「ガンダム7号機」の版間の差分

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本機は初めから[[FSWS計画]]による追加装甲を装備する前提で開発されており、機体各所にマウントラッチや各種インターフェイスのオプションポートが備わっている。素体自体も[[ガンダムNT-1]]に匹敵する高い性能を有しており、[[マグネットコーティング]]を標準装備し、サブスラスターが機体各所に配置されている。背部のバーニアは6基を個別にコントロールすることが可能。また、コックピットには試作型の[[全天周囲モニター]]が採用されている。
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本機は設計段階から[[FSWS計画]]による追加装甲を装備する前提で開発されており、機体各所にマウントラッチや各種インターフェイスのオプションポートが備わっており、コックピットには試作型の[[全天周囲モニター]]が採用されている。また、素体自体も[[ガンダムNT-1]]に匹敵する高い性能を有しており、[[マグネットコーティング]]を標準装備し、サブスラスターが機体各所に配置されている。
  
本機は一年戦争末期に開発が始められたが、設計段階で終戦を迎えてしまい、基本フレーム以外は完成しないままに終わった。しかし戦後も開発は続けられ、[[宇宙世紀]]0080年末には機動テストを行える段階まで到達。[[オーガスタ基地]]でテスト運用や調整が繰り返し行われ、宇宙世紀0081年9月には[[ジオン残党]]軍による「[[水天の涙]]」作戦の阻止にあたっていた[[ファントムスイープ隊]]に配備され、同部隊の隊長機として実戦投入に至っている。
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バックパックは78タイプのバックパック構造を踏襲しつつそれを積層するように配置する事で、高い推力と信頼性を確保しており、背部のバーニアは6基を個別にコントロールすることが可能。また、胸部ユニットと一体化したブロック構造を採用しており、各種の追加装備とのドッカブルターミナルとしても機能する。
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本機は一年戦争末期に開発が始められたが、設計段階で終戦を迎えてしまい、基本フレームが組み上がるかどうかの状態で実戦には投入されなかった。しかし戦後も開発は続けられ、[[宇宙世紀]]0080年末には機動テストを行える段階まで到達。[[オーガスタ基地]]でテスト運用や調整が繰り返し行われ、宇宙世紀0081年9月には[[ジオン残党]]軍による「[[水天の涙]]」作戦の阻止にあたっていた[[ファントムスイープ隊]]に配備され、同部隊の隊長機として実戦投入に至っている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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== 装備・機能 ==
 
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=== 特殊機能 ===
 
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;換装
:ファーストアーマーを装着することによって[[フルアーマーガンダム7号機]]へ換装する。
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:ファーストアーマーを装着することによって[[フルアーマーガンダム7号機]]へ換装する。ガンダム7号機は[[FSWS計画]]のフィードバックが設計当初から織り込まれており、機体各部にはそのためのマウントラッチや各種インターフェイスのオプションポートが設けられていたため、フルアーマー状態であっても一つの完成したMSとなるよう設計されている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;頭部バルカン砲
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:60mm口径の実体弾を高速で連射する地球連邦製MSのデフォルト装備。基本的に他の78タイプと同じスペックのものを装備している。
:頭部こめかみ部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
 
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
:本機の主兵装。速射性や射程、威力が以前のものに比べ強化されている。
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:一年戦争当時のものよりも射程や連射性が向上したビーム・ライフル。フルアーマーガンダム7号機の背部ビーム・キャノン用のデバイスも採用されており、7号機専用に誂えたものである。
 
;[[ビーム・サーベル]]
 
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:近接戦闘用のビーム兵器。バックパックに2本マウントしている。
 
:近接戦闘用のビーム兵器。バックパックに2本マウントしている。
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:肩掛け式の無反動砲。スペック表に記載されている。
 
:肩掛け式の無反動砲。スペック表に記載されている。
 
;グレネード・ランチャー
 
;グレネード・ランチャー
:スペック表に記載されているものの搭載箇所は不明。『M-MSV』より後発の資料では他のセカンドロット機に倣い、両腕部の内蔵武器として扱われる事が多い。
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:スペック表に記載されているものの搭載箇所は不明。<br/>『M-MSV』より後発の資料では他のセカンドロット機に倣い、両腕部の内蔵武器として扱われる事が多い。
 
;シールド
 
;シールド
:7号機用に開発されたシールド、先端が打撃用のスパイクの様な形状になっている。リファイン後はジーラインと共通規格の装備になり、本機が装備するものはシールド下部の装甲版に横一文字の突起が追加されている。
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:7号機用に開発されたシールド、先端が打撃用のスパイクの様な形状になっている。<br/>リファイン後はジーラインと共通規格の装備になり、本機が装備するものはシールド下部の装甲版に横一文字の突起が追加されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;対[[高機動型ゲルググ (エリク・ブランケ機)]]
 
;対[[高機動型ゲルググ (エリク・ブランケ機)]]
 
:『ガンダム戦記 (PS3版)』15ステージ目および漫画『水天の涙』MISSION 20~21より、[[インビジブル・ナイツ]]に占拠された月面マスドライバー施設での[[水天の涙]]作戦の成否をかけた[[エリク・ブランケ]]との最後の一騎打ち。結末は連邦編とジオン編で異なり、連邦編では死闘の末、相手を撃破。発射寸前のマスドライバーに突撃をかけるが、斬り掛かる寸前でサラブレッドの砲撃がマスドライバーを破壊したため発射は免れた。一方ジオン編では対決に破れ大破。発射の阻止に失敗している。漫画版は連邦編をベースとしつつジオン編と掛け合わせたものになっており、発射寸前のマスドライバーを必死に斬り付けている最中にサラブレッドが砲撃でマスドライバーを破壊。発射自体の阻止には至らなかったものの軌道を逸らす事には成功し、地球への直撃コースは免れた。
 
:『ガンダム戦記 (PS3版)』15ステージ目および漫画『水天の涙』MISSION 20~21より、[[インビジブル・ナイツ]]に占拠された月面マスドライバー施設での[[水天の涙]]作戦の成否をかけた[[エリク・ブランケ]]との最後の一騎打ち。結末は連邦編とジオン編で異なり、連邦編では死闘の末、相手を撃破。発射寸前のマスドライバーに突撃をかけるが、斬り掛かる寸前でサラブレッドの砲撃がマスドライバーを破壊したため発射は免れた。一方ジオン編では対決に破れ大破。発射の阻止に失敗している。漫画版は連邦編をベースとしつつジオン編と掛け合わせたものになっており、発射寸前のマスドライバーを必死に斬り付けている最中にサラブレッドが砲撃でマスドライバーを破壊。発射自体の阻止には至らなかったものの軌道を逸らす事には成功し、地球への直撃コースは免れた。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[フルアーマーガンダム7号機]]
 
;[[フルアーマーガンダム7号機]]
 
:追加装甲であるファーストアーマーを装備した状態。
 
:追加装甲であるファーストアーマーを装備した状態。

2023年11月22日 (水) 11:04時点における版

ガンダム7号機
外国語表記 Gundam 7th
登場作品
デザイナー 大河原邦男 (M-MSV版)
カトキハジメ(リデザイン版)
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 RX-78-7
頭頂高 18.3m
本体重量 39.2t
全備重量 78.7t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,670kW
スラスター総推力 70,800kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
センサー有効半径 6,130m
開発組織 地球連邦軍
開発拠点 ジャブロー
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ファントムスイープ隊
母艦 ペガサス級サラブレッド
主なパイロット ユーグ・クーロ
テンプレートを表示

概要

一年戦争時に開発が進められたRX-78系列機の内、セカンドロット系に属する7番目に開発されたガンダム

本機は設計段階からFSWS計画による追加装甲を装備する前提で開発されており、機体各所にマウントラッチや各種インターフェイスのオプションポートが備わっており、コックピットには試作型の全天周囲モニターが採用されている。また、素体自体もガンダムNT-1に匹敵する高い性能を有しており、マグネットコーティングを標準装備し、サブスラスターが機体各所に配置されている。

バックパックは78タイプのバックパック構造を踏襲しつつそれを積層するように配置する事で、高い推力と信頼性を確保しており、背部のバーニアは6基を個別にコントロールすることが可能。また、胸部ユニットと一体化したブロック構造を採用しており、各種の追加装備とのドッカブルターミナルとしても機能する。

本機は一年戦争末期に開発が始められたが、設計段階で終戦を迎えてしまい、基本フレームが組み上がるかどうかの状態で実戦には投入されなかった。しかし戦後も開発は続けられ、宇宙世紀0080年末には機動テストを行える段階まで到達。オーガスタ基地でテスト運用や調整が繰り返し行われ、宇宙世紀0081年9月にはジオン残党軍による「水天の涙」作戦の阻止にあたっていたファントムスイープ隊に配備され、同部隊の隊長機として実戦投入に至っている。

登場作品と操縦者

ガンダムセンチュリー
RX-78が計8機製造された設定の初出。『MSV』にもプロトタイプガンダムの設定として反映された。
MSV
プロトタイプガンダムの設定で、3号機以降の4~8号機の事が軽く触れられている。この段階では4~8号機に詳細な設定は設けられておらず、参戦記録等が現存していないという扱いだった。
M-MSV
出典元。大河原邦男氏により機体デザインが新たに描かれ、明確な機体設定が設けられた。
機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)
カトキハジメ氏によりM-MSV版デザインからリデザインされ、元の重厚感溢れる体型からスマートな体型へと一新。一年戦争の機体群よりも先を行き過ぎていたデザインも時代相応のデザインに変更された。水天の涙を阻止するべく宇宙へ上がるファントムスイープ隊サラブレッドと共に配備され、阻止作戦の先鋒を担った。ストーリーモードの連邦編では15話目から使用可能となり、第14話でセカンド、ファーストアーマーを一度に喪失しているため、ラスト2ステージをこの機体で戦い抜く事になる。一方、ジオン編ではラスボスとして登場する。
機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 ―水天の涙―
ゲーム本編での活躍以外にも「EXTRA MISSION シェリーとタチアナ」ではシェリー・アリスンによるテスト運用の風景が描かれている。作中ではそれが原因で軍上層部が機動補正プログラムの引き抜きを行い、結果として実戦投入早々にアクシデントに見舞われるエピソードが盛り込まれた。
マスターアーカイブ モビルスーツ
「マスターアーカイブ モビルスーツ FA-78-1 フルアーマー・ガンダム」に素体の7号機から重装フルアーマーまでの一連の形態が掲載されており、瀧川虚至氏によりM-MSV版とカトキ版の中間的デザインとして描き下ろされている。機体の実戦参加に関する記述については漫画『水天の涙』に準じた内容となっている。

装備・機能

特殊機能

換装
ファーストアーマーを装着することによってフルアーマーガンダム7号機へ換装する。ガンダム7号機はFSWS計画のフィードバックが設計当初から織り込まれており、機体各部にはそのためのマウントラッチや各種インターフェイスのオプションポートが設けられていたため、フルアーマー状態であっても一つの完成したMSとなるよう設計されている。

武装・必殺攻撃

頭部バルカン砲
60mm口径の実体弾を高速で連射する地球連邦製MSのデフォルト装備。基本的に他の78タイプと同じスペックのものを装備している。
ビーム・ライフル
一年戦争当時のものよりも射程や連射性が向上したビーム・ライフル。フルアーマーガンダム7号機の背部ビーム・キャノン用のデバイスも採用されており、7号機専用に誂えたものである。
ビーム・サーベル
近接戦闘用のビーム兵器。バックパックに2本マウントしている。
ハイパー・バズーカ
肩掛け式の無反動砲。スペック表に記載されている。
グレネード・ランチャー
スペック表に記載されているものの搭載箇所は不明。
『M-MSV』より後発の資料では他のセカンドロット機に倣い、両腕部の内蔵武器として扱われる事が多い。
シールド
7号機用に開発されたシールド、先端が打撃用のスパイクの様な形状になっている。
リファイン後はジーラインと共通規格の装備になり、本機が装備するものはシールド下部の装甲版に横一文字の突起が追加されている。

対決・名場面

高機動型ゲルググ (エリク・ブランケ機)
『ガンダム戦記 (PS3版)』15ステージ目および漫画『水天の涙』MISSION 20~21より、インビジブル・ナイツに占拠された月面マスドライバー施設での水天の涙作戦の成否をかけたエリク・ブランケとの最後の一騎打ち。結末は連邦編とジオン編で異なり、連邦編では死闘の末、相手を撃破。発射寸前のマスドライバーに突撃をかけるが、斬り掛かる寸前でサラブレッドの砲撃がマスドライバーを破壊したため発射は免れた。一方ジオン編では対決に破れ大破。発射の阻止に失敗している。漫画版は連邦編をベースとしつつジオン編と掛け合わせたものになっており、発射寸前のマスドライバーを必死に斬り付けている最中にサラブレッドが砲撃でマスドライバーを破壊。発射自体の阻止には至らなかったものの軌道を逸らす事には成功し、地球への直撃コースは免れた。

関連機体

フルアーマーガンダム7号機
追加装甲であるファーストアーマーを装備した状態。
重装フルアーマーガンダム
ファーストアーマーからさらにセカンドアーマーを追加装備した状態。
プロトタイプガンダム
MSV設定における原型機。4号機から8号機までがジャブローで製造された時の状態(初期試作型)でジムの母体となり、後から個々で改修が行われた。
ガンダム / G-3ガンダム
ファーストロットの内、後期試作型(RX-78-2、3仕様)に改装された機体。
ガンダム4号機 / ガンダム5号機 / ガンダム6号機 / ガンダム8号機
本機とは別の仕様に改修されたセカンドロット機。
ガンダムF90
同じく大河原氏にデザインされた機体。『F90』と『M-MSV』の企画展開がほぼ同時期であったため、機体デザインや配色に類似点が見られる。

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