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2021年1月24日 (日) 20:27時点における版
ザニー | |
---|---|
外国語表記 | ZANNY |
登場作品 | |
デザイン |
|
スペック | |
---|---|
分類 | 試作モビルスーツ |
型式番号 | RRf-06 |
全高 | 18.0m |
本体重量 | 48.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 980kW |
スラスター総推力 | 45,000kg |
装甲材質 | 超高張力鋼+チタン系合金 |
開発組織 | |
所属 |
地球連邦軍 南洋同盟 |
主なパイロット | サウス・バニング、他 |
概要
一年戦争開戦当初、モビルスーツを保有していなかった地球連邦軍が試作した最初期のモビルスーツの内の一機。
ルウム戦役やブリティッシュ作戦で鹵獲したザクIIを戦略開発局が分析・改装して開発されたとする説と、RXシリーズと別系統で開発していた機体を、裏取引によってジオニック社から入手したパーツを用いて完成させたとする説が存在する[1]。
ザクIIの面影を色濃く残したボディに、ガンキャノンやジムに連なるバイザー型の頭部を有する。3本指のマニピュレータは保持力が低い為、ガンタンクやボールの系列となる120mm低反動キャノン砲を武装としており、元のザクIIが想定していないビーム兵器は勿論、過度に負担が掛かる携行射撃武装や格闘・白兵武装の類も装備する事は出来なかった[2]。
当時の連邦軍はまだMSの開発技術を確立していなかった事から機体の完成度は低く、試験運用中の故障率も高かった。とはいえ、この機体が後の連邦系MS開発の礎となった事は事実であり、またジム・トレーナーすら存在していなかった頃のモビルスーツの操縦訓練機や、当時の連邦宇宙軍に多数存在した宇宙戦闘機乗りの機種転換訓練機として、連邦軍モビルスーツパイロットの育成にも一役買っている。
登場作品と操縦者
- GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079
- 初登場作品。スコアの数値によってガンキャノンとの2択等で自軍に配備される。
- 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles 完全版
- マット・ヒーリィ達パイロットが、ジャブローでモビルスーツ操縦訓練を受けるコマで登場。
- 機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
- 後の不死身の第4小隊であるサウス・バニングらによって、訓練で使用されている。
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト(原作漫画版)
- 第2部に登場。上記の物と比べて、マニピュレーターが通常人型の五本指になっている等の相違点がある。アニメ版においては、型式番号及び機体名を差し替えられた「ダーレ」として登場。開発経緯も異なっている。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に左右一対2基内蔵。後の連邦製モビルスーツに受け継がれる武装。
- 120mm低反動キャノン
- 保持力の低い3本指のマニピュレータでも運用可能な手持ち式の低反動キャノン砲。後に改良された物がガンタンクとボールの装備として採用される。
- ザク・マシンガン
- ザクIIの武装。『サンダーボルト』に登場する機体が使用している。
対決・名場面
関連機体
- ダーレ
- アニメ版『サンダーボルト』における代替的存在。
- ガンキャノン最初期型/ガンキャノン (THE ORIGIN版)
- 機動戦士ガンダム THE ORIGINにおける代替的存在と思しき機体。手部が三つ指など本機の設定を踏襲している部分がある。
- ザクII
- この機体を素体に開発、もしくはパーツを使用して開発している。
- ジムシリーズ
- 本機が開発の礎の一つとなっている。
- ジム・トレーナー
- 訓練機としての任務を後継した機体。
- ガンタンク / ボール
- 本機の武装が転用されている。
余談
- 漫画『機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で ―RISE FROM THE ASHES―』の第0話に陸戦型ガンキャノンが登場しているが、当初は本機を出す案もあったとの事。バックパックにマゼラトップ砲、腕にザクシールドを装備している。
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