「デルタプラス」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(内容を追記・修正) |
|||
29行目: | 29行目: | ||
:[[U.C.]]0092時に[[アストナージ・メドッソ]]がラー・カイラムへの本機の支給を申請している。また、シミュレーションでの戦闘において[[Ζガンダム3号機]]と思しき機体と交戦している。 | :[[U.C.]]0092時に[[アストナージ・メドッソ]]がラー・カイラムへの本機の支給を申請している。また、シミュレーションでの戦闘において[[Ζガンダム3号機]]と思しき機体と交戦している。 | ||
;[[機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ]] | ;[[機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ]] | ||
− | :[[U.C.]] | + | :[[U.C.]]0094時にレイヴン隊の隊長[[ピコ・アルティドール]]大尉の駆る黒い機体が[[ガンダムデルタカイ]]と模擬戦を行い、敗北して左腕を破損する。その後、現れた宙賊を殲滅していくデルタカイを援護した。<br />[[U.C.]]0096年、レイヴン隊が旧フレスベルグ隊の隊員と合流した際には再び隊長機として黒いデルタプラスが登場している。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == |
2016年7月30日 (土) 13:02時点における版
MSN-001A1 デルタプラス(Delta Plus)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダムUC テスタメント、機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ
- デザイナー:カトキハジメ
- 分類:試作型可変モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 全高:19.6m
- 本体重量:27.2t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:2,360kw
- スラスター総推力:92,400kg
- センサー有効半径:16,200m
- 開発組織:アナハイム・エレクトロニクス社
- 主なパイロット:リディ・マーセナス、オードリー・バーン、他
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。
デルタガンダムの量産試作機でウェイブライダー形態への可変機構を搭載しており、マルチロールファイター(多用途戦闘機)として高い空戦能力を持つ。重力下での飛行や単独での大気圏突入も可能で、あらゆる戦場で問題なく運用できる。また、ウェイブライダー形態時には高い推力を活かしてサブ・フライト・システムとしても運用可能(想定外の運用法ではあるが)。
頭部には百式と同じく「イデシステム」を搭載。更に露出した脚部フレームや背部のフレキシブル・バインダーのおかげで高い機動性や運動性も有しており、可変機としてはリゼルを上回る性能を持っている。カラーリングは金色からグレーへと変更された。
原型機では変形の際に胴体フレームに歪みが生じるという問題点があったが、Ζガンダムを始めとする「Ζプロジェクト」の可変機の技術や百式の運用データ等をフィードバックする事で克服している。
また、バイオセンサーの搭載を始め、開発を行った各部門の挑戦的な設計による独自の規格を採用しており、もはや「最新技術の試験機」と言っても過言ではなかった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムUC
- パイロットはリディ・マーセナス、オードリー・バーン。
少数が生産され、その内の1機が戦力の大半を失ったネェル・アーガマへの補充戦力として実戦配備されている。
パラオ攻略戦の際にはオードリーを乗せて出撃しており、戦闘終了後に地球へと降下。その後、ラー・カイラムにリディと共に配属となったが、トリントン基地でバナージ・リンクスのユニコーンとの戦闘で破損している。 - 機動戦士ガンダムUC(OVA版)
- ラー・カイラムに配備されるところまでは原作と同じだが、トリントン基地にてバナージと共にシャンブロと戦闘し、ためらうバナージの代わりに撃破している。
その後、ガルダ内で戦うユニコーンガンダムとバンシィを狙撃しようとするが、逆にバンシィからアームドアーマーVNで右半身を破壊されて大破してしまった。 - 機動戦士ガンダムUC テスタメント
- U.C.0092時にアストナージ・メドッソがラー・カイラムへの本機の支給を申請している。また、シミュレーションでの戦闘においてΖガンダム3号機と思しき機体と交戦している。
- 機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ
- U.C.0094時にレイヴン隊の隊長ピコ・アルティドール大尉の駆る黒い機体がガンダムデルタカイと模擬戦を行い、敗北して左腕を破損する。その後、現れた宙賊を殲滅していくデルタカイを援護した。
U.C.0096年、レイヴン隊が旧フレスベルグ隊の隊員と合流した際には再び隊長機として黒いデルタプラスが登場している。
装備・機能
特殊機能
- バイオセンサー
- 簡易型のサイコミュシステム。パイロットからの脳波を受信して操縦の補助や機体の追従性を向上させる。
一般的なパイロットに対してはあまり効果がなく、軍が何故本機に搭載させたのかは分かっていない。 - イデシステム
- 頭部のバイザー型センサーの事で、「Image Directive Encode System(画像管理型符号化装置)」の略称。その奥にはデュアルセンサーも搭載されている。
いくつかのモードが存在し、それらを切り替える際に様々な走査パターンがバイザーに表示される。
本機に搭載されたのはアップデートされた物である。 - 変形
- ウェイブライダー形態へ変形可能。
- ブースター
- ウェイブライダー形態時に使用。地球へ向かう際に推進剤が足りなくなった為、パラオにあったサブ・フライト・システムのシャクルズをブースター代わりとした。
搭乗用のグリップを手で保持する事で固定している。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。牽制などに使用される。
- ビーム・ライフル
- 本機の主兵装で、リゼルが装備している物と同型。Ζガンダムが使用していた物と同様に銃身が長い。通常モードと高出力モード(「ギロチン・バースト」と呼ばれる)のどちらかに選択可能な他、ロングビームサーベルとしても使える。
エネルギーパックの規格の問題からこちらを装備している。ウェイブライダー形態時は右側面部に装着されるが、大気圏突入時には上面部に装着される。 - ビーム・ライフル(原作版)
- 本機専用に開発されたビームライフル。形状はフルアーマー百式改のロング・メガ・バスターと同じらしく、原作ではこちらを装備している。
- ロング・メガ・バスター
- 携行式の大型ビーム砲。射程が長く、威力も通常のビームライフルとは比べ物にならない程に高い。
本来はフルアーマー百式改の武装として開発されていた物で、本機の本来の標準兵装でもあったが、ネェル・アーガマ配備時には装備されなかった。 - シールド
- 腕部に装着される実体盾。ウェイブライダー形態時には機首部となる。先端部にはセンサー等の機器を内蔵しており、「防御用の装備」というよりも「変形用のパーツ」としての意味合いが強い。
- ビーム・サーベル
- シールドに2本マウントされている。照射角可変機構を搭載した発振器のため、マウントしたまま使う事も可能。
- ビーム・ガン
- ウェイブライダー形態時にはビーム・サーベルをビーム・ガンとして使用可能。
- 2連装グレネード・ランチャー
- シールドに内蔵されている。弾頭が複数用意されている。
- ビーム・キャノン
- シールドの機首部に1門内蔵。
- コンビネーション攻撃
- ウェイブライダー形態でユニコーンガンダム(デストロイモード)を搭乗させ、ビームマグナムを射撃する。
原作小説でのシャンブロとの戦闘で行った。OVA版でも行おうとしたが、バナージは撃つのをためらっている。 - ビームマグナム
- ユニコーンガンダムの主兵装で、エネルギーのスパーク光を帯びた強力なビーム弾を発射する。このスパーク光はビームサーベルのような効果があり、触れる物全てを両断できる。この為、MS程度なら掠っただけでも撃破可能。1発で通常のビームライフル4発分の威力があり、大型MA相手でも一撃で撃破出来る。その分、1発撃つだけで通常のエネルギーパック1つ分のエネルギーを消費してしまう為、「マグナム・カートリッジ」と呼ばれる5つを連結した特別製のエネルギーパックからエネルギーを供給するようになっている(発射するごとにエネルギーパックは1つずつ排莢される)。また、威力がありすぎて使い所が限定されてしまうという欠点がある。
OVA版でシャンブロとの戦闘の際にユニコーンから奪い取って使用したが、発射の反動に耐え切れなかったのか、直後に右肩の関節から火花を散らして機能不全を起こしていた。
対決・名場面
関連機体
- ガンダムデルタカイ
- デルタプラスの運用データを基にした技術実証機。
- デルタガンダム
- 原型機。
- 百式
- デルタガンダムを再設計した非可変機。
- 百式改
- フルアーマー百式改
- 量産型百式改
- 陸戦型百式改
- リゼル
- OVA版ではこの機体のビーム・ライフルを装備している。
- Ζガンダム
- この機体の開発で培われた技術等がフィードバックされている。