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{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Zaku II Space High Maneuver Test Type
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
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| デザイナー = 山根公利<br/>カトキハジメ(MSD)
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| 分類 = 宇宙用試作型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 宇宙用試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 型式番号 = MS-06RD-4
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| 本体重量 = 60.3t
 
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| 全備重量 = 77.5t
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| センサー有効半径 = 3,200m
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| 所属 = [[ジオン公国軍]]
 
| 主なパイロット = [[アイナ・サハリン]]
 
| 主なパイロット = [[アイナ・サハリン]]
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ジオン公国軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。機体名称は公式では「高機動試作型ザク」と呼称されている。
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[[ツィマット社]]が宇宙用の[[熱核ロケットエンジン]]の試験を目的に開発した機体。装甲は[[ドム]]の系譜に連なるパープルとブラックのツートンカラーで塗装されている。名称は「高機動型ザク」や「高機動試験型ザク」の他、「宇宙用高機動試験型ザク」とも表記される。
  
[[リック・ドム]]の脚部熱核ロケットエンジンを開発するために製造された試作機であり、[[ザクII]]の上半身に[[ドム]]の下半身が合わさったような姿をしている。上半身のザクは[[ザクIIF型|F型]]とも[[高機動型ザクII|R型]]とも言われているが、バックパックの形状はF型と同型である。両肩部は[[ザクI]]と同じように右肩にシールドがなく、左肩部にスパイクがないものとなっている。
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[[リック・ドム]]に搭載される脚部の熱核ロケットエンジンの機動性や整備性などをチェックするための機体で、[[ザクII]]の上半身とドムの下半身が組み合わさったような外観となっている。ツィマット社の機体に[[ジオニック社]]のザクIIの上半身が用いられている点を始めとして、本機の開発経緯については不明な点が多く、様々な説が存在している。一説によると、ドムからリック・ドムの転用計画が軍主導で行われたためと言われている。
  
『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN|THE ORIGIN]]』の設定に準じた『[[MSD]]』では多少設定が異なっており、[[ツィマッド社]]が独自の宇宙戦用モビルスーツの開発過程で開発した機体となっている。また、本機に次ぐ試作機として[[ドム試作実験機]]が開発されている。
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[[型式番号]]に「R」が含まれることから[[高機動型ザクII|R型]]のバリエーション機と見なされることがあるが、R型の特徴である大型ランドセルや脚部を有さず、開発目的もリック・ドムのデータ収集用であることから、それを問題視する見方もある。また上半身のザクIIの特徴が[[ザクIIF型|F型]]に近いことから、R型ベースではなくF型とする説も存在している。
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あくまで実験機であるため実戦は想定されておらず、[[ザクI]]のように右肩シールドはなく、左肩もスパイクのないショルダーアーマーとなっている。アンバランスな外見の機体ではあったが、試験運用において優れた機動性を発揮し、良好なデータが得られたことからリック・ドムの生産に至っている。
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『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN|THE ORIGIN]]』の設定に準じた『[[MSD]]』では多少設定が異なっており、ツィマット社が宇宙戦用[[モビルスーツ]]を独自に開発する過程で試作された機体となっている。ザクIIの上半身が使用されている理由も、ツィマット社が[[ジオニック社]]からザクと[[グフ]]の委託生産を請け負っていたことから転用されたとされている。本機で得られたデータは[[ドム試作実験機]]に継承され、リック・ドムが短期間で誕生した一因となっている。さらに本機の脚部は[[サイコミュ試験用ザク]]に流用されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]
 
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]
:パイロットは[[アイナ・サハリン]][[初期型ジム]]3機と交戦し、2機を撃墜、1機を大破させるが[[ボールK型|先行量産型ボール]]と相打ちになり機体は爆散した。
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:初登場作品。第1話冒頭で[[アイナ・サハリン]]の搭乗機として登場した。第1話の時点で[[リック・ドム]]の技術的トライアルはほぼ完了している状態であり、作中で本機は[[地球]]近傍の連邦軍勢力下でのジムとの交戦データ収集を任としていた。連邦軍との戦闘では護衛機の[[ザクII]]3機と共に[[初期型ジム]]3機と交戦し、内2機を撃墜、[[テリー・サンダースJr.|サンダース]]の乗る1機を大破させるものの、救援に現れた[[シロー・アマダ|シロー]]の[[ボールK型|先行量産型ボール]]と交戦の末、相討ちになり機体は爆散した。なおこのデータ収集は[[アプサラス計画]]のためであったともされる。
 
;[[MSD]]
 
;[[MSD]]
:設定を一部変更した上で登場。
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:08枠として設定を一部変更した上で組み込まれた。
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島]]
 
:開発訓練Y-02小隊の所属機が登場。ザクIIと同様右肩にシールドと左肩にスパイクアーマーを装備、バックパックを[[ザクマインレイヤー]]の物に換装、主兵装として[[アクト・ザク]]のブルパップ・ガンを装備、といった混成装備となっている。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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<!-- === 特殊機能 === -->
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<!-- ;機能名:説明 -->
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ザク・マシンガン
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;[[ザク・マシンガン]] (ZMP-50D)
:ドラムマガジン式の口径120mmマシンガン。本機のマシンガンはZMP-50Dである。<br/>『[[MSD]]』においても本機のMS用マシンガンは通常のザクIIとは異なるものであり、ZMP-50Dと同型となっている。
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:ドラムマガジン式の120mm口径マシンガン。本機のマシンガンはZMP-50Dで、携行性の向上を狙いマガジンの取り付け位置が若干右に変更されている。<br/>『[[MSD]]』においても本機のMS用マシンガンは通常のザクIIとは異なるものであり、ZMP-50Dと同型となっている。
 
;ヒート・ホーク
 
;ヒート・ホーク
:高熱の刃で溶断する格闘武装。
+
:手斧型の格闘戦闘用兵器。刃の部分を高熱化することで対象を溶断する。非使用時には腰部側面のラッチにマウント可能。
;ブルパップ・ガン
 
:[[アクト・ザク]]の主兵装。Y-02小隊所属機が使用。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:漫画版『08』に登場するアプサラスの試作機。アプサラス本体に本機が上半身を露出する形で格納されている。
 
:漫画版『08』に登場するアプサラスの試作機。アプサラス本体に本機が上半身を露出する形で格納されている。
 
;[[ザクII]]
 
;[[ザクII]]
:ベース機。
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:ベース機。型は[[高機動型ザクII|R型]]と[[ザクIIF型|F型]]の2つの説がある。
 
;[[リック・ドム]]
 
;[[リック・ドム]]
:完成機。
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:本機のデータを元に完成した機体。
 
;[[ドム試作実験機]]
 
;[[ドム試作実験機]]
 
:『[[MSD]]』において本機の次に開発された機体。
 
:『[[MSD]]』において本機の次に開発された機体。
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;[[ザクII 現地改修型]]
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:『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島|MSD ククルス・ドアンの島]]』に登場する機体。[[ザクマインレイヤー]]の下半身が本機の物に交換されている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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2022年1月14日 (金) 13:36時点における最新版

高機動試作型ザク
外国語表記 Zaku II RD-4 Type
Zaku II High Mobility Test Type
登場作品
デザイナー
  • 山根公利
  • カトキハジメ (MSD)
  • テンプレートを表示
    スペック
    分類 宇宙用試作型モビルスーツ
    生産形態 実験機
    型式番号 MS-06RD-4
    頭頂高 17.5m (18.0m説あり)
    本体重量 60.3t
    全備重量 77.5t
    主動力 熱核融合炉
    ジェネレーター出力 986kW
    スラスター総推力 53,000kg
    装甲材質 超硬スチール合金
    センサー有効半径 3,200m
    開発組織 ツィマット社
    所属 ジオン公国軍
    主なパイロット アイナ・サハリン
    テンプレートを表示

    概要[編集 | ソースを編集]

    ツィマット社が宇宙用の熱核ロケットエンジンの試験を目的に開発した機体。装甲はドムの系譜に連なるパープルとブラックのツートンカラーで塗装されている。名称は「高機動型ザク」や「高機動試験型ザク」の他、「宇宙用高機動試験型ザク」とも表記される。

    リック・ドムに搭載される脚部の熱核ロケットエンジンの機動性や整備性などをチェックするための機体で、ザクIIの上半身とドムの下半身が組み合わさったような外観となっている。ツィマット社の機体にジオニック社のザクIIの上半身が用いられている点を始めとして、本機の開発経緯については不明な点が多く、様々な説が存在している。一説によると、ドムからリック・ドムの転用計画が軍主導で行われたためと言われている。

    型式番号に「R」が含まれることからR型のバリエーション機と見なされることがあるが、R型の特徴である大型ランドセルや脚部を有さず、開発目的もリック・ドムのデータ収集用であることから、それを問題視する見方もある。また上半身のザクIIの特徴がF型に近いことから、R型ベースではなくF型とする説も存在している。

    あくまで実験機であるため実戦は想定されておらず、ザクIのように右肩シールドはなく、左肩もスパイクのないショルダーアーマーとなっている。アンバランスな外見の機体ではあったが、試験運用において優れた機動性を発揮し、良好なデータが得られたことからリック・ドムの生産に至っている。

    THE ORIGIN』の設定に準じた『MSD』では多少設定が異なっており、ツィマット社が宇宙戦用モビルスーツを独自に開発する過程で試作された機体となっている。ザクIIの上半身が使用されている理由も、ツィマット社がジオニック社からザクとグフの委託生産を請け負っていたことから転用されたとされている。本機で得られたデータはドム試作実験機に継承され、リック・ドムが短期間で誕生した一因となっている。さらに本機の脚部はサイコミュ試験用ザクに流用されている。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動戦士ガンダム 第08MS小隊
    初登場作品。第1話冒頭でアイナ・サハリンの搭乗機として登場した。第1話の時点でリック・ドムの技術的トライアルはほぼ完了している状態であり、作中で本機は地球近傍の連邦軍勢力下でのジムとの交戦データ収集を任としていた。連邦軍との戦闘では護衛機のザクII3機と共に初期型ジム3機と交戦し、内2機を撃墜、サンダースの乗る1機を大破させるものの、救援に現れたシロー先行量産型ボールと交戦の末、相討ちになり機体は爆散した。なおこのデータ収集はアプサラス計画のためであったともされる。
    MSD
    08枠として設定を一部変更した上で組み込まれた。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

    ザク・マシンガン (ZMP-50D)
    ドラムマガジン式の120mm口径マシンガン。本機のマシンガンはZMP-50Dで、携行性の向上を狙いマガジンの取り付け位置が若干右に変更されている。
    MSD』においても本機のMS用マシンガンは通常のザクIIとは異なるものであり、ZMP-50Dと同型となっている。
    ヒート・ホーク
    手斧型の格闘戦闘用兵器。刃の部分を高熱化することで対象を溶断する。非使用時には腰部側面のラッチにマウント可能。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    アプサラス0
    漫画版『08』に登場するアプサラスの試作機。アプサラス本体に本機が上半身を露出する形で格納されている。
    ザクII
    ベース機。型はR型F型の2つの説がある。
    リック・ドム
    本機のデータを元に完成した機体。
    ドム試作実験機
    MSD』において本機の次に開発された機体。
    ザクII 現地改修型
    MSD ククルス・ドアンの島』に登場する機体。ザクマインレイヤーの下半身が本機の物に交換されている。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    【MSD版】

    リンク[編集 | ソースを編集]