「ムラサメ」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
26行目: 26行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[オーブ軍]]の次期主力量産型[[モビルスーツ]]。[[M1アストレイ]]の流れを汲んでいる。可変機構を備えており、戦闘機型の[[モビルアーマー]]へと変形する。重量も軽く、機動性や航続距離などの性能がかなり高い。汎用性も考慮されており、宇宙での運用も問題ない。
+
[[M1アストレイ]]に代わる[[オーブ軍|オーブ国防軍]]の次期主力量産型[[モビルスーツ]]
「専守防衛」をコンセプトにした[[M1アストレイ]]とは異なり、「積極的な攻撃による防衛」をコンセプトとしており、量産化する際に省略されていたP0シリーズの設計思想や[[M1アストレイ]]の運用で得られた実戦データを元にして武装や機体の見直しが進められ開発された。
 
このため、[[M1アストレイ]]の事実上の後継機でありながら、可変機構やオプション兵装の充実など先代機とは180度転換させた、オーブの国家方針を具現化したMSである。
 
  
機体のフォルムや変形機構等から、[[Ζガンダム]]のオマージュ的な機体である。
+
M1アストレイが陸戦専用で、作戦展開地形が地上に限定されていたのに対し、空陸両用の万能機としてモビルスーツ形態から戦闘機形態へ瞬時に変形し、幅広い戦況に対応する事が可能。空戦はもちろんのこと地上・宇宙と幅広い戦況に対応出来る汎用性を有する。可変機としての性能も[[地球連合軍|連合]]・[[ザフト軍|ザフト]]の可変機と比較してもトップクラスの水準を誇り、オーブの軍事科学力の高さを粗めて世界に印象付けた。
 +
 
 +
また、「専守防衛」をコンセプトにしたM1アストレイとは異なり、「積極的な攻撃による防衛」をコンセプトとしており、量産化する際に省略されていたP0シリーズの設計思想やM1アストレイの運用で得られた実戦データを元にして武装や機体の見直しが行われた結果、、M1アストレイの後継機でありながら、可変機構やオプション兵装の充実など先代機とは180度転換させた、オーブの国家方針を具現化したMSとして完成している。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:オーブ軍のババ、イケヤ、ゴウ、ニシザワが搭乗。地球連合軍への増援として空母タケミカヅチに搭載され、ザフト軍艦[[ミネルバ]]と交戦し、多数が撃破されるが、ミネルバにも多大な被害を負わせる事に成功している。また、残存したタケミカヅチ搭載機の一部は[[アークエンジェル]]と合流し、ベルリンでの戦闘で出撃。イケヤ、ゴウ、ニシザワの駆る3機がカオスを連携攻撃で撃墜するという戦果を挙げた。その後も本機はオペレーション・フューリーやレクイエム攻防戦などで投入されている。なお、この3人の搭乗機には「801、802、803」のいずれかのナンバリングが施されていたとされている。
+
:オーブ軍のババ、イケヤ、ゴウ、ニシザワ等が搭乗。地球連合軍への増援として空母タケミカヅチに搭載され、ザフト軍艦[[ミネルバ]]と交戦し、多数が撃破されるが、ミネルバにも多大な被害を負わせる事に成功している。また、残存したタケミカヅチ搭載機の一部は[[アークエンジェル]]と合流し、ベルリンでの戦闘で出撃。イケヤ、ゴウ、ニシザワの駆る3機がカオスを連携攻撃で撃墜するという戦果を挙げた。その後も本機はオペレーション・フューリーやレクイエム攻防戦などで投入されている。なお、この3人の搭乗機には「801、802、803」のいずれかのナンバリングが施されていたとされている。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]](小説版)
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]](小説版)
 
:[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]の代わりに本機が[[ミネルバ]]のメインスラスターを破壊している。
 
:[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]の代わりに本機が[[ミネルバ]]のメインスラスターを破壊している。
42行目: 42行目:
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;変形
 
;変形
:MA形態に変形可能。
+
:戦闘機形態への変形が可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
 
;M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
:頭部と左右の主翼の基部に2門づつ装備された武装。イーゲルシュテルンよりも口径が小さいが、改良の結果、威力の低下は1/2に抑えられている。
+
:頭部と可変式主翼カウリング内に2門づつ装備されたCIWS(近接防御火器システム)。イーゲルシュテルンに代わって装備された物であり、イーゲルシュテルンよりも小口径だが、威力の低下は1/2に抑えられている。
 
;72式高エネルギービーム砲
 
;72式高エネルギービーム砲
:背部スタビレーターに内蔵されたビーム砲。MA形態時のみ使用可能。MS形態時は自動で電源が切断されるため、暴発の心配はない。
+
:背部垂直尾翼に内蔵されたビーム砲。戦闘機形態時のみ使用可能な固定兵装であり、その出力は72式回とほぼ同じで極めて強力。MS形態時には自動でパワーリンクが切断されるため、暴発などによって自機を損壊する恐れはない。
 
;66A式空対空ミサイル「ハヤテ」
 
;66A式空対空ミサイル「ハヤテ」
:オーブ国産のミサイル。腰部フロントスカートに内蔵されている。こちらもMA形態時のみ使用可能。
+
:オーブ国産のミサイル。腰部フロントスカートに左右2発ずつ搭載されている。主に戦闘機形態次に使用する事が多いが、航空機相手なら絶大な威力を発揮する。
 
;72式改ビームライフル「イカヅチ」
 
;72式改ビームライフル「イカヅチ」
:本機専用のビームライフル。MS、MA両形態で使える。
+
:ムラサメ専用に開発された[[ビームライフル]]。ムラサメの右腰部ターレット・マウントに装着され、戦闘機形態次も航空火器として使用する事が可能。MS形態次にライフルとして使用する際には、トリガーを引いて発射するが、航空火器時にはマウントを介して発射信号を送る為、トリガーを引く必要はない。
 
;70J式改 ビームサーベル
 
;70J式改 ビームサーベル
:左腰部に1本マウントされた武装。M1アストレイの物の改良型で、整備性と信頼性、駆動時間の延長に成功している。
+
:左腰部に1本マウントされた[[ビームサーベル]]。M1アストレイの70式ビームサーベルの改良型。旧タイプから省電力化と信頼性及び整備性の向上が図られている。この改良により、70J式は従来に比べて30~40パーセントの駆動時間維持に成功している。
 
;シールド
 
;シールド
:対ビームコーティングが施された実体盾。MA形態時は機首にもなる。MA形態での離着陸のためのランディングギアも内蔵されている。<br />MS形態では元ネタとなったZガンダムとの差別化のためか、機首部を下向きにして保持する。
+
:対ビームコーティングが施された実体盾。戦闘機形態時には機首となる。内部には戦闘機形態時に使用する収納式カナード翼と、離着陸時に使用されるノーズギアが内蔵されており、戦闘機形態では欠かすことの出来ない装備となっている。反面、作戦行動中二シールドを失った機体は戦闘機形態への変形が不可能となり、以後の公道はMS形態のみに成約される。
;空対地ミサイル「ドラッヘASM」
+
;Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
:3連装ヴュルガーと同様、地球連合軍のジェットストライカーに搭載されている物と同一のミサイル。主翼にあるハードポイントに装着して使用する。
+
:地球連合軍のジェットストライカーに搭載されている物と同一のミサイル。主翼にあるハードポイントに装着して使用する。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
65行目: 65行目:
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 +
;[[エクリプスガンダム]]
 +
:同じオーブの防空計画から派生し、ムラサメよりも先んじて開発された可変モビルスーツ。
 
;[[バルトフェルド専用ムラサメ]]
 
;[[バルトフェルド専用ムラサメ]]
 
:本機の[[アンドリュー・バルトフェルド]]専用機。[[コーディネイター]]であるバルトフェルドに合わせて、機体性能を設計限界値一杯まで出せるよう改修されている。
 
:本機の[[アンドリュー・バルトフェルド]]専用機。[[コーディネイター]]であるバルトフェルドに合わせて、機体性能を設計限界値一杯まで出せるよう改修されている。

2021年7月26日 (月) 14:26時点における版

ムラサメ
外国語表記 Murasame
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
デザイン 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型可変モビルスーツ
型式番号 MVF-M11C
全高 17.82m
本体重量 46.88t
主動力 バッテリー
開発組織 モルゲンレーテ社
所属組織 オーブ国防軍
所属部隊
主なパイロット
  • ババ
  • イケヤ
  • ゴウ
  • ニシザワ、他
  • テンプレートを表示

    概要 

    M1アストレイに代わるオーブ国防軍の次期主力量産型モビルスーツ

    M1アストレイが陸戦専用で、作戦展開地形が地上に限定されていたのに対し、空陸両用の万能機としてモビルスーツ形態から戦闘機形態へ瞬時に変形し、幅広い戦況に対応する事が可能。空戦はもちろんのこと地上・宇宙と幅広い戦況に対応出来る汎用性を有する。可変機としての性能も連合ザフトの可変機と比較してもトップクラスの水準を誇り、オーブの軍事科学力の高さを粗めて世界に印象付けた。

    また、「専守防衛」をコンセプトにしたM1アストレイとは異なり、「積極的な攻撃による防衛」をコンセプトとしており、量産化する際に省略されていたP0シリーズの設計思想やM1アストレイの運用で得られた実戦データを元にして武装や機体の見直しが行われた結果、、M1アストレイの後継機でありながら、可変機構やオプション兵装の充実など先代機とは180度転換させた、オーブの国家方針を具現化したMSとして完成している。

    登場作品と操縦者

    機動戦士ガンダムSEED DESTINY
    オーブ軍のババ、イケヤ、ゴウ、ニシザワ等が搭乗。地球連合軍への増援として空母タケミカヅチに搭載され、ザフト軍艦ミネルバと交戦し、多数が撃破されるが、ミネルバにも多大な被害を負わせる事に成功している。また、残存したタケミカヅチ搭載機の一部はアークエンジェルと合流し、ベルリンでの戦闘で出撃。イケヤ、ゴウ、ニシザワの駆る3機がカオスを連携攻撃で撃墜するという戦果を挙げた。その後も本機はオペレーション・フューリーやレクイエム攻防戦などで投入されている。なお、この3人の搭乗機には「801、802、803」のいずれかのナンバリングが施されていたとされている。
    機動戦士ガンダムSEED DESTINY(小説版)
    ∞ジャスティスの代わりに本機がミネルバのメインスラスターを破壊している。

    装備・機能

    特殊機能

    変形
    戦闘機形態への変形が可能。

    武装・必殺攻撃

    M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
    頭部と可変式主翼カウリング内に2門づつ装備されたCIWS(近接防御火器システム)。イーゲルシュテルンに代わって装備された物であり、イーゲルシュテルンよりも小口径だが、威力の低下は1/2に抑えられている。
    72式高エネルギービーム砲
    背部垂直尾翼に内蔵されたビーム砲。戦闘機形態時のみ使用可能な固定兵装であり、その出力は72式回とほぼ同じで極めて強力。MS形態時には自動でパワーリンクが切断されるため、暴発などによって自機を損壊する恐れはない。
    66A式空対空ミサイル「ハヤテ」
    オーブ国産のミサイル。腰部フロントスカートに左右2発ずつ搭載されている。主に戦闘機形態次に使用する事が多いが、航空機相手なら絶大な威力を発揮する。
    72式改ビームライフル「イカヅチ」
    ムラサメ専用に開発されたビームライフル。ムラサメの右腰部ターレット・マウントに装着され、戦闘機形態次も航空火器として使用する事が可能。MS形態次にライフルとして使用する際には、トリガーを引いて発射するが、航空火器時にはマウントを介して発射信号を送る為、トリガーを引く必要はない。
    70J式改 ビームサーベル
    左腰部に1本マウントされたビームサーベル。M1アストレイの70式ビームサーベルの改良型。旧タイプから省電力化と信頼性及び整備性の向上が図られている。この改良により、70J式は従来に比べて30~40パーセントの駆動時間維持に成功している。
    シールド
    対ビームコーティングが施された実体盾。戦闘機形態時には機首となる。内部には戦闘機形態時に使用する収納式カナード翼と、離着陸時に使用されるノーズギアが内蔵されており、戦闘機形態では欠かすことの出来ない装備となっている。反面、作戦行動中二シールドを失った機体は戦闘機形態への変形が不可能となり、以後の公道はMS形態のみに成約される。
    Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
    地球連合軍のジェットストライカーに搭載されている物と同一のミサイル。主翼にあるハードポイントに装着して使用する。

    対決・名場面

    カオスガンダム
    3機連携の曲芸的な急降下攻撃で撃破した。どちらかと言うと、カオスの不名誉シーンと言うべきか。

    関連機体

    エクリプスガンダム
    同じオーブの防空計画から派生し、ムラサメよりも先んじて開発された可変モビルスーツ。
    バルトフェルド専用ムラサメ
    本機のアンドリュー・バルトフェルド専用機。コーディネイターであるバルトフェルドに合わせて、機体性能を設計限界値一杯まで出せるよう改修されている。
    偵察型ムラサメ
    背部にレドームを装備したムラサメ。長距離偵察や索敵を得意としている。また、通常のムラサメの武装は(背部のビーム砲以外は)そのまま残されているため、充分な戦闘能力も持っている。
    オオツキガタ
    超長射程高機動砲撃戦に特化した派生機。M1Aアストレイの僚機として開発された。
    M1アストレイ
    前世代機。主にシュライク装備の機体が本機と共に運用されている。

    商品情報

    リンク