「ブルデュエル」の版間の差分

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| タイトル = スペック
 
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| 分類 = 近接戦用試作型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = ワンオフ機 / 改修機
 
| 型式番号 = GAT-X1022
 
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| 主動力 = [[バッテリー]]
 
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| 装甲材質 = [[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アクタイオン・プロジェクト]]」に基づいて開発された[[デュエルガンダム|デュエルガンダム(再製造機)]]を改修した[[モビルスーツ]][[ストライクノワール]]や[[ヴェルデバスター]]との連携運用を想定しており、近接戦闘用に強化されている。
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[[地球連合軍]]の非正規部隊[[ファントムペイン]]が「[[アクタイオン・プロジェクト]]」に基づき再生産した[[デュエルガンダム|デュエル]]をベースに改良・制式採用した派生機。名称の「ブル」はイタリア語で「青」を意味する。
  
機体に追加されているアーマーは[[ロングダガー]][[デュエルダガー]]が装備していた「フォルテストラ」の発展型である。これは[[フェイズシフト装甲]]で出来ており、防御力が高く、武装やスラスターも追加されているので火力や機動力も増強されている。また、アーマーはパージできない完全固定式となっており、運動性の低下を最小限にまで抑える事に成功している。
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開発のベースとなったデュエルはロールアウト直後、[[ザフト軍]]によって強奪され、ザフトはこのデュエルに独自に火力強化装甲「[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|アサルトシュラウド]]」をボルトオン装着したが、その有用性は連合技術陣の注目を浴びる事となり、ファントムペインは本機を部隊専用機に採用するにあたり、連合版アサルトシュラウドとも言える「フォルテストラ」を新たに開発し、更に[[フェイズシフト装甲]]化措置を追加して標準装備化した。
  
ちなみにガンプラでは「ブルデュエルガンダム」名義だが、公式では「ブルデュエル」と表記されている。<br />本来コズミック・イラ世界での「ガンダム」名称は[[キラ・ヤマト]]がストライクを起動させた時のOSの頭文字を繋げて「ガンダム」と読んだ事から広がった愛称であり、連合軍は最初のGだけを取って「G兵器」と呼ばれている。よってブルデュエルの表記が適正だが、コズミックイラにおいてはOSの頭文字を繋げてガンダムと読めるMSを「~ガンダム」と表記する事が多く、デュエルガンダムの再生機を改修している本機もまたガンダムタイプに分類できる為、「ブルデュエルガンダム」と言う表記も決して間違いと言う訳ではない。<br />本項では後者に準じている。
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フォルテストラは近接戦闘兵器の追加のみならず、それらを効果的に運用するための機動力を生み出す大型スラスターも搭載されており、また装甲の採用部位には軽量化を施しつつ可動域を損なわないレイアウトを採用し、運動性を維持するよう配慮がなされている。
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原型機に比して火力と防御力が劇的に向上し、ベース機の特徴であった近接白兵戦能力を更に重視した改良が施された結果、僚機の中では切り込み隊長的なポジションに位置している。反面、遠距離砲撃に対しては脆弱なため、[[ストライクノワール]]や[[ヴェルデバスター]]との連携行動を基本とする。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]
:[[ファントムペイン]]のホアキン隊で運用され、[[ザフト軍]]のモビルスーツを多数撃破したが、陸上戦艦ボナパルトの護衛中の戦闘で[[ケルベロスバクゥハウンド]]の集中攻撃を受け、撃破された。その様はまるで獲物に群がるハイエナのようであった。
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:初登場作品。[[ファントムペイン]]のホアキン隊で運用され、[[キルギス基地]]への救援としてストライクノワール、ヴェルデバスターと共に[[ザフト軍]]のモビルスーツを多数撃破したが、続く陸上戦艦ボナパルトの護衛任務中、[[ケルベロスバクゥハウンド]]の集中攻撃を受け、撃破された。その様はまるで獲物に群がるハイエナのようであった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
 
;[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。その影響で装甲の色が変化するようになった。
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:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。ブルデュエルではフォルテストラにまでVPS装甲の適応範囲が拡大されている。
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;フォルテストラ
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:ザフトのアサルトシュラウドを参考にブルデュエル専用に開発された増加装甲。ブルデュエルのフォルテストラはMSと一体化されており取り外しが出来ない。ダメージコントロールに劣るようにも思える構造だが、固定装備化によってVPS装甲の適用範囲が拡大される利点があり、総合的な防御力は向上している。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
 
;M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
:頭部に2門内蔵された近接防御火器。[[ダガーL]]などの物と同型。
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:頭部の左右両側面に計2門装備されている自動近接防御火器システム。[[ダガーL]]や[[ウィンダム]]の物と同型のもので、前世代のイーゲルシュテルンから大幅に口径がネックダウンされ、威力よりも大人・対軽車両火器として携行弾数を重視する姿勢がより明確化されている。
 
;Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
 
;Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
:[[ウィンダム]]が装備している投擲武器。本機は左肩に収納されている。
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:左肩部ランチャー内に三基装備されている小型ナイフ。対MS戦闘のために考案された兵器で、アーマーシュナイダーのように格闘戦用のコンバットナイフとして使用出来る他、内装したRAT(ロケット補助推進)システムの推力により飛翔し、離れた敵機の通常装甲を貫徹する事が可能である。装備そのものが小型なため、片手のみで全弾投擲が可能。
;M443 スコルピオン機動レールガン
 
:右肩に装備された武装。通常装甲の敵を一撃で撃破する威力を持つ。
 
 
;M7G2 リトラクタブルビームガン
 
;M7G2 リトラクタブルビームガン
:前腕部のアーマーに格納されたビームガン。ストライクノワールのビームライフルショーティーと同じ特徴を持つ。
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:ブルデュエル専用に新規開発されたビームガン。通常はキャニスター内部に収納されているが、戦闘時に展開・起立する。全長の短いビームガンは近接戦闘時の取り回しに優れており、高い連射性能を合わせて乱戦において多数の敵を一気に制圧する事が可能である。
;ES05A ビームサーベル
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;ES05A [[ビームサーベル]]
:脚部にマウントされている格闘兵装。ダガーLなどの物の改良型。
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:両脚部側面に計2基装備されているビームサーベル。ダガーLやウィンダムのES04Bをファントムペインが独自に改修したもの。単独戦闘が多いファントムペインの活動に合わせ、信頼性と耐久性を大幅に向上させている。
 
;対ビームシールド
 
;対ビームシールド
:右肩に設置された防御兵装。スコルピオンの上に重ねるようにして取り付けられている。
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:右肩部に装備されているシールド。[[デュエルガンダム|デュエル]]と同一の物で、ユニバーサルマウントにより独立可動が可能となっている。
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:;M443 スコルピオン機動レールガン
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::シールド裏に装備されている小型レールガン。装備自体は自由度の高いユニバーサル・マウントに懸架されており、機体の姿勢とは独立して射角を確保し、発砲する事が可能。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[デュエルガンダム]]
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;[[デュエルガンダム]] (再製造機)
 
:ベース機。
 
:ベース機。
 
;[[ロングダガー フォルテストラ]] / [[デュエルダガー フォルテストラ]]
 
;[[ロングダガー フォルテストラ]] / [[デュエルダガー フォルテストラ]]

2024年4月28日 (日) 07:15時点における最新版

ブルデュエル
外国語表記 Blu Duel
登場作品 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 近接戦用試作型モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機 / 改修機
型式番号 GAT-X1022
全高 16.89m
本体重量 84.24t
主動力 バッテリー
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
開発組織 アクタイオン・インダストリー社
所属組織 地球連合軍
所属部隊 ファントムペイン (ホアキン隊)
主なパイロット ミューディー・ホルクロフト
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連合軍の非正規部隊ファントムペインが「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再生産したデュエルをベースに改良・制式採用した派生機。名称の「ブル」はイタリア語で「青」を意味する。

開発のベースとなったデュエルはロールアウト直後、ザフト軍によって強奪され、ザフトはこのデュエルに独自に火力強化装甲「アサルトシュラウド」をボルトオン装着したが、その有用性は連合技術陣の注目を浴びる事となり、ファントムペインは本機を部隊専用機に採用するにあたり、連合版アサルトシュラウドとも言える「フォルテストラ」を新たに開発し、更にフェイズシフト装甲化措置を追加して標準装備化した。

フォルテストラは近接戦闘兵器の追加のみならず、それらを効果的に運用するための機動力を生み出す大型スラスターも搭載されており、また装甲の採用部位には軽量化を施しつつ可動域を損なわないレイアウトを採用し、運動性を維持するよう配慮がなされている。

原型機に比して火力と防御力が劇的に向上し、ベース機の特徴であった近接白兵戦能力を更に重視した改良が施された結果、僚機の中では切り込み隊長的なポジションに位置している。反面、遠距離砲撃に対しては脆弱なため、ストライクノワールヴェルデバスターとの連携行動を基本とする。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
初登場作品。ファントムペインのホアキン隊で運用され、キルギス基地への救援としてストライクノワール、ヴェルデバスターと共にザフト軍のモビルスーツを多数撃破したが、続く陸上戦艦ボナパルトの護衛任務中、ケルベロスバクゥハウンドの集中攻撃を受け、撃破された。その様はまるで獲物に群がるハイエナのようであった。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。ブルデュエルではフォルテストラにまでVPS装甲の適応範囲が拡大されている。
フォルテストラ
ザフトのアサルトシュラウドを参考にブルデュエル専用に開発された増加装甲。ブルデュエルのフォルテストラはMSと一体化されており取り外しが出来ない。ダメージコントロールに劣るようにも思える構造だが、固定装備化によってVPS装甲の適用範囲が拡大される利点があり、総合的な防御力は向上している。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
頭部の左右両側面に計2門装備されている自動近接防御火器システム。ダガーLウィンダムの物と同型のもので、前世代のイーゲルシュテルンから大幅に口径がネックダウンされ、威力よりも大人・対軽車両火器として携行弾数を重視する姿勢がより明確化されている。
Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
左肩部ランチャー内に三基装備されている小型ナイフ。対MS戦闘のために考案された兵器で、アーマーシュナイダーのように格闘戦用のコンバットナイフとして使用出来る他、内装したRAT(ロケット補助推進)システムの推力により飛翔し、離れた敵機の通常装甲を貫徹する事が可能である。装備そのものが小型なため、片手のみで全弾投擲が可能。
M7G2 リトラクタブルビームガン
ブルデュエル専用に新規開発されたビームガン。通常はキャニスター内部に収納されているが、戦闘時に展開・起立する。全長の短いビームガンは近接戦闘時の取り回しに優れており、高い連射性能を合わせて乱戦において多数の敵を一気に制圧する事が可能である。
ES05A ビームサーベル
両脚部側面に計2基装備されているビームサーベル。ダガーLやウィンダムのES04Bをファントムペインが独自に改修したもの。単独戦闘が多いファントムペインの活動に合わせ、信頼性と耐久性を大幅に向上させている。
対ビームシールド
右肩部に装備されているシールド。デュエルと同一の物で、ユニバーサルマウントにより独立可動が可能となっている。
M443 スコルピオン機動レールガン
シールド裏に装備されている小型レールガン。装備自体は自由度の高いユニバーサル・マウントに懸架されており、機体の姿勢とは独立して射角を確保し、発砲する事が可能。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ケルベロスバクゥハウンド

関連機体[編集 | ソースを編集]

デュエルガンダム (再製造機)
ベース機。
ロングダガー フォルテストラ / デュエルダガー フォルテストラ
本機の追加装甲のベースとなった「フォルテストラ」を装備している機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]