「ジム・インターセプトカスタム」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]][[ジム・スナイパーカスタム]]の後期生産型である。
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。生産された[[ジム・スナイパーカスタム]]約50機の内、後期生産型10数機を改修した機体であり、艦隊護衛任務におけるインターセプト(中間迎撃)を主とする。
  
 
機体はコストの削減と生産効率の向上、フェロウ・ブースターの装備のため若干の仕様変更が行われている。頭部と脚部の形状が変更されている他、フェロウ・ブースター装備のためランドセルを[[ジム]]と同じ物に換装している。
 
機体はコストの削減と生産効率の向上、フェロウ・ブースターの装備のため若干の仕様変更が行われている。頭部と脚部の形状が変更されている他、フェロウ・ブースター装備のためランドセルを[[ジム]]と同じ物に換装している。
  
フェロウ・ブースターはジムの行動範囲拡大と火力の向上を目的として開発された兵装ユニットである。[[ガンダム]]の支援ユニットとしては[[Gファイター]]が設計されていたが、コストと生産性の問題から[[コルベット・ブースター]]のフレームをベースに別の物として開発された。[[宇宙世紀]]0079年11月初頭に1号機がロールアウトし、衛星軌道上で行われたテストで予想以上の性能を示した。
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フェロウ・ブースターはジムの行動範囲拡大と火力の向上を目的として開発された大気圏外用兵装ユニットである。[[ガンダム]]の支援ユニットとしては[[Gファイター]]が設計されていたが、コストと生産性の問題から[[コルベット・ブースター]]のフレームをベースに別の物として開発された。整備兵たちからは「F.F.」と呼ばれており、平たい形状が「Flatfish(ヒラメ)」を連想させたためともされている。
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フェロウ・ブースターの稼働率は高かったが、本機との稼働率との差にロスが生じてしまったため、通常のジムにフェロウ・ブースター接続用ジョイントを追加した代替機6機が各部隊に配備され、稼働率を向上させている。また、フェロウ・ブースターを装備した本機が高性能ぶりを発揮したため、戦後に45機が追加発注されている。それらは剥き出しであったエンジン部に装甲が追加され、下部に兵装用ステーションを備えた機体であった。
 
フェロウ・ブースターの稼働率は高かったが、本機との稼働率との差にロスが生じてしまったため、通常のジムにフェロウ・ブースター接続用ジョイントを追加した代替機6機が各部隊に配備され、稼働率を向上させている。また、フェロウ・ブースターを装備した本機が高性能ぶりを発揮したため、戦後に45機が追加発注されている。それらは剥き出しであったエンジン部に装甲が追加され、下部に兵装用ステーションを備えた機体であった。
  
中間迎撃と艦隊護衛を任務とする機体であるため[[ジム・ガードカスタム]]と誤認されることが多かったが、[[一年戦争]]終結後にそれぞれに[[型式番号]]と名称を与えることで解消されている。
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中間迎撃と艦隊護衛を任務とする機体であるため、現場では[[ジム・ガードカスタム]]と同一機種として誤認されることが多かったが、[[一年戦争]]終結後にそれぞれに[[型式番号]]と名称を与えることで解消されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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:文字設定の初出。ジム・スナイパーカスタムのバリエーション機として「インターセプター」の記述が見られる。
 
:文字設定の初出。ジム・スナイパーカスタムのバリエーション機として「インターセプター」の記述が見られる。
 
;[[MSV-R]]
 
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:出典元。
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:出典元。『MSV』の設定を基に機体デザインと機体設定が設けられ、「[[月刊ガンダムエース]]」2010年2月号掲載の同企画のVol.10で解説が行われた。
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
:回想にて[[ウェイライン隊]]の機体として登場。
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:回想にて[[ウェイライン隊]]の機体として登場。本編にも[[FSS]]会長である[[ジル・ブロッケン・フーバー]]が現場復帰した際に本機を愛用。主に[[ニカーヤ]]の直援を担った。
 
;[[機動戦士ガンダム 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ]]
 
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:[[ジャバウォック隊]]の[[ホープ・ギャロウェイ]]の機体として登場。
 
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:カトキハジメによって『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN|THE ORIGIN]]』の世界観に合わせてリデザインされた。フェロウ・ブースター以外にも数種類の兵装オプションが開発されたとされている。
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:カトキハジメによって『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN|THE ORIGIN]]』の世界観に合わせてリデザインされた。フェロウ・ブースター以外にも数種類の兵装オプションが開発されたとされている。[[ガンプラ]]化した際にはフェロウ・ブースター無し版と装備版の2種類が発売された。
 
;[[機動戦士ガンダム バンディエラ]]
 
;[[機動戦士ガンダム バンディエラ]]
:第43話から[[レービー・マートル]]、[[ハッティ・ドルングス]]、[[ダニリー・マウンチ]]の機体として登場。[[グラナダ]]のジオン艦隊と交戦となり、ダニリー機は[[レプス]]に、レービー機とハッティ機は[[サイコミュシステム初期試験型ザク]]に撃墜された。なお機体デザインは『MSD』版となっている。
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:第43話から[[レービー・マートル]]、[[ハッティ・ドルングス]]、[[ダニリー・マウンチ]]の機体として登場。機体デザインはMSD版準拠となっている。[[グラナダ]]のジオン艦隊と交戦となり、ダニリー機は[[レプス]]に、レービー機とハッティ機は[[サイコミュシステム初期試験型ザク]]に撃墜された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:リアアーマーに1基装備されている近接武装。フェロウ・ブースターに干渉しないように配置されている。
 
:リアアーマーに1基装備されている近接武装。フェロウ・ブースターに干渉しないように配置されている。
 
;シールド
 
;シールド
:主に[[ジム]]等が装備しているシールド。[[ウェイライン隊]]の機体が装備している。
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:主に[[ジム]]等が装備しているシールド。[[ウェイライン隊]]の機体が十字マーク無しの物<ref>ガンダム Ver.Kaなどが装備している物と同様。</ref>を装備している。
 
;ミサイル・ランチャー
 
;ミサイル・ランチャー
 
:フェロウ・ブースターに2基搭載されている6連装のミサイル。
 
:フェロウ・ブースターに2基搭載されている6連装のミサイル。
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:[[Ζガンダム]]が使用している物と同様の装備。『ジョニ帰』にてフーバー機が装備した。エネルギー供給は[[ニカーヤ]]とエネルギーチューブを介して行っている。
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:主にコマンド系列機が装備している曲面シールド。フーバー機がビーム・スプレーガンとセットで装備した。
  
 
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2023年1月10日 (火) 21:01時点における最新版

ジム・インターセプトカスタム
外国語表記 GM Intercept Custom
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 量産型モビルスーツ
型式番号 RGM-79KC
頭頂高 18.0m
本体重量 43.0t
51.7t (フェロウ・ブースター装備時)
主動力 熱核融合炉
装甲材質 チタン系合金
開発組織 地球連邦軍
製造年月日 宇宙世紀0079年11月初頭~
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 レビル艦隊など
主なパイロット
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍の量産型モビルスーツ。生産されたジム・スナイパーカスタム約50機の内、後期生産型10数機を改修した機体であり、艦隊護衛任務におけるインターセプト(中間迎撃)を主とする。

機体はコストの削減と生産効率の向上、フェロウ・ブースターの装備のため若干の仕様変更が行われている。頭部と脚部の形状が変更されている他、フェロウ・ブースター装備のためランドセルをジムと同じ物に換装している。

フェロウ・ブースターはジムの行動範囲拡大と火力の向上を目的として開発された大気圏外用兵装ユニットである。ガンダムの支援ユニットとしてはGファイターが設計されていたが、コストと生産性の問題からコルベット・ブースターのフレームをベースに別の物として開発された。整備兵たちからは「F.F.」と呼ばれており、平たい形状が「Flatfish(ヒラメ)」を連想させたためともされている。

本機は宇宙世紀0079年11月初頭に1号機がロールアウトし、衛星軌道上で行われたテストで予想以上の性能を示した。同年12月にはレビル艦隊を始めとして3艦隊に配備されている。

フェロウ・ブースターの稼働率は高かったが、本機との稼働率との差にロスが生じてしまったため、通常のジムにフェロウ・ブースター接続用ジョイントを追加した代替機6機が各部隊に配備され、稼働率を向上させている。また、フェロウ・ブースターを装備した本機が高性能ぶりを発揮したため、戦後に45機が追加発注されている。それらは剥き出しであったエンジン部に装甲が追加され、下部に兵装用ステーションを備えた機体であった。

中間迎撃と艦隊護衛を任務とする機体であるため、現場ではジム・ガードカスタムと同一機種として誤認されることが多かったが、一年戦争終結後にそれぞれに型式番号と名称を与えることで解消されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

MSV
文字設定の初出。ジム・スナイパーカスタムのバリエーション機として「インターセプター」の記述が見られる。
MSV-R
出典元。『MSV』の設定を基に機体デザインと機体設定が設けられ、「月刊ガンダムエース」2010年2月号掲載の同企画のVol.10で解説が行われた。
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
回想にてウェイライン隊の機体として登場。本編にもFSS会長であるジル・ブロッケン・フーバーが現場復帰した際に本機を愛用。主にニカーヤの直援を担った。
機動戦士ガンダム 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
ジャバウォック隊ホープ・ギャロウェイの機体として登場。
MSD
カトキハジメによって『THE ORIGIN』の世界観に合わせてリデザインされた。フェロウ・ブースター以外にも数種類の兵装オプションが開発されたとされている。ガンプラ化した際にはフェロウ・ブースター無し版と装備版の2種類が発売された。
機動戦士ガンダム バンディエラ
第43話からレービー・マートルハッティ・ドルングスダニリー・マウンチの機体として登場。機体デザインはMSD版準拠となっている。グラナダのジオン艦隊と交戦となり、ダニリー機はレプスに、レービー機とハッティ機はサイコミュシステム初期試験型ザクに撃墜された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

フェロウ・ブースター
本機の装備を前提とした兵装ユニット。ブースターによる行動範囲の拡大とミサイル・ランチャーによる火力の向上を目的とした装備である。整備兵たちは形状からヒラメを想起したらしく、flatfishを略してF.F.と呼んでいる。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。バイザーを下ろした状態でのみ使用可能。
ビーム・スプレーガン
ジム等に装備されている物と同じ武装。
R-4 ビーム・ライフル
ジム・スナイパーカスタムにも装備された狙撃用ビーム・ライフル
バルザック式360mmバズーカ
ジムシリーズのオプション装備として開発されたバズーカ。命中精度が良く、軽量で扱いやすい。
ビーム・サーベル
リアアーマーに1基装備されている近接武装。フェロウ・ブースターに干渉しないように配置されている。
シールド
主にジム等が装備しているシールド。ウェイライン隊の機体が十字マーク無しの物[1]を装備している。
ミサイル・ランチャー
フェロウ・ブースターに2基搭載されている6連装のミサイル。

その他 [編集 | ソースを編集]

ハイパー・メガ・ランチャー
Ζガンダムが使用している物と同様の装備。『ジョニ帰』にてフーバー機が装備した。エネルギー供給はニカーヤとエネルギーチューブを介して行っている。
シールド (ジム・コマンド等)
主にコマンド系列機が装備している曲面シールド。フーバー機がビーム・スプレーガンとセットで装備した。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ジム・スナイパーカスタム
前期生産型。
ジム・ガードカスタム
本機と同じくスナイパーカスタムの後期生産型に分類される機体。戦時中は区別されていなかったため誤認されることが多かった。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

【MSD版】

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ガンダム Ver.Kaなどが装備している物と同様。