ザナルド・ベイハート
ザナルド・ベイハート(Zanald Bayheart)
- 登場作品:機動戦士ガンダムAGE
- 声優:江川央生
- 種族:人間
- 性別:男
- 身長:189cm
- 体重:100kg
- 所属:ヴェイガン
- 役職・称号など:指揮官、MSパイロット
- 主な搭乗機:ザムドラーグ
ゴーグル状の顔と肥満体が特徴。ヴェイガンに属する人物の中でもタカ派色が強い為、イゼルカントに絶対の忠誠を誓いながらも彼のやり方を手ぬるいと感じ内心では苛立っている。また、若くしてイゼルカントに重用されているゼハートとは折り合いが悪い。
一人称は「私」。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムAGE(第三部)
- ヴェイガンの一斉蜂起の際に地球軌道上から地球侵攻作戦の指揮を執っている。また、ロストロウラン攻略作戦でも指揮を執った。
ディーヴァが宇宙に上がった際にはゼハートと共にこれを挟撃し、ガンダム鹵獲作戦を決行。自らも専用機のザムドラーグで出撃する。その際にゼハートから横取りするような形でガンダムAGE-3を鹵獲し、キオを火星圏のセカンドムーンへと連行した。その後、イゼルカントにキオを処刑するように進言するが受け入れては貰えず、キオの処刑の機会を待ちながらも鹵獲したガンダムAGE-3のデータを基にして新型MSガンダムレギルスの開発を進めている。
宇宙海賊ビシディアンのキオ奪還作戦の際にはアセム・アスノの駆るダークハウンドと交戦するが、「見えざる傘」を駆使した敵の作戦で取り逃がしてしまう。この時もイゼルカントのキオに対する扱いには悪態を隠さなかった。 - 機動戦士ガンダムAGE(第四部)
- ラ・グラミス攻防戦の前にイゼルカントよりゼハートに「プロジェクト・エデン」の全権を譲渡した事を聞かされ、ゼハートの補佐を任される。だが本心では承諾などしておらず、ラ・グラミス攻防戦のどさくさに紛れて自分の部隊に出撃していたゼハートとフラムごとガンダムを攻撃するように命令を出す。
その後、ゼハートに白々しい言い訳をした後に「イゼルカントの後継者とは認めない」と宣言して独自に作戦行動を取る。自身もザムドラーグで出撃し、戦闘不能になったディーン・アノンのジルスベインごとキオを攻撃し、ディーンを殺害。更にキオに対して「動けないMSはゴミも同然だ」と言い放つが、それがキオの怒りを買ってしまい、AGE-FXのFXバーストモードによって機体を大破させられる。その後、母艦に帰投するもラ・グラミスのディグマゼノン砲によって艦を撃沈され、戦死した。 - 機動戦士ガンダムAGE(小説版)
- 第4巻から登場。全身のいくらかをサイボーグ化しており、長きに渡ってヴェイガンを支え続けている良将。ロストロウラン攻略作戦を始めとするイゼルカントの不合理な戦略に懐疑的であり、イゼルカントを妄信するゼハートに対しても批判を隠さないが、イゼルカントへの忠誠心や部下、ひいてはヴェイガンを思う気持ちには嘘偽りがないという描写がされている。
当初は宇宙要塞ラ・グラミスの指揮を執っているが、サルガッソー宙域の戦闘ではザムドラーグを駆り、ガンダムAGE-3の鹵獲に成功。パイロットのキオともども火星圏まで移送する。ガンダムレギルスの開発を行った際は、原作と異なりキオを処刑するのではなく洗脳してAGEデバイスを解析するようイゼルカントに進言していた。
イゼルカントのキオへの厚遇ぶりには「老害」「稚児趣味の老人」と心中で吐き捨て、イゼルカントが自分の忠義に目もくれていない事にも気付く。
ラ・グラミス攻防戦では自身もザムドラーグで出撃するが、友軍であるディーン・アノンがキオと和解したことを知り、『売国奴』と断じて彼をその場で処刑してしまう。しかし直後に激昂したキオとガンダムAGE-FXの猛攻で蹂躙され、半壊した乗機と共に撤退することになった。その後、真の敵であるヴェイガンギア・シドと地球圏の各所に出現したシド・スレイヴの脅威からセカンドムーンを守るため、満身創痍のまま再出撃する。その後は反目していた連邦軍やビシディアンとも共闘し、戦死する事無く終戦を迎えている。
余談だが、キオをイゼルカントに引き渡す際、ザナルド自身にも息子がおり、16歳の時にコロニー事故で死亡したと明かしている。後にイゼルカントはヴェイガンのコロニーでも事故を起こしたと語っているが…?
人間関係
- ギーラ・ゾイ
- ヴェイガンの司令官。
- メデル・ザント
- ヴェイガンの司令官。
- フェザール・イゼルカント
- ヴェイガンの指導者。絶対的な忠誠を誓っている。
- デシル・ガレット
- ゼハートの兄。
- ダズ・ローデン
- ゼハートの命令に従う。
- ドール・フロスト
- 「マジシャンズ8」のリーダー。
- ゼハート・ガレット
- 若くしてイゼルカントに重用されている為、快く思っていない。
後に彼に対して謀反を起こす事となる。
小説版では批判的になる部分もあるが、原作と異なり憎からず思い認めており、謀反も起こしていない。 - フラム・ナラ
- ゼハートの監視の為に派遣するが、逆にゼハートに忠誠を誓うようになる。
- ダラス・レギン
- 部下。
- ゴドム・タイナム
- 第四部で最後の生き残りとなった。
名台詞
- 「これが地球。」
- 宇宙にて。
- 「全艦に通達!これより降下作戦を実行する。目標は、南米連邦基地ロストロウランだ。」
- ロストロウラン侵攻を間近に控えた際、ブリッジにて。
- 「ゼハートは手はず通りにやっておるのだろうな?」
- ファ・ガンタ内のモニターでゼハートの部隊を見上げるザナルドとダラス。
- 「そうか。では我等の勝利は目前であるな。」
- 笑み。
- 「イゼルカント様!?」
- 「だから、あの時、ガンダムを落としていればよかったのだ。」
- イゼルカントに従えず、立ち去るザナルド。
- 「はっ!」
- 「ここが貴様らの墓場らだ。」
- ゼハートを待ち伏せするザナルドと造園部隊。
- 「誤解されてはこまる。あれはたまたま貴様が我々の射撃上にいただけのこと……。」
- 「貴様こそ邪魔をしないで欲しいものだな。うまくすれば後2・3機以上のモビルスーツを撃破できた。」
- 「自惚れるなよ!」
- 「私は貴様をイゼルカント様の代わりなどと認めておらん!ディグマゼノン砲ももう撃てんのだ。我々は戦況に合わせて独断専行する。」
- ファ・ゼオス内部にザナルドの映像が映っていた。ザナルドはゼハートを裏切っていた。
- 「動けぬMSはゴミにも同然だ。この私は……。フハハハハ!私ならばゼハートには言われないだろう。この私によって、ディーンが滅び落ちてしまったことも知っている。」
- ザナルドがディーンを抹殺したシーン。
- 「なんだ!?この光は!!!!!!」
- 「戦う必要があるのか?私をな。」
- 「私達が生きていると。ゼハートならば、我慢するのだ。私はお前達を許さねばな。」