「高機動型ゲルググ」の版間の差分
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− | + | ハードウェア上はノーマルのゲルググに推進器/プロペラントタンク一体型のランドセルを追加だけの仕様だが、初期加速能力が大幅に向上しており、エースパイロットの操縦によって高い戦闘能力を発揮した。高機動型は先行量産型の生産に前後して67機が生産され、その全てが実戦に参加していたとされる。 | |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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;[[陸戦型ゲルググ]] | ;[[陸戦型ゲルググ]] | ||
:地上用に改修されたゲルググ。ガンダム戦記版は本機のブースター・パックに似たランドセルを装備している。 | :地上用に改修されたゲルググ。ガンダム戦記版は本機のブースター・パックに似たランドセルを装備している。 | ||
+ | ;[[ゲルググ (ヘルベルト・フォン・カスペン機)]] | ||
+ | :B型ではないゲルググではあるが、本機の増速用ブースター・パックに似た形状のランドセルが装着されている。 | ||
<!-- == 余談 == --> | <!-- == 余談 == --> | ||
<!-- *説明 --> | <!-- *説明 --> |
2024年10月26日 (土) 18:35時点における最新版
高機動型ゲルググ | |
---|---|
外国語表記 | Gelgoog High Mobility Type |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
別表記 | ゲルググ高機動型 |
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 / 換装形態 |
型式番号 | MS-14B |
頭頂高 | 19.2m |
全高 | 19.6m |
本体重量 | 53.5t |
全備重量 | 76.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 79,900kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 6,300m |
素体 | ゲルググ |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属組織 | |
所属部隊 |
|
主なパイロット |
アシュレイ・ホーン ガースキー・ジノビエフ マハガン・レズナー (ファラク仕様) アズ・バレン (ファラク仕様) 他 |
概要[編集 | ソースを編集]
ゲルググに増速用ブースター・パックを装備したバリエーション機。B型とも呼称され、A型もしくは先行量産型にバックパックを増設した機体と、設計段階から高機動型として製造された機体の2種が存在する。
ゲルググはザクと同じかそれ以上の汎用性を持たせる事が可能であったため、最小限のオプションで多用な戦術に対応出来るよう設計されている。基本的にはノンオプションで最高水準の性能を発揮するが、膨大な初期加速が必要とされる一撃離脱作戦等に対応するための高機動型バックパックなどは、背面パネルごと換装する事ができた。このタイプは先行量産型でも多く見られ、ザク系の機体ではこの程度の変更でも内装部品の交換や多岐にわたる調整が必要だったが、ゲルググはほとんど無改造でこれらオプションを装着した上で稼働する事ができた。
ハードウェア上はノーマルのゲルググに推進器/プロペラントタンク一体型のランドセルを追加だけの仕様だが、初期加速能力が大幅に向上しており、エースパイロットの操縦によって高い戦闘能力を発揮した。高機動型は先行量産型の生産に前後して67機が生産され、その全てが実戦に参加していたとされる。
ジオンにおけるMS作戦行動では通常3機のMSで構成される小隊単位を最小規模とするが、消耗の激しい前線ではその限りではなく、大戦末期ではMSの充足率の低下やモビルアーマーを含む新型兵器の運用により部隊の編成は煩雑なものとなっており、キマイラ隊でも受領した24機のゲルググを重火力を担うキャノンタイプ1機に対し、高機動型を直衛機として1機随伴させるという変則的な編成を行っている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- MSV
- 出典元。ジョニー・ライデン機をはじめとして、ゲルググキャノンとともにキマイラ隊に属する機体が登場している。一般カラーの機体については以降のゲーム作品や漫画作品などの媒体で登場している。
- GUNDAM LEGACY
- ジオン共和国軍所属のガースキー・ジノビエフの機体として登場。
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- MATERIAL-A001にてフルアーマーガンダム (タイプB)のシミュレーションで登場。母艦を破壊したフルアーマーガンダムに2機の本機が接近戦を挑むものの、返り討ちにあって2機とも撃破されている。しかし、破壊された内の1機が青いゲルググに変貌し、フルアーマーガンダムを撃破している。
- 機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
- サイド4宙域を拠点に活動するジオン残党『ファラク』によって数機が幹部仕様機として運用されている。この部隊の機体は全身を白一色で統一し、その上から爬虫類の鱗を思わせる意匠を各所に施してある。このため、蛇を模した部隊のパーソナルマークも相俟って『白蛇』の仇名がつけられている。主なパイロットは、同組織所属のマハガン・レズナー、ガルド・クレイズ、アズ・バレンの3名。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- ゲルググは開発当初から各種のオプション装備が想定されており、基本的にはノンオプションで最高水準の性能を発揮したが、地上への投入や特殊な任務への対応を考え、膨大な初期加速が必要とされる一撃離脱作戦に対応するためのバックパックなどは、背面パネルごと換装する事ができた。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ビーム・ライフル
- 通常のゲルググと同型のビーム・ライフル。ガンダムの使用するそれに勝るとも劣らない性能を持ち、高性能センサーにより高い照準値を誇る。
ビーム・ナギナタと同様に本機の代表的武装であるが、ジェネレーター出力の多くを推力に回すパイロットが多く、通常機ほど多用されていないとする資料もある。 - ジャイアント・バズ
- 主にドム系列機に装備された360mm口径バズーカ砲。
- ロケット・ランチャー
- ブルパップ式の360mm口径ロケット・ランチャー。同口径のジャイアント・バズと比べて取り回しが良い。
- ビーム・ナギナタ
- ゲルググが装備するビーム・サーベル。ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。
- シールド
- アーモンド型に象られた防御装備。耐ビームコーティングが施されており、ビーム攻撃にもある程度耐える事ができた。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
パーソナルカスタム機[編集 | ソースを編集]
- 高機動型ゲルググ (ジョニー・ライデン少佐機)
- パーソナルカラーの紅を基調に塗装されたジョニー・ライデン専用機。
- 高機動型ゲルググ (ユーマ・ライトニング中尉機)
- パーソナルカラーの蒼を基調に塗装されたユーマ・ライトニング専用機。
- 高機動型ゲルググ (マッキ・ヴィスコンティ大尉機)
- ビーム・ランスを装備したマッキ・ヴィスコンティ専用機。
- 高機動型ゲルググ (ヒュー・マルキン・ケルビン大佐機)
- 黒を基調に塗装されたヒュー・マルキン・ケルビン専用機。
- 高機動型ゲルググ (エリク・ブランケ機)
- パーソナルカラーの紫を基調に塗装されたエリク・ブランケ専用機。
- 高機動型ゲルググ (ガルド・クレイズ機)
- 中破したガルド・クレイズの高機動型ゲルググを修復を兼ねて改修した機体。
- 高機動型ゲルググ(黒い三連星専用機)
- パーソナルカラーの黒を基調に塗装された黒い三連星専用機。『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。
- 高機動型ゲルググ(シン・マツナガ専用機)
- パーソナルカラーの白を基調に塗装されたシン・マツナガ専用機。『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。
- 高機動型ゲルググ(エリオット・レム専用機)
- パーソナルカラーの朱色を基調に塗装されたエリオット・レム専用機。『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。
- シャア専用ゲルググ
- 『C.D.A.』及び『THE ORIGIN』において増速用ブースター・バックを追加装備した。
系列機・派生機[編集 | ソースを編集]
- ゲルググ
- 素体。『MS IGLOO』に登場した機体は本機の物を簡素化したバックパックを追加装備している。
- 高機動型ゲルググ改
- 機動性能の向上を図った機体。
- ゲルググ・ウェルテクス
- 戦後に、キマイラ隊の本機から得た戦闘データを基にアナハイム・エレクトロニクス社が開発したゲルググ系の派生機。
技術的関与のある・疑われる機体[編集 | ソースを編集]
- ギャン・エーオース
- ギャンの改修機。本機のブースター・パックが背部に追加されている。
- 陸戦型ゲルググ
- 地上用に改修されたゲルググ。ガンダム戦記版は本機のブースター・パックに似たランドセルを装備している。
- ゲルググ (ヘルベルト・フォン・カスペン機)
- B型ではないゲルググではあるが、本機の増速用ブースター・パックに似た形状のランドセルが装着されている。