カイ・シデン
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カイ・シデン | |
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外国語表記 | Kai Shiden |
登場作品 | |
声優 |
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デザイナー | 安彦良和 |
プロフィール | |
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種族 | 人間(スペースノイド) |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀0061年 |
年齢 | 17歳→24歳→33歳 |
出身 | サイド7 |
職業 | 学生→MSパイロット→ジャーナリスト |
所属 | |
所属部隊 | ホワイトベース隊 |
階級 |
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主な搭乗機 |
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概要
サイド7に住むプエルトリコ系の少年。父親はサイド系技術者、母親は医者とされている。
おちゃらけた性格の皮肉屋といった性格で、皮肉や軽口を叩いては仲間達から咎められる事も少なくはなかったが、本質的にはお節介でお人好し。機械に明るく、幾つかの大型免許を所持していた為、サイド7から退避する為にホワイトベースに乗り込む事になった際には、機銃の射手やモビルスーツでの戦闘など、半ば強制的に戦争に駆り出される事になった。
戦争には消極的な姿勢を見せ、ホワイトベースの仲間達を大切には思っているものの、軍属となる事に関しては極めて否定的で、ベルファスト基地ではそれを理由に一度艦を降りた事もあった。また、その際に出会った少女ミハル・ラトキエとの出会いと死別が、彼を大きく成長させる事になる。
一年戦争終結後は軍を退役。社会復帰プログラムの援助を受け、ベルファスト大学でジャーナリズムを専攻。通信社勤務を経てフリーのジャーナリストへと転向。地球連邦軍の内情を探るべくジャブローへ赴き、そこでティターンズとエゥーゴとの間に勃発したグリプス戦役に巻き込まれ、エゥーゴとその支援組織であるカラバに協力した。
毒ガス攻撃やコロニー落としを行ったジオン軍の蛮行をひどく嫌っており、批判的なスタンスを採っている。戦後もブライト・ノアらからの信頼は厚く、政府要人などから直接指名を受けるなど、やり手のジャーナリストとして有名を馳せた。
主な著書は『巨人達の黄昏~グリプス戦役』『天国の中の地獄』『月の専制君主たち』『木星航路』など。ユニバーサル・ピュリッツァー賞やコロニー・ネットワーク記者クラブ賞等の数々の賞を受賞している。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム
- 初出作品。前半~中盤は皮肉屋キャラとして存在感のあるキャラクターとして描かれていた。度々戦場から逃げ出そうと脱走や退艦を試みるが、結果的にそれが果たされる事はなかった。ベルファストで出会ったミハルとの出会いが彼を人間として成長させ、その後正式に軍属となって一年戦争を最後まで戦い抜く事になった。
- 機動戦士Ζガンダム
- 軍を退役後、ジャーナリストとして活躍。「いつでもバチカンに呼ばれてもいいように」という理由で白いスーツを着用するようになる。エゥーゴやカラバに協力するが、MSパイロットとしては復帰する事はなかった。
- 機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ~カイ・シデンのレポートより~
- カイ・シデンの視点から劇場版『Ζ』のグリプス戦役が描かれており、特に『恋人たち』以降の地上での情勢が補完されている。
- 機動戦士ガンダムUC
- フリーのジャーナリストとして活動中。ローナン・マーセナスが独自にアポを取ろうとする事から、信頼はされている様子。中盤ではブライトの意向でガランシェール隊のジンネマンとの交渉役となり、ミネバとユニコーンの奪還作戦のきっかけを作っている。また、旧知の仲であるブライトの為にコロニーレーザー発射の情報を手に入れた。また、リディ・マーセナスの義兄パトリック・マーセナスはホワイトベース戦記の愛読者で、こと「軟弱者のカイ」の大ファンだという。
- アナハイム・ジャーナル
- メラニー・ヒュー・カーバインとの対談が記載されている。この仕事の後、カイは取材の為に木星へと旅立った。
人間関係
ホワイトベース隊
- アムロ・レイ
- 年齢が近いということもあってそれなりに付き合いもあったが、カイ自身があまり人付き合いの良いほうではなく、彼の皮肉は序盤の繊細なアムロにとってはあまり喜ばしいものではなかったようだ。
それでも徐々にクルーとしては信頼し、カイが下船するときは私物を餞別に渡すほどには良好な関係になっていた。 - ブライト・ノア
- ホワイトベースの艦長。戦後も彼のジャーナリストとしての腕を信用しており、秘密裏に仕事を依頼する事もあった。
- ハヤト・コバヤシ
- 弟分。日常・戦闘で特に絡みが多く、最終的に名コンビとなっていった。
ジオン公国軍
- ミハル・ラトキエ
- ベルファストで一度WBを降りた際に出会ったジオンの女スパイ。その後、ホワイトベースに潜入した彼女を成り行きで匿うが、戦闘で死別。彼女の死はカイの心に大きな傷を作ったが、彼女のような犠牲を生まないよう戦う切っ掛けとなった。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 一年戦争で交戦。その後、クワトロと名を変えた彼と対面し、彼をシャアであると看破するが、彼との共闘には懐疑的であった。シャアの反乱後は彼の行いを批判しており、カイが「ジオン嫌い」となる所以となった。
- スベロア・ジンネマン
その他
名台詞
- 「いやだねぇ…」「おぉいやだいやだ」
- カイの代名詞ともいえるセリフ。様々なバリエーションがあるが、基本的には戦争という非情な状況を皮肉めいて言うのが主な用いられ方。
- 「俺もお前の全部が好きってわけじゃねーけどよ。恩にきるぜ。」
- 第26話「復活のシャア」で、ホワイトベースを降りる際に。アムロから「僕は貴方の全部が好きなわけじゃないけど、僕達仲間でしょう?」という慰留を受けたが固辞。去り際に私物の工具を持たせて換金しろと勧められた時に。カイらしい言い回し。なお、ホワイトベース隊に戻った際に、くだんの工具は「お前の工具一銭にもならねえとよ」と彼らしい言い回しでアムロに返却した。
- 「連中ときたら手が遅くて見てらんねぇんだよ!」
- これも第26話「復活のシャア」から。シャア率いるマッドアングラー隊によって窮地に陥ったホワイトベースへ駆けつけながら。なんだかんだ言いながらも、彼のお人よしなところがよくわかる。
- 「ミハル…俺はもう悲しまないぜ。お前みたいな子を増やさせないために、ジオンを叩く…徹底的にな!」
- 第29話「ジャブローに散る」にて。ジャブローの秘密基地防衛に出撃する際に、決意の独白。戦後はジャーナリストとして様々な切り口から世界情勢を見続けることになるが、彼らしい闘い方である。
- 「フリーのジャーナリストってさ、いつバチカンに取材に行くか分らないだろ?」
- ジャブローのジャングルでレコア・ロンドを救出して。ジャングルの中でも白のスーツといういでたちに、見るからに不信そうなレコアに。彼らしい物言いだが、「バチカンに行く=ローマ法王の面会に行く」という意味から転じて「いつ死ぬか分らないからどこでもお洒落な恰好をしているんだ」とも取れる。
- 「だから最初から共同作戦だといってるでしょ。応援は差し向ける。あんたらとは、因縁浅からぬ艦(ふね)だろうがね」
- 機動戦士ガンダムUC episode5「黒いユニコーン」より。ビスト財団手動のもと、地球連邦の手に落ちたユニコーンとラプラスの箱は封印されるべく宇宙へと運び出される手はずになっていた。しかしこれをよく思わない「現場の指揮官」と、ビスト財団の「商売敵」ルオ商会の思惑でガランシェール隊に情報が流されていた。オードリー・バーン奪還のためこの計画に協力するスベロア・ジンネマンだったが、戦力の確保を願い出る。しかして、カイの言う「因縁浅からぬ艦」とは……。ちなみにこのセリフの最中、カイのネクタイを緩める仕草は「この後一杯どう?」または「腹を割って話しましょう」という意味を持つジェスチャーだそうな。
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