「ヨーツンヘイム」の版間の差分
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:大量の降下カプセルを宇宙から地球へ投下する為の装備。一年戦争前期、地球への補給任務で使用。パプア級では24個の連続投下が限界であったが、ヨーツンヘイムはこの装備を使用する事で500個以上のカプセルを同時に投下出来た。 | :大量の降下カプセルを宇宙から地球へ投下する為の装備。一年戦争前期、地球への補給任務で使用。パプア級では24個の連続投下が限界であったが、ヨーツンヘイムはこの装備を使用する事で500個以上のカプセルを同時に投下出来た。 | ||
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+ | :正式名称は「オッゴ全力散布フレーム」。その名の通り多数のオッゴを搭載し、母艦から射出後に本フレームが回転、四方にオッゴを射出することで迅速な戦線構築を可能とする兵器。カタパルトから1機ずつ射出する場合より展開能力に優れるが、実態はただオッゴをバラ撒いているだけと言える。これ自体が立派な補助兵器で、オッゴ本体と並んで評価試験を受ける試作兵器。 | ||
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+ | ;[[メーインヘイム]] | ||
+ | :『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|Gジェネシリーズ]]』に登場するゲームオリジナルの同型艦。カラーはオレンジと白のツートン。初出の「魂」からプレイヤーの初期配備艦として実装されており、新設部隊用の練習艦という設定となっている。 | ||
+ | ;名称不明艦 | ||
+ | :『[[機動戦士ガンダムF90FF|F90FF]]』第16話に宙賊『[[黄金の鷲]]』の母艦として登場。サブエンジンやコンテナの配置位置など、他の同型艦とは異なった形状となっている。MS部隊を囮にして[[ファステスト・フォーミュラ]]による掃討作戦から密かに逃れようとしたものの、[[ウジャトアイズ]]のMS部隊による待ち伏せを食らい撃沈された。 | ||
+ | === その他 === | ||
+ | ;[[ヤップ]] | ||
+ | :OVA版『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN|THE ORIGIN]]』に登場する大型輸送艦。艦のレイアウトが本艦に類似している。 | ||
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2024年8月17日 (土) 19:22時点における最新版
ヨーツンヘイム | |
---|---|
外国語表記 | Jotunheim |
登場作品 | 機動戦士ガンダム MS IGLOO |
デザイナー | 荒牧伸志 |
スペック | |
---|---|
分類 | 試験支援艦 |
全長 | 292.6m |
全高 | 97.0m |
本体重量 | 13,700t |
全備重量 | 22,000t |
推進機関 | 熱核ロケットエンジン |
所属 | ジオン公国軍 |
主な艦長 | マルティン・プロホノウ |
主な搭乗員 |
概要[編集 | ソースを編集]
第603技術試験隊の母艦となった試験支援艦。当初より軍用に開発された艦艇ではなく、民間貨客船を徴用・改修した艦であり、クルーもそれに伴って軍属として艦を運用している。艦名は北欧神話における巨人の国「ヨトゥンヘイム」に由来する。
元々、サイド3の民間貨客船は宇宙世紀0059年に連邦政府が実施した経済制裁後、その輸送能力を以って国力増大の一翼を担っていた。ジオン共和国からジオン公国へと国号が移行した後も、これら貨客船は軍と密接な関係を保ちつつ交易に従事していたが、独立戦争の開戦が近づくと、これら民間船の大規模徴用と後方任務用の艦艇への改修が行われるようになった。ヨーツンヘイムもそれら軍事徴用された艦艇の一隻であり、宇宙世紀0078年10月に徴用され、試験支援艦として運用される事になった。
ヨーツンヘイムは元々が民間貨客船であった事もあり、そのペイロードは極めて大きく、艦体の左右に接続された大型コンテナは全長300mにも及び、その最大積載量は8,300tと、パプア級を大きく上回る。
様々な試作兵器の試験運用を行うという関係上、モビルスーツの搭載・運用能力の追加といった改修が随時行われており、一年戦争末期には艦体をダークグリーンをベースとする迷彩塗装に改められた他、大型の追加ブースターの増設も行われた。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO
- 初登場作品。第1話より登場し、全編に渡って様々な試作兵器群を運用し、その最期を見届けてきた。一年戦争末期にカスペン戦闘大隊に組み込まれ、なし崩し的に実戦部隊として投入されるが、艦は一年戦争を終戦まで生き延びた。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- コンテナ投下フレーム
- 大量の降下カプセルを宇宙から地球へ投下する為の装備。一年戦争前期、地球への補給任務で使用。パプア級では24個の連続投下が限界であったが、ヨーツンヘイムはこの装備を使用する事で500個以上のカプセルを同時に投下出来た。
- 追加ブースター
- コンテナ後部のアーチ状フレームに搭載された全長約40mの大型ブースター。ノズル内には更にサブノズルが5基搭載されている。戦線の後退に伴い、連邦軍との遭遇率が高くなった事で、艦を急速退避させる目的で追加された。使用時にはコンテナを90度回転させ、追加ブースターの推力中心と艦の中心線を一致させる。
- オッゴフレーム
- 正式名称は「オッゴ全力散布フレーム」。その名の通り多数のオッゴを搭載し、母艦から射出後に本フレームが回転、四方にオッゴを射出することで迅速な戦線構築を可能とする兵器。カタパルトから1機ずつ射出する場合より展開能力に優れるが、実態はただオッゴをバラ撒いているだけと言える。これ自体が立派な補助兵器で、オッゴ本体と並んで評価試験を受ける試作兵器。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 単装メガ粒子砲
- 艦の上部に1基のみ搭載されているメガ粒子砲。ヨーツンヘイムは艦隊戦における戦闘能力を期待されていないがために、個艦防衛レベルの武装しか搭載されておらず、敵の攻撃に晒された場合は退避を最優先していた為、この装備自体も運用された事例は少ない。運用のため砲術科の軍人が増員されているものの、砲術長のアレクサンドロ・ヘンメからは「豆鉄砲」と揶揄されている。
- 4連装対空機銃
- 艦の前後に計4基搭載された近接防衛用の対空機銃。
艦内設備[編集 | ソースを編集]
- ブリッジ
- 艦首に設けられているブリッジ。操舵席近くには試作兵器のモニターを行う観測指揮所が備えられている。
搭乗員[編集 | ソースを編集]
船員 [編集 | ソースを編集]
- マルティン・プロホノウ
- 艦長。
- エーリッヒ・クリューガー
- 副長。
- ドメニコ・マルケス
- 操舵手。
- ジーン・ザビエル
- オペレーター。
- ユルゲン・ヘプナー
- 甲板長。
- キム・ハラミ
- 甲板士。
- ゼン・ワーテルロー
- 砲術士。
第603技術試験隊[編集 | ソースを編集]
- モニク・キャディラック
- 管理官。ヅダ予備機のパイロットも兼任。
- オリヴァー・マイ
- 技術士官。
- ヒデト・ワシヤ
- テストパイロット。主にヅダ2番機のパイロットを担当。
試験担当官(テストパイロット)[編集 | ソースを編集]
- アレクサンドロ・ヘンメ
- ヨーツンヘイム砲術長。ヨルムンガンドの射手も担当。
- デメジエール・ソンネン
- ヒルドルブパイロット。
- ジャン・リュック・デュバル
- ヅダ1番機パイロット。
- オッチナン・シェル
- ヅダ3番機パイロット。
- ヴェルナー・ホルバイン
- ゼーゴッグパイロット。
- エンマ・ライヒ (エンマ・ライチェ)
- ゲム・カモフパイロット。
- リヒャルト・ヴィーゼ
- 技術大学教授。観測ポッド、バロールの試験に同行。
カスペン戦闘大隊[編集 | ソースを編集]
- ヘルベルト・フォン・カスペン
- カスペン戦闘大隊の大隊長。
- エルヴィン・キャディラック / フリードリッヒ・カッテル / フランツ・プラント
- オッゴに乗る年少兵達。
艦載機[編集 | ソースを編集]
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連艦[編集 | ソースを編集]
同型艦 [編集 | ソースを編集]
- ムスペルヘイム
- 第604技術試験隊の母艦。ヨーツンヘイムと同様の任務を遂行しており、ゼーゴックの第1回運用試験を行っていたが、ゼーゴッグの射出直後にサラミス級の攻撃により撃沈。
- ウドガルド
- 『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場。ブリティッシュ作戦において毒ガスの輸送任務を担っていた事から戦犯認定され、戦後グラナダに潜伏していた艦。デラーズ紛争の際にシーマ・ガラハウの要請を受け、アイランド・イーズの防衛を担った。
- メーインヘイム
- 『Gジェネシリーズ』に登場するゲームオリジナルの同型艦。カラーはオレンジと白のツートン。初出の「魂」からプレイヤーの初期配備艦として実装されており、新設部隊用の練習艦という設定となっている。
- 名称不明艦
- 『F90FF』第16話に宙賊『黄金の鷲』の母艦として登場。サブエンジンやコンテナの配置位置など、他の同型艦とは異なった形状となっている。MS部隊を囮にしてファステスト・フォーミュラによる掃討作戦から密かに逃れようとしたものの、ウジャトアイズのMS部隊による待ち伏せを食らい撃沈された。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ヤップ
- OVA版『THE ORIGIN』に登場する大型輸送艦。艦のレイアウトが本艦に類似している。