オデッサ

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オデッサ(Odessa)[編集 | ソースを編集]

黒海に面するウクライナ南部の都市。一年戦争ではジオン公国軍によって占領され、マ・クベ指揮の下、国力の乏しいジオンの資源採掘拠点となる。同地域で採掘された資源は宇宙へも送られ、その量を知るマ・クベをして「ジオンは後10年は戦える」と豪語させた。

地球連邦軍の発動したオデッサ作戦によって、一年戦争の中でも指折りの激戦地となり、最終的に連邦軍の圧倒的物量によって奪還された。

奪還後は鉱山基地が連邦軍の管理下に置かれたが、戦後は軍縮の影響により防衛戦力が万全とは言えない状態となっていた。その後、宇宙世紀0081年にジオン残党軍が前線基地を襲撃。防衛戦力増強のため配備されていたファントムスイープ隊も迎撃に加わったものの、その間にジオン軍特殊部隊インビジブルナイツが基地に置かれていたイフリート・ナハトを強奪。ファントムスイープ隊の奮戦も虚しくインビジブルナイツは離脱に成功し、守備隊も甚大な被害を被った。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム (TV版)
初登場作品。ジオン軍によって占領され、国力の乏しいジオンにとっては重要な資源採掘の中心となる。しかし、連邦軍の発動したオデッサ作戦によって連邦の物量の前にジオンは劣勢に立たされ、マ・クベは連邦への恫喝を目的に南極条約で使用が禁止された水爆ミサイルの使用に踏み切るも、アムロ・レイガンダムによって飛翔中のミサイルの弾頭は解体され、マ・クベの目論見は失敗。オデッサの戦いは連邦勝利へと傾き、マ・クベも宇宙へと脱出する事になった。
機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
TV版での一連のエピソードが大幅にカットされたため、オデッサを巡る戦いもホワイトベース隊の活躍の裏でダイジェスト形式で語られる程度に留まっている。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
オデッサ作戦がジオンのジャブロー攻撃後に変更されており、地球における最後の激戦が描かれた。マ・クベはギレン・ザビから敗北時に弾道ミサイルを使用するよう密命を受けていたが、これを握りつぶして撤退する友軍を守るべくギャンに乗り殿を努め、ポチョムキン(プリモルスキー)の階段から黒海へと入水。連邦軍部隊を相手取り壮絶な最期を遂げた。
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
第3話では激戦区の1つ、144高地が舞台となり、連邦軍とジオン軍の壮絶な死闘が描かれた。
機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)
序盤に戦後のオデッサが登場。連邦軍とジオン残党の間でイフリート・ナハトを巡る戦いが勃発した。
機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム
第6話でオデッサ市街地での戦闘が描かれた。この時点で宇宙港は連邦軍に制圧されており、港湾施設に設けられたHLV発着施設が脱出に用いられている。クライマックスには『ORIGIN』と同じくポチョムキンの階段も登場している。

関連人物[編集 | ソースを編集]

マ・クベ
ジオン軍大佐。オデッサ基地司令。
ユーリ・ケラーネ
ジオン軍少将。ヨーロッパ方面軍師団長。オデッサ脱出時に「気化爆弾」を使用して追撃部隊を撃破、その後ラサへと撤退する。
レビル
連邦軍大将。オデッサ作戦指揮官。
エルラン
連邦軍中将。ジュダックを通じて連邦軍の内部情報をジオンに流していたが、アムロ・レイセイラ・マスによって露見。逮捕された。

基地戦力 [編集 | ソースを編集]

ジオン軍 [編集 | ソースを編集]

関連用語[編集 | ソースを編集]

オデッサ作戦
宇宙世紀0079年11月7日から同月9日にかけて敢行された、地球連邦軍によるオデッサ奪還作戦。
144高地
オデッサ作戦において激戦区の1つとなった地区。
ジオン軍
一年戦争時にオデッサを占領下に置いていた。
地球連邦軍
一年戦争時にオデッサ作戦を展開し、ジオン軍からオデッサを奪還した。

リンク[編集 | ソースを編集]