ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
ガンダムTR-6[ウーンドウォート] | |
---|---|
外国語表記 | GUNDAM TR-6 [WONDWAR] |
登場作品 | |
デザイン | 藤岡建機 |
スペック | |
---|---|
分類 | 試作型モビルスーツ/量産型モビルスーツ |
型式番号 |
|
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | ティターンズ |
所属 | |
所属組織 |
|
母艦 | アレキサンドリア級アスワン |
概要[編集 | ソースを編集]
ティターンズがTR計画の最終型として開発した次期主力型モビルスーツ。「ガンダムTR-6」とは、単一の機体を指すのではなく、ウーンドウォートもしくはそのコアとなるプリムローズIIを中核とした兵器体系を示すコードネームである。本来、「ガンダムTR-6」の座にはガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]が収まる予定であったが、万能化換装システムのコンセプトを発展させた機種統合計画のコンセプトを反映する形で新たに設計されたのがこのウーンドウォートであり、ガンダムTR-6[インレ]のコアユニットとしての「決戦兵器化」に加え、機種統合計画による「全軍の配備機の規格統合」という二つの特性を有している。
万能化換装システムによって他のTR-6バリエーションの素体となるように開発されており、四肢を折りたたみ[1]、既存機体の四肢や強化パーツを装着する事で様々なコンセプトに特化したバリエーションへ派生する。万能化換装システムを支えるべく機体には強化人間人格OS(BUNNyS)と呼ばれる特殊なOSが搭載されており[2]、これによって敵の装備を奪いその場で機体に装着、即時使用可能にするといった芸当も可能。その為、些細な装備変更なども含めた場合、そのバリエーション数は膨大なものとなる。
ウーンドウォート単体は小型・軽装のため推力重量比に優れ、高い機動性を用いた一撃離脱戦法を得意とし、ジェネレーターを搭載する大腿部を除き極めて小柄かつ華奢なシルエットを持つ。腰部ドラムフレームを起点に胸部を構成するプリムローズII及び上半身、脚部、臀部ブースト・ポッド、股間部のサブアーム・ユニットが接続される事でモビルスーツとしての形を成しており、更に四肢を折りたたみ胸部を変形させ上半身をブースト・ポッド内へ格納する事でモビルアーマー形態へ変形可能。MA形態ではブースト・ポッドに搭載された冷却ガス・ユニットを使用する事で単独での大気圏再突入が可能となる。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに
- 初出作品。TRシリーズの最終型としてコンペイトウではなく地上で開発が進められ、グリプス戦役の末期に宇宙へ上がりアスワンへと配備される。
- この時点で複数のコアMSとオプション装備がロールアウトしているが、この段階で既にグリプス2を巡る最終決戦が勃発しており、ティターンズで実戦に参加したTR-6はガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]のみとなった。
- カラーバリエーションは白及びティターンズカラーが存在する。
- A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
- 連邦から離脱し、火星へ落ち延びたティターンズ残党の一大勢力「トライテスラー」によって火星のジオン残党組織レジオンへ引き渡され、同組織の用兵思想に即した改修を受け、再生産された機体を含めて主力機として運用された。
- レジオン鹵獲仕様のカラーリングは黒。オプション装備は赤色となっている。
- ガンダムビルドファイターズトライ
- 2014年10月~11月に行われた「モビルスーツ総選挙」にて栄えある1位に選ばれ、第25話(最終回)の1シーンで登場。公式アニメ作品では初の映像化となった。当初は上位10体のうち1体が登場するという触れ込みだったものの、5位のΞガンダムも登場し、同じく初の公式映像化を果たしている。
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- 『トライ』で通常カラーが初登場していたのに対し、こちらの最終回(第26話)ではティターンズカラーの本機が1シーンだけ登場している。その直後には上記の総選挙で9位だったフェニックスガンダムもSD体形で一瞬登場している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- 機体各部に強化パーツを装着可能。手足を折り畳んだ換装形態に変形する事で他機体の手足を装着・使用できる。
- 万能化換装システムとそれを支える強化人間人格OSによって敵の装備を奪い野戦換装を行うといった芸当も可能。
- 分離・合体
- フルドドIIと、それを介した大型パーツとの分離・合体が可能。プリムローズIIへの分離が可能。
- 変形
- モビルアーマー形態への可変機構を持つ。脚部のみを折りたたんだ中間形態や、四肢を折りたたんだ換装形態への変形も可能。
- 強化人間人格OS(BUNNyS)
- ガンダムTR-6に搭載された特殊OS。機体制御はもとより、万能化換装システムの柔軟性を支える重要なOSでもある。
- OS自体がサイコミュを扱えるという特徴を持ち、一般兵であってもファンネルといったサイコミュ兵装を扱う事が可能となる。その性質上、強化人間パイロットが使用すれば、更に強大な力を発揮する。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- コンポジット・シールド・ブースター
- シールド、ブースター、ロング・ビーム・ライフル、ヒート・ソード、クロー・アーム・ユニットといった機能を備えた複合兵装。ガンダムTR-6の主兵装。
- 多彩な装備を内包し、格闘戦・射撃戦双方に対応可能な他、クロー・アームはワイヤーによる遠隔操作によってウインチ・ユニットとしても使用出来る。
- また、Iフィールド発生器も備えており、シールド周辺に展開して敵のビームを防御する。
- バルカン・ポッド
- ガンダムMk-IIと同じく頭部に装着されるバルカン砲。ウーンドウォートの物はカチューシャを思わせる独特な形状をしている。
関連機体[編集 | ソースを編集]
装備バリエーション・換装形態 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]
- ウーンドウォートに「フルドドII」を2機装備した形態。
- ガンダムTR-6[アクア・ウーンドウォート]
- ウーンドウォートに「アクア・ハンブラビII」を合体させた形態。
- ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・ガンダムII ギガンティック・アーム・ユニット形態
- ウーンドウォート・ラーにガンティック・アーム・ユニット及びギガンティック・レッグ・ユニットを初めとしたユニットを装備した形態。
- ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]
- 次世代可変機として開発された形態。ガブスレイの後継機にあたる。
- ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]
- ハイゼンスレイIIに「フルドドII」を装着した形態。
- リハイゼ
- レジオンがハイゼンスレイIIを改修した機体。
- ガンダムTR-6[クインリィ]
- ウーンドウォートに拠点防衛を目的としたパーツを装着した形態。
- ガンダムTR-6[ファイバーII]
- ウーンドウォートに「ファイバーII」を装着した形態。
- ガンダムTR-6[ダンディライアンII]
- ウーンドウォートに「ダンディライアンII」を装着した形態。
- ガンダムTR-6[キハールII]
- ウーンドウォートに「キハールIIユニット」を装着した形態。
- ガンダムTR-6[キハールII]EWAC形態
- ブースト・ポッドをレドーム・ユニットに換装した形態。
- ガンダムTR-6[アドバンスド・キハールII]
- 「アドバンスド・ユニット」を装着した形態。
- ガンダムTR-6[フライルーII]
- アドバンスド・フライルーと同じ強化パーツを装備した形態。
- ガンダムTR-6[フライルーII・ラー]
- フライルーIIに「フルドドII」を2機装着した形態。
- ガンダムTR-6[ヘイズルII]
- 火力と加速力を重視した形態。
- ガンダムTR-6[ハイザックII]
- ジオン系の機体を模した形態。デチューンされているが、扱いやすくなっている。
- ガンダムTR-6[ギャプランII]
- パーツ試験用の形態。
- ガンダムTR-6[バーザムII]
- バーザムを模した形態。
- ガンダムTR-6[ジムII]
- ジム系の機体を模した形態。バーザムIIの下位互換にあたる。
- ガンダムTR-6[インレ]
- TR計画の最終到達点。「ファイバーII」と「ダンディライアンII」が合体した形態。
- ガンダムTR-6[サイコ・インレ]
- インレにサイコミュを組み込んだ形態。
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- TR計画の1号機。ウーンドウォート及びヘイズル・フレアのプロトタイプにあたる。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムグランスル
- 『ガンダムブレイカーモバイル』に登場する本機ベースのガンプラ。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]