「ザクタンク」の版間の差分
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == |
2024年10月17日 (木) 20:14時点における版
ザクタンク | |
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外国語表記 | Zaku Tank |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 現地改修量産型モビルスーツ |
生産形態 | 現地改修機 |
型式番号 | MS-06V |
頭頂高 | 14.7m |
本体重量 | 53.6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 951kW |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 3,200m |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属 | |
主なパイロット |
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概要
ザクIIの上半身とマゼラアタックのマゼラベースを組み合わせて改造されたリサイクル兵器。
元々、ザクは他の機体の運搬や整備などの作業用途にも用いる事を設計当初から想定していたものの、一年戦争開戦初期の作戦の成功がザクの生産率の低下という形で裏目に出てしまい、地球侵攻作戦では最前線へあまねく配備されず、モビルスーツは単に戦闘のみに振り当てられる結果となった。
そのため、戦闘能力の欠如したモビルスーツを再利用すべく現地から改修案の収集が行われた。特にモビルスーツの脚部は歩行のために強固に出来てはいるものの、破壊された場合の修理が前線の設備で賄う事ができない複雑な物だった。そこでモビルスーツの「腕」を活かした作業車輌として、ザクの上半身をマゼラベースの上へマウントする簡易な組み合わせが考案される事となった。
両腕が作業用の簡易型マニピュレーターに交換されており、主に運搬、建築、回収作業に使用された。現地の急造品ということもあり、決まった仕様は無く、外見差が激しいのも特徴。型式番号も便宜上付けられたものであり、名称統合の際には、提出された順にナンバーが与えられている。
単に移動をマゼラベースに頼るだけで、実戦には向いていない機体ではあったものの、大本のザクは最も有効であるはずの作業性が全て戦闘に割り振られていた事から、かえって専業車輌として各種作業に従事し活躍する事となった。大質量ゆえに登坂力に疑問を持たれる事もあったが、ボルネオで運用されたザクタンク (グリーンマカク)など、腕を活用し悪路の整地で活躍する機体も存在している。
また、武装化された機体も存在しており、機体の左右にストンパーを持ち、ロケットポッドで重武装化した機体、機体後部に特殊トレーラーを引いて、キュイを縦置きに2台積載する特殊歩兵中隊の支援機などが大戦後期に実戦参加している。
仕様バリエーション
- サンドシープ
- 一般的に「ザクタンク」と言えば大抵はこの機体を指す。アフリカ戦線において活躍した工作作業中隊が運用した最も初期のザクタンクであり、改修当初は両肩の装甲を外した状態だったものの、多少改修の必要性が生じた為、コントロールボックスを外部へ露出、腕をロングタイプのマニピュレーターに改造するなど、設定画の通りの改修が施された。
- グリーンマカク
- ボルネオの工作部隊が運用した機体。密林の道を切り開くための大型マニピュレーターを装備している。
- ワイルドボア
- 北ヨーロッパや南米で運用された機体。左腕部をザク・マシンガンを改造した2連装マシンガンに換装し、射撃能力を向上させている。
- 第08MS小隊版
- 『08』第5話に登場した機体。胴体部分にザクIが用いられており、両腕を大型油圧クレーンに換装し機体後部にカウンターウェイトを設置、3連装50mmマシンガンをブレード(排土板)に換装するなど土木作業に特化した機体となっている。
- 戦場の絆版
- 『戦場の絆』に登場したゲームオリジナル仕様。同ゲームでは遠距離砲撃型にカテゴリされており、砲撃ができるよう、背部にザクキャノンの180mmキャノン砲を装備している。以降、各媒体に武装された状態で登場する際にはこの形態で登場する事が多くなっている。
- 戦場の絆II版
- 上記の戦場の絆版と比べて、腕部がシールド以外は通常のザクと同一、携行武器を装備、3連装50mmマシンガンをミサイル・ランチャーに換装するなどの違いがある。
- ザク・タンク[砲撃仕様]
- 『ガンダムバトルオペレーション』に登場したゲームオリジナル仕様。ザクIIの胴体がほぼそのままの状態で使われており、MMP-80の二挺持ち、背部にはマゼラトップ砲似の180mmキャノンを装備、3連装50mmマシンガンをミサイル・ランチャーに換装するなどの重装備に加え、マゼラベースの底部にブースターを増設するなど、かなり手の込んだ改修が施されている。
登場作品と操縦者
- MSV
- 出典元。サンドシープとグリーンマカクの2種類が登場した。
- 機動戦士Ζガンダム
- 第12話で登場。映像作品では初登場となる。ジャブローの滑走路に配備されていたが戦闘力が皆無に等しいため、敵が来るなり、そそくさと後退した。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 第41話にスタンパ・ハロイの所有するコレクションの内の1つとして登場。ビーチャのΖガンダムに踏み台にされてしまった。
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 第5話でザクIベースの機体が登場。腕部がクレーンアームに換装されており、車体前方のマシンガンは撤廃、代わりにブルドーザーのブレードが敷設されている。ジオン軍の捕虜となっていたエレドアとミケルが脱出に使用した。
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト
- 本機もアレンジがなされており、ガンタンク (サンダーボルト版)と同じく車体部が大型化している。
- 機動戦士ガンダム バトルオペレーション
- 砲戦仕様の機体が登場。MMP-80マシンガンを2挺、ザクキャノンの180mmキャノン砲、ミサイルランチャー、果てはブースターを装備するなど現地改修機としてはかなり力の入った改修になっている。
- ガンダムビルドファイターズ
- 第11話にシールドに3連装ミサイルポッドを取り付けたツノ付きの機体が登場し、ウイングガンダムフェニーチェによって撃墜された。ファイターはジンネマン似の人。
- ガンダムビルドファイターズトライ
- 第5話にジム頭…さしずめジムタンクと呼べる機体が1シーンだけ登場。
勝つ気あるのだろうかこれ…。機体色はガンタンクカラー。無粋な意見だが、連邦版ザクタンクを作るのであればジムの上半身にガンタンクか61式戦車の下半身を合わせれば良いのではないだろうか…? - 機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム
- 第1話より登場し、МS用の追加武装を運搬するなど補助戦力として用いられていたが、ガンダムEXの襲撃で乗機を失ったイリヤ・ソラリ、ニーランド・ルショーンが搭乗し、友軍の負傷者の退避が完了するまでガンダムを引き付ける囮として使用された。内、ルショーン機は左半身が欠損し、バックしか出来ない有り様であったが、ソラリ機の後ろに待機させた燃料トラックにキャノン砲を当て、ガンダムの足止めに成功。全力疾走で基地から離脱し、ヘイリー・アーフンらと合流するも、追撃してきたガンダムの狙撃を受け大破した。
装備・機能
特殊機能
- 換装
- 背部にオプションパーツを装備可能。カセット式タンクやクレーンユニット、カーゴデッキなどを装備できる。
武装・必殺攻撃
固定武装
- 3連装50mmマシンガン
- マゼラベースに搭載されている機関砲。
- ショルダーアーマー
- 両肩部に装備されている装甲版。元々のザクが装備していたシールドとスパイクアーマーから変更する形で装備している。
- ロケットポッド (多連装ミサイル・ランチャー)
- 6連装のミサイル・ランチャー。3連装50mmマシンガンの代わりに装備されている。グリーンマカクや『バトルオペレーション』に登場する機体などが装備。
- ビーム砲
- ザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルを転用したビーム砲。3連装50mmマシンガンの代わりに装備されている。『アクロス・ザ・スカイ』に登場する機体が装備。
オプション・その他
- 180mmキャノン砲
- ザクキャノンの武装。ランドセルの換装により装備する。主にゲーム作品に登場する機体が装備している。
- MMP-80マシンガン
- ザクII改などが装備しているマシンガン。『バトルオペレーション』や『アクロス・ザ・スカイ』等に登場するマニピュレーター持ちの機体が携行している。
対決・名場面
関連機体
- ザクタンク (サンダーボルト版)
- 『サンダーボルト』の世界観におけるザクタンク。
- ザクタンク (バニシングマシン版)
- 『バニシングマシン』に登場する近藤和久版デザイン。マニピュレーターの代わりに対空砲が装備されている。
- ザクIIF型 / ザクIIJ型 / マゼラアタック
- 本機の製造にこれらの機体が再利用されている。
商品情報
ガンプラ