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− | + | しかし、火星独立の象徴である[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]が、参番組に直々に地球行きの護衛を依頼してきた事からその運命は一変。[[ギャラルホルン]]火星支局長である[[コーラル・コンラッド]]の命を受けた部隊が彼女を亡き者にせんとCGSを襲撃しようとした事を契機にオルガは大人たちを追い落とし、鉄華団を結成。主要メンバーはそのままCGS時代に受けたクーデリアの護衛任務に赴き、同時にギャラルホルンから火星の本部に手を出させない為に[[タービンズ]]に接触し、木星企業複合体である[[テイワズ]]の傘下に入る。 | |
− | + | 多くの犠牲の果てに任務を終えてからはアーブラウ政府や[[マクギリス・ファリド]]からも存在を認知され、それによりテイワズに多大な利益をもたらした功績から[[マクマード・バリストン]]の直参組織として格上げされた他、組織の拡大が図られ地球支部を設立するまでに至った。 | |
− | + | 一方、鉄華団の活躍によって少年兵の有用性が知れ渡ることになり、積極的に若年労働者を導入する組織の需要に対し、貧困から自身を文字通り『売る』ことで生計を立てようとする子どもたちが供給元となってヒューマンデブリの増加を招いてしまった。また、モビルスーツの利用価値も大きく見直され、多くのモビルスーツが修復・流通することとなり、比例して[[モビルスーツ]]を保有する民間軍事組織の需要も高まっていく。そうして、第2、第3の鉄華団として、ヒューマンデブリを酷使するべく阿頼耶識の違法手術が横行。結果として、火星の独立と貧困の解消を望むクーデリアの願いとは裏腹に戦乱の火種はばらまかれ、不幸な子どもたちは増える一方であった。 | |
− | + | 鉄華団もその情勢は幾分か理解しており、新規入隊者に阿頼耶識を施すことなく、地道ながらも堅実な訓練を行っており、最終的には「ドンパチ以外で食べていけるようにする」と戦いから離れることを目指していた。しかし、そのための手段が戦闘以外に無く、地球支部もメンバーの大半がブルワーズ出身ゆえに内外問わず、大人に敵意を抱いていた。それらが災いして、[[ガラン・モッサ]]によって、引き起こされた[[アーヴラウ]]事件で地球支部は解体に追い込まれる。 | |
− | + | 巻き返しも兼ねて、マクギリスとの密約により、彼の改革に協力することを条件にギャラルホルン火星支部の全権移譲の成約を交わす。それにより、[[ジャスレイ・ドノミコルス]]にマクギリスとの繫がりを知られ、ジャスレイと[[イオク・クジャン]]の結託を招き、モビルアーマー・[[ハシュマル]]の復活による災害やタービンズ壊滅に発展。鉄華団はテイワズ傘下を抜け、独自にジャスレイへの報復を行った後、マクギリスのクーデターに参加した。しかし、クーデターは失敗に終わり火星まで敗走。追跡して来た[[アリアンロッド艦隊]]との戦闘でイオクを討ちながらも本部基地と主力となる[[三日月・オーガス]]や団長のオルガは息絶え、組織も壊滅した。 | |
− | + | その後は悪評と共に語られるようになるが、生き残ったメンバーは地下トンネルから密かに脱出。アーヴラウの[[蒔苗東護ノ介]]や新生タービンズの協力を得て、地球で戸籍データを書き換え、別人として新たな人生を歩んだ。 | |
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:元参番組のリーダーにして組織の代表。薄給で使い潰されてきたこともあり、働きに応じた報酬を与えることにこだわる方針。本部がギャラルホルンに包囲された際に先んじて本部を脱出し、地球までいく算段を付けるも、ノブリスの部下により殺害される。 | :元参番組のリーダーにして組織の代表。薄給で使い潰されてきたこともあり、働きに応じた報酬を与えることにこだわる方針。本部がギャラルホルンに包囲された際に先んじて本部を脱出し、地球までいく算段を付けるも、ノブリスの部下により殺害される。 | ||
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− | :主人公。CGSに入る以前からのオルガの幼馴染にして、「鉄華団の悪魔」と称されることになる[[ガンダム・バルバトス]] | + | :主人公。CGSに入る以前からのオルガの幼馴染にして、「鉄華団の悪魔」と称されることになる[[ガンダム・バルバトス]]の専任パイロット。オルガの死後、本部がギャラルホルンに包囲された際に仲間を逃がす為に最後まで戦い戦死する。 |
;[[ビスケット・グリフォン]] | ;[[ビスケット・グリフォン]] | ||
:CGS参番組の少年でもあり、リーダーとしてのオルガの数少ない相談相手。鉄華団でも参謀的な役目を担っていたが、第一期のミレニアム島の戦いで殉職する。 | :CGS参番組の少年でもあり、リーダーとしてのオルガの数少ない相談相手。鉄華団でも参謀的な役目を担っていたが、第一期のミレニアム島の戦いで殉職する。 | ||
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:昌弘、アストンと同じく元ブルワーズにいたヒューマンデブリの少年。エドモントン戦後はアルトランド姓を分けられるとともに[[ノルバ・シノ|シノ]]率いる実働一番隊に配属され、[[獅電]]のパイロットとなる。パイロットとしてはダンテよりも戦い慣れた様子を見せる。 | :昌弘、アストンと同じく元ブルワーズにいたヒューマンデブリの少年。エドモントン戦後はアルトランド姓を分けられるとともに[[ノルバ・シノ|シノ]]率いる実働一番隊に配属され、[[獅電]]のパイロットとなる。パイロットとしてはダンテよりも戦い慣れた様子を見せる。 | ||
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;[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]] | ;[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]] | ||
:アーブラウ政府との会談のため、護衛を依頼したお嬢様。鉄華団と行動を共にする事で現実を見据える様になり、彼等の旅に最後まで同行した。後にアドモス商会を立ち上げて以降も彼等との親交は続いている。 | :アーブラウ政府との会談のため、護衛を依頼したお嬢様。鉄華団と行動を共にする事で現実を見据える様になり、彼等の旅に最後まで同行した。後にアドモス商会を立ち上げて以降も彼等との親交は続いている。 | ||
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:アーブラウ政府の代表者。当初は代表の座を追われて隠遁していたが、クーデリアと共に現れた鉄華団に協力してエドモントンまで自身を送迎させる。鉄華団の事を高く評価し、エドモントン後は鉄華団をアーブラウの軍事顧問として雇う。SAUとの紛争のきっかけとなったラスタル主導の爆弾テロでチャドに命を救われて以来、チャドには命の恩人として感謝している。 | :アーブラウ政府の代表者。当初は代表の座を追われて隠遁していたが、クーデリアと共に現れた鉄華団に協力してエドモントンまで自身を送迎させる。鉄華団の事を高く評価し、エドモントン後は鉄華団をアーブラウの軍事顧問として雇う。SAUとの紛争のきっかけとなったラスタル主導の爆弾テロでチャドに命を救われて以来、チャドには命の恩人として感謝している。 | ||
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:タービンズのパイロット。鉄華団が地球に降下する際に名瀬の指示で同行し、後に鉄華団にMSパイロットの教官として出向する。中でも昭弘からの信頼も厚く、次第に昭弘に好意を寄せるようになるが…… | :タービンズのパイロット。鉄華団が地球に降下する際に名瀬の指示で同行し、後に鉄華団にMSパイロットの教官として出向する。中でも昭弘からの信頼も厚く、次第に昭弘に好意を寄せるようになるが…… | ||
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− | ;[[ガンダム・グシオンリベイク]] | + | ::;[[ガンダム・バルバトスルプスレクス]] |
+ | :元々CGSが所有していたMS。ギャラルホルン襲撃時に起動し、鉄華団壊滅までの組織フラッグシップ機として運用された。 | ||
+ | ;[[ガンダム・グシオンリベイク]] | ||
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:宇宙海賊ブルワーズが使用していたガンダムグシオンを昭弘のたっての願いで改修して使用している。 | :宇宙海賊ブルワーズが使用していたガンダムグシオンを昭弘のたっての願いで改修して使用している。 | ||
;[[ガンダム・フラウロス]] | ;[[ガンダム・フラウロス]] | ||
− | : | + | :テイワズから[[夜明けの地平線団]]を壊滅させた際の褒美として与えられたハーフメタル試掘場で発見された機体を改修して運用。パイロットはノルバ・シノ。 |
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:鹵獲したクランク機をベースにオーリスのグレイズの使える部品を使って改修した機体。後にテイワズのMSの部品を使い阿頼耶識を搭載して更に改修されている。 | :鹵獲したクランク機をベースにオーリスのグレイズの使える部品を使って改修した機体。後にテイワズのMSの部品を使い阿頼耶識を搭載して更に改修されている。 | ||
;[[獅電]] | ;[[獅電]] | ||
:テイワズが開発した量産MS。鉄華団の主力機として運用されている。 | :テイワズが開発した量産MS。鉄華団の主力機として運用されている。 | ||
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− | ;[[雷電号]] | + | ::;[[雷電号]] |
− | :獅電改をライド用に改修した機体。 | + | :::獅電改をライド用に改修した機体。 |
;[[辟邪]] | ;[[辟邪]] | ||
:テイワズが開発した新型MS。ラフタの死後。形見分けでラフタが使用していた機体が鉄華団に譲渡され、ハッシュが乗ることになる。 | :テイワズが開発した新型MS。ラフタの死後。形見分けでラフタが使用していた機体が鉄華団に譲渡され、ハッシュが乗ることになる。 | ||
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:ブルワーズ戦時に鹵獲して売却したマン・ロディを改修した機体。地球支部に配備されていたが、撤退後には元ヒューマンデブリ達が乗る事になる。 | :ブルワーズ戦時に鹵獲して売却したマン・ロディを改修した機体。地球支部に配備されていたが、撤退後には元ヒューマンデブリ達が乗る事になる。 | ||
;[[CGSモビルワーカー]] | ;[[CGSモビルワーカー]] | ||
− | : | + | :CGS時代から使用しているモビルワーカー。鉄華団が運用しているため『鉄華団モビルワーカー』とも呼ばれる。 |
;[[イサリビ]] | ;[[イサリビ]] | ||
− | : | + | :厄祭戦時代から存在する強襲装甲艦。CGSに所有されていた頃まではウィル・オー・ザ・ウィスプという名だったが、オルガによって改名された。 |
;[[ホタルビ]] | ;[[ホタルビ]] | ||
:二期で登場した輸送艦。 | :二期で登場した輸送艦。 | ||
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2022年10月21日 (金) 23:15時点における最新版
鉄華団(Tekkadan)[編集 | ソースを編集]
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場する民兵組織。
火星の民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」を前身とする民兵組織であり、団長はCGS参番組の元隊長であるオルガ・イツカ。 組織名は「決して散らない鉄の華」の意を含んでオルガ自身が命名した。
直接の母体となったのは「参番組」と呼ばれる少年兵を中心に編成された非正規部隊である。非正規の少年兵部隊という性質上その待遇は劣悪であり、また年少者の入隊には阿頼耶識システムの施術成功が必須条件となっていた。
しかし、火星独立の象徴であるクーデリア・藍那・バーンスタインが、参番組に直々に地球行きの護衛を依頼してきた事からその運命は一変。ギャラルホルン火星支局長であるコーラル・コンラッドの命を受けた部隊が彼女を亡き者にせんとCGSを襲撃しようとした事を契機にオルガは大人たちを追い落とし、鉄華団を結成。主要メンバーはそのままCGS時代に受けたクーデリアの護衛任務に赴き、同時にギャラルホルンから火星の本部に手を出させない為にタービンズに接触し、木星企業複合体であるテイワズの傘下に入る。
多くの犠牲の果てに任務を終えてからはアーブラウ政府やマクギリス・ファリドからも存在を認知され、それによりテイワズに多大な利益をもたらした功績からマクマード・バリストンの直参組織として格上げされた他、組織の拡大が図られ地球支部を設立するまでに至った。
一方、鉄華団の活躍によって少年兵の有用性が知れ渡ることになり、積極的に若年労働者を導入する組織の需要に対し、貧困から自身を文字通り『売る』ことで生計を立てようとする子どもたちが供給元となってヒューマンデブリの増加を招いてしまった。また、モビルスーツの利用価値も大きく見直され、多くのモビルスーツが修復・流通することとなり、比例してモビルスーツを保有する民間軍事組織の需要も高まっていく。そうして、第2、第3の鉄華団として、ヒューマンデブリを酷使するべく阿頼耶識の違法手術が横行。結果として、火星の独立と貧困の解消を望むクーデリアの願いとは裏腹に戦乱の火種はばらまかれ、不幸な子どもたちは増える一方であった。
鉄華団もその情勢は幾分か理解しており、新規入隊者に阿頼耶識を施すことなく、地道ながらも堅実な訓練を行っており、最終的には「ドンパチ以外で食べていけるようにする」と戦いから離れることを目指していた。しかし、そのための手段が戦闘以外に無く、地球支部もメンバーの大半がブルワーズ出身ゆえに内外問わず、大人に敵意を抱いていた。それらが災いして、ガラン・モッサによって、引き起こされたアーヴラウ事件で地球支部は解体に追い込まれる。
巻き返しも兼ねて、マクギリスとの密約により、彼の改革に協力することを条件にギャラルホルン火星支部の全権移譲の成約を交わす。それにより、ジャスレイ・ドノミコルスにマクギリスとの繫がりを知られ、ジャスレイとイオク・クジャンの結託を招き、モビルアーマー・ハシュマルの復活による災害やタービンズ壊滅に発展。鉄華団はテイワズ傘下を抜け、独自にジャスレイへの報復を行った後、マクギリスのクーデターに参加した。しかし、クーデターは失敗に終わり火星まで敗走。追跡して来たアリアンロッド艦隊との戦闘でイオクを討ちながらも本部基地と主力となる三日月・オーガスや団長のオルガは息絶え、組織も壊滅した。
その後は悪評と共に語られるようになるが、生き残ったメンバーは地下トンネルから密かに脱出。アーヴラウの蒔苗東護ノ介や新生タービンズの協力を得て、地球で戸籍データを書き換え、別人として新たな人生を歩んだ。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 初登場作品。
関連人物 [編集 | ソースを編集]
創設時[編集 | ソースを編集]
- オルガ・イツカ
- 元参番組のリーダーにして組織の代表。薄給で使い潰されてきたこともあり、働きに応じた報酬を与えることにこだわる方針。本部がギャラルホルンに包囲された際に先んじて本部を脱出し、地球までいく算段を付けるも、ノブリスの部下により殺害される。
- 三日月・オーガス
- 主人公。CGSに入る以前からのオルガの幼馴染にして、「鉄華団の悪魔」と称されることになるガンダム・バルバトスの専任パイロット。オルガの死後、本部がギャラルホルンに包囲された際に仲間を逃がす為に最後まで戦い戦死する。
- ビスケット・グリフォン
- CGS参番組の少年でもあり、リーダーとしてのオルガの数少ない相談相手。鉄華団でも参謀的な役目を担っていたが、第一期のミレニアム島の戦いで殉職する。
- 昭弘・アルトランド
- 三日月と同じくパイロットを務めるヒューマン・デブリ出身の少年。乗機はガンダム・グシオンリベイク。本部がギャラルホルンに包囲された際に仲間を逃がす為に三日月と共に最後まで戦い戦死する。
- ユージン・セブンスターク
- 三日月とオルガがCGSに入るまでは参番組のリーダー格だった少年。一軍への野心やオルガへの対抗心も見せていたが、鉄華団設立後はオルガのように仲間のために何かを成したいという思いに代わり、二期では副団長に就任。戦艦の操舵が得意だが最終戦では披露せず、生存キャラの一人となった。
- ノルバ・シノ
- 白兵戦を得意とする長身の少年兵。後に昭弘からグレイズ改を譲り受け、後に獅電改を経てガンダムフラウロスのパイロットとなる。自身の専用機は派手なピンクで塗装し流星号と呼んでいる。アリアンロッド艦隊との決戦の際に戦死する。
- チャド・チャダーン
- 昭弘と同じくヒューマン・デブリの出身者。主に後方支援や通信管制などの裏方に徹する事が多く、イサリビの操舵を担う事もある。エドモントン戦後は地球支部のまとめ役となるが、経理のラディーチェ・リロトから度々苦言を突き付けられている。
- ダンテ・モグロ
- 昭弘やチャドと同じくヒューマン・デブリの出身。電子戦が得意とされているが、特に二期では新人MSパイロットとして戦っていることもあり、電子戦を用いた活躍は少ない。
- タカキ・ウノ
- 年少組の1人。部隊内に於いては伝令や補給といった雑用全般を買って出ており、仕事に対する熱意は人一倍強い。エドモントン戦後はチャドやアストン達と共に地球支部の一員となるが地球支部撤退の際に鉄華団を抜けて妹と共に地球に残る事になる。
- ライド・マッス
- 年少組の1人。絵心があり、鉄華団のシンボルマークをデザインしたのも彼。エドモントン戦後は念願のモビルスーツパイロットとなり、ダンテと共にテイワズから支給された獅電のパイロットの1人となり、シノがガンダムフラウロスに乗り換えた際は獅電改を譲り受けている。鉄華団壊滅後も生き延びるが、目の前でオルガが自分を庇って命を落とした事もあり、他の多くのメンバーが戦いから離れた人生を歩くなか、オルガの仇を討つ為にかつての仲間達との関わりと絶っていた。
- ヤマギ・ギルマトン
- タカキ、ライドと同じく年少組の1人。雪之丞と共に整備を担当しており、特にシノの乗機を一手に担う事が多くシノに特別な感情を抱いている。
- ナディ・雪之丞・カッサパ
- CGS時代から少年達を不当に扱わなかった数少ない大人。整備班長を担っており、バルバトスの整備などを苦戦しながら引き受けている。
- デクスター・キュラスター
- CGS時代から経理を担当していた社員。本来はクーデターに伴って退職する予定だったが、ビスケットたっての頼みで残留する事になった。
- アトラ・ミクスタ
- 三日月達の幼馴染。当初は火星の店で働いていたが、後に店主の了解を経て鉄華団で働くようになる。
- メリビット・ステープルトン
- テイワズから監視役を兼ねた財務アドバイザーとして派遣された女性。歳星出立以降から彼等と行動し、無茶しがちなオルガ達を案じつつも年長者として支えている。後に雪之丞と恋仲となり、鉄華団がテイワズと抜ける際にテイワズに辞表を提出。正式な鉄華団の団員扱いとなったようで、以降も行動を共にする。
規模拡大以降[編集 | ソースを編集]
- ハッシュ・ミディ
- スラム出身の孤児。エドモントン戦以降、予備隊員として入ってきた新人少年兵。とある理由から三日月に対抗意識を抱いており、同時にモビルスーツパイロットへの転向を希望している。後にパイロットとして三日月の部下になり、パイロットとしての腕を上げるもギャラルホルンの本部襲撃の際に戦死する。
- ザック・ロウ
- 火星としては裕福な家の生まれだが、男を上げるためという名目で鉄華団に入団。銃弾飛び交う戦場を体験してからは整備員を志望し、戦わなくても生きられる身ということもあり、終盤で勝ち目のない戦いに身を投じる鉄華団に反発する。
- デイン・ウハイ
- 手先の器用さから整備班になった巨体の新人。ザックやハッシュよりは団員として先輩らしく落ち着きがある。
- アストン・アルトランド
- かつてブルワーズに所有させられていたヒューマンデブリ出身の少年。昭弘の弟である昌弘の同輩で、鉄華団に保護された事で正式に団員となるとともに昭弘からアルトランドの姓を分けられる。アーブラウとSAUとの紛争時に戦死する。
- デルマ・アルトランド
- 昌弘、アストンと同じく元ブルワーズにいたヒューマンデブリの少年。エドモントン戦後はアルトランド姓を分けられるとともにシノ率いる実働一番隊に配属され、獅電のパイロットとなる。パイロットとしてはダンテよりも戦い慣れた様子を見せる。
協力者[編集 | ソースを編集]
- クーデリア・藍那・バーンスタイン
- アーブラウ政府との会談のため、護衛を依頼したお嬢様。鉄華団と行動を共にする事で現実を見据える様になり、彼等の旅に最後まで同行した。後にアドモス商会を立ち上げて以降も彼等との親交は続いている。
- 名瀬・タービン
- テイワズの幹部にして輸送担当組織「タービンズ」の長。二期では構成員五万人とされる。最高権力者であるマクマードが信頼を置く傑物で、オルガと兄弟分の杯を交わして協力関係を築き上げる。
- 桜・プレッツェル
- ビスケット・グリフォンとクッキー、クラッカの祖母にして、クリュセ郊外に敷地を持つ農場主。ビスケット亡き後も鉄華団と提携しており、ときには孫達や鉄華団の団員と共に作物を収穫している。また農場内には、アドモス商会の孤児院を併設するなどクーデリアとも懇意にしている。
- 蒔苗東護ノ介
- アーブラウ政府の代表者。当初は代表の座を追われて隠遁していたが、クーデリアと共に現れた鉄華団に協力してエドモントンまで自身を送迎させる。鉄華団の事を高く評価し、エドモントン後は鉄華団をアーブラウの軍事顧問として雇う。SAUとの紛争のきっかけとなったラスタル主導の爆弾テロでチャドに命を救われて以来、チャドには命の恩人として感謝している。
- マクギリス・ファリド
- 火星で三日月達と出会ってから、様々な因縁で鉄華団と関係している。ドルトコロニーの争乱終結後、老舗企業である『モンターク商会』の代表を名乗って接触した[1]。彼等とクーデリアの活躍を利用して、ギャラルホルンの変革を画策する。エドモントン戦後は個人的に鉄華団を雇い使っている。
- ラフタ・フランクランド
- タービンズのパイロット。鉄華団が地球に降下する際に名瀬の指示で同行し、後に鉄華団にMSパイロットの教官として出向する。中でも昭弘からの信頼も厚く、次第に昭弘に好意を寄せるようになるが……
- アジー・グルミン
- テイワズのパイロット。ラフタ同様に鉄華団に同行し、後にMSパイロットの教官として出向する。中でもライドとは師弟の間柄。
- エーコ・タービン
- タービンズの旗艦ハンマーヘッドのブリッジクルー。ラフタとアジーと共に地球では鉄華団に同行し、整備や改修作業を行っている。またラフタとアジーが教官として出向しているときもメカニックとして出向している。
所有戦力[編集 | ソースを編集]
- ガンダム・バルバトス
- 元々CGSが所有していたMS。ギャラルホルン襲撃時に起動し、鉄華団壊滅までの組織フラッグシップ機として運用された。
- ガンダム・グシオンリベイク
- 宇宙海賊ブルワーズが使用していたガンダムグシオンを昭弘のたっての願いで改修して使用している。
- ガンダム・フラウロス
- テイワズから夜明けの地平線団を壊滅させた際の褒美として与えられたハーフメタル試掘場で発見された機体を改修して運用。パイロットはノルバ・シノ。
- グレイズ改
- 鹵獲したクランク機をベースにオーリスのグレイズの使える部品を使って改修した機体。後にテイワズのMSの部品を使い阿頼耶識を搭載して更に改修されている。
- 獅電
- テイワズが開発した量産MS。鉄華団の主力機として運用されている。
- 辟邪
- テイワズが開発した新型MS。ラフタの死後。形見分けでラフタが使用していた機体が鉄華団に譲渡され、ハッシュが乗ることになる。
- ランドマン・ロディ
- ブルワーズ戦時に鹵獲して売却したマン・ロディを改修した機体。地球支部に配備されていたが、撤退後には元ヒューマンデブリ達が乗る事になる。
- CGSモビルワーカー
- CGS時代から使用しているモビルワーカー。鉄華団が運用しているため『鉄華団モビルワーカー』とも呼ばれる。
- イサリビ
- 厄祭戦時代から存在する強襲装甲艦。CGSに所有されていた頃まではウィル・オー・ザ・ウィスプという名だったが、オルガによって改名された。
- ホタルビ
- 二期で登場した輸送艦。
脚注[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 三日月達には最初から正体がばれており、後にオルガやビスケットにも自ら素性を明かした。