ジンクスIII (地球連邦型)
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| ジンクスIII (地球連邦型) | |
|---|---|
| 外国語表記 | GN-X III ESF Type |
| 登場作品 | |
| デザイナー | 海老川兼武 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 擬似太陽炉搭載型モビルスーツ |
| 生産形態 | 量産機 |
| 型式番号 | GNX-609T |
| 全高 | 19.0m |
| 本体重量 | 69.8t |
| 主動力 | GNドライヴ[Τ] |
| 装甲材質 | Eカーボン |
| 開発組織 | 地球連邦軍 |
| 所属 | 地球連邦軍 |
| 主なパイロット |
セルゲイ・スミルノフ パング・ハーキュリー パトリック・コーラサワー 地球連邦兵 |
概要 [編集 | ソースを編集]
地球連邦軍がジンクスの発展機として開発した主力モビルスーツ。ソレスタルビーイングの監視者であったアレハンドロ・コーナーが国連に与えた機体をジンクスIとして、地球連邦成立までに使用された発展機ジンクスIIを経て開発された。連邦軍の制式採用機であるが、当初は配備数が十分ではなく、連邦軍の中では旧超国家群時代のMSも使用されていた。
政府直属の治安維持部隊「アロウズ」では、この機体をさらに発展させたアヘッドも配備されているが、こちらはアロウズ専用機体に位置づけられ、連邦軍には配備されていない。同時にアロウズでは部隊カラーである赤に統一されたジンクスIIIも使用されている。
地球連邦軍型とアロウズ型は、カラー以外に性能に違いはないものの、連邦軍のジンクスIIIはその使用地域の特性に合わせた調整が行われている場合があり、もっともよく見られる調整として、稼働時間に限界のある擬似太陽炉搭載機のデメリットを打ち消すために出力を弱め、GN粒子消費量を調整し稼働時間を延長したバージョンである。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00
- 初登場作品。1stシーズン最終話より登場し、連邦軍の主力機を担っているが連邦軍内部での配備は十分ではなく、その不足分を旧三大国家群のMSで補っている。
2ndシーズンではセルゲイ・スミルノフがソーマ・ピーリス捜索の際に本機に搭乗した他、パング・ハーキュリーがブレイクピラーの際に搭乗。ソレスタルビーイングとアロウズ、イノベイター(イノベイド)との最終決戦の際にはパトリック・コーラサワーらクーデター派のパイロット達が運用している。 - 劇場版 機動戦士ガンダム00
- ジンクスIVに機種転換が進んでおり、コロニー公社に払い下げられた機体が登場する他、ELSとの最終決戦の際に不足している戦力を補う形で投入された。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- GNバルカン
- 頭部に内蔵された小型砲。威力は低く、主に牽制などに使用されるが、ビームを断続的に連射可能であるため、弾幕として使用し、ミサイルを撃ち落とすなど利用価値は高い。
- GNビームライフル
- ジンクスのメイン武装。それまでガンダムだけが装備していたビーム兵器であり、それまで一般的なMSが使用していた実体弾に比べ高い破壊力を持つ。パワー切れの存在する擬似太陽炉機の武装であることを考慮し、大型のGNコンデンサーを搭載しており、ここに溜められるパワーは出撃前にフルチャージ状態にされる。
- GNビームサーベル
- 抜き放つことでGN粒子による刃が現れる格闘兵器。ガンダムの使用しているビームサーベルと同等の性能を持つ。膝アーマーの内部に格納されている。実体剣ではなく純粋なビームによる剣で、高い威力を持つ上、収納時にはグリップのみとなるためミッション中の邪魔にはならない。一方で、大気の状況やビーム拡散策により威力が減衰する弱点もあり、敵を引っ掛けたり剣で押すなど物理的な使用は不可能。
- GNクロー
- ガンダムにはない、ジンクス系列機に搭載された装備。鋭く尖った指がそのまま格闘戦用武器として使用できる。GN粒子によるフィールド効果を付与することで高い破壊力をもたせることも可能だが、本来の目的はパワー切れを考慮して搭載された非GN粒子武装である。
- GNランス
- ジンクスIIIのメイン武装。ライフルとしての機能に加え、先端部をGNフィールドで包むことで格闘戦にも使用できる。内部に大型GNコンデンサーを内蔵しており、安定したパワーを維持できる反面、全体が大型化しているため、使用には高いスキルを必要とする。
- GNシールド
- 高い強度を持つEカーボン素材のシールド。表面にGNフィールドを展開し高い防御能力を実現している。ガンダムが装備しているシールドとの相違点としてシールド中央部にディフェンスロッドを内蔵していることが挙げられ、これは多数を占めるユニオン、AEUのパイロットが熟練している装備であることを考慮して採用された。
- プロトGNランス
- アドヴァンスドジンクスで試験運用されたGNランスの試作型。ランスの基部にライフルパーツを組み込んでおり、連邦軍発足当初はこちらを装備していた。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- コーラサワーの覚悟
- 物語終盤、カティの乗った輸送艦に襲いかかるガガ部隊を迎撃したコーラサワーのジンクスIIIだが、彼の機体は三機のガガに取りつかれてしまう。輸送艦への激突を避ける為に、そして愛する者を守る為にコーラサワーは己の身も省みず、3機のトランザム状態のガガをトランザムが搭載されていないこの機体でまとめて粉砕するという驚異的な戦果を見せつけた。
なおコーラサワー機は3機の爆発に至近で巻き込まれるが、コーラサワー本人は無傷で帰還している。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ジンクスIII (アロウズ型)
- 本機のアロウズ仕様。装甲が部隊カラーの赤を主体としたものに変更されている。
- ジンクスIII (コロニー公社型)
- コロニー公社に払い下げられた仕様。黄色を主体としたカラーに塗り直されている。
- ジンクスIII コーラサワー専用機
- 設定のみのパトリック・コーラサワー用カスタム機。デザイン集「海老川兼武デザインワークス」にデザイン画が掲載されている。00セカンドシーズン終盤でコーラサワーが再登場した際の搭乗機として検討されていたものの、設定的に難しい側面があったため不採用となった。機体色はAEUイナクト (デモカラー)を彷彿とさせるライトグリーンで、側頭部にブレードアンテナと思われる物が追加されている。
- スペルビア ジンクス
- ジンクスIIIの強襲作戦仕様機。
- ジンクス
- 前世代機。汎用性の高い設計で、本機にもそれが引き継がれている。
- アドヴァンスドジンクス
- ジンクスのエースパイロット用カスタム機。主兵装であるプロトGNランスが本機に制式採用された。
- ジンクスII
- 前世代機。ソードやキャノンなど機能特化型が開発されており、生産性に偏っている本機よりも性能は高い。
- ジンクスIV (一般機) / ジンクスIV (指揮官機)
- 後継機。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ [編集 | ソースを編集]
フィギュア [編集 | ソースを編集]