「ザニー」の版間の差分
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− | + | 正規生産品ではない為か型式番号も「RRf-06」と変則的な番号が採用されている<ref>「G GENERATION」など一部では「RRf-05」が何故か採用されている。</ref>。 | |
+ | <!-- 後述の通りあくまで「MS-06」ことザクIIの部品類を流用しており本機自体はその機体特徴のみが散見されるのでザクIこと「MS-05」由来と想起させる「RRf-05」の線は薄く「G GENRATION」側の誤記載の可能性が非常に高い。 --> | ||
ザクIIの面影を色濃く残したボディに、[[ガンキャノン]]や[[ジム]]に連なるバイザー型の頭部を有する。3本指のマニピュレータは保持力が低い為、[[ガンタンク]]や[[ボール]]の系列となる120mm低反動キャノン砲を武装としており、元のザクIIが想定していないビーム兵器は勿論、過度に負担が掛かる携行射撃武装や格闘・白兵武装の類も装備する事は出来なかった<ref>サンダーボルト版は開発経緯が異なる為、ザク用の装備は一通り装備可能。</ref>。 | ザクIIの面影を色濃く残したボディに、[[ガンキャノン]]や[[ジム]]に連なるバイザー型の頭部を有する。3本指のマニピュレータは保持力が低い為、[[ガンタンク]]や[[ボール]]の系列となる120mm低反動キャノン砲を武装としており、元のザクIIが想定していないビーム兵器は勿論、過度に負担が掛かる携行射撃武装や格闘・白兵武装の類も装備する事は出来なかった<ref>サンダーボルト版は開発経緯が異なる為、ザク用の装備は一通り装備可能。</ref>。 | ||
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == |
2021年12月22日 (水) 18:00時点における版
ザニー | |
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外国語表記 | ZANNY |
登場作品 | |
デザイン |
|
スペック | |
---|---|
分類 | 試作モビルスーツ |
型式番号 | RRf-06(RRf-05) |
全高 | 18.0m |
本体重量 | 48.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 980kW |
スラスター総推力 | 45,000kg |
装甲材質 | 超高張力鋼+チタン系合金 |
開発組織 | |
所属 |
地球連邦軍 南洋同盟 |
主なパイロット |
サウス・バニング ビリー・ヒッカム、他 |
概要
一年戦争開戦当初、モビルスーツを保有していなかった地球連邦軍が試作した最初期のモビルスーツの内の一機。
ルウム戦役やブリティッシュ作戦で鹵獲したザクIIを戦略開発局が分析・改装して開発されたとする説と、RXシリーズと別系統で開発していた機体を、裏取引によってジオニック社から入手したパーツを用いて完成させたとする説が存在する[1]。 正規生産品ではない為か型式番号も「RRf-06」と変則的な番号が採用されている[2]。 ザクIIの面影を色濃く残したボディに、ガンキャノンやジムに連なるバイザー型の頭部を有する。3本指のマニピュレータは保持力が低い為、ガンタンクやボールの系列となる120mm低反動キャノン砲を武装としており、元のザクIIが想定していないビーム兵器は勿論、過度に負担が掛かる携行射撃武装や格闘・白兵武装の類も装備する事は出来なかった[3]。
当時の連邦軍はまだMSの開発技術を確立していなかった事から機体の完成度は低く、試験運用中の故障率も高かった。とはいえ、この機体が後の連邦系MS開発の礎となった事は事実であり、またジム・トレーナーすら存在していなかった頃のモビルスーツの操縦訓練機や、当時の連邦宇宙軍に多数存在した宇宙戦闘機乗りの機種転換訓練機として、連邦軍モビルスーツパイロットの育成にも一役買っている。
登場作品と操縦者
- GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079
- 初登場作品。スコアの数値によってガンキャノンとの二択等で自軍に配備される。
- SDガンダム GGENERATIONシリーズ
- 初出時の設定とは別の「裏取引で得たパーツで開発された機体」の設定が付加された。以降の各媒体では上記概要の通り、2つの内どちらかの設定が解説に用いられるようになる。
- 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles 完全版
- マット・ヒーリィ達パイロットが、ジャブローでモビルスーツ操縦訓練を受けるコマで登場。
- GAME'S MsV
- 「月刊ガンダムエース」2007年3月号掲載の同コーナー(#52)でGジェネシリーズの設定を踏まえた上で紹介されており、武装関係や故障率に関する解説が行われている。
- 機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
- 後の不死身の第4小隊であるサウス・バニングらによって、訓練で使用されている。
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト(原作漫画版)
- 第2部に登場。上記の物と比べて、マニピュレーターが通常の人型の五本指になっている等の相違点がある。また、第149話からはビリー・ヒッカムが搭乗し、難民を乗せた南洋同盟のロシナンテ号の警備に当たっている。アニメ版においては、型式番号及び機体名を差し替えられた「ダーレ」として登場。開発経緯も異なっている。
- 機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
- 仕様違いの機体として「ザニー[地上仕様]」が登場した。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に左右一対2基内蔵。後の連邦製モビルスーツに受け継がれる武装。
- 120mm低反動キャノン
- 保持力の低い3本指のマニピュレータでも運用可能な手持ち式の低反動キャノン砲。後に改良された物がガンタンクとボールの装備として採用される。
- ザク・マシンガン / ザク・バズーカ
- ザクIIの武装。『サンダーボルト』に登場する機体が使用している。
- 180mmキャノン / 100mmマシンガン
- 陸戦型ガンダム系列用の連邦規格手部携行射撃武装。『Code Fairy』に登場する地上仕様が使用している。
対決・名場面
関連機体
別仕様・装備バリエーション
- ザニー[地上仕様]
- 北米戦線に試験的に投入された機体。陸戦型ジムに続くジム系列機の本格配備が始まる頃まで運用された。マニピュレーターが通常の五本指となっており、先行配備されたヤシマ重工製のMS用携行火器を使用する。駆動系には連邦軍がMS用に開発したフィールド・モーターの試験的技術が用いられているため、音紋解析を行った場合、ザクとは違った異音が混ざる。
別デザイン
- ダーレ
- アニメ版『サンダーボルト』における代替的存在。
系列機・派生機
技術的関与のある機体
その他
- ガンキャノン最初期型 / ガンキャノン (THE ORIGIN版)
- 機動戦士ガンダム THE ORIGINにおける代替的存在と思しき機体。手部が三つ指など本機の設定を踏襲している部分がある。
- ゲム・カモフ
- 『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場する、ジオン軍が連邦軍に対し戦場でジムと誤認させる為に作り上げた機体。ベースがジオン機、見た目が連邦系という点がザニーと共通している。
余談
- 漫画『機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で ―RISE FROM THE ASHES―』の第0話に陸戦型ガンキャノンが登場しているが、当初は本機を出す案もあったとの事。バックパックにマゼラトップ砲、腕にザクシールドを装備している。
商品情報
ゲームソフト