「ジオン共和国」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
1行目: 1行目:
 
== ジオン共和国(The Republic of Zeon) ==
 
== ジオン共和国(The Republic of Zeon) ==
[[ジオン・ズム・ダイクン]]を中心に[[地球連邦政府]]から独立した国家。[[サイド3]]を中心とした[[宇宙世紀]]初のコロニー国家であったが、ダイクンの死後は[[ザビ家]]による独裁政権の下、国号を[[ジオン公国]]に変更され連邦に宣戦布告した。
+
[[ジオン・ズム・ダイクン]]が「コントリズム(サイド国家主義)」を実証するべく、[[宇宙世紀]]0058年9月14日に[[サイド3]]に建国した国家。[[サイド3]]を中心とした[[宇宙世紀]]初のコロニー国家である。
  
[[一年戦争]]敗戦後は議会によって共和体制に移行。宇宙世紀0100年までの期限付きで連邦政府から自治権を認められた。一年戦争では唯一戦火を免れた為、0083年に[[コロニー再生計画]]の中心地として各地のコロニーがサイド3に集められ、コロニーの修復が行われた。
+
[[地球連邦政府]]はその存在を承認せず、サイド3への経済制裁を発動。これに対しジオン共和国は武力衝突も辞さない構えを見せたが、ダイクンは対話による国家の承認を認めさせる姿勢を貫いたとされる。
  
一方で、[[グリプス戦役]]では[[ティターンズ]]から戦力供出を要求され、[[第一次ネオ・ジオン抗争]]では連邦によって[[ネオ・ジオン]]に国土を譲渡された結果、0090年代には反連邦気運が高まり、[[ラプラス事変]]では[[モナハン・ハバロ]]の支援する[[袖付き]]や[[風の会]]が暗躍する結果となった。
+
宇宙世紀0068年にダイクンが没すると、次期首相に指名された[[デギン・ソド・ザビ]]が国家を掌握。[[ザビ家]]による独裁政権の下、国号を[[ジオン公国]]に変更し、武力による連邦からの独立を訴え宣戦布告。後に[[一年戦争]]と呼ばれる戦争を引き起こした。
 +
 
 +
一年戦争敗戦後はジオン本国がほぼ無傷のままであり、[[グラナダ]]の戦力も温存されていた事を考慮し、連邦はそれらとの衝突を避けるべく、宇宙世紀0100年までの期限付きでジオン共和国の自治権を認める事になった<ref>これは、多額の戦時債務を抱えたサイド3の併合を行えば、自身も財政的危機にある連邦に再度3の債務を肩代わりする事は耐えられないと判断された為でもある。</ref>。
 +
 
 +
同時に、連邦政府の要望により旧公国軍の技術や資料、人員を[[ジオニック社]]の株式売却という形で提供。この際、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]との株式取得競争により、共和国は多額の資金を手に入れた債務を返済。一年戦争で唯一戦火を免れたサイドであった事もあり、結果として各サイドの中で最も早く復興を遂げ、0083年に[[コロニー再生計画]]の中心地として各地のコロニーがサイド3に集められ、コロニーの修復が行われた。
 +
 
 +
一方で、[[グリプス戦役]]では[[ティターンズ]]から戦力供出を要求され、[[第一次ネオ・ジオン抗争]]では[[ネオ・ジオン]]によってサイド3が制圧された挙げ句、連邦によってネオ・ジオンに国土を譲渡される事になる。その結果、0090年代には反連邦気運が高まり、[[ラプラス事変]]では[[モナハン・ハバロ]]の支援する[[袖付き]]や[[風の会]]が暗躍する結果となった。
  
 
[[火星]]への資本導入も行っているが、これが最終的に[[オールズモビル]]の発生に繋がっている。
 
[[火星]]への資本導入も行っているが、これが最終的に[[オールズモビル]]の発生に繋がっている。
 +
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
<!-- :作品名:解説 -->
 
<!-- :作品名:解説 -->
56行目: 63行目:
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[組織]]
 
*[[組織]]
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
{{DEFAULTSORT:しおんきようわこく}}  
 
{{DEFAULTSORT:しおんきようわこく}}  
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]

2022年3月14日 (月) 07:49時点における版

ジオン共和国(The Republic of Zeon)

ジオン・ズム・ダイクンが「コントリズム(サイド国家主義)」を実証するべく、宇宙世紀0058年9月14日にサイド3に建国した国家。サイド3を中心とした宇宙世紀初のコロニー国家である。

地球連邦政府はその存在を承認せず、サイド3への経済制裁を発動。これに対しジオン共和国は武力衝突も辞さない構えを見せたが、ダイクンは対話による国家の承認を認めさせる姿勢を貫いたとされる。

宇宙世紀0068年にダイクンが没すると、次期首相に指名されたデギン・ソド・ザビが国家を掌握。ザビ家による独裁政権の下、国号をジオン公国に変更し、武力による連邦からの独立を訴え宣戦布告。後に一年戦争と呼ばれる戦争を引き起こした。

一年戦争敗戦後はジオン本国がほぼ無傷のままであり、グラナダの戦力も温存されていた事を考慮し、連邦はそれらとの衝突を避けるべく、宇宙世紀0100年までの期限付きでジオン共和国の自治権を認める事になった[1]

同時に、連邦政府の要望により旧公国軍の技術や資料、人員をジオニック社の株式売却という形で提供。この際、アナハイム・エレクトロニクス社との株式取得競争により、共和国は多額の資金を手に入れた債務を返済。一年戦争で唯一戦火を免れたサイドであった事もあり、結果として各サイドの中で最も早く復興を遂げ、0083年にコロニー再生計画の中心地として各地のコロニーがサイド3に集められ、コロニーの修復が行われた。

一方で、グリプス戦役ではティターンズから戦力供出を要求され、第一次ネオ・ジオン抗争ではネオ・ジオンによってサイド3が制圧された挙げ句、連邦によってネオ・ジオンに国土を譲渡される事になる。その結果、0090年代には反連邦気運が高まり、ラプラス事変ではモナハン・ハバロの支援する袖付き風の会が暗躍する結果となった。

火星への資本導入も行っているが、これが最終的にオールズモビルの発生に繋がっている。

登場作品

機動戦士ガンダム
機動戦士Ζガンダム
機動戦士Ζガンダム A New Translation
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダムNT

主な人物

ダルシア・バハロ
首相。一年戦争末期にグラナダで停戦協定の調印を行い、連邦との協調路線を説き長期政権を築いた。
モナハン・バハロ
ダルシアの息子であり国防大臣。父とは異なり国枠主義者であり風の会最大の支援者。
リミア・グリンウッド
宇宙世紀0090年時、FSSに人材交換プログラムの一環で派遣された工科大学院生。一年戦争で戦死したロイ・グリンウッドの二女。
アマリア・グリンウッド
リミアの姉。妹と同様、工科大学院の出身。
レオポルド・フィーゼラー
ジオン共和国下院議員。公国時代は国家公安部1課所属の捜査官。グリンウッド姉妹の後見人。

関連地名

サイド3

関連組織

ジオン公国
ジオン軍
ネオ・ジオン
ジオン共和国軍
風の会
袖付き

リンク

脚注

  1. これは、多額の戦時債務を抱えたサイド3の併合を行えば、自身も財政的危機にある連邦に再度3の債務を肩代わりする事は耐えられないと判断された為でもある。