機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… | |
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外国語表記 | Mobile Suit Gundam Side Story 0079 Rise From The Ashes |
ゲームジャンル | 3Dシューティング |
開発元 | ベック(チームホワイトディンゴ) |
発売元 | バンダイ |
対応機種 | ドリームキャスト |
プロデューサー | 稲垣浩文 |
キャラクターデザイン | 小林源文 |
発売日 |
通常版:1999年8月26日 特別版:2001年6月28日 |
価格 |
通常版:6,800円 特別版:2,940円 |
小説 | |
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著者 | 林譲治 |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
装幀・デザイン | 杉浦康平 |
協力 | 千葉智宏 (スタジオオルフェ) |
発行人 | 井上伸一郎 |
発行所 | 角川書店 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
印刷所 | 旭印刷 |
製本 | コオトブックライン |
発売日 | 1999年12月1日 (初版) |
巻数 | 全2巻 |
漫画 (マガジンZ版) | |
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原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
作画 |
祭丘ヒデユキ (連邦編) 木下ともたけ (ジオン編) |
協力 | 千葉智宏 (スタジオオルフェ) |
掲載誌 | 月刊マガジンZ |
掲載期間 |
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巻数 | 未単行本化 |
概要[編集 | ソースを編集]
1999年にドリームキャスト用ソフトとして発売されたガンダムゲー初のドリームキャストタイトル。一年戦争を舞台とする「機動戦士ガンダム外伝」のタイトルでは2作目となる。プレイヤーはジム三機からなるホワイト・ディンゴの隊長マスター・P・レイヤーとして、ジオンに対する反撃作戦に参加していく。
ゲームシステムは『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』を踏襲した一人称視点の3Dシューティングだが、狙撃スコープの実装や、僚機に細かな指示が出せるように改良され、戦略性が大幅に上がっている。また、タイトルに「ガンダム」の名を冠しているものの、それまでの外伝作品とは違い、プレイヤーの操作機体はジム系列機に量産型ガンキャノンのみとガンダムタイプが一切含まれておらず、あくまで連邦軍の末端の兵士として戦う内容になっている。
1999年12月にはノベライズ版が発売されており、ストーリーはゲーム版と概ね同一で、新規キャラクターが複数人登場している。
2001年には追加機能が加わった特別版が発売されており、ボーナスステージとして、ホワイトベース隊(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク)と戦えるシミュレーターがある。
1999年には漫画誌「月刊マガジンZ」にてコミカライズ版が連載されたものの単行本化には至っていない。2017年にはコミカライズ版『機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で -RISE FROM THE ASHES-』が漫画誌「月刊ガンダムエース」にて連載を開始している。
ストーリー [編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0079年1月。地球連邦に対して独立戦争を仕掛けたジオン公国は戦争を早期に終結させるべくコロニー落としを敢行。これによりオーストリア大陸は3分の1が壊滅し、生き残った人々も不安定になった気候によって苦境に立たされた。
戦争の長期化が避けられなくなったジオン軍は続けて地球降下作戦を実行。豊富な地下資源を持つオーストラリアもジオン軍が占領し、戦力が分断され資源入手も容易でない状況下の地球連邦軍は積極的な攻勢をかける事ができずにいた。
その状況が変わったのは開戦から11ヶ月が経ち、地球連邦軍が「オデッサ作戦」で勝利を収めた頃だった。地球上での軍事バランスが連邦有利に傾くのに合わせ、オーストラリアにおいても遂に地球連邦軍の反攻作戦が実行されようとしていた。
登場人物[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- マスター・P・レイヤー (マスター・ピース・レイヤー)
- プレイヤーの分身であるホワイトディンゴ隊の隊長。名前の「P・レイヤー」は「P・Layer」の捩りで、そのままプレイヤーのこと。ゲーム中は『THE BLUE DESTINY』と同様、あくまでプレイヤーが主人公であるため台詞は無いものの(容姿はエンディングの1枚絵に登場)、後に小説版でキャラクター設定、ゲーム作品で声優が設定された。
- レオン・リーフェイ
- 元戦車兵出身のパイロット。真面目で口数の少ない男であるが、時折何かしらの核心を突いた発言を投じることもある。
- マクシミリアン・バーガー
- 通称「マイク」。軍楽隊からパイロットに転向した風変わりな経歴の男で、やや調子のいいムードメーカー的な一面を持つ。ジャクリーンの大ファンである。
- アニタ・ジュリアン
- ホバートラック「オアシス」においてホワイト・ディンゴのバックアップを一手に担う支援要員。電子線や情報操作に長けた女傑。
- ボブ・ロック
- ホワイト・ディンゴの整備長。武器や機体について事細かに解説してくれる。
- スタンリー・ホーキンス
- 連邦軍オーストラリア方面軍の司令官にして、ホワイト・ディンゴ、及びレイヤーの直接の上司に当たる。
- バックス・バック
- ジャブローにてMS操縦教官を務めている人物。ホワイト・ディンゴのメンバーも彼の手解きを受けた。ゲーム中は音声メールのみで登場。
- ジャクリーン
- 連邦軍のプロパガンダラジオ放送の女性DJ。連邦兵から絶大な人気を誇っており、敵側であるジオンにもファンが少なからず存在している。
ジオン公国軍[編集 | ソースを編集]
- ヴィッシュ・ドナヒュー
- ジオン軍オーストラリア駐屯軍のエース。荒野の迅雷の異名を持ち、支配下であるアリス・スプリングスの市民からも『アンクル・ドナヒュー(ドナヒューおじさん)』の愛称で親しまれている。
- ウォルター・カーティス
- オーストラリア駐屯軍を取りまとめる司令官にしてヴィッシュ、ユライアの上司。実務、実働を優先した質実剛健な軍人であり、また略奪行為を良しとしない高潔な人格者でもある。
- ユライア・ヒープ
- ジオン軍補給将校にして中佐。大のザビ家嫌いであるためにオーストラリアへと左遷された経緯を持つ。ヴィッシュの上官であり、『月の階段作戦』の立案者。
- マヤ・コイズミ (小泉摩耶)
- 小説版で登場。オーストラリア方面軍において鉄道大隊を取り仕切る補給将校。後方支援や交渉などで類稀な手腕を発揮してオーストラリア方面軍を支えている。
- ニアーライト
- 小説版で登場。キシリア・ザビ直属の特殊部隊「マッチモニード」のリーダーでオカマ。
登場メカ [編集 | ソースを編集]
地球連邦軍 [編集 | ソースを編集]
ジオン公国軍 [編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- 生物兵器アスタロス
- ジオン軍が開発した植物兵器。元はコロニー内で生育可能な植物の開発のために研究されていたが、異常な生育能力によって根付いた地域の生態系そのものを破壊してしまう一種の『環境破壊兵器』として完成した代物である。マッチモニードはこのアスタロスのサンプルをジオン本国に持ち帰るべくオーストラリアにやって来た。
- マッチモニード
- 小説版に登場するキシリア・ザビ直属の特殊部隊の1つ。ゲーム中に登場したアスタロス回収部隊をベースとしている。正式名称は『局地戦戦技研究特別小隊』であり、マッチモニードと言う名称は「ザビ家の私兵集団」ということを皮肉った蔑称に過ぎない。主に反ザビ家思想に対する諜報、粛清を請け負っており、他の正規軍からは嫌悪されている。ヴィッシュ曰く『装備は一流、腕は二流、人間としては三流』なゴロツキ集団とのこと。
- 「月の階段」計画
- ジオン軍が計画する大規模作戦。ゲーム中でその存在が判明し、連邦軍は大陸から宇宙への脱出作戦と推測するが…
- BNN
- ゲーム中に流れる連邦軍のプロパガンダ放送。キャルフォルニアベースやソロモンの陥落を報じている。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で -RISE FROM THE ASHES-
- 本作のコミカライズ版。新規キャラクターおよびメカニックを加えたリメイク作品となっている。
- 機動戦士ガンダム サイドストーリーズ
- 本作を含めた外伝作品を三人称シューティングアクションとしてリメイクしたゲーム作品。
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ
- 『ジオンの系譜』にて初参戦。レイヤーの声優を山寺宏一が担当している他、土器手司氏によってキャラクターデザインがアニメ調に描き下ろされ、以降のゲーム作品でも用いられるようになった。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ゲームソフト[編集 | ソースを編集]
攻略本[編集 | ソースを編集]
小説[編集 | ソースを編集]