ゲルググ (GQ)
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| ゲルググ (GQ) | |
|---|---|
| 外国語表記 | GELGOOG (GQ) |
| 登場作品 | 機動戦士Gundam GQuuuuuuX |
| デザイナー |
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| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 主力量産型モビルスーツ |
| 生産形態 | 量産機 |
| 型式番号 | gMS-01 |
| 頭頂高 | 17.5m |
| 全高 | 18.0m (アンテナ含む) |
| 本体重量 | 42.2t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| 開発組織 | ジオン公国軍 |
| 所属組織 |
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| 主なパイロット |
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概要[編集 | ソースを編集]
シャア・アズナブルが地球連邦軍から鹵獲したガンダムを、キシリア・ザビ、ドズル・ザビの合同チームがリバースエンジニアリングし、そこから得られたデータを基に開発・量産を進めたジオン公国軍の制式採用機。
シャアによるガンダム奪取はジオンのモビルスーツ開発にも大きな影響を与え、中でもザクに次ぐ主力MS開発においてはジオニック社が開発していたMS-14が先行していたものの、ガンダムを解析することで得られたデータを基に新たな機体の開発が進められた結果、後者が開発競争に勝利し、「gMS-01 ゲルググ」として採用された。
ゲルググは簡易型ガンダムといえるマスプロモデルであり、優れた汎用性を有する一方、生産性を考慮した相応のコストダウンが図られている。ビーム・サーベルやビーム・スプレーガンを備え、主に近~中距離の戦闘を想定した仕様となった。
バリエーション [編集 | ソースを編集]
- ジオン軍仕様
- ジオン公国軍の正式採用仕様。グリーンとグレーを基調としたカラーリングを採用する。機体は一年戦争末期に実戦投入されたほか、宇宙世紀0085年時にも現役の機体として公国軍で運用されている。
- スガイ機
- 警備会社ドミトリーに横流しされた機体の内、「魔女」の異名で呼ばれたシイコ・スガイが搭乗する機体。クランバトル用に白と赤、黄を基調としたカラーにリペイントされている他、モスク・ハンによってマグネットコーティングが施され、マニピュレータにはシイコの得意戦術である「スティグマ攻撃」を行うための小型ワイヤーが内蔵されている。
- ボカタ機
- スガイ機と同じくドミトリー社に流出した機体。同社所属のMSパイロットボカタが搭乗。カラーリングはライトグレーと緑、白を基調としたパーソナル仕様となっている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 初登場作品。ジオン軍が鹵獲したガンダムをリバースエンジニアリングする形で開発され、一年戦争末期に採用された。『Beginning』及び第8話ではソドンの艦載機として運用され、ソロモンへ揚陸したソドンの直掩を担当。その後、第4話でドミトリー社の宣伝クラン「CRS」に流出した機体がクランバトルで使用された。同機に搭乗するシイコ・スガイは赤いガンダムの撃破に全てを捧げており、マグネットコーティングとスティグマによって赤いガンダムに肉薄するが、あと一歩及ばず背後からコクピットにビーム・サーベルを突き立てられ、撃破された。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- マグネットコーティング
- モスク・ハンの提唱した摩擦キャンセル技術。CRSの機体に採用され、スティグマの多用も相まって高い運動性を示した。
- ワイヤー
- スガイ機のマニピュレータに内蔵されたフック付きのワイヤー。彼女の得意戦術であるスティグマ攻撃を行うために装備された。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ビーム・スプレーガン
- ゲルググの標準装備となった小型の射撃兵器。一撃の威力はビーム・ライフルに劣るが、取り回しに優れる。非使用時はリアスカートアーマーにマウントが可能。スガイ機は二挺装備し、スティグマ攻撃と合わせてトラップとして活用している。
- ビーム・サーベル
- ビームを出力・固定して刃として用いる格闘兵器。グリップは腰部後方にマウントすることが可能である。
戦法 [編集 | ソースを編集]
- スティグマ攻撃
- 一年戦争時代からのシイコ・スガイの得意戦術。小型フック付きのワイヤーを相手の装甲に引っ掛け、変則的な軌道で敵を翻弄する。撃墜された機体にワイヤーを引っ掛けた際の小さな傷が残ることから、ギリシャ語で「烙印」を意味する「スティグマ」と呼ばれるようになった。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 魔女の戦争
関連機体[編集 | ソースを編集]
- 白いガンダム / 赤いガンダム
- 開発のベースとなった機体。
- ゲルググ
- 宇宙世紀正史におけるゲルググ。『ジークアクス』においてはMS-14として開発が行われる事はなく、名称だけが本機に用いられている。
- ジム
- 宇宙世紀正史におけるガンダムの量産型。本機はジオン製でありながらモノアイ機ではなく、概ね原典のジムに倣ったデザインとなっている。また、その開発系譜に加えてスガイ機はカラーリングを含めてジムに似た印象を与える。
- ゲム カモフ
- 『機動戦士ガンダム MS IGLOO』の登場機体。ジオン軍が偽装用にジムを模して製造した機体で「ジム似のジオン軍MS」という点では共通している。
- 連邦製ゲルググ
- 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する連邦軍製のゲルググ。ジオン版ジムである本機とは対極的な機体と言える。