「シャア専用ゲルググ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
全25機製造された先行量産型ゲルググの一機を専用のカラーリングに塗った機体。ブレードアンテナが装備されている以外は一般の量産機と装備が変わらない。性能に関しては専用にチューニングされているという説がある(但しエンジニアである[[アルレット・アルマージュ]]曰く、テキサスで出撃した時は調整未了だったとのこと)
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全25機製造された[[ゲルググ]]の先行量産型の内の一機を、[[シャア・アズナブル]]専用機としたもの。
  
『THE ORIGIN』の機体は腰部のスラスター配置が[[ゲルググM]]と同じとなっており、宇宙での戦闘では[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備している。
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カラーリングをシャアのパーソナルカラーである赤を基調とした物に変更し、頭部にブレードアンテナが装備されている以外は一般の量産機と装備が変わらない。性能に関しては専用にチューニングされているという説がある<ref>但しエンジニアである[[アルレット・アルマージュ]]曰く、テキサスで出撃した時は調整未了だったとのこと</ref>。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:第37話で初登場。[[アムロ・レイ|アムロ]]の[[ガンダム]]と数回戦闘を行うが、アムロが[[ニュータイプ]]として覚醒し始めていた事や、ガンダムが[[マグネットコーティング]]により更なる運動性を得てしまった事が起因し、敗退続きで終わっている。その後、第42話で画面端に本機の物と思われる脚部が映ったのが最後の登場となった。
 
:第37話で初登場。[[アムロ・レイ|アムロ]]の[[ガンダム]]と数回戦闘を行うが、アムロが[[ニュータイプ]]として覚醒し始めていた事や、ガンダムが[[マグネットコーティング]]により更なる運動性を得てしまった事が起因し、敗退続きで終わっている。その後、第42話で画面端に本機の物と思われる脚部が映ったのが最後の登場となった。
 
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
 
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
:基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘で[[ガンダム]]に勝利している。
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:基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘で[[ガンダム]]に勝利している。デザイン変更に伴い腰部のスラスター配置が[[ゲルググM]]と同じになっており、宇宙での戦闘では[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備している。
 
;[[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]]
 
;[[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]]
 
:[[ア・バオア・クー]]からの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕が[[ゲルググM]]の物に換装されており、[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備した事で機動性が向上した。[[アクシズ]]到着後は[[ゲルググ (外宇宙用)|外宇宙用]]に改修されている。
 
:[[ア・バオア・クー]]からの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕が[[ゲルググM]]の物に換装されており、[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備した事で機動性が向上した。[[アクシズ]]到着後は[[ゲルググ (外宇宙用)|外宇宙用]]に改修されている。
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 特殊機能 ===
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;換装
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:ゲルググはランドセルを持たない構造を特徴とし、用途に応じたランドセルの換装が可能だった。また、前腕部の補助推進ユニットを武装に換装する事も出来た。ただし、シャア専用ゲルググではこの換装機構は活かされていない。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ビーム・ライフル
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;[[ビーム・ライフル]]
:量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。高性能センサーにより高い照準値を誇る。
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:ジオン軍が初めて量産に成功した携行ビーム兵器。ガンダムの使用するそれに勝るとも劣らない性能を持ち、高性能センサーにより高い照準値を誇る。しかし、開発・生産が遅れたことで前線への本武装の配備が遅れ、ジャイアント・バズや120mmマシンガンを装備する機体もあった。
;ビーム・ナギナタ
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:連邦軍から入手した[[エネルギーCAP]]技術を利用している<ref>公国軍情報部がサイド6経由で入手したとも、戦場で投棄されたガンダムのビーム・ライフルから獲得したとも言われている。</ref>が、そのシステムは連邦系のものとはアプローチがやや異なっていたとされる。
:量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。柄の両端からS字にビーム刃が発生。ただし取り回しに難があり、振り回すと自身を斬ってしまいかねないので、ビーム刃を片側のみ発生させて使用するパイロットもいる。『1st』の劇中に、柄の部分で[[ガンダム]]のビーム・サーベルを受け止めている描写があるため、耐ビームコーティングが施されているという説がある。『THE ORIGIN』では2基装備している。
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;[[ビーム・サーベル|ビーム・ナギナタ]]
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:ゲルググが装備するビーム・サーベルは、ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。
 
;シールド
 
;シールド
:ラグビーボールのような端の尖った楕円形のシールド。対ビームコーティングが施されている。非使用時は背中にマウントする。
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:アーモンド型に象られた防御装備。耐ビームコーティングが施されており、ビーム攻撃にもある程度耐える事ができた。非使用時は背中にマウントが可能。
 
;ビーム・マシンガン
 
;ビーム・マシンガン
 
:『THE ORIGIN』で装備している[[ゲルググJ]]と同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。
 
:『THE ORIGIN』で装備している[[ゲルググJ]]と同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ゲルググ]]
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:ベース機。シャア専用機はそのうち25機製造された先行量産型を直接のベースとしている。
 
;[[ゲルググ (外宇宙用)]]
 
;[[ゲルググ (外宇宙用)]]
:本機を外宇宙戦用に改修した機体。
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:アクシズに脱出した後、外宇宙戦用に改修した機体。
;[[ゲルググ]]
 
:一般機。
 
 
;ゲルググ (タグ機)
 
;ゲルググ (タグ機)
 
:『ΖΖ』第26話にて[[マサイ・ンガバ]]が搭乗した機体。彼女の亡き恋人タグの搭乗機であり、どういう訳か本機と全く同じカラーリングとなっている。私怨から[[ガンダムチーム]]に戦いを挑むも性能差をカバーできず最終的に機体は破壊されている。
 
:『ΖΖ』第26話にて[[マサイ・ンガバ]]が搭乗した機体。彼女の亡き恋人タグの搭乗機であり、どういう訳か本機と全く同じカラーリングとなっている。私怨から[[ガンダムチーム]]に戦いを挑むも性能差をカバーできず最終的に機体は破壊されている。
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2021年2月19日 (金) 00:33時点における版

シャア専用ゲルググ
外国語表記 Char's Gelgoog
登場作品 機動戦士ガンダム
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 MS-14S
頭頂高 19.2m
全高 19.6m
本体重量 42.1t
全備重量 73.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,440kW
スラスター総推力 61,500kg
装甲材質 超硬スチール合金
センサー有効半径 6,300m
開発組織
所属 ジオン公国軍
主なパイロット シャア・アズナブル
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概要

全25機製造されたゲルググの先行量産型の内の一機を、シャア・アズナブル専用機としたもの。

カラーリングをシャアのパーソナルカラーである赤を基調とした物に変更し、頭部にブレードアンテナが装備されている以外は一般の量産機と装備が変わらない。性能に関しては専用にチューニングされているという説がある[1]

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム
第37話で初登場。アムロガンダムと数回戦闘を行うが、アムロがニュータイプとして覚醒し始めていた事や、ガンダムがマグネットコーティングにより更なる運動性を得てしまった事が起因し、敗退続きで終わっている。その後、第42話で画面端に本機の物と思われる脚部が映ったのが最後の登場となった。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘でガンダムに勝利している。デザイン変更に伴い腰部のスラスター配置がゲルググMと同じになっており、宇宙での戦闘では高機動型ゲルググのバックパックを装備している。
機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
ア・バオア・クーからの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕がゲルググMの物に換装されており、高機動型ゲルググのバックパックを装備した事で機動性が向上した。アクシズ到着後は外宇宙用に改修されている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
回想シーンで登場。『1st』ではガンダムに右腕を丸ごと切断されていたが、回想では前腕のみに留まっている。

装備・機能

特殊機能

換装
ゲルググはランドセルを持たない構造を特徴とし、用途に応じたランドセルの換装が可能だった。また、前腕部の補助推進ユニットを武装に換装する事も出来た。ただし、シャア専用ゲルググではこの換装機構は活かされていない。

武装・必殺攻撃

ビーム・ライフル
ジオン軍が初めて量産に成功した携行ビーム兵器。ガンダムの使用するそれに勝るとも劣らない性能を持ち、高性能センサーにより高い照準値を誇る。しかし、開発・生産が遅れたことで前線への本武装の配備が遅れ、ジャイアント・バズや120mmマシンガンを装備する機体もあった。
連邦軍から入手したエネルギーCAP技術を利用している[2]が、そのシステムは連邦系のものとはアプローチがやや異なっていたとされる。
ビーム・ナギナタ
ゲルググが装備するビーム・サーベルは、ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。
シールド
アーモンド型に象られた防御装備。耐ビームコーティングが施されており、ビーム攻撃にもある程度耐える事ができた。非使用時は背中にマウントが可能。
ビーム・マシンガン
『THE ORIGIN』で装備しているゲルググJと同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。
110mm速射砲
『C.D.A』で移植されたゲルググMの右腕部に内蔵されている。

対決・名場面

関連機体

ゲルググ
ベース機。シャア専用機はそのうち25機製造された先行量産型を直接のベースとしている。
ゲルググ (外宇宙用)
アクシズに脱出した後、外宇宙戦用に改修した機体。
ゲルググ (タグ機)
『ΖΖ』第26話にてマサイ・ンガバが搭乗した機体。彼女の亡き恋人タグの搭乗機であり、どういう訳か本機と全く同じカラーリングとなっている。私怨からガンダムチームに戦いを挑むも性能差をカバーできず最終的に機体は破壊されている。
ゲルググJ
関連性は不明だが、本機のパーソナルカラーと同様、赤を主体としたカラーリングになっている。

余談

  • S字状のビーム刃が出るビーム・ナギナタだが、『めぐりあい宇宙』でのギャンの戦闘シーンが全て本機に置き換えられた際、ビーム・サーベルのエフェクトを流用したため、「ビーム・ナギナタはビーム刃を片側だけに発生させる事も可能」という構図ができた。なお、流用に伴い、場面によってビーム刃の色が変わる(S字状ビーム刃:青色 片側ビーム刃:黄色)。

商品情報

ガンプラ

フィギュア 

リンク

脚注

  1. 但しエンジニアであるアルレット・アルマージュ曰く、テキサスで出撃した時は調整未了だったとのこと
  2. 公国軍情報部がサイド6経由で入手したとも、戦場で投棄されたガンダムのビーム・ライフルから獲得したとも言われている。