第306部隊

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第306部隊 (The 306 Corps)[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (漫画版・小説版)』に登場する、地球連邦軍所属のラー・カイラム級エイジャックスを母艦とする特務部隊。部隊長であるバズ・ガレムソン大佐と副長のリディア・ドーフマン大尉が部隊を率いている。

正規軍でありながらその活動は卑劣極まりないものであり、連邦政府により禁止されていたネオ・ジオン残党狩りをガレムソンが私利私欲の為に行っていた。宇宙世紀117年にゼブラゾーンの7バンチコロニーを襲撃し、レイラ・レギオールの両親を始めとした多数の犠牲者を出した。また、その3年後の残党狩りの際には攻撃に参加しなかったトキオ・ランドールを独房入りにした挙句、アナハイム・エレクトロニクス社にテストパイロットとして左遷に近い形で出向させている。

宇宙世紀0123年2月に発生したゼブラゾーン事件においてもウェンツェル大佐による指示の下で暗躍。シークレットフォーミュラプロジェクトの中核を成すネオガンダムの最終調整を任とすると共に、シルエットフォーミュラプロジェクト開発機体のテスト運用を行っていたブレイウッドクロスボーン・バンガードダーク・タイガー隊を衝突させ、7バンチコロニーにて両方から試験データを入手した後、口封じのためコロニーごと抹殺する事を目的としていた。

2月22日、同部隊はまず、ダーク・タイガー隊のトラップにより右舷エンジンを損傷しコロニーに寄航していたブレイウッドに接触。修理と共に左舷エンジンへ爆弾を設置しつつアイリス・オーランドをエイジャックスへ出頭させ、シルエットガンダムの試験データをネオガンダムへとフィードバックさせた。作業後、単身ダーク・タイガー隊のモーリス・オバリー少尉及びシェルフ・シェフィールド大尉と接触したガレムソンは、データを受け取ると共に受け渡し役のオバリーを殺害。しかし思わぬ抵抗を見せたシェフィールドを取り逃がしてしまう。

同月23日、エイジャックスに帰還したガレムソンは用済みとなったアイリスを艦内に拘束。さらにトキオをネオガンダムの専属パイロットとして復隊させるべくエイジャックスへと出頭させた後、ブレイウッドの左舷エンジンおよび7バンチコロニーの外壁に仕掛けた爆弾を爆破。これによりアイリスとトキオを引き抜き、それ以外の関係者は全て抹殺する心算だった。

ところが、復隊を拒否したトキオが艦内に拘束されていたアイリスやエリザベスなどのAE社のエンジニア達と共に脱走。挙句、ネオガンダム 2号機を奪取され、エンジニア全員の脱出も許してしまう。第306部隊は立て続けに襲撃してきたダーク・タイガー隊やブレイウッド隊と交戦状態に陥るが、その最中、コロニー内に逃げ込んだブレイウッドを砲撃しようとしたエイジャックスが2号機からの砲撃によりブリッジを破壊されドーフマンが戦死。1号機で出撃していたガレムソンもブレイウッド隊と交戦の末に戦死し、指揮官を失った部隊は戦闘機能を失った。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (漫画版)
初出作品。第5話で初登場した。黒幕の1つであり、特にガレムソンの卑劣漢ぶりが色濃く描かれている。作中では「連邦軍306部隊 (キャラクター紹介の欄)」「第306部隊 (本編第5話)」と、場面によって表記にバラつきが見られる。
機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (小説版)
ブレイウッド及びダーク・タイガー隊の抹殺が目的という点は共通しているものの、コロニーに向かう表向きの理由が「ネオ・ジオン残党の討伐を目的としたCV軍との共同作戦」となっており、ネオガンダムはトキオによりフォン・ブラウンから移送される展開となっている。最終的に事態に気づいたダーク・タイガー隊が第306部隊の討伐に向かうものの、そこから先の展開について描写される事はなく、同作はほぼ打ち切りの形で完結している。

部隊員 [編集 | ソースを編集]

バズ・ガレムソン
部隊長。
リディア・ドーフマン
副長。
トキオ・ランドール
元隊員。本編の3年前に所属していたものの、残党狩りに参加した際、攻撃を躊躇し命令に背いたためAE社へと出向させられてしまう。その後、本編で復隊させようとするも、この欲張った行動が裏目に出る結果となった。
MP
武装したMPが艦内に数人配置されている。中には連行中のアイリスに良からぬ事を働こうとした人物もいたが、脱走中のトキオに背後から銃で殴られ気絶している。

保有戦力 [編集 | ソースを編集]

モビルスーツ [編集 | ソースを編集]

艦船 [編集 | ソースを編集]

リンク [編集 | ソースを編集]