭部センサーがかなりのダメージを受けた。
;ヒートダガー
+
;ヒート・ダガー
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
+
:両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。<br />脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出して攻撃する事も可能。
;ブランドマーカー
+
;ブランド・マーカー
:先端にビームを収束させた武器。[[ビームシールド]]としても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開出来る。この特性のため、キンケドゥはヴェスバーを受け止めるという荒業を披露する事が出来た。
+
:両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
;スクリューウェッブ
+
;[[ビーム・シールド]]
:ドリル状の先端を高速回転させる事で貫通能力を高めた鞭。[[クァバーゼ]]の武器、スネークハンドに対抗するため、考案・作成された。スネークハンドより威力は劣るが、充分に役に立っている。なお、シザーアンカーの収納スペースにマウントしているため、シザーアンカーは使用不可能となっている。
+
:ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。<br />発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。ヴェスバーを防ぐ際にはそれを利用し、射線上にシールドを2枚重ねで投擲して威力を落としている。<br />地球へ落とされた時にはとっさにシールドを[[バリュートシステム|バリュート]]代わりにして大気圏突入した。
;ビームアックス
+
;スクリュー・ウェッブ
:トビアの乗機であった[[ペズ・バタラ]]を'''そのまま武器として使用'''(トビアは事前に脱出している)。破損していて動かす事こそ出来なかったが、ビームアックスは問題なく使えたので、ビームを発振した状態で振り回した。
+
:[[マザー・バンガード]]の技術長が[[クァバーゼ]]の装備するスネークハンドへの対抗策として実装させた鞭状の武器。本機が装備する武器はどれも接近戦においてスネークハンドよりリーチが短い為、それを補うべく用意された。そのためリーチはこちらが若干長く、攻撃力こそスネークハンド程ではないものの対抗策としては充分な効果を発揮する。シザー・アンカーをオミットし、不使用時にはそのチェーンが入っていたリアスカート内に格納するようになっている。<br />先端部は小型のドリルのようになっており、敵機に食い込ませた後にグリップのスイッチを入れる事で回転させ破壊力を上げられる。ワイヤー部分も共に回転していて、対象を切断する事も可能。
;ビームザンバー(連続攻撃)
+
;ビーム・アックス
:その名の通り、ビームザンバーで連続攻撃を仕掛ける。要はX1改の必殺技。スーパーロボット大戦シリーズで使用可能。
+
:トビアの乗機であった[[ペズ・バタラ]]を'''そのまま武器として使用'''(トビアは事前に脱出している)。破損していて動かす事こそ出来なかったが、ビーム・アックスは問題なく使えたのでビームを発振した状態で振り回した。
 
;分身攻撃
 
;分身攻撃
:『G GENERATION DS』で使用可能な攻撃。M.E.P.E.を発生させながらビームザンバーで敵機を切り刻む。
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:ゲーム『SDガンダム G GENERATIONシリーズ』の一部でのみ使用可能な攻撃。M.E.P.E.を駆使した連続攻撃を相手に叩き込む。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:パイロットの技量差もあり、マシンの性能を引き出せていないF91の部隊を単機で一蹴している。
 
:パイロットの技量差もあり、マシンの性能を引き出せていないF91の部隊を単機で一蹴している。
 
;対[[ハリソン専用ガンダムF91]]
 
;対[[ハリソン専用ガンダムF91]]
:[[ハリソン・マディン]]の搭乗するF91との一騎討ち。ほぼ互角の勝負だったが、ハリソンがヴェスバーで照準に入れた隙をついて2枚の[[ビームシールド]]とビームザンバーで無効化し、相手を戦闘不能に追い込んだ。
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:[[ハリソン・マディン]]の搭乗するF91との一騎討ち。ほぼ互角の勝負だったが、ハリソンがヴェスバーで照準に入れた隙をついて2枚のビーム・シールドとビーム・ザンバーで無効化し、相手を戦闘不能に追い込んだ。<br />ちなみにキンケドゥ曰く「自分にビーム・シールドを初めて使わせた相手」とのこと。
 
;対[[クロスボーン・ガンダムX2改]]
 
;対[[クロスボーン・ガンダムX2改]]
:ハリソンのF91との戦闘でセンサーが故障していた為に苦戦を強いられ、結果、敗北して大破する。しかし、サナリィに回収・修復され、再戦。最後はX2改のヒートダガーをフェイスカバーで挟んで防ぎ(文字通り「食い止めた」状態)、X1改のヒートダガーをコクピットに突き刺して撃墜している。
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:ハリソンとの戦闘でセンサーが故障し、[[死の旋風隊]]とも戦って消耗していた為に苦戦を強いられる。そして[[ベラ・ロナ|ベラ]]が[[クロスボーン・ガンダムX2|X2]]のコア・ファイターで運んできたビーム・シールドを受け取った隙を突かれてコクピットにビーム・サーベルが突き刺さり敗北、大気圏へと蹴落とされてしまう。だがキンケドゥは奇跡的に顔の負傷と右腕を失っただけで済み、ビーム・シールドを使った大気圏突入に成功して地上のサナリィ支社に回収され、機体も修復された。<br />最終決戦で再び交戦し、今度は勝利。フェイスカバーの展開機構を利用してX2改のヒート・ダガーを'''食い止め'''(この事から、カバーの展開機構には不自然な程のかなり高い出力があると思われる)、相手のコクピットに自分のヒート・ダガーを突き立て撃破した。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1]]
:
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:改修前の姿。
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1改・改]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1改・改]]
:
+
:再度改修されたX1改。別名「スカルハート」。
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク]]
:
+
:スカルハートの改修機。
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス]]
:
+
:木星決戦仕様。
;[[クロスボーン・ガンダムX2]]
+
;[[クァバーゼ]]
:
+
:この機体のスネークハンドに対抗するため改修された。
;[[クロスボーン・ガンダムX2改]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダムX3]]
 
:
 
;[[クロスボーン・ガンダム ゴースト]]
 
:
 
;[[フリント]]
 
:
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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+
=== [[ガンプラ]] ===
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=== フィギュア ===
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*<amazon>B00YICIQKM</amazon>
  
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==

2016年1月14日 (木) 18:48時点における版

XM-X1Kai クロスボーン・ガンダムX1改 (Crossbone Gundam X1 Kai)

サナリィが開発した宇宙海賊クロスボーン・バンガード(海賊軍)の試作型モビルスーツクロスボーン・ガンダムX1の改修機であり、スネークハンドを持つクァバーゼに対抗すべくシザー・アンカーをスクリュー・ウェッブへと変更している。
武装を取り換えただけなので、基本性能は以前と全く変わっていない。型式番号は変更されたが、便宜的なものと思われる。

登場作品と操縦者

機動戦士クロスボーン・ガンダム
パイロットはキンケドゥ・ナウ
地球連邦軍量産型ガンダムF91部隊や木星帝国死の旋風隊と戦い、消耗したところでザビーネ・シャルクロスボーン・ガンダムX2改に一騎打ちを挑まれ敗北、コクピットを貫かれ地球へと落とされた。ビーム・シールドで大気圏を突破して何とか助かった後、機体は修復されて危機に陥っていたトビア・アロナクスクロスボーン・ガンダムX3の救援に向かい、ギリ・ガデューカ・アスピスクァバーゼを撃破。最終決戦でもザビーネと戦って勝利を収め、クラックス・ドゥガチディビニダドにも止めを刺した。
木星戦役終結後はトビアの新たな乗機として改修された上で運用されている。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
キンケドゥが搭乗し、小惑星ネバーランドで木星軍と戦った。
ガンダムEXA
パイロットはトビア・アロナクス
オリジナルのドゥガチが倒された後に地球へ降下してきたバイオ脳ディビニダドと戦うべくキンケドゥとコアファイターごと交代している。

装備・機能

特殊機能

ABCマント
MS用の追加装甲として用意された特殊装備。「ABC」は「アンチ・ビーム・コーティング」の略である。
耐ビーム材と特殊繊維から成るマントで、機体の全身を覆う事ができる対ビーム用リアクティブアーマーである。フルアーマーと違って、機体の機動力を落とす事無く防御力を向上させられる。ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされ、当時最強クラスのビーム兵器であるヴェスバーも1発なら相殺可能。
弱点として物理攻撃に対しては特に効果が無く、またビーム兵器であっても同じ部分を長時間攻撃し続けられると破られてしまう。製造コストも高額で、複数が造られたものの後に量産化は断念されている。なお本機がマントで全身を覆えるのはフレキシブルスラスターユニットを採用しているからで、通常のMSではメインスラスターまでマントで覆う事になる為に一部分でしか使用できない。
作者の作画の負担を少しでも減らそうと考案された装備である。
多段式ロケット
地球連邦軍の第117基地に保管されていた物で、旧世代の固形燃料を使用している。これとメインスラスターを接続し、ビーム・シールドを展開する事で単機での大気圏離脱が可能となる。
最終決戦の為に基地ごと奪取し、木星軍への奇襲に使用された。
M.E.P.E.
機体の最大稼働中に起きるもので、名称は「Metal Peel-off effect(金属剥離効果)」の略。MCA構造の副産物とされる。
放熱が触媒やラジエーターだけでは間に合わない場合に起こる。装甲の表面には耐ビームコーティングのような特殊加工が施されており、これが最大稼働時に剥離する事で放熱を行う。剥離したコーティングは機体の機動慣性方向にその熱量や輪郭等を残している為、これを敵機のセンサーやパイロットの肉眼がMSと誤認するという想定外の事態が起きている(「質量を持った残像」と呼ばれる。なお、あくまでも残像をMSと誤認する事が想定外なのであり、M.E.P.E.の発生自体は当初から想定されていた)。この為、敵の撹乱等に有効である。
ゲーム『SDガンダム G GENERATIONシリーズ』の一部でのみ採用されたオリジナル設定であり、キンケドゥがX1改に乗っている場合にのみ発動可能。原作ではM.E.P.E.が発生する事はない。
分離
コアファイターに分離可能。
ABCマントを脱ぎ捨てる。

武装・必殺攻撃

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている。口径は不明。主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
ビーム・サーベル
両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
ザンバスター
本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして使用可能。腰部にマウントする際も分離される。
核グレネード弾
小型の核兵器で、左腰部に装着されたラックから取り出す。装弾数は1発のみ。ザンバスターの銃口に装着して発射する。
木星軍との最終決戦で使用された。
バスターガン
ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストルで、威力は低め。不使用時は右腰部にマウントされる。
ビーム・ザンバー
ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベルで、名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させている。これによって敵機をビーム・サーベルやビーム・シールド諸共両断できるようになった。だが相手のビーム出力の方が高い場合はその限りではない。
不使用時は左腰部にマウントされる。
キンケドゥはビーム・シールド2基とこの武装を使い、F91のヴェスバーを防いでいる。だが完全には防ぎきれず、頭部センサーがかなりのダメージを受けた。
ヒート・ダガー
両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出して攻撃する事も可能。
ブランド・マーカー
両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
ビーム・シールド
ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。ヴェスバーを防ぐ際にはそれを利用し、射線上にシールドを2枚重ねで投擲して威力を落としている。
地球へ落とされた時にはとっさにシールドをバリュート代わりにして大気圏突入した。
スクリュー・ウェッブ
マザー・バンガードの技術長がクァバーゼの装備するスネークハンドへの対抗策として実装させた鞭状の武器。本機が装備する武器はどれも接近戦においてスネークハンドよりリーチが短い為、それを補うべく用意された。そのためリーチはこちらが若干長く、攻撃力こそスネークハンド程ではないものの対抗策としては充分な効果を発揮する。シザー・アンカーをオミットし、不使用時にはそのチェーンが入っていたリアスカート内に格納するようになっている。
先端部は小型のドリルのようになっており、敵機に食い込ませた後にグリップのスイッチを入れる事で回転させ破壊力を上げられる。ワイヤー部分も共に回転していて、対象を切断する事も可能。
ビーム・アックス
トビアの乗機であったペズ・バタラそのまま武器として使用(トビアは事前に脱出している)。破損していて動かす事こそ出来なかったが、ビーム・アックスは問題なく使えたのでビームを発振した状態で振り回した。
分身攻撃
ゲーム『SDガンダム G GENERATIONシリーズ』の一部でのみ使用可能な攻撃。M.E.P.E.を駆使した連続攻撃を相手に叩き込む。

対決・名場面

量産型ガンダムF91
パイロットの技量差もあり、マシンの性能を引き出せていないF91の部隊を単機で一蹴している。
ハリソン専用ガンダムF91
ハリソン・マディンの搭乗するF91との一騎討ち。ほぼ互角の勝負だったが、ハリソンがヴェスバーで照準に入れた隙をついて2枚のビーム・シールドとビーム・ザンバーで無効化し、相手を戦闘不能に追い込んだ。
ちなみにキンケドゥ曰く「自分にビーム・シールドを初めて使わせた相手」とのこと。
クロスボーン・ガンダムX2改
ハリソンとの戦闘でセンサーが故障し、死の旋風隊とも戦って消耗していた為に苦戦を強いられる。そしてベラX2のコア・ファイターで運んできたビーム・シールドを受け取った隙を突かれてコクピットにビーム・サーベルが突き刺さり敗北、大気圏へと蹴落とされてしまう。だがキンケドゥは奇跡的に顔の負傷と右腕を失っただけで済み、ビーム・シールドを使った大気圏突入に成功して地上のサナリィ支社に回収され、機体も修復された。
最終決戦で再び交戦し、今度は勝利。フェイスカバーの展開機構を利用してX2改のヒート・ダガーを食い止め(この事から、カバーの展開機構には不自然な程のかなり高い出力があると思われる)、相手のコクピットに自分のヒート・ダガーを突き立て撃破した。

関連機体

クロスボーン・ガンダムX1
改修前の姿。
クロスボーン・ガンダムX1改・改
再度改修されたX1改。別名「スカルハート」。
クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
スカルハートの改修機。
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
木星決戦仕様。
クァバーゼ
この機体のスネークハンドに対抗するため改修された。

商品情報

ガンプラ

フィギュア

話題まとめ

資料リンク

リンク