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| タイトル = スペック
 
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| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = OZ-00MS
 
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| 頭頂高 = 17.4m
 
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| 開発組織 =  
 
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| 主なパイロット = [[ゼクス・マーキス]]<br/>[[オットー]](『W』第9話)
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
「あらゆる戦場下において、単機で勝利を収める事の出来る機体」というコンセプトのもと、『新機動戦記ガンダム』の物語の20年前に開発された超高機動[[MS]]で、ガンダムWの世界においては史上初の戦闘用モビルスーツ。
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[[アフター・コロニー]]における[[モビルスーツ]]の原型となった機体。史上初の戦闘用モビルスーツでもあり、「プロトタイプ・リーオー」とも呼ばれている通り、この機体をベースに性能を抑え簡素化する形で[[リーオー]]が開発された。ガンダムに似たフェイスガードと頭頂部の鶏冠を有する頭部が特徴だが、その下にはリーオーと同系統の頭部を有している。
  
開発したのは後に5体のガンダムを作った[[ドクターJ]]らと、ガンダムパイロットたちに協力したハワード教授の6人である。無茶としか言いようのないコンセプトを実現するために6人は、重装甲の機体に強力な推進器を付けて高機動性を与えるという設計でクリアしようとした。しかしその推進器はあまりにも強力で、後に空戦用機体として作られた[[エアリーズ]]の音速の数倍の戦闘速度すら遥かに超える機動力と3倍以上の旋廻性能、静止状態から僅か一瞬で15G以上(直線軌道)まで加速をし、連続した超鋭角機動を行い、予備動作なしで一瞬で停止、最大速度時はそれ以上のGがかかり、最高速度に至っては計測不能だった。後にパイロットになる[[ゼクス・マーキス]]の「殺人的な加速」という評は過言ではない。装甲の方も、ゼクスの部下であるオットー特尉が自らと命の引き換えにサンクキングダムの司令部に特攻・破壊した際ですら、目立った損傷がなかったという堅牢振りである。
+
機体の開発には後に[[ガンダムタイプ|ガンダム]]を生み出す5人の科学者が携わった他、[[ハワード]]の関与も示唆されており、ガンダムと[[OZ]]のMS双方がトールギスの開発系譜の影響下にあると言える。
  
このように操縦者には人間の限界を遥かに超えた身体能力が要求されること、仕様よりも大きくなってしまったサイズ、さらに技師たちがOZを危険視して失踪するなどの理由から、結局完成を目前にして計画が頓挫し、未完成の試作機と数機分の予備パーツのみが出来上がり、試作機は20年間博物的資料として[[OZ]]のコルシカ基地の倉庫に保管され、開発データは大幅にデチューンして量産型MS・[[リーオー]]が開発されることとなる。実は劇中でトールギスの頭部~胸部装甲のないフレームがむき出しの状態が見られるのだが、その姿はリーオーそっくり。
+
「ほぼ全ての戦闘パターンに単機で対応可能な機体」という開発コンセプトの下、MSの可能性を追求した試作機であり、大型ビーム兵器であるドーバーガンや高い防御性能を誇るチタニュウム合金製の装甲などを採用<ref>トールギスの初陣時、[[オットー]][[サンクキングダム]]の司令部に特攻した際も、機体に目立った損傷は無かった。</ref>。背部に装備されたバックパックバーニアによって「重装甲かつ高機動」という特性を両立した理想的なMSとして完成した。また、作業用MSから発展した事もあり、機体に人体に近い動きをトレースさせる為の構造が考案され、そのフレーム構造は後発の機体にも受け継がれている。
  
しかし、今までに存在しなかったカテゴリー単独強襲用[[MS]]である「ガンダム」が登場した事で事態が一変。既存機体を超える性能を求めた[[ゼクス・マーキス]]の乗機として、試作機を完成して急遽実戦投入される。はじめはゼクスも耐えられなかったほどの凄まじいまでの機体性能と、それを乗りこなすに至った彼の腕で、[[ウイングガンダム]]と激闘を繰り広げた。しかしガンダムの出現で次々と進化する新型MSがトールギスの性能すら凌駕し始め、最後はゼクスの反応速度にもついていけなくなり、宇宙の戦いで[[MD]]搭載型の[[トーラス]]部隊と交戦した後、[[ウイングガンダムゼロ]]を手に入れる為の囮としてゼクス自身の手で自爆させられた(『敗者たちの栄光』では宇宙戦に特化した[[トールギスF]]に改修されたが、長期にわたってコルシカの潮風に晒されていたために駆動系の劣化が見られており、レストアする時間も間に合わずに最終的にオーバーホールされた状態で[[ピースミリオン]]内に封印された)。
+
最大の特徴として、背部に装備されたバックパックバーニアがある。肩部フレームに接続されたこの装備は、機体に高い機動性を付与したが、高速移動時に搭乗者に多大な負荷(一説には15Gもの加速重力がかかると言われていた)を強いており、これによってトールギスは制式採用が見送られ、A.C.195年まで20年もの間封印される事になった。
  
はっきり言って軍隊の兵器としては欠陥品であるが、性能はガンダムと同等かそれ以上。設計者の1人である老師Oが「プロトタイプリーオー」とも呼ばれることに劇中で不快感を示すのも当然の活躍は、むしろ「ガンダムの兄弟」とでも言った方が正確だろう。
+
長らく歴史の闇の中に置かれたトールギスであったが、[[オペレーション・メテオ]]によってコロニーから送り込まれた5機のガンダムに対抗する為に[[ゼクス・マーキス]]によって運用された。しかし、その後の目まぐるしく移り変わる情勢と策謀はゼクスとトールギスにガンダムとの雌雄を決する事を許さず、ゼクスは[[トレーズ・クシュリナーダ]]と袂を分かちトールギスとともにOZを離脱。その際に70機ものOZのMSを撃破して圧倒的な戦闘能力を示した。その後、トレーズとトールギスは宇宙へと上がったものの、無重力下仕様に換装されていなかった為、ゼクスによって囮として利用され、爆破された<ref>『敗者たちの栄光』では宇宙戦に特化した[[トールギスF]]に改修されたが、長期にわたってコルシカの潮風に晒されていたために駆動系の劣化が見られており、レストアする時間も間に合わずに最終的にオーバーホールされた状態で[[ピースミリオン]]内に封印された。</ref>。
  
なお、機体名は降霊術師(テウルギスト、theurgist)に由来しているとされるが、英語のスペル、白いボディと赤いとさか、リーオーよりも大型であることから「背の高いガチョウ(tall geese)」なのではないかと言う説もある。
+
なお、機体名は降霊術師(テウルギスト、theurgist)に由来しているとされるが、英語のスペル、白いボディと赤い鶏冠、リーオーよりも大型の躯体から「背の高いガチョウ(tall geese)」なのではないかと言う説もある。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 特殊機能 ===
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;バックパックバーニア
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:「スーパーバーニア」とも呼称される、両肩部のフレームに接続された高出力バーニア。非使用時はボックス状に折りたたまれているが、ユニット下部が上下左右に展開する事で左右で3基、計6基ものバーニアが露出する。<br/>[[エアリーズ]]の戦闘速度であるマッハ2すら超える機動力と3倍以上の旋廻性能を付与し、直線軌道であれば静止状態から一瞬で15G以上の加速重力がかかるまで加速する事が可能。そこから更に加速する事もでき、最大速度に至っては計測不能とされている。しかし、この装備によって極めて強い負荷を搭乗者に強いる事になり、トールギスが常人の手に余る機体となる結果を招いた。その加速性能はゼクスをして「殺人的な加速」と表現されている。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ドーバーガン
 
;ドーバーガン
:右肩のアタッチメントに装備された大火力火器。命中精度を上げるため旧式のマズルブレーキを採用している。設定上、実弾・ビーム弾の二つがあり使い分けが可能(本機は本編の描写ではビーム弾を使用しているようだ)、かつ威力はバスターライフル並で連射も可能。長砲身で反動も凶悪であるため、リーオーが使用する際は両腕で支えているのだが、本機の場合は片腕で発砲する事ができる。
+
:トールギスの主兵装である大型のビーム砲。カートリッジ式を採用しており、複数のMSを一撃で撃破する程の威力を有する他、[[ガンダニュウム合金]]にも効果を発揮する。大型火器の為、本来は両手で持つ事が想定されているが、トールギスは右肩に設けられたフレームと右腕で保持する。砲身には伸縮機構が加えられており、命中精度を上げる為にあえて旧式のマズルブレーキを備えている。
 
;シールド
 
;シールド
:[[リーオー]]にも採用された円形のシールド。『W』の作中では白一色だが、立絵だとそこに鷲のエンブレムが描かれている。
+
:[[リーオー]]にも採用された円形のシールド。左肩部の可動フレームに懸架される。実体弾だけではなく、ビーム兵器にも高い防御性能を発揮する。裏面には[[ビーム・サーベル|ビームサーベル]]を格納するなど、サーベルホルダーとしての機能も有する。
:;ビームサーベル
+
:;[[ビーム・サーベル|ビームサーベル]]
::シールドの裏に二本装備している。[[リーオー]]と同型の色違い。
+
::ビーム刃を発生させる格闘兵器。シールドの裏面に2本格納する。機体の特性である高い機動性との組み合わせにより、サーベルを用いた格闘戦では高度な性能を発揮した。
 
;散弾ミサイル
 
;散弾ミサイル
 
:[[ピースミリオン]]乗船時に携帯した2発の散弾ミサイル。広範囲に拡散するもので、数機のモビルスーツ輸送艇を破壊する戦果を上げた。
 
:[[ピースミリオン]]乗船時に携帯した2発の散弾ミサイル。広範囲に拡散するもので、数機のモビルスーツ輸送艇を破壊する戦果を上げた。
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:前期オープニングで左手に携行していた武器。実弾かビームかは不明。<br/>[[ガンプラ]]「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)<ref>[https://p-bandai.jp/hobby/special-1000009047/ プレミアムバンダイ:「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)」特集ページ]</ref>」では「コロニー用ビームライフル」表記で扱われている。
 
:前期オープニングで左手に携行していた武器。実弾かビームかは不明。<br/>[[ガンプラ]]「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)<ref>[https://p-bandai.jp/hobby/special-1000009047/ プレミアムバンダイ:「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)」特集ページ]</ref>」では「コロニー用ビームライフル」表記で扱われている。
 
;テンペスト
 
;テンペスト
:『敗者たちの栄光』に登場する大型ヒートランス装備。
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:身の丈を越える大型のヒートランス。左肩にフレームを介して装備され、シールドもそこから伸びたフレームを介して同時に接続される。『敗者たちの栄光』に登場した際に装備。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:[[シベリア]]の対戦では、[[レディ・アン]]の介入により[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が[[ウイングガンダム]]を[[自爆]]させることで決着したが、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]には納得のいくものではなかった。その後ヒイロが生きていることを信じた彼は、回収されたウイングガンダムをトールギスを元に復元させ、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]が見つけ出したヒイロと[[トロワ・バートン|トロワ]]らを[[南極]]基地へ招きいれる。決闘と評して再度対決を図るのだが、ヒイロは出すぎた行為としてウイングガンダムでなく、ヘビーアームズでトールギスと闘う。そして決闘となるのだが、特に意味のない戦いなのにお互い死力を尽くした。その後[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の介入にもゼクスは戦いを辞めないのだが、リリーナが思わず怒りを曝け出すところを、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]はゼクスが実兄「ミリアルド」であることを明かす。そこに[[OZ]]の大部隊が襲来して、またも対決は決着しなかった。
 
:[[シベリア]]の対戦では、[[レディ・アン]]の介入により[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が[[ウイングガンダム]]を[[自爆]]させることで決着したが、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]には納得のいくものではなかった。その後ヒイロが生きていることを信じた彼は、回収されたウイングガンダムをトールギスを元に復元させ、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]が見つけ出したヒイロと[[トロワ・バートン|トロワ]]らを[[南極]]基地へ招きいれる。決闘と評して再度対決を図るのだが、ヒイロは出すぎた行為としてウイングガンダムでなく、ヘビーアームズでトールギスと闘う。そして決闘となるのだが、特に意味のない戦いなのにお互い死力を尽くした。その後[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の介入にもゼクスは戦いを辞めないのだが、リリーナが思わず怒りを曝け出すところを、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]はゼクスが実兄「ミリアルド」であることを明かす。そこに[[OZ]]の大部隊が襲来して、またも対決は決着しなかった。
 
;トールギス破壊命令
 
;トールギス破壊命令
:第18話より。[[OZ]]により[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の抹殺が下った。[[ウイングガンダムゼロ]]の爆破ポイントに誘いこまれたトールギスとゼクスが多数の[[トーラス]]に一機で立ち向かう。既にゼクスの技量はトールギスの性能を超え、性能自体も新型が次々と登場する戦乱の中で過去の遺物と化していた。そして戦えるだけ戦ったゼクスは損傷したトールギスを戦場に放り出し、[[自爆]]装置により破壊する。その時「我が愛機よ・・・安らかに眠れ」と敬礼して別れを告げた。その後トールギスの兄弟とも言うべき[[ウイングガンダムゼロ]]に乗り換えた。
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:第18話より。[[OZ]]により[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の抹殺が下った。[[ウイングガンダムゼロ]]の爆破ポイントに誘いこまれたトールギスとゼクスが多数の[[トーラス]]に一機で立ち向かう。既にゼクスの技量はトールギスの性能を超え、性能自体も新型が次々と登場する戦乱の中で過去の遺物と化していた。そして戦えるだけ戦ったゼクスは損傷したトールギスを戦場に放り出し、自爆装置により破壊する。その時「我が愛機よ…安らかに眠れ」と敬礼して別れを告げた。その後トールギスの兄弟とも言うべき[[ウイングガンダムゼロ]]に乗り換えた。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 別仕様・改修機 ===
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;[[トールギスF]] (フリューゲル)
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:『敗者への栄光』に登場する機体で、1号機をピースミリオンで宇宙での機動力向上等を狙って改修されたもの。背部のスーパーバーニアユニットを取り外し、[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]のベースとなる4枚のウイングユニットに換装されている。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[トールギスII]]
 
;[[トールギスII]]
 
:本機の予備パーツなどから作られた、2号機にあたる機体。
 
:本機の予備パーツなどから作られた、2号機にあたる機体。
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;[[トールギスヘブン]]
 
;[[トールギスヘブン]]
 
:MC歴の時代、火星で「キュレネの風」を名乗ったゼクスが搭乗していたトールギス系統の機体。対無人機用に開発された「ナノ・ディフェンサー」が搭載されており、モビルドールを含む無人機を一度に行動不能に陥ることが出来る。
 
:MC歴の時代、火星で「キュレネの風」を名乗ったゼクスが搭乗していたトールギス系統の機体。対無人機用に開発された「ナノ・ディフェンサー」が搭載されており、モビルドールを含む無人機を一度に行動不能に陥ることが出来る。
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;[[リーオー]]
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:本機のデータを基に徹底した普及用設計がなされた量産機。トールギスの頭部は、リーオと同型の頭部にヘッドガードをかぶせる構造になっている。
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;[[リーオーIV型[グライフ]]]
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:リーオー開発時にトールギスから省略された部位を再び組み込んだ機体。
 +
 +
=== 技術的関与のある・疑われる機体 ===
 
;[[ウイングガンダムゼロ]]
 
;[[ウイングガンダムゼロ]]
 
:5技師が本機の思想を更に推し進めた結果の産物。この機体の方はさすがに設計者たちが危険視して封印してしまった。
 
:5技師が本機の思想を更に推し進めた結果の産物。この機体の方はさすがに設計者たちが危険視して封印してしまった。
;[[リーオー]]
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:本機のデータを基に徹底した普及用設計がなされた量産機。ちなみにトールギスの頭部は、リーオー同様のカメラ部分が露出した頭部にヘッドガードをかぶせる構造になっている。
+
=== その他 ===
;[[トールギスワルキューレ]]
+
;[[トールギス・ワルキューレ]]
:[[ガンダムビルドファイターズ]]に登場する、本機をモチーフにして作成されたガンプラ。アメリカ大会の優勝候補である[[グレコ・ローガン]]の機体だったが、代表決定戦で[[ニルス・ニールセン|ニルス]]の駆る[[戦国アストレイ頑駄無]]に敗北した。
+
:[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場する、本機をモチーフにして作成されたガンプラ。アメリカ大会の優勝候補である[[グレコ・ローガン]]の機体だったが、代表決定戦で[[ニルス・ニールセン|ニルス]]の駆る[[戦国アストレイ頑駄無]]に敗北した。
;[[トールギスF]] (フリューゲル)
 
:『敗者への栄光』に登場する機体で、1号機をピースミリオンで宇宙での機動力向上等を狙って改修されたもの。背部のスーパーバーニアユニットを取り外し、[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]と同型の4枚のウイングユニットに換装されている。
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2023年1月10日 (火) 21:31時点における最新版

トールギス
外国語表記 TALLGEESE
登場作品
デザイナー カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 OZ-00MS
頭頂高 17.4m
本体重量 8.8t
装甲材質 チタニュウム合金
アビリティレベル

(※リーオーをオールレベル100として換算)

ファイティングアビリティ
レベル100
ウエポンズアビリティ
レベル110
スピードアビリティ
レベル150
パワーアビリティ
レベル130
アーマードアビリティ
レベル120
開発者 ドクターJ
プロフェッサーG
ドクトルS
H教授
老師O
ハワード
所属 OZピースミリオン
主なパイロット ゼクス・マーキス
オットー (『W』第9話)
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概要 [編集 | ソースを編集]

アフター・コロニーにおけるモビルスーツの原型となった機体。史上初の戦闘用モビルスーツでもあり、「プロトタイプ・リーオー」とも呼ばれている通り、この機体をベースに性能を抑え簡素化する形でリーオーが開発された。ガンダムに似たフェイスガードと頭頂部の鶏冠を有する頭部が特徴だが、その下にはリーオーと同系統の頭部を有している。

機体の開発には後にガンダムを生み出す5人の科学者が携わった他、ハワードの関与も示唆されており、ガンダムとOZのMS双方がトールギスの開発系譜の影響下にあると言える。

「ほぼ全ての戦闘パターンに単機で対応可能な機体」という開発コンセプトの下、MSの可能性を追求した試作機であり、大型ビーム兵器であるドーバーガンや高い防御性能を誇るチタニュウム合金製の装甲などを採用[1]。背部に装備されたバックパックバーニアによって「重装甲かつ高機動」という特性を両立した理想的なMSとして完成した。また、作業用MSから発展した事もあり、機体に人体に近い動きをトレースさせる為の構造が考案され、そのフレーム構造は後発の機体にも受け継がれている。

最大の特徴として、背部に装備されたバックパックバーニアがある。肩部フレームに接続されたこの装備は、機体に高い機動性を付与したが、高速移動時に搭乗者に多大な負荷(一説には15Gもの加速重力がかかると言われていた)を強いており、これによってトールギスは制式採用が見送られ、A.C.195年まで20年もの間封印される事になった。

長らく歴史の闇の中に置かれたトールギスであったが、オペレーション・メテオによってコロニーから送り込まれた5機のガンダムに対抗する為にゼクス・マーキスによって運用された。しかし、その後の目まぐるしく移り変わる情勢と策謀はゼクスとトールギスにガンダムとの雌雄を決する事を許さず、ゼクスはトレーズ・クシュリナーダと袂を分かちトールギスとともにOZを離脱。その際に70機ものOZのMSを撃破して圧倒的な戦闘能力を示した。その後、トレーズとトールギスは宇宙へと上がったものの、無重力下仕様に換装されていなかった為、ゼクスによって囮として利用され、爆破された[2]

なお、機体名は降霊術師(テウルギスト、theurgist)に由来しているとされるが、英語のスペル、白いボディと赤い鶏冠、リーオーよりも大型の躯体から「背の高いガチョウ(tall geese)」なのではないかと言う説もある。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

新機動戦記ガンダムW
初登場作品。ゼクス・マーキスの愛機として登場する。始めは彼でも扱いかねる代物だったが、性能を把握してからは上手く扱えるようになっていく。彼のこの機体への愛着は後述の台詞でも如実に解る。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光
新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能 [編集 | ソースを編集]

バックパックバーニア
「スーパーバーニア」とも呼称される、両肩部のフレームに接続された高出力バーニア。非使用時はボックス状に折りたたまれているが、ユニット下部が上下左右に展開する事で左右で3基、計6基ものバーニアが露出する。
エアリーズの戦闘速度であるマッハ2すら超える機動力と3倍以上の旋廻性能を付与し、直線軌道であれば静止状態から一瞬で15G以上の加速重力がかかるまで加速する事が可能。そこから更に加速する事もでき、最大速度に至っては計測不能とされている。しかし、この装備によって極めて強い負荷を搭乗者に強いる事になり、トールギスが常人の手に余る機体となる結果を招いた。その加速性能はゼクスをして「殺人的な加速」と表現されている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ドーバーガン
トールギスの主兵装である大型のビーム砲。カートリッジ式を採用しており、複数のMSを一撃で撃破する程の威力を有する他、ガンダニュウム合金にも効果を発揮する。大型火器の為、本来は両手で持つ事が想定されているが、トールギスは右肩に設けられたフレームと右腕で保持する。砲身には伸縮機構が加えられており、命中精度を上げる為にあえて旧式のマズルブレーキを備えている。
シールド
リーオーにも採用された円形のシールド。左肩部の可動フレームに懸架される。実体弾だけではなく、ビーム兵器にも高い防御性能を発揮する。裏面にはビームサーベルを格納するなど、サーベルホルダーとしての機能も有する。
ビームサーベル
ビーム刃を発生させる格闘兵器。シールドの裏面に2本格納する。機体の特性である高い機動性との組み合わせにより、サーベルを用いた格闘戦では高度な性能を発揮した。
散弾ミサイル
ピースミリオン乗船時に携帯した2発の散弾ミサイル。広範囲に拡散するもので、数機のモビルスーツ輸送艇を破壊する戦果を上げた。
ライフル(詳細不明)
前期オープニングで左手に携行していた武器。実弾かビームかは不明。
ガンプラ「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)[3]」では「コロニー用ビームライフル」表記で扱われている。
テンペスト
身の丈を越える大型のヒートランス。左肩にフレームを介して装備され、シールドもそこから伸びたフレームを介して同時に接続される。『敗者たちの栄光』に登場した際に装備。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

新機動戦記ガンダムW [編集 | ソースを編集]

亡国の肖像
第9話より。OZのクーデター後、サンクキングダムの連合を掃討して母国解放を目指すゼクスはトールギスと共に突進する。しかし初めて乗ったこの機体の桁外れの性能は、単なる全速前進だけでも強大なGで彼の体に大ダメージを与え、いったん退却せざるを得なくなる。倒れた上司を見たオットーは、自らもテスト中にGに耐えられずに負傷しているにもかかわらず、無断でトールギスを駆ってサンクキングダムの連合基地司令部へ突進する。
ガンダムヘビーアームズ
シベリアの対戦では、レディ・アンの介入によりヒイロウイングガンダム自爆させることで決着したが、ゼクスには納得のいくものではなかった。その後ヒイロが生きていることを信じた彼は、回収されたウイングガンダムをトールギスを元に復元させ、ノインが見つけ出したヒイロとトロワらを南極基地へ招きいれる。決闘と評して再度対決を図るのだが、ヒイロは出すぎた行為としてウイングガンダムでなく、ヘビーアームズでトールギスと闘う。そして決闘となるのだが、特に意味のない戦いなのにお互い死力を尽くした。その後リリーナの介入にもゼクスは戦いを辞めないのだが、リリーナが思わず怒りを曝け出すところを、ノインはゼクスが実兄「ミリアルド」であることを明かす。そこにOZの大部隊が襲来して、またも対決は決着しなかった。
トールギス破壊命令
第18話より。OZによりゼクスの抹殺が下った。ウイングガンダムゼロの爆破ポイントに誘いこまれたトールギスとゼクスが多数のトーラスに一機で立ち向かう。既にゼクスの技量はトールギスの性能を超え、性能自体も新型が次々と登場する戦乱の中で過去の遺物と化していた。そして戦えるだけ戦ったゼクスは損傷したトールギスを戦場に放り出し、自爆装置により破壊する。その時「我が愛機よ…安らかに眠れ」と敬礼して別れを告げた。その後トールギスの兄弟とも言うべきウイングガンダムゼロに乗り換えた。

関連機体[編集 | ソースを編集]

別仕様・改修機[編集 | ソースを編集]

トールギスF (フリューゲル)
『敗者への栄光』に登場する機体で、1号機をピースミリオンで宇宙での機動力向上等を狙って改修されたもの。背部のスーパーバーニアユニットを取り外し、ウイングガンダムゼロ (EW版)のベースとなる4枚のウイングユニットに換装されている。

系列機・派生機[編集 | ソースを編集]

トールギスII
本機の予備パーツなどから作られた、2号機にあたる機体。
トールギスIII
IIと同様、予備パーツなどを元に組み上げられた本機の強化型にあたる機体。
トールギス始龍 (シロン)
老師Oが、シェンロンガンダムと同時にコロニー0206で作り上げたトールギスのレプリカ機。ゼクスの搭乗した機体は白色であるのに対し、こちらはオレンジ色。パイロットは張五飛の妻の龍妹蘭
トールギスヘブン
MC歴の時代、火星で「キュレネの風」を名乗ったゼクスが搭乗していたトールギス系統の機体。対無人機用に開発された「ナノ・ディフェンサー」が搭載されており、モビルドールを含む無人機を一度に行動不能に陥ることが出来る。
リーオー
本機のデータを基に徹底した普及用設計がなされた量産機。トールギスの頭部は、リーオと同型の頭部にヘッドガードをかぶせる構造になっている。
リーオーIV型[グライフ]
リーオー開発時にトールギスから省略された部位を再び組み込んだ機体。

技術的関与のある・疑われる機体[編集 | ソースを編集]

ウイングガンダムゼロ
5技師が本機の思想を更に推し進めた結果の産物。この機体の方はさすがに設計者たちが危険視して封印してしまった。

その他[編集 | ソースを編集]

トールギス・ワルキューレ
ガンダムビルドファイターズ』に登場する、本機をモチーフにして作成されたガンプラ。アメリカ大会の優勝候補であるグレコ・ローガンの機体だったが、代表決定戦でニルスの駆る戦国アストレイ頑駄無に敗北した。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

※RG、MG共にEW版

フィギュア [編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. トールギスの初陣時、オットーサンクキングダムの司令部に特攻した際も、機体に目立った損傷は無かった。
  2. 『敗者たちの栄光』では宇宙戦に特化したトールギスFに改修されたが、長期にわたってコルシカの潮風に晒されていたために駆動系の劣化が見られており、レストアする時間も間に合わずに最終的にオーバーホールされた状態でピースミリオン内に封印された。
  3. プレミアムバンダイ:「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)」特集ページ