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余計な装備等をオミットして機体のコンセプトを明確に定義し直した結果、本機はテスト機としての想定された数値を凌駕する性能を獲得。実戦投入も問題ない程の高レベルな機体として仕上がり、得られたデータも後の[[サイコミュシステム]]の開発等に貢献した。<br />しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」とも指摘されている。 | 余計な装備等をオミットして機体のコンセプトを明確に定義し直した結果、本機はテスト機としての想定された数値を凌駕する性能を獲得。実戦投入も問題ない程の高レベルな機体として仕上がり、得られたデータも後の[[サイコミュシステム]]の開発等に貢献した。<br />しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」とも指摘されている。 | ||
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:前腕部は分離する事で武装として使用可能。掌底部にはビーム砲が各1門内蔵され、捕らえた敵機に零距離からビームを発射して破壊する。また高圧電流を流す事も出来る。有線式であり、コントロールは準サイコミュによって行われる。<br />分離中は携行武装が使用できないという短所がある。 | :前腕部は分離する事で武装として使用可能。掌底部にはビーム砲が各1門内蔵され、捕らえた敵機に零距離からビームを発射して破壊する。また高圧電流を流す事も出来る。有線式であり、コントロールは準サイコミュによって行われる。<br />分離中は携行武装が使用できないという短所がある。 | ||
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:防御用の実体盾。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。<br />ジェガンと同じ物だが、上半分のみを流用している。元々装備される予定は無かったが、改修を担当したチームが「高精度のテストを行えるよう携行武装を充実させたい」と要望した為に用意される事となった。 | :防御用の実体盾。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。<br />ジェガンと同じ物だが、上半分のみを流用している。元々装備される予定は無かったが、改修を担当したチームが「高精度のテストを行えるよう携行武装を充実させたい」と要望した為に用意される事となった。 | ||
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:背部バインダーの先端部に1門ずつ、計2門内蔵されている。ジェネレーターと直結しており、前方に向けての発射も可能。 | :背部バインダーの先端部に1門ずつ、計2門内蔵されている。ジェネレーターと直結しており、前方に向けての発射も可能。 | ||
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2018年10月25日 (木) 07:04時点における版
ARX-014 シルヴァ・バレト (Silver Bullet)
- 登場作品:UC-MSV、機動戦士ガンダムUC バンデシネ
- デザイナー:カトキハジメ
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 頭頂高:22.2m
- 本体重量:33.5t
- 全備重量:70.5t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:5,250kW
- スラスター総推力:87,300kg
- センサー有効半径:13,500m
- 開発組織:ネオ・ジオン軍(ベース機)、アナハイム・エレクトロニクス社(改修)
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:連邦兵
概要
地球連邦軍の試作型モビルスーツ。
ネオ・ジオン軍が予備戦力として温存していた数機のドーベン・ウルフを第一次ネオ・ジオン抗争終結後に接収し、アナハイム・エレクトロニクス社のグラナダ工場で改装させた機体である。この改装はベース機に搭載されている準サイコミュシステムを後の量産機開発に役立てる為に技術研究させる事を目的としており、解析と改装を担当した研究チームの技術者達の多くは主にオーガスタ研究所の出身者で構成されている。
準サイコミュのテストに重点がおかれている為、メガ粒子砲を始めとするジェネレーター直結型の内蔵武装の一部は不要と判断されてオミットされた。それに伴って外装の装甲部材もアップデートされ、大幅な重量軽減と各部スラスターに供給されるエネルギーの効率化という副次的な効果を得ており、出力が高い状態のままでの良好で安定した俊敏性が発揮できるようになった。
頭部は連邦系のデザインへと変更されており、ガンダム・ヘッドとジム・ヘッドの2種類が存在する。前者は準サイコミュ兵装の試験用で、後者は強化された測定センサーを搭載しているシステム解析用である。
余計な装備等をオミットして機体のコンセプトを明確に定義し直した結果、本機はテスト機としての想定された数値を凌駕する性能を獲得。実戦投入も問題ない程の高レベルな機体として仕上がり、得られたデータも後のサイコミュシステムの開発等に貢献した。
しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」とも指摘されている。
名称は「銀の弾丸」という意味で、「狼」の名を持つベース機に対する皮肉とも言えるものとなっている。この事から、研究チームのドーベン・ウルフ、ひいてはその開発にかかわったローレン・ナカモトに対する複雑な感情が伺える。
登場作品と操縦者
- UC-MSV
- 運用テストが行われた後、アナハイムの関連企業の管理下に置かれているとされる。
- 機動戦士ガンダムUC バンデシネ
- 4機がユニコーンガンダムと模擬戦を行っており、当初は数の差で圧倒していたが、擬似NT-Dシステムによってデストロイモードに変身したユニコーンの前に3機が撃破されている。
その後、インダストリアル7における戦闘でも3機がネェル・アーガマのリゼル部隊と交戦した。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている。地球連邦軍のMSの多くで標準装備されている武装。
- ビーム・ライフル
- ジェガンから流用した携行式のビーム砲で、模擬戦等で必要とされる場合に装備する。短銃身型のために射程は短めだが取り回しがよく、速射性も高い。混戦時には搭載されているセンサーを併用する事で確実に敵機に命中させられるようになっている。
- ビーム・サーベル
- 両腰部に1本ずつ、計2本マウントしている。ドーベン・ウルフからの流用品。
- 有線式ビーム・ハンド
- 前腕部は分離する事で武装として使用可能。掌底部にはビーム砲が各1門内蔵され、捕らえた敵機に零距離からビームを発射して破壊する。また高圧電流を流す事も出来る。有線式であり、コントロールは準サイコミュによって行われる。
分離中は携行武装が使用できないという短所がある。 - グレネード・ランチャー
- 脇下に2基内蔵している隠し武装。攻撃用というより逃走用としての意味合いが強いとされる。グレネード弾以外にスモーク弾等といった各種弾頭の発射も可能。
- シールド
- 防御用の実体盾。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。
ジェガンと同じ物だが、上半分のみを流用している。元々装備される予定は無かったが、改修を担当したチームが「高精度のテストを行えるよう携行武装を充実させたい」と要望した為に用意される事となった。- 2連装ミサイル・ランチャー
- シールドに2基装備。
- ビーム・ランチャー
- シールドに1門装備されたビーム砲で、下半分を形成している。ドーベン・ウルフのビーム・ライフルの銃身を切り詰めており、発射時には砲身が伸びて先端のパーツが展開するようになっている。これによって、ある程度だが遠距離からの狙撃も可能。
- ビーム・キャノン
- 背部バインダーの先端部に1門ずつ、計2門内蔵されている。ジェネレーターと直結しており、前方に向けての発射も可能。
- 対艦用ミサイルAMS-09R型
- 背部に2基装着可能。
その名の通り、対艦用の大型実弾兵器。 - 12連装ミサイルランチャー
- 背部バインダーに1基ずつ、計2基内蔵されている。弾種はドーベン・ウルフと同じく対MS用の「AMS-01H型」。
- インコム
- 背部に2基搭載されている有線式の準サイコミュ兵器。コントロールワイヤーを延ばしながら敵機に向かって飛んでいき、ビームを発射して攻撃する。一定の長さまで到達した場合はインコム本体から「リレー・インコム」と呼ばれる中継器が射出され、距離を延長できるようになっている。ちなみに、このリレー・インコムには威嚇射撃を行う為のマイクロ・レーザーが各1門内蔵されている。
2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの、オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能。
本機の物は改良されており、エネルギーチャージの時間が短縮され、装弾数も増えている。
対決・名場面
関連機体
- シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)
- 有線式ファンネルを装備したシルヴァ・バレト。
- シルヴァ・バレト (ビスト財団機)
- ビスト財団に引き渡されたシルヴァ・バレト。カラーリングや一部形状が異なっている。
- ドーベン・ウルフ
- ベース機。
- ドーベン・ウルフ (袖付き仕様)
- 袖付きで運用されているドーベン・ウルフ。
- ジェガン
- 一部武装を流用している。
商品情報