「ディジェ・トラバーシア」の版間の差分
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == |
2021年12月13日 (月) 09:46時点における版
ディジェ・トラバーシア | |
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外国語表記 | Dijeh Traversia |
登場作品 | 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 |
スペック | |
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分類 | ニュータイプ専用試作型モビルスーツ |
型式番号 | MSK-008S |
頭頂高 | 18.9m |
本体重量 | 43.4t |
全備重量 | 49.7t~54.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | ネオ・ジオン軍 |
所属 | ネオ・ジオン軍 |
主なパイロット | シャア・アズナブル |
概要
ネオ・ジオンのエンジニア、アルレット・アルマージュが次世代のシャア・アズナブルの専用機を建造するべく、その基礎データを取得する目的でシャア専用ディジェを改修した攻撃型モビルスーツ。最低限の兵装システムとしての完成を見たため、シャア専用ディジェとは違い型式番号と固有名称が与えられた[1]。
機体中核に半壊したディジェを引き続き使用していたのは、既に搭載されているサイコフレームを降ろし、新たな機体へ搭載、再調整する時間を惜しんだ為である。
中核機体の基本構造はディジェの母体となったリック・ディアスから変更は無いが、熱核融合炉は後にヤクト・ドーガに採用される物を搭載しており、本機開発当時ネオ・ジオンが獲得している戦力の中では最高出力を誇っていた。しかし、この機体自体が単機運用しかされない事を想定していた為、動力炉の出力曲線はやや安定限度を無視した設定がされ、通常のパイロットでは取り回しが難しい[2]。
四肢は前身機が半壊したため、当時最新の試作機用のスペアパーツが再装備され、背部スラスターはシュツルム・ディアスの物が引き続き装備されている。武装も、次の開発目標となる総帥専用機の想定火力に少しでも近づけ、近似のデータを得る目的で調達しうる限り高出力の物が用意された。
頭部は開発時にアナハイム・エレクトロニクス社から寄贈された開発経緯不明の頭部に変更されているが、これはアルレットが異常な程のセンサー有効範囲を有する事に狂喜した為とされる。
一説には対キマイラ隊を念頭に開発されたとする資料もあるが、実際には開発者であるアルレットは後のサザビーの開発に対しての関心しかなく、目標としている性能は予想されるアムロ・レイ搭乗の新型ガンダムに対する物であった。また、シャアがヤクト・ドーガを専用機の母体とする事を拒否したのは、そもそもギラ・ドーガの拡張機体であったヤクト・ドーガにおける反応速度向上がトラバーシアでは既に基礎設計上、限界を迎えていた為とされている。
登場作品と操縦者
装備・機能
特殊機能
- サイコフレーム
- サイコミュの小型化を可能とした新開発の構造材。バックアップ用のバイオセンサーに接続されている。トラバーシアがディジェをベース機にしているのはこれを他の機体に移植・調整する時間を惜しんだ為であった。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- ギラ・ドーガのビーム・マシンガンの試作品。銃口がビーム・ライフル用しか備わっておらず、ビーム・マシンガンとしては使用不可。
- ビーム・ナギナタ
- 柄の両端からS字にビーム刃が発生する武装。片方だけ発生させることも可能。非使用時はリアアーマーにマウント可能。
- ビーム・カノン
- グライ・バインダーに計2門内蔵されているビーム砲。
- ビーム・ピストル
- 背部に2挺マウントされている射撃武装でマウント時はEパックへの粒子リチャージが行われる。本来は手で持って射撃する武装だがマウントされた状態でも発砲可能。
- シールド
- 左腕に装備されているヤクト・ドーガ用のシールド。シールド表面に4門のメガ粒子砲が搭載されている。
- ファンネル
- 両肩のファンネル・ポート・シールドに6基搭載されているオールレンジ攻撃端末。トラバーシアの最大の特徴として、このファンネルの運用テストが挙げられる。ヤクト・ドーガへの採用は決定していたものの、さらなる高出力化と反応速度の向上を急務としていた。