サラミス改級

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サラミス改級
外国語表記 Salamis Modified Class
登場作品
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スペック
分類 宇宙軽巡洋艦
全長 198m
全高 56m
全幅 75m
推進機関
搭載可能MS 4機[1]
カタパルト数 1基
開発組織 地球連邦軍
所属
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概要

一年戦争後、地球連邦軍が近代化改修したサラミス級。連邦軍宇宙艦隊の中核として大量建造された。

サラミス改級はサラミス級の基本設計を流用しながら、モビルスーツ運用母艦としての機能が付加されている。効率的なMS運用を可能にする各種装備が新設されており、艦首ブロックを延長しMSデッキとカタパルトが増設されている。大規模な改修ではないためMS運用能力は最小限に留められているが、シンプルな構造により既存艦の改修も可能など量産性に優れた艦となった。

艦首ブロックに装備を施したことで元の単装メガ粒子砲や両舷のミサイル・ランチャーはオミットされているが、メイン・ブリッジ両舷に位置していたサブ・ブリッジを廃し、そこに主砲が追加されている。加えて各部に対空砲が多数追加された結果、砲撃能力と対空防御能力は結果的に増強された。

装備の追加による重量増加に対応してメインエンジンの左右にサブエンジンが1基ずつ増設されており、排熱対策として冷却装置を艦艇部に追加している。これらの改修により本艦は高い完成度を誇る艦となった。

高い完成度故か非常に長期間運用されており、宇宙世紀0150年代にはミノフスキークラフトを搭載する等の追加改修が施されている。

登場作品

機動戦士Ζガンダム
初出作品。モンブラン、ボスニアなどを筆頭にエゥーゴティターンズ双方で運用された。
機動戦士ガンダムΖΖ
ガンダム・センチネル
編成表に名称のみ存在する艦も含め、連邦軍とニューディサイズの双方で複数の同型艦が登場する。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
ルナツー所属艦など複数の同型艦が登場する。
機動戦士ガンダムF91
作品冒頭、フロンティアIVの港ブロックの内外で停泊中の計2隻が登場。港に侵入してきたエビル・Sにブリッジを破壊された。
機動戦士Vガンダム
ミノフスキークラフト搭載艦が登場。単独での大気圏飛行が可能となり、リーンホースを牽引するタグボートとして運用されるなど、様々な場面で登場。
ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
機動戦士ガンダムUC

カラーバリエーション 

連邦軍カラー
地球連邦軍の所属艦。サラミス級と同様にグレーを基調としているが、艦側面に赤色と黒色が配色されている。また、『V』に登場する艦は、シーンによって艦全体がベージュ、MSデッキ側面の一部分が赤く塗装されている場合がある。
ティターンズカラー
ティターンズの所属艦。カラーリングはほぼサラミス級と同一となっている。
エゥーゴカラー
エゥーゴの所属艦。カラーリングはカーキ色を基調としている。
α任務部隊カラー
α任務部隊の所属艦。船体が白く、放熱板の色は赤色。
ND討伐本隊カラー
ニューディサイズ討伐本隊の所属艦。α~とは異なり、識別のために放熱板がグリーンとなっている。

同型艦

地球連邦軍 / ティターンズ / その他 

ボスニア
地球連邦軍のライラ・ミラ・ライラ大尉率いるライラ隊の所属艦。艦長はチャン・ヤー少佐。『Ζ』第3話から登場し、アレキサンドリアと共にアーガマと数回に渡り交戦。途中、サイド130バンチの戦闘でライラ隊が全滅しつつもアレキサンドリアと合流後に補給を済ませ、アンマンでアーガマ出港の足止めを行った。
サチワヌ
『Ζ』第3話から登場。当初は連邦軍所属だったものの、第9話でグラナダを襲撃してきたアーガマ隊に同型艦1隻と共に奪取されエゥーゴカラーに塗装された後、ジャブロー降下作戦に参加する。
ブルネイ
『Ζ』第3話から登場するティターンズ艦。アレキサンドリアと共にアーガマを追撃後、バスク・オムをグリプスへと送り届けた。
タカオ / ロングビーチ
『センチネル』第3章に登場する連邦軍α任務部隊所属艦5隻の内の2隻。ペズン攻撃の際、衛星ミサイルの直撃を受け2隻揃って轟沈する。
ユリシーズ / レパルス / カンバーランド / スティキスホルム
『センチネル』に登場するα任務部隊所属艦(月宙域での交戦時)。
エクゼター / キャンベラ / アトランタ / プリンツ・オイゲン
『センチネル』に登場するβ任務部隊所属艦(月宙域での交戦時)。
モガミ / アストリア / ヨーク / トリエスデ
『センチネル』に登場するγ任務部隊所属艦(月宙域での交戦時)。
ストラスブール / ポートランド / サセックス / シェフィールド
『センチネル』に登場するδ任務部隊所属艦(月宙域での交戦時)。
トレント / アオバ / ダンケルク
『センチネル』に登場するニューディサイズ所属艦(月宙域での交戦時)。
カシマ / ブラジリア / ヴォルゴグラード / ストックホルム
『センチネル』に登場するエイノー艦隊所属艦(月宙域での交戦時)。
レボリューション
『センチネル』に登場するエアーズ市民軍の旗艦。旗艦を含め計4隻からなる艦隊を形成している。
ヘラート
『エコール』に登場するティターンズ艦。
イズミール
『A.O.Ζ.』に登場するティターンズ艦。T3部隊へ途中から配属され、マーフィ小隊の新たな母艦としてアレキサンドリア級アスワンと共にグリプス戦役の終盤まで戦い続ける。
ヴァルナ (デルフォイ)
『A.O.Ζ. 刻に抗いし者』に登場。ロサ・ギガンティアを襲撃するも、その際の戦闘で鹵獲され、デルフォイと改名された上で以降はエゥーゴ所属艦として運用される。
エレトリア / トブルク
エスメラルダ
『ダブルフェイク』に登場する連邦艦。アラハスの護衛のため同型艦1隻と共に合流地点に向かうものの、そこでバギ・ドーガクォータースーツの奇襲を受け2隻とも乗員が全滅した。

エゥーゴ 

モンブラン
『Ζ』第2話から登場するエゥーゴ艦。アーガマの随伴艦を務めるも、第6話の地球衛星軌道上での戦闘中にボスニア所属のライラ隊の攻撃を受け撃沈された。
シチリア
『Ζ』第11話で登場するエゥーゴ艦。ジャブロー降下作戦に参加中、パプテマス・シロッコの駆るメッサーラの攻撃を受け撃沈される。
ハイフォン
『EVOLVE』第5話に登場するエゥーゴ艦。アイリッシュ級スタウトや同型艦と共にチャクラ研究所防衛に参加し、ゲミヌスの迎撃にあたるものの、相手の攻撃で艦隊共々全滅した。

装備・機能

特殊機能

大気圏突入カプセル
艦底部に装備できる小型シャトル。サラミス級から引き続き搭載されている。
コンテナ・ハッチ
両舷の裏側にある物資積み込み用のハッチ。
大型ブースター
地球からの打ち上げの際に船尾に接続される大気圏離脱用ブースター。
ミノフスキークラフト
宇宙世紀0150年代の艦艇に追加されたミノフスキー粒子を応用した大気圏内浮遊システム。サラミス改は元来は航宙艦だが、これによって大気圏内での運用が可能となった。

武装・必殺攻撃

連装メガ粒子砲主砲
2連装式の主砲。アレキサンドリア級の物と同型で、ブリッジ両舷に1基ずつ搭載されている。
単装メガ粒子砲副砲
単装式の副砲。これもアレキサンドリア級と同型の物で、艦首ブロック両舷に1基ずつ、主砲後部に1基ずつ、ブリッジ後部に1基の計5基搭載されている。
連装対空砲
艦体各部に計6基装備されている。
単装対空砲
艦体各部に計8基装備されている。
ミサイル・ランチャー
艦首両舷に左右四対8基搭載されているミサイル・ランチャー。

主な艦載機

エゥーゴ

ティターンズ

地球連邦軍

対決・名場面

関連艦

サラミス級
ベース艦。
サラミス改級 (0083)
宇宙世紀0083年におけるサラミス級の改修艦。
アラハス
『ダブルフェイク』に登場する、本級をベースとする開発情報収集艦。
ネルソン級
本級以前にモビルスーツ運用母艦として改修を受けたサラミス級。

リンク

脚注

  1. ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』では、平時定数3、最大搭載数6と設定されている。