「サイコフレーム」の版間の差分

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2016年10月29日 (土) 17:32時点における版

サイコフレーム(Psycho Frame)

サイコミュ機能を持ったLSIクラスのコンピューターチップを金属粒子レベルで組み込んだモビルスーツ用の特殊フレーム。
従来のサイコミュシステムは親機となる装置が必要で、MAクラスのサイズが要求されたが、このフレームの開発によりMS内に占めるサイコミュ装置のスペースが大幅に縮小されたバイオ・センサーの発展型である。

ジオンと関係の深いアナハイム・エレクトロニクス社のグラナダ工場でしか作れないとされており、そのため一年戦争中盤以降に試作兵器としてたびたび戦線に投入されている。 もともとはネオ・ジオン軍が実用化にこぎつけた技術ではあったが、アムロと互角の状況で戦いたいというシャアの意思により、意図的にアナハイム・エレクトロニクス社を通してロンド・ベルへと流出させる事になる。 結果としてアナハイム・エレクトロニクス社のフォン・ブラウン工場でも生産できるようになり、後年に大きな影響を及ぼすこととなる。

バイオ・センサー同様にパイロットの脳波を増幅してサイコミュ操作や操縦補助を行うデバイスであるが、性能の高いサイコミュの常として既に重力に引かれているはずの小惑星を動かしたり、直径数十キロにも及ぶコロニーレーザーを無力化する等の超常現象を起こしている。ちなみにこの小惑星アクシズを動かした現象は公式記録に残る大きな事件として後に「アクシズ・ショック」と名付けられ、これが原因で連邦においてサイコフレームは半分封印される扱いとなった。また一方ではサイコフレームの謎の発光現象なども確認されており、「光る兵器などナンセンスだ」という意見もある。 ちなみに発光現象は機体によって異なるとされ、ユニコーンガンダムは赤色、ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」は金色、同3号機「フェネクス」は青色に発光する。また、ある条件化においては緑を基調とした虹色に輝くこともある。この現象がなぜ起きるのかは開発者にもわからないという。

このサイコフレームを全身骨格に採用したユニコーンガンダムは正に全身がサイコミュの塊のような機体であり、パイロットのNT能力を飛躍的に増幅する性能を持ったことで従来見られたものと同じようなサイコミュ由来の超常現象を数多く引き起こしている。ユニコーンガンダムは最後には、このサイコフレームの性能をフルに発揮することでコロニーレーザーを無力化するが、同時に過去・現在・未来に存在する全ての意識を融合し、人機一体となる新たな生物(存在)を生み出したとされる。それは全ての意思を共有した意識の集合体とも呼べる存在とされ、腕の一振りで数え切れないミサイル群を全破壊する等の圧倒的な力を見せつけた。

その後、これらの現象を目の当たりにしたことでサイコフレームの存在は危険視され、開発は中断に追い込まれることとなった。(小説版では完全に封印されたとされている)

しかしこれらの構造材自体に機能を組み込むという技術は宇宙世紀90年代にもすでに取り入れられており、それによって機体重量の激減、小型化に成功。νガンダムサザビーに採用されている(OVA機動戦士ガンダム 逆襲のシャア冒頭でチェーン・アギがνガンダムの機体重量が計画よりも大きく減っていることに言及しているのはこのことを指している)。これらはマルチプル・コントラクション・アーマー技術として応用され、後の時代にモビルスーツの小型高性能化へ大きく貢献することとなる。また、その頃にはサイコミュの組み込みに対する意識が軟化したのか、再びサイコフレームの扱いが行われるようになっており、ガンダムF91にもサイコフレームが搭載されている。ガンダムF91はアナハイム・エレクトロニクス社製ではなくサナリィ社製であることから、この時代にはサイコミュ及びサイコフレームの技術や概念そのものは他社の知るところとなっているようだ。

なお、その他にも『ガイア・ギア』に登場するマン・マシーン、ガイア・ギアαに搭載されているサイコミュがサイコフレームによるものという設定となっている。

登場作品

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダムF91

関連機体

νガンダム
サザビー
ヤクト・ドーガ
クシャトリヤ
シナンジュ
ユニコーンガンダム
バンシィ
ガンダムF91
エクストリームガンダム type-レオスII ヴァリアント・サーフェイス
エクストリームガンダム type-セシア エクセリア

メモ

『機動戦士ガンダムUC』の作者福井晴敏氏は富野監督とのトークショーで「サイコフレームとイデオンは同様の原理」といった旨の発言をしている。(リンク先の「イデ」の項を参考)

話題まとめ

資料リンク

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