メッサーラ
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メッサーラ | |
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外国語表記 | Messala |
登場作品 | |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 宇宙用試作型可変モビルアーマー |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | PMX-000 |
頭頂高 | 23.0m |
全高 | 30.3m |
本体重量 | 37.3t |
全備重量 | 89.1t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 4,900kW |
スラスター総推力 | 96,000kg[1] |
姿勢制御バーニア数 | 8 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 11,300m |
開発拠点 | ジュピトリス |
開発者 | パプテマス・シロッコ |
所属 | 木星船団 ⇒ ティターンズ |
母艦 | ジュピトリス |
主なパイロット |
概要 [編集 | ソースを編集]
超大型輸送艦ジュピトリスでパプテマス・シロッコが設計・開発したハンドメイドの可変モビルアーマー。この機体はシロッコによってデザインされた完全なワンオフ機であり、コンセプトも通常の機体とは大きく異なる。
元々木星圏においては、大重力の環境に対応する作業機器が開発・運用されており、これらは基本的に複雑に干渉し合う木星の重力を振り切り、母艦との往復を可能とするスペックを持っていた。ただし、プロペラントとペイロードの効率は決して良いとは言えず、バーニアスラスターの性能もほぼ限界に達していた。そこにモビルスーツが登場した事によって状況が一変。MSは宇宙用の作業機器としての側面を有し、燃料を必要以上に消費しない姿勢制御技術が兵器として成功した理由の一つであった。その周辺技術は瞬く間に木星開発用の機器にも影響を及ぼし、AMBAC機動やスラスターユニットの可変機構を搭載した機器がMSに先行する形で実用化されていった。メッサーラもそのコンセプトに則って開発された機体であり、フレーム構成やデバイスの配置など、地球圏の機体とは異なっているものの、実際には他の可変MSや可変MAと同様の「可変機」であり、所謂収斂進化を果たした機体と言える。
この機体は、木星圏からティターンズに召還されたシロッコ自身の手によって調整が続けられていたが、その途上でのテンプテーションの襲撃やエゥーゴのジャブロー降下部隊との交戦が記録されている。その後、シロッコはジ・Oを乗機とした為、本人が搭乗するケースは殆ど無かったが、本機がグリプス戦役期における傑作機の一つである事は揺るぎない事実である。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第10話よりシロッコ初期の乗機として登場し、ブライト・ノアの乗るテンプテーションの襲撃を始めに、エゥーゴのジャブロー降下作戦の阻止に現れ、クワトロの乗る百式やカミーユの乗るガンダムMk-IIを圧倒。その後、サラやレコアが搭乗した。劇中で初めて登場した可変モビルアーマーであるが、中盤以後は撃墜描写もないままフェードアウトする事になった。
- 機動戦士Ζガンダム Define
- 瀧川虚至氏によりデザインが一新。細身になり、メガ粒子砲とメインスラスターが大型化している。
- 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
- トニオ・マンハイムがハイファンへの不信からクランを脱走する際に使用していた事が明かされている。その後、コンテナに封印された状態の機体をユーロンが回収。長らくコンテナを開封出来ずにいたが、コンチェッタ・フィリーがフィオリーナ・フィリーと協力してその封印を解き、運用した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- MS形態に変形可能。変形所要時間は約0.5秒。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ミサイル・ポッド
- 両肩に内蔵されたミサイル・ランチャー。9発のマイクロミサイルを内蔵し、MS形態ではショルダーユニットに相当するが、構造的にはMA形態でも使用可能。発射されるミサイルは先端部のシーカーと側面のバーニアによって、ある程度の追尾が可能。
- 腕部クロー
- 両腕部に装備された収納式クロー。クローの内側にグレネード・ランチャーを、サブアームの側面にはバルカン砲をそれぞれ有する。
- バルカン
- 腕部クローの左右に備えたバルカン砲。両腕で計4門装備。クローで敵機を掴んだまま発砲する事も可能。
- グレネード・ランチャー
- 腕部クローの中心部に内蔵。グレネードは3発ずつ装填されている。
- ビーム・サーベル
- 出力0.5MWの近接格闘兵装。大型のビーム発信デバイスを内蔵し、使用時にグリップを伸縮する独自の機構を備えたカスタム仕様。非使用時は前腕部と腕部クローの間に格納される。
- メガ粒子砲
- 背部スラスターの先端部に装備されたビーム砲。ジェネレーター直結型で戦艦並みの破壊力を発揮する。連装スラスター群と一体化したAMBACユニットでもあり、1基辺りで機体質量の30%を担っている。出力11.3MW。
- 脚部クロー
- 脚部はMA形態時に可動肢として機能する。公国系の初期のMAと同様、敵機の捕縛や圧壊が可能なトルクを持つ。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
機動戦士Ζガンダム [編集 | ソースを編集]
- 対 百式&ガンダムMk-II
- 第10話より、シロッコとメッサーラの初登場シーン。メッサーラの機能テストを兼ねてテンプテーションを襲撃し、救助に訪れたクワトロとカミーユを高い機動性で翻弄。特にクワトロに対しては、高いニュータイプ能力でプレッシャーを与えた。テンプテーションにしか危害を加えず、終始無言だったものの、突如現れた謎のニュータイプとして強い印象を残した。
- 可変モビルアーマー
- 第11話より。エゥーゴのジャブロー降下作戦の開始に合わせて艦隊を襲撃。現れるや否やシチリアを轟沈せしめ、ジムII複数機をまとめて撃墜した。そして迎撃に現れたエマとカミーユの目の前でMS形態へ変形。ガンダムシリーズ初の可変機としての姿を、カミーユ達だけでなく視聴者に対しても見せ付けた。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- パラス・アテネ / ボリノーク・サマーン / ジ・O / タイタニア
- 本機以降のPMXナンバー。
- メッサーラ・グラシュティン
- 本機の設計を改修し開発されたオーヴェロンの支援機。
- メッサーラ・ディノファウスト・ジュピター
- 雑誌企画『TYRANT SWORD of NEOFALIA』に登場する木星師団専用機。
- メッサーラ・ディノファウスト・アルファ
- 上記ジュピターの量産型。
- ガンダムTR-6[ファイバーII]
- 機種統合計画におけるガンダムTR-6のメッサーラ代替形態。
余談[編集 | ソースを編集]
- ガンプラ「HGUC 1/144 メッサーラ」のバーニア部分にはGNドライヴを無加工でハメ込む事ができ(接続ピンは無いため接着必須)、6基のGNドライヴを搭載したツインドライヴならぬセクスタプレットドライヴにする事が可能。『GBD:R』第26話には同様の改造が施された機体が一瞬登場している(直後に砲撃によって撃墜)。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ [編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 背部連装スラスターのみから算出されたもの。脚部マニューバースラスターなど機体各部のスラスターと合わせた真の総推力は不明。