「シャア専用ゲルググ」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
38行目: | 38行目: | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
;[[機動戦士ガンダム]] | ;[[機動戦士ガンダム]] | ||
− | : | + | :初出作品。第37話で初登場し、[[テキサスコロニー]]内部で[[ギャン]]との戦闘を終えた[[アムロ・レイ|アムロ]]の[[ガンダム]]と交戦。しかし、ニュータイプ能力の前に背後からの不意打ちですら避けられてしまい、最後は胴を損傷して撤退した。その後も[[ソロモン]]周辺で2度交戦したが、アムロがニュータイプとして更に覚醒しつつあった事や、ガンダムが[[マグネットコーティング]]により更なる運動性を得てしまった事が起因し、いずれの戦闘でも腕部を失い敗退続きで終わっている。その後、第42話で[[ジオング]]の背後に本機の物と思われる脚部が映ったのが最後の登場となった。<br/>なお、『めぐりあい宇宙』ではギャンの戦闘が本機に置き換えられたため、敷設地雷や浮遊機雷は事前にコロニー内部に設置されていたものとなっている。 |
+ | ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | ||
+ | :回想シーンでガンダムとの3度目の交戦シーンが登場。『1st』ではガンダムに右腕を丸ごと切断されていたが、回想では前腕のみに留まっている。 | ||
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]] | ;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]] | ||
:基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘で[[ガンダム]]に勝利している。デザイン変更に伴い腰部のスラスター配置が[[ゲルググM]]と同じになっており、宇宙での戦闘では[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備している。 | :基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘で[[ガンダム]]に勝利している。デザイン変更に伴い腰部のスラスター配置が[[ゲルググM]]と同じになっており、宇宙での戦闘では[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備している。 | ||
;[[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]] | ;[[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]] | ||
:[[ア・バオア・クー]]からの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕が[[ゲルググM]]の物に換装されており、[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備した事で機動性が向上した。[[アクシズ]]到着後は[[ゲルググ (外宇宙用)|外宇宙用]]に改修されている。 | :[[ア・バオア・クー]]からの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕が[[ゲルググM]]の物に換装されており、[[高機動型ゲルググ]]のバックパックを装備した事で機動性が向上した。[[アクシズ]]到着後は[[ゲルググ (外宇宙用)|外宇宙用]]に改修されている。 | ||
− | ;[[機動戦士ガンダム | + | ;[[機動戦士ガンダムUC]] (OVA版) |
− | : | + | :episode 7で[[フル・フロンタル]]がサイコシャードの力を以って[[バナージ・リンクス|バナージ]]に見せた戦いの記憶の中に登場。『逆シャア』と同様にガンダムとの3度目の交戦シーンが流れた。 |
+ | ;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]] | ||
+ | : | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
56行目: | 60行目: | ||
:連邦軍から入手した[[エネルギーCAP]]技術を利用しているが、そのシステムは連邦系のものとはアプローチがやや異なっていたとされる。 | :連邦軍から入手した[[エネルギーCAP]]技術を利用しているが、そのシステムは連邦系のものとはアプローチがやや異なっていたとされる。 | ||
;[[ビーム・サーベル|ビーム・ナギナタ]] | ;[[ビーム・サーベル|ビーム・ナギナタ]] | ||
− | :ゲルググが装備するビーム・サーベルは、ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。 | + | :ゲルググが装備するビーム・サーベルは、ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。<br/>なお、『1st』作中ではガンダムのビーム・サーベルをビーム刃ではなく柄で咄嗟に受け止めるという場面がある。また、TV版『1st』と劇場版でビーム刃の色が異なる(余談の項を参照)。 |
;シールド | ;シールド | ||
− | : | + | :アーモンド型に象られた防御装備。耐ビームコーティングが施されており、ビーム攻撃にもある程度耐える事ができた。非使用時は背中にマウントが可能。本機の場合、常に背部にマウントしており、携行して使用する事はなかった。 |
;ビーム・マシンガン | ;ビーム・マシンガン | ||
:『THE ORIGIN』で装備している[[ゲルググJ]]と同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。 | :『THE ORIGIN』で装備している[[ゲルググJ]]と同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。 | ||
78行目: | 82行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *S字状のビーム刃が出るビーム・ナギナタだが、『めぐりあい宇宙』での[[ギャン]] | + | *S字状のビーム刃が出るビーム・ナギナタだが、『めぐりあい宇宙』での[[ギャン]]の戦闘シーンが全て本機に置き換えられた際、ビーム・サーベルのエフェクト(セル画)を流用したため、「ビーム・ナギナタはビーム刃を片側だけに発生させる事も可能」という構図ができた。また、流用に伴い、場面によってビーム刃の色が変わる(S字状ビーム刃:青色 片側ビーム刃:黄色)。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |
2021年2月19日 (金) 02:06時点における版
シャア専用ゲルググ | |
---|---|
外国語表記 | Char's Gelgoog |
登場作品 | 機動戦士ガンダム |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-14S |
頭頂高 | 19.2m |
全高 | 19.6m |
本体重量 | 42.1t |
全備重量 | 73.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 61,500kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 6,300m |
開発組織 | |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | シャア・アズナブル |
概要
全25機製造されたゲルググの先行量産型の内の一機を、シャア・アズナブル専用機としたもの。
カラーリングをシャアのパーソナルカラーである赤を基調とした物に変更し、頭部にブレードアンテナが装備されている以外は一般の量産機と装備が変わらない。性能に関しては専用にチューニングされているという説がある[1]。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム
- 初出作品。第37話で初登場し、テキサスコロニー内部でギャンとの戦闘を終えたアムロのガンダムと交戦。しかし、ニュータイプ能力の前に背後からの不意打ちですら避けられてしまい、最後は胴を損傷して撤退した。その後もソロモン周辺で2度交戦したが、アムロがニュータイプとして更に覚醒しつつあった事や、ガンダムがマグネットコーティングにより更なる運動性を得てしまった事が起因し、いずれの戦闘でも腕部を失い敗退続きで終わっている。その後、第42話でジオングの背後に本機の物と思われる脚部が映ったのが最後の登場となった。
なお、『めぐりあい宇宙』ではギャンの戦闘が本機に置き換えられたため、敷設地雷や浮遊機雷は事前にコロニー内部に設置されていたものとなっている。 - 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 回想シーンでガンダムとの3度目の交戦シーンが登場。『1st』ではガンダムに右腕を丸ごと切断されていたが、回想では前腕のみに留まっている。
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 基本的に『1st』と同じだが、状況が異なるとはいえテキサスコロニー内での戦闘でガンダムに勝利している。デザイン変更に伴い腰部のスラスター配置がゲルググMと同じになっており、宇宙での戦闘では高機動型ゲルググのバックパックを装備している。
- 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
- ア・バオア・クーからの脱出時に追撃してきた連邦軍を迎撃するべくシャアが搭乗。『1st』で喪失した右腕がゲルググMの物に換装されており、高機動型ゲルググのバックパックを装備した事で機動性が向上した。アクシズ到着後は外宇宙用に改修されている。
- 機動戦士ガンダムUC (OVA版)
- episode 7でフル・フロンタルがサイコシャードの力を以ってバナージに見せた戦いの記憶の中に登場。『逆シャア』と同様にガンダムとの3度目の交戦シーンが流れた。
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS
装備・機能
特殊機能
- 換装
- ゲルググはランドセルを持たない構造を特徴とし、用途に応じたランドセルの換装が可能だった。また、前腕部の補助推進ユニットを武装に換装する事も出来た。ただし、シャア専用ゲルググではこの換装機構は活かされていない。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- ジオン軍が初めて量産に成功した携行ビーム兵器。ガンダムの使用するそれに勝るとも劣らない性能を持ち、高性能センサーにより高い照準値を誇る。しかし、開発・生産が遅れたことで前線への本武装の配備が遅れ、ジャイアント・バズや120mmマシンガンを装備する機体もあった。
- 連邦軍から入手したエネルギーCAP技術を利用しているが、そのシステムは連邦系のものとはアプローチがやや異なっていたとされる。
- ビーム・ナギナタ
- ゲルググが装備するビーム・サーベルは、ナギナタ状のビーム刃をユニットの両端で発生させるツインソードが採用されている。ビーム刃を片側のみ発生させ、サーベルとして使用する事も可能。両刃を展開した状態でマニピュレータごと回転させて攻撃するといった運用も可能であった。
なお、『1st』作中ではガンダムのビーム・サーベルをビーム刃ではなく柄で咄嗟に受け止めるという場面がある。また、TV版『1st』と劇場版でビーム刃の色が異なる(余談の項を参照)。 - シールド
- アーモンド型に象られた防御装備。耐ビームコーティングが施されており、ビーム攻撃にもある程度耐える事ができた。非使用時は背中にマウントが可能。本機の場合、常に背部にマウントしており、携行して使用する事はなかった。
- ビーム・マシンガン
- 『THE ORIGIN』で装備しているゲルググJと同型の武装。ビームを連射することが可能で、単発射撃時には精密射撃を行うことができる。
- 110mm速射砲
- 『C.D.A』で移植されたゲルググMの右腕部に内蔵されている。
対決・名場面
関連機体
- ゲルググ
- ベース機。シャア専用機はそのうち25機製造された先行量産型を直接のベースとしている。
- ゲルググ (外宇宙用)
- アクシズに脱出した後、外宇宙戦用に改修した機体。
- ゲルググ (タグ機)
- 『ΖΖ』第26話にてマサイ・ンガバが搭乗した機体。彼女の亡き恋人タグの搭乗機であり、どういう訳か本機と全く同じカラーリングとなっている。私怨からガンダムチームに戦いを挑むも性能差をカバーできず最終的に機体は破壊されている。
- ゲルググJ
- 関連性は不明だが、本機のパーソナルカラーと同様、赤を主体としたカラーリングになっている。
余談
- S字状のビーム刃が出るビーム・ナギナタだが、『めぐりあい宇宙』でのギャンの戦闘シーンが全て本機に置き換えられた際、ビーム・サーベルのエフェクト(セル画)を流用したため、「ビーム・ナギナタはビーム刃を片側だけに発生させる事も可能」という構図ができた。また、流用に伴い、場面によってビーム刃の色が変わる(S字状ビーム刃:青色 片側ビーム刃:黄色)。
商品情報
ガンプラ
フィギュア
リンク
脚注
- ↑ 但しエンジニアであるアルレット・アルマージュ曰く、テキサスで出撃した時は調整未了だったとのこと