「ゴーストガンダム」の版間の差分
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == |
2020年3月14日 (土) 00:12時点における版
ゴーストガンダム | |
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外国語表記 | Ghost Gundam |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト |
デザイナー | 長谷川裕一 |
スペック | |
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分類 | 試作型可変モビルスーツ |
型式番号 | XM-XX |
頭頂高 | 不明 |
本体重量 | 不明 |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | ジェネレーター出力 |
スラスター総推力 | スラスター総推力 |
装甲材質 | レアメタル(コーティング部分) |
センサー有効半径 | センサー有効半径 |
原型機 | ファントム |
改修 | クロスボーン・バンガード (蛇の足) |
所属 | クロスボーン・バンガード (蛇の足) |
主なパイロット |
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概要
宇宙海賊クロスボーン・バンガード (蛇の足)の試作型モビルスーツ。「サウザンド・カスタム」の1機であるファントムの改修機である。
ザンスカール帝国がマリア・シティに向けて発射した核ミサイルの迎撃の為に巡航形態「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」へと無理矢理変形し、更に超高速飛行まで行った結果、決して小さくはない損傷を負っていた事からクロスボーン・ガンダムX0と共にサナリィの補給船からサルベージしたX1、X2用の予備パーツを使って改修を行っている(ちなみにパーツの転用は容易だったとされているが、これはファントムがクロスボーン・ガンダムと同系列の機体であるレコードブレイカーを設計ベースの一つとしていた為である)。全体的なシルエットは以前とそれ程変わりなく、二段階強制放熱やファントムライトの使用も可能。巡航形態へも最初から変形できるようになっている。
主に顔と上腕部、腰部、大腿部、脹脛部、バックパックの形状が変更されており、特に顔は2本のスリットが入ったガンダムフェイスへと変化してよりガンダムらしい外見となった。またセンサー系もクロスボーン・ガンダムと同じ物に換装されていて、この事からカメラもモノアイではなくツインアイになっていると思われる。腰部と脹脛部は巡航形態時の飛行性能とファントムライトの稼働効率の向上を目的として、それぞれサブスラスターの追加とダクトの大型化が行われた。バックパックは装甲が張り替えられ、強制冷却カートリッジの搭載数も増加したが内部はあまり変化はない。しかし、これによって軽量化されると共に強制冷却材の循環機能が高まっている。他にも巡航形態時に多目的攻撃兵装「クジャク」をマウントする為のジョイントアーム「シザーハンガー」が追加され、X0との合体が可能である(合体といっても、実際にはマウントしたクジャクにぶら下がっているだけなのだが)。
武装はフレイムソードに加えて新たにサイドスカートを「フレイムライフル」として使えるようにしている。しかしIフィールドの影響で発射したビームが曲がってしまう為、通常のビームライフルとしては使い勝手が最悪である。
最大の特徴である銀色の装甲はレアメタルによるコーティングであり、実弾・ビームの双方に対して効果がある。また、高い機動性を発揮できるようコクピットには特殊な対Gシステムを搭載している。この二つはどちらもカーティス・ロスコらが外惑星探査で得た成果が活かされている。
改修されたとはいえ性能自体はそれ程向上した訳ではないが、それでも運用次第で戦局を大きく左右する程の力を持つ機体である事には変わりなく、戦力の少ない海賊軍にとってはまさに「切り札」たる存在である。
改修に伴って型式番号は海賊軍と縁の深いXMナンバーに変更され、「正体不明機の2番機」を意味する「XM-XX」となった。機体名も「いつまでも敵が付けた名称で呼ぶ必要はなく、またフォントがそういうのが好きそうだから」という事でカーティスによって改名されている。後にフォント自身が「ゴースト」を名乗るようになってからは、機体名は「ファントム」に戻された。
登場作品と操縦者
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- パイロットはフォント・ボーでベルナデット・ドゥカチがサブを務めるさらにハロロがサポートを行っている。
キゾ率いるエル・ザンスカール軍やサーカスとの最終決戦に投入され、エンジェル・コール焼却の為に活躍した。だがミダスのミダス・タッチ・フラッシュシステムによって行動不能に陥り、共闘する事になったサーカスの母艦に逃げ込んで危機を逃れている。
キゾとの再戦では機体の左眼部を木星系のモノアイに変更してミダス・タッチ・フラッシュシステムを無効化し、フォントが自身の力を制御する事でミダスと互角以上に渡り合った。最終的には勝利を収めたが本機も大破し、戦場となったマンサーナ・フロールから脱出する為にフォントとベルが入った冷凍冬眠カプセルを抱き、事前に入力してあったプログラムに従って地球と月の間を楕円で周る軌道に乗せられた。
それから15年後、とあるジャンク屋の船に拾われて可能な限り修復され、フォントとベルが乗り込んで赤いハイエナ団を撃退する為に出撃している。
装備・機能
特殊機能
- ファントムライト
- 本機のミノフスキードライブに付けられた名称で、全身から「光の翼」を展開する。
収束が不安定な状態の余剰エネルギーをIフィールドで強引に抑え込もうとしている為、余計に不安定になっており、まるで炎のように揺らめいている。最大出力ならば重MSすら易々と振り回せる程のパワーを発揮できるが、連続使用には限度がある。「蜃気楼鳥」形態時では若干だが時間を延長可能。
終了後はオーバーヒートで一時的に動けなくなり、機体内温度も急激に上昇する。 - 強制冷却カートリッジ
- 背部に装填されており、使用後は排莢される。
ファントムライトの使用時間を延長する為の策として採用されている。ファントムでは1発しか装填されていなかったが、本機ではベルトマガジン状に多数が繋がれているのでその分だけ使用可能な回数が増加している。
「蜃気楼鳥」形態時でも使用可能。 - Iフィールド
- 「光の翼」を抑え込む為、全身に組み込まれている。
本来は戦闘での使用を目的として組み込まれた訳ではないのだが、「Iフィールドの鎧」ならぬ「Iフィールドの嵐」と表現される程強力である為に敵からのビーム攻撃のほとんどを無効化できるだけの防御力を本機に与えている。
「蜃気楼鳥」形態時にはこれを一種のバリアとする事で本機の大気圏内における飛行性能を向上させる役割を果たす。 - 耐ビーム・リアクティブコーティング
- 本機の装甲はカーティスらが外惑星探査を行った時に発見したレアメタルで覆われており、対実弾兵器用のリアクティブアーマー及び耐ビームコーティングとして機能する。ただしかなり強い衝撃を与えるか、機体の温度が上昇しすぎるとコーティングが剥離してしまう。
ちなみにこの技術の実用化が決戦までに間に合うかどうか不明だった為、本機は一度ベース機と同じカラーリングで塗装されていた。 - ジェルクッション
- コクピットに採用されている装備。カーティスらが外惑星探査を行った時に発見した物質を使用しており、その混合液をコクピット内に満たしている。この混合液は弱い電圧をかける事で粘性を自在に変化させる性質があり、クッションとして機能させる事ができる為、衝撃がかかるタイミングに合わせて電圧を制御すればあらゆる方向からかかるGからパイロットを保護できるようになり、通常ならば不可能だった急激な機動も可能となる。
- 変形
- 「蜃気楼鳥 (ミラージュ・ワゾー)」に変形可能。
武装・必殺攻撃
- フレイムソード
- サイドスカートに1本ずつ、計2本マウントされているビームソード。ファントムライト使用時には「光の翼」と同様にビームが燃えるように揺らめいていて、敵機のビームシールドを無効化しつつ攻撃可能。これは相手のシールドのビームがこちらのIフィールドによって引きずられ、流される為に起こる現象である。
ビームを展開していない時は小型の実体剣のような形状をしており、この状態で加熱する事によってヒートナイフとして使用可能。 - フレイムライフル
- 新たに追加された武装。サイドスカート先端部のサブスラスターから放出される「光の翼」をIフィールドで絞り込む事でビームライフルとして使用可能としている。しかし完全には絞り込めず、発射されたビームが曲がってしまう為に狙いをつける事は不可能である。故に射撃兵装としては完全な失敗作だが、敵の包囲網に穴を開ける等の目的で使用する分には十分すぎる程の効果を発揮する。
- 一斉射撃
- 一瞬の間だけ全身のサブスラスターを最大出力のIフィールドで絞り込み、全てフレイムライフルとする事で全方位の敵機を一斉攻撃する。あらゆる方向に向けて発射する為、一発当たりの威力は通常のフレイムライフルよりも低下している。
使用時には強制冷却カートリッジ一発と二段階強制放熱による強制冷却が必要となるが、元々想定された運用法ではないせいか使用後はオーバーヒートを起こして一時的に動けなくなってしまう。
ミダスとの決戦ではほぼ全ての武器を失った上にフレイムライフルの一斉射撃では威力不足だった為、懐に飛び込んでIフィールドを全開にする事で相手のビームシールドをもフレイムライフルに転用し、大ダメージを与えている。 - 多目的攻撃兵装「クジャク」
- ブラックロー運送がバタフライバスターBと同時期に発注を受けて開発していた武器。ムラマサ・ブラスターとピーコック・スマッシャーの機能を併せ持つ複合兵装であり、「バスターモード」と「スマッシャーモード」に変形する。
「バスターモード」では片側7本、計14本のビーム刃を展開でき、内蔵された小型ジェネレーターに加えてMS本体からの出力も合わせる事で並みのビーム兵器を凌駕するビーム圧を与えている。これによって相手をビーム・シールドごと切断できる。また先端部にはビーム砲が1門内蔵されている為、大型ビーム・ライフルとしても使用可能。
「スマッシャーモード」は「バスターモード」の刀身部をボウガン状に展開し、15門の砲口からビームを一斉に発射する。
性能が高い反面、MS1機分に匹敵する製造コストがかかる。
名称は「ピーコック」を「ムラマサ」の語源となる言語に翻訳したもの。
巡航形態時にシザーハンガーにマウントして機首部となるが、主にX0の武装として使用される事が多い。また、ハンドガードに掴まってもらう事でX-0フルクロスを牽引した事もあった。本機が武器として使用したのはキゾとの最終決戦時のみで、ミダスの「帝王の錫杖」と互角に切り結んだが最後は相討ちとなって破壊されている。 - 遅燃性高熱弾
- エンジェル・コール焼却の為に用意された武器。汚染されたコクピットに撃ち込んで焼却する。
対決・名場面
関連機体
- ファントム
- ベース機。
- クロスボーン・ガンダムX1 / クロスボーン・ガンダムX2
- 改修時にこの2機の予備パーツが使用された。
- ラロ / バイラリナ / デスフィズ / ガラハド / バンゾ
グレゴ / キルジャルグ / カルメロ / エスピラル - サウザンド・カスタムの機体群。