ラクス・クライン
ラクス・クライン | |
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外国語表記 | Lacus Clyne |
登場作品 | |
声優 | 田中理恵 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (アコード[1]) |
性別 | 女 |
生年月日 | C.E.55年2月5日 |
年齢 | 16歳 (SEED) ⇒ 18歳 (DESTINY) |
出身 | プラント「アプリリウス市」 |
身長 | 158cm (SEED) ⇒ 160cm (DESTINY) |
体重 | 53kg (SEED) ⇒ 46kg (DESTINY) |
髪色 | 桃色 |
瞳の色 | 水色 |
血液型 | B型 |
職業 |
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所属 |
概要[編集 | ソースを編集]
プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの一人娘で、プラントではアイドル歌手として絶大な人気を集めている。
常に聖女然とした態度で、老若男女問わず信頼される人柄ではあるが、その虫も殺さぬ容姿とは反対に、ザフト軍最新鋭モビルスーツ、フリーダムを自由に持ち出せる状態にあったり、政治的な根回しなど非常にしたたかである。一方で、父の死を知りながらも仲間の前では毅然としていたがキラに対しては涙を見せるなど年相応の一面も持っている。
「想いだけでも力だけでも駄目」だとし、武力としての力を行使することに躊躇がない。一方で掲げられる目標(プロパガンダと言い換えてもよい)の必要性も理解しており、極めて優れた政治家としての側面もある。パートナーであるキラ・ヤマトは「なるべく戦いたくない、なるべく犠牲を増やしたくない」という理想主義的な優しさ(言い換えれば甘さ)を持っており、それを可能な限り実現させようとするため、武力としてのモビルスーツを選ぶという極めて現実的な選択を行っている。
理想と現実を当たり前のように受けいれ、本音の建前の使い分けができるという度量の広さは、さすがはシーゲル・クラインの愛娘といったところ。一方、そうした胆力と、天使のような姿とのギャップがあまりにも大きすぎるため、時には「腹黒い」と評されてしまうこともあるが、目的達成のために現実的な手段を講じているだけである。
『機動戦士ガンダムSEED』では、最高評議会議長のシーゲル・クラインの娘ということもあり、プラントの住民に対しザフト軍の広告塔として扱われていた。現役の大人気アイドルとしてその効果は絶大であった。ユニウスセブンの追悼式典へ出席するための移動中、地球連合軍とザフト軍との戦闘に巻き込まれ、脱出用ポッドで避難しているところをアークエンジェルに回収される。その社会的な知名度、政治的な立場を利用されるなど、あまりいい扱いをされていなかった。プラントに戻ってからも彼女自身の意思とは関係なく、周囲の思惑で道具として見られていた。しかし、パトリック・ザラが最高評議会の議長となり、連合との戦争が激化するにともない、自らの戦う理由を見つけたキラ・ヤマトにはフリーダムを与え、それが原因で追われる立場になるも、ゲリラ的に反戦を訴える放送行い、生還しエターナルの艦長となったバルドフェルドと共に地球とプラントの戦争を止めるべくエターナルに乗り込み、ヤキン・ドゥーエへと赴いた。
『SEED DESTINY』では地球で孤児院を運営するキラに寄り添うように暮らしていたが、再び地球とプラントとの対立が表面化したことで、葛藤しつつもフリーダムの封印を解き、戦場へ赴くキラを見送る。
また、その影響力は未だに強く残っており、デュランダルも偽物のラクスを用意することでプラントの国民感情をコントロールすることにも利用されている。
シン・アスカのインパルスに破れたキラに最新鋭機ストライクフリーダムを手配し、自分もエターナルに乗り込み、最終決戦へと挑む。
物語終盤ではS.E.E.D.能力の片鱗を見せるなど、戦闘に関しても極めて高い適正があることを伺わせた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムSEED
- アークエンジェルに救助され、保護されるも一時は人質として使われたが、キラの善意による独断でザフトに返還される。その後、マルキオ導師が運んできたキラを介抱し、再び戦場に戻る決意を固めた彼にフリーダム奪取の手引きをする。
それが原因で自身も命を狙われた事から、戦艦エターナルに乗り込み、連合から離反したアークエンジェル、オーブのクサナギと合流。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも参戦している。 - 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R
- シルバーウィンドが地球軍の攻撃を受けた際、ロウ・ギュールによって助けられている。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 前大戦終結後、キラやマリュー、バルトフェルドらと共にオーブでひっそりと暮らしていた。が、ヨップ・フォン・アラファス率いるコーディネイターの暗殺部隊に襲われた事がきっかけとなり、密かに整備していたアークエンジェルとフリーダムでオーブを離れる。
ダーダネルス海峡での戦闘に介入した後、宇宙へ上がってエターナルと合流。ストライクフリーダムガンダムを始めとする新型機の調整を進めつつ、ギルバート・デュランダルの真意を探っていた。
その後、一度ザフト軍に発見されて窮地に陥るも駆けつけたキラとストライクフリーダムの活躍で事なきを得る。オペレーション・フューリーの際にインフィニットジャスティスガンダムで地球へ降下。デュランダルのミーア・キャンベルを使った演説の際に姿を現して「自分はデュランダルを支持していない」と表明した。
デスティニー・プラン発表後はオーブへのレクイエム発射を阻止する為に戦った。戦後、プラントに帰還している。 - 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
- コンパス初代総裁に就任。キラの力になりたいと願うが、終わらない戦乱への疲弊もあり想いはすれ違い気味。そこをファウンデーション王国宰相オルフェが篭絡にくる。
実は彼女の母親はメンデル時代のアウラの協力者であり、アコードの長としてオルフェとつがいになり、来るべき世界の統治者の座に就くべく生まれていたのだった。
エルドア地区からの核ミサイル発射事件のどさくさでファウンデーション側に拉致されアルテミス要塞に幽閉されるも、アコードによるデスティニープラン支配を拒否。キラに救出され愛を確認した後、自らプラウドディフェンダーに乗って決戦に向かう。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- シーゲル・クライン
- 父。
- キラ・ヤマト
- 婚約者の親友。後に恋人となる。
- アスラン・ザラ
- 婚約者。フリーダム強奪の手引きをした際に婚約は解消される。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 友人。同い年であり、姫と称される立場である事から砕けた姿勢で話せる間柄。DESTINYでは互いの立場で世界のために奔走する。
- マリュー・ラミアス
- ムウ・ラ・フラガ(ネオ・ロアノーク)
- アンドリュー・バルトフェルド
- マーチン・ダコスタ
- ロウ・ギュール
- ミーア・キャンベル
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「あなたが優しいのは、あなただからでしょう?」
- 「必要だから愛するのではありません…!愛しているから必要なのです!」
- 『FREEDOM』より。公開記念予告にも使われている。…直近のTVシリーズ作品で刺さりそうな人が多々いる気がするのは気のせいだろうか?
- 「命に優れている劣っているはありません。誰もが誰かにとって貴い存在です」
オルフェ「ではなぜ私は愛されない!?」
「いいえ、必ず誰かがあなたを見ています。今ではなくとも、未来にいる誰か、あまりに近すぎて気付かない誰かが」 - 最終決戦にてオルフェに対して。後ろにも目を付けるんだ。しかしオルフェは「未来などいい、私は今あなたが欲しい!」と拒絶した。
- 「人は必要から生まれるのではありません、愛から生まれるのです!!」
- 最終決戦にてブラックナイトスコード カルラに最後の一撃を与える直前に。直近のTVシリーズ作品が「必要」から生み出された主人公だったということを考えるとこの言葉の重さが増してくるようにも思える。
- 「愛の反対は憎しみではない。愛の反対は無関心」
「私の中にあなたがいます。あなたの中に私はいますか?」
「私の中にあなたがいるという喜び」
「あなたの中に私がいるという力」
「明るいか暗いかも分からない」
「未来は何も見えぬもの」
「だけど、繋げる手があれば、支え合っていける心があれば、見えぬ2人も進めるでしょう」
「繋ぐ2人の手のために、その手を強くするために、互いのことを知りましょう」
「話します。私の心にある沢山のこと、小さなことを」
「だから、あなたも私に話してください」
「あなたの心の中にある、沢山の小さなことを…」 - エンディングにて。このモノローグの後、「去り際のロマンティクス」が流れる中『FREEDOM』の物語は幕を閉じる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- エターナル
- 座乗艦。
- アークエンジェル
- ユニウスセブンで救助された際、しばらく乗艦している。
C.E.73年時にはクルーとして乗艦していた。 - エールストライクガンダム / イージスガンダム
- キラとザフト軍との身柄の引き渡しの際に搭乗。
- フリーダムガンダム
- キラが奪取する際、その手引きをしている。
- インフィニットジャスティスガンダム
- ザフトのオーブ侵攻の際に地上に降りる為に搭乗。
- プラウドディフェンダー / マイティーストライクフリーダムガンダム
- 『FREEDOM』にて搭乗。窮地に陥ったストライクフリーダムガンダム弐式へとドッキングし、フリーダム側のコクピットへと移動した。
商品情報[編集 | ソースを編集]