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− | + | レイダー開発計画本来の仕様に従って開発された機体で、基本的な運用形式は先行生産機にほぼ準じている。レイダーの実戦データは本機にフィードバックされており、主翼には前縁フラップ及びウイングレットが追加され、主ターボジェット・エンジンもより高出力のモデルに換装されている。後述の副翼がオプション装備として用意されたことで飛行性能が向上したことで、脚部スラスターは不要となりオミットされている。コックピットのすぐ外にはフックが増設されているが、これは高速で回転するシリンダーを横位置に装着し、マグヌス効果によって揚力を制御する補助システムを設置する実験計画によるものである。 | |
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+ | レイダーになかった機能として大気圏外からの再突入ポッドを使用することで、空中から大気圏を離脱して目標地点上空で再突入するという、超高空から敵に対して奇襲や強襲する能力を備えている。副翼に搭載されたラムジェットエンジンを使用し飛行型であることを活かした作戦行動により、多彩な戦術オプションを選択可能。搭載される兵装も多彩であるものの、レイダーの武装はほとんど装備されず、新たに実体弾主体の物が中心となっている。後に開発された後期型は対MS戦闘能力の向上をにらんだ機体で、アフラマズダや[[ビームライフル]]が装備されている。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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;[[ゲルプレイダー]] | ;[[ゲルプレイダー]] | ||
:「[[アクタイオン・プロジェクト]]」によって開発された機体。本機をベースにして開発されている。 | :「[[アクタイオン・プロジェクト]]」によって開発された機体。本機をベースにして開発されている。 | ||
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2021年10月13日 (水) 15:34時点における最新版
レイダー制式仕様 | |
---|---|
外国語表記 | Raider Full Spec |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 航空強襲モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | GAT-333 |
全高 | 17.94m |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | トランスフェイズ装甲 |
開発組織 | 地球連合軍 |
所属 | |
主なパイロット |
エドワード・ハレルソン 連合兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連合軍が開発したレイダーガンダムの制式仕様機。ザフト軍の空戦用MSへの対抗策として開発された。
型式番号からも分かる通り開発されたのはレイダーよりも先だが、配備は後となった。これはレイダーが開発中の本機をベースに一部簡略化して急遽建造された機体であるためである。そのためレイダーの名は先行生産機に譲り、本機はレイダー制式仕様と名付けられた。
レイダー開発計画本来の仕様に従って開発された機体で、基本的な運用形式は先行生産機にほぼ準じている。レイダーの実戦データは本機にフィードバックされており、主翼には前縁フラップ及びウイングレットが追加され、主ターボジェット・エンジンもより高出力のモデルに換装されている。後述の副翼がオプション装備として用意されたことで飛行性能が向上したことで、脚部スラスターは不要となりオミットされている。コックピットのすぐ外にはフックが増設されているが、これは高速で回転するシリンダーを横位置に装着し、マグヌス効果によって揚力を制御する補助システムを設置する実験計画によるものである。
本機最大の特徴は大型クローで保持される副翼である。これは航続距離の延伸と飛行性能向上の効果を目的としたオプション装備で、装備することで航空型モビルスーツとしては史上初の複葉機となる。副翼上面にはパイロンが備わっており、機関砲やミサイル、爆弾や増槽、補助エンジン等の装着が可能となっている。空力特性の悪化を承知でパイロンを上面に備えたのは、ここに装着される装備の多くがレイダーの腕によって使用されることを前提としているためである。
レイダーになかった機能として大気圏外からの再突入ポッドを使用することで、空中から大気圏を離脱して目標地点上空で再突入するという、超高空から敵に対して奇襲や強襲する能力を備えている。副翼に搭載されたラムジェットエンジンを使用し飛行型であることを活かした作戦行動により、多彩な戦術オプションを選択可能。搭載される兵装も多彩であるものの、レイダーの武装はほとんど装備されず、新たに実体弾主体の物が中心となっている。後に開発された後期型は対MS戦闘能力の向上をにらんだ機体で、アフラマズダやビームライフルが装備されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムSEED MSV
- 出典元。
- 機動戦士ガンダムSEED MSV戦記
- Field 04にて、本機が実戦投入された八・八作戦が描かれた。電子戦仕様のディン等、多数の敵機を撃墜している。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディションIII 運命の業火
- ベブンズベース攻防戦にて登場。3機のウィンダムともにレジェンドガンダムと交戦するもまとめて撃破された。
- 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- トランスフェイズ装甲
- フェイズシフト装甲の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側にフェイズシフト装甲を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。表面は通常装甲のためフェイズシフトダウンが敵に露呈することも防いでいる。
- 変形
- モビルアーマー形態に変形可能。
- 副翼
- MA形態時に大型クローで保持される副翼。飛行性能を向上させる他、ウェポンプラットフォームとしての機能も有する。また、大気圏突入時には耐熱装甲としても機能する。一部のパイロットはこれに補助エンジンを搭載し、MS形態時に無線コントロールしてサブ・フライト・システムとして運用する事例が確認されている。翼自体をブレードに見立てて、使い捨ての投擲武装としても使用可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- M20 20mmクロー部機関砲
- 両腰部のアームを介して装備されている2基の大型クローに内蔵されている機関砲。副翼装備時には使用不可。
- M2M3 76mm機関砲
- 両肩部に計2門内蔵されている機関砲。MA形態時でのみ使用可能な武装。
- AIM-957F キングコブラ赤外線誘導短距離AAM
- MA形態時の両肩に2発装備可能な大型対空ミサイル。画像追尾による誘導も可能。副翼にも装備可能。
- GAU-8M2 52mm機関砲ポッド
- 副翼上面のパイロンに2挺装備されている機関銃。MS形態時には携行火器としても使用可能。105ダガーと同様の武装。
- 短距離プラズマ砲「アフラマズダ」
- 後期型の大型クローに内蔵されているビーム砲。レイダーと同様の武装で、20mmクロー部機関砲から差し替えられる形で装備されている。
- MX703G ビームライフル
- 後期型から装備されるビームライフル。52mm機関砲ポッドと同様の外見の武装。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- レイダーガンダム
- ブーステッドマン用に急遽開発された先行配備型。本機に先駆けてオーブ解放作戦に実戦投入されため、本機に区別のため「制式仕様」の名称が付加された。
- ゲルプレイダー
- 「アクタイオン・プロジェクト」によって開発された機体。本機をベースにして開発されている。