「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(同じ利用者による、間の3版が非表示)
50行目: 50行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『ガンダムエース』創刊15周年・ガンダムゲーム生誕30周年記念作品。
+
『[[月刊ガンダムエース]]』創刊15周年、ガンダムゲーム生誕30周年記念作品。ライトノベル作家の海冬レイジが編集部に持ち込んだ企画が前身となっており、ガンダムシリーズにライトノベル特有の作風を融合させたシナリオを特徴とする。
  
[[第一次ネオ・ジオン抗争]]終結後の宇宙世紀0089年を舞台とした漫画作品。[[パプテマス・シロッコ]]の生まれ変わりと称される少年[[マシロ・オークス]]を主人公と、死んだはずの[[ハマーン・カーン]]を名乗る女性が登場する。
+
[[第一次ネオ・ジオン抗争]]終結後の[[宇宙世紀]]0089年を舞台とし、[[パプテマス・シロッコ]]の遺した遺産を巡って[[エゥーゴ]][[ネオ・ジオン]]残党の戦いが描かれる。
  
モビルスーツの名称などはウィリアム・シェイクスピアの戯曲から引用されている。「単行本の最後は「''To be, or not to be: that is the next question.''」と戯曲「ハムレット」から引用された台詞で締められている。
+
[[モビルスーツ]]の名称などはウィリアム・シェイクスピアの戯曲から引用され、単行本各巻の締めくくりも「''To be, or not to be: that is the next question.''」と戯曲「ハムレット」から引用された台詞が用いられている。
  
<!-- == ストーリー == -->
+
本編完結後、2023年からは前日譚である『[[機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE]]』が展開され、本作で語られなかったメカニック設定などの補完が行われた。
 +
 
 +
== ストーリー ==  
 +
宇宙世紀0089年 グリプス戦役、そしてハマーン戦争が終結して地球圏は平和を取り戻したかに見えたが…。
 +
 
 +
サイド2の”オリンポスコロニー”に暮らす高校生の少年マシロ・オークスは、父トニオによって「物事に全力で取り組む事」を固く禁じられていた。マシロはその戒めを破り、才能を見せつけるかのようなゲームプレイ動画をアングラのネットワークに公開してしまう。それが危機を呼び込むとも知らず…。
 +
 
 +
そして、エゥーゴの新鋭艦ユーロンが現れた寄り、一条の光がオリンポスの外壁を貫いた。
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
=== 主人公 ===
+
=== 主要人物 ===
;[[マシロ・オークス]] / シャマール
+
;[[マシロ・オークス]]
:本作の主人公。
+
:本作の主人公。[[パプテマス・シロッコ]]のクローンと目される少年。
 
 
=== [[クラン]] ===
 
 
;[[フィオリーナ・フィリー]]
 
;[[フィオリーナ・フィリー]]
:本作のヒロイン。
+
:本作のヒロイン。謎の白いジ・Oと共にマシロの前に現れる。
;[[コンチェッタ・フィリー]]
 
:
 
;[[トニオ・オークス]]
 
:
 
;[[ハイファン]]
 
:
 
  
 
=== [[エゥーゴ]] ===
 
=== [[エゥーゴ]] ===
108行目: 107行目:
 
=== ネオ・ジオン残党 ===
 
=== ネオ・ジオン残党 ===
 
;[[セラーナ・カーン|ハマーン・カーン]]
 
;[[セラーナ・カーン|ハマーン・カーン]]
:第一次ネオ・ジオン抗争で死んだはずの女性。
+
:第一次ネオ・ジオン抗争で戦死したと思われていたアクシズの宰相。
 
;[[エルナルド・バト]]
 
;[[エルナルド・バト]]
 
:
 
:
 
+
=== [[クラン]] ===
 +
;[[トニオ・オークス]]
 +
:マシロの父。その正体は、かつてシロッコの下でMS開発に携わった技師。
 +
;[[コンチェッタ・フィリー]]
 +
:フィオリーナの双子の姉妹。
 +
;[[ハイファン]]
 +
:かつてのシロッコの腹心。グリプス戦役後にシロッコ派の残党をまとめ上げ、クランを立ち上げた。
 
=== 民間人 ===
 
=== 民間人 ===
 
;[[ルチア]]
 
;[[ルチア]]
 
:
 
:
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
=== 主役機 ===
+
=== グリモア搭載機 ===
 
*[[オーヴェロン]]
 
*[[オーヴェロン]]
 
**[[フルアーマーオーヴェロン]]
 
**[[フルアーマーオーヴェロン]]
 +
*[[ディマーテル]]
 +
*[[ファーヴニル]]
  
 
=== エゥーゴ ===
 
=== エゥーゴ ===
 
*[[ΖII V型]]
 
*[[ΖII V型]]
 
**ΖII V型 Bst仕様
 
**ΖII V型 Bst仕様
*[[ファーヴニル]]
 
 
*[[ネモ]]
 
*[[ネモ]]
**[[ネモ・リメス]]
+
*[[ネモ・リメス]]
 
*[[ユーロン]]
 
*[[ユーロン]]
 
*[[アイリッシュ級]]
 
*[[アイリッシュ級]]
131行目: 137行目:
  
 
=== ネオ・ジオン残党 ===
 
=== ネオ・ジオン残党 ===
*[[ディマーテル]]
 
 
*[[ザク・マシーナリー]]
 
*[[ザク・マシーナリー]]
 
**[[ザク・マシーナリー (エルナルド・バト機)]]
 
**[[ザク・マシーナリー (エルナルド・バト機)]]
138行目: 143行目:
 
*[[ガルスJ]]
 
*[[ガルスJ]]
 
*[[ズサ]]
 
*[[ズサ]]
*[[サダラーン級]]
+
*[[サダラーン級|サザダーン]]
**[[サザダーン]]
 
  
 
=== クラン ===
 
=== クラン ===
 
*[[メッサーラ]]
 
*[[メッサーラ]]
**[[メッサーラ・グラシュティン]]
+
*[[メッサーラ・グラシュティン]]
 
*[[ボリノーク・サマーン]]
 
*[[ボリノーク・サマーン]]
 
*[[タイタニアII]]
 
*[[タイタニアII]]
150行目: 154行目:
 
*[[ジュノーン]]
 
*[[ジュノーン]]
 
*[[デルフィニウム]]
 
*[[デルフィニウム]]
 +
*[[サイコフレア「オルフェウス」]]
  
 
=== ウェルキャスト ===
 
=== ウェルキャスト ===
156行目: 161行目:
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
;グリモア
+
;[[サイコフレーム|グリモア]]
 
:[[パプテマス・シロッコ]]が開発した[[サイコミュ]]の一種。
 
:[[パプテマス・シロッコ]]が開発した[[サイコミュ]]の一種。
 
;エルドリッジ・システム
 
;エルドリッジ・システム
:グリモアを搭載した機体が発動できるシステム。
+
:グリモアを搭載した機体が発動できるシステム。[[Zガンダム]]が[[ジ・О]]を行動不能にしたエルドリッジ現象を再現したもの。
 +
;[[クラン]]
 +
:[[グリプス戦役]]後、旧[[ジュピトリス]]クルーが中心となって立ち上げた組織。
 
;嵐
 
;嵐
:ジオン公国軍残党狩りを目的とした特務機関。
+
:一年戦争後、ジオン公国軍残党狩りを目的としたアステロイドベルト遠征のため結成された特務機関。地球至上主義者らによる組織であり、アナハイムを排除した独自の兵器開発も行っていた。
 +
 
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
 
;Theme of Over.on
 
;Theme of Over.on
170行目: 178行目:
 
:
 
:
 
;[[機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE]]
 
;[[機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE]]
:本作の前日譚。
+
:本作の前日譚にあたる作品。
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
== リンク ==
 
== リンク ==

2025年2月14日 (金) 05:33時点における最新版

機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
外国語表記 MOBILE SUIT GUNDAM VALPURGIS
原作 矢立肇
富野由悠季
脚本 海冬レイジ
作画 葛木ヒヨン
キャラクターデザイン バンダイナムコスタジオ(盛岡聖人)(協力)
メカニックデザイン 倉持キョーリュー
曽野由大(協力)
発行所 角川書店
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川コミックス・エース
発売元 角川グループパブリッシング
掲載誌 ガンダムエース
掲載期間 2017年8月26日 - 2022年11月26日
巻数 全10巻
話数 全56話
その他 設定考証:岡崎昭行
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

月刊ガンダムエース』創刊15周年、ガンダムゲーム生誕30周年記念作品。ライトノベル作家の海冬レイジが編集部に持ち込んだ企画が前身となっており、ガンダムシリーズにライトノベル特有の作風を融合させたシナリオを特徴とする。

第一次ネオ・ジオン抗争終結後の宇宙世紀0089年を舞台とし、パプテマス・シロッコの遺した遺産を巡ってエゥーゴネオ・ジオン残党の戦いが描かれる。

モビルスーツの名称などはウィリアム・シェイクスピアの戯曲から引用され、単行本各巻の締めくくりも「To be, or not to be: that is the next question.」と戯曲「ハムレット」から引用された台詞が用いられている。

本編完結後、2023年からは前日譚である『機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE』が展開され、本作で語られなかったメカニック設定などの補完が行われた。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀0089年 グリプス戦役、そしてハマーン戦争が終結して地球圏は平和を取り戻したかに見えたが…。

サイド2の”オリンポスコロニー”に暮らす高校生の少年マシロ・オークスは、父トニオによって「物事に全力で取り組む事」を固く禁じられていた。マシロはその戒めを破り、才能を見せつけるかのようなゲームプレイ動画をアングラのネットワークに公開してしまう。それが危機を呼び込むとも知らず…。

そして、エゥーゴの新鋭艦ユーロンが現れた寄り、一条の光がオリンポスの外壁を貫いた。

登場人物[編集 | ソースを編集]

主要人物 [編集 | ソースを編集]

マシロ・オークス
本作の主人公。パプテマス・シロッコのクローンと目される少年。
フィオリーナ・フィリー
本作のヒロイン。謎の白いジ・Oと共にマシロの前に現れる。

エゥーゴ[編集 | ソースを編集]

フレドリカ・エルメ
セイン・アマディオ
ユーリィ・ハックマン
アレクセイ・コリン
サンク
ジャッコ
ロクサーヌ・ロックス
マーレイ・クリストフ
ジェシー・レオン
レント・ナスカ
アリーゼ・マテバ

アナハイム・エレクトロニクス社[編集 | ソースを編集]

レイモン・メキネス
コバサン
デルエスト
ヘイミル
フランチェスカ・メレル

ネオ・ジオン残党[編集 | ソースを編集]

ハマーン・カーン
第一次ネオ・ジオン抗争で戦死したと思われていたアクシズの宰相。
エルナルド・バト

クラン[編集 | ソースを編集]

トニオ・オークス
マシロの父。その正体は、かつてシロッコの下でMS開発に携わった技師。
コンチェッタ・フィリー
フィオリーナの双子の姉妹。
ハイファン
かつてのシロッコの腹心。グリプス戦役後にシロッコ派の残党をまとめ上げ、クランを立ち上げた。

民間人[編集 | ソースを編集]

ルチア

登場メカ[編集 | ソースを編集]

グリモア搭載機[編集 | ソースを編集]

エゥーゴ [編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオン残党[編集 | ソースを編集]

クラン[編集 | ソースを編集]

ウェルキャスト[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

グリモア
パプテマス・シロッコが開発したサイコミュの一種。
エルドリッジ・システム
グリモアを搭載した機体が発動できるシステム。Zガンダムジ・Оを行動不能にしたエルドリッジ現象を再現したもの。
クラン
グリプス戦役後、旧ジュピトリスクルーが中心となって立ち上げた組織。
一年戦争後、ジオン公国軍残党狩りを目的としたアステロイドベルト遠征のため結成された特務機関。地球至上主義者らによる組織であり、アナハイムを排除した独自の兵器開発も行っていた。

楽曲[編集 | ソースを編集]

Theme of Over.on
アーケードゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』シリーズにて製作された楽曲。オーヴェロンの戦闘BGM。

関連作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士Ζガンダム / 機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
本作の前日譚にあたる作品。

リンク[編集 | ソースを編集]