ボッシュ・ウェラー

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ボッシュ・ウェラー
登場作品
声優 中田譲治 (SDガンダム GGENERATIONシリーズ)
デザイナー 中原れい
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プロフィール
種族 人間
性別
年齢
  • 33歳 (第二次ネオ・ジオン抗争時)
  • 58歳 (第一次オールズモビル戦役時)
没年月日 宇宙世紀0121年3月
職業 軍人
所属 地球連邦軍オールズモビル (離反)
所属部隊 第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)
階級 大尉
主な搭乗機
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概要

地球連邦軍第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)所属の大尉。デフ・スタリオンシド・アンバーらの上官。ガンダムF90を運用する実験部隊の隊長であり、部下達にも気さくに接する好人物。カラバ時代からアムロ・レイの下で戦って来たベテランパイロットであり、第二次ネオ・ジオン抗争ジェガンに乗ってνガンダムアクシズを押し返した時の事を自慢げに語っている。

しかし、彼自身はνガンダムが見せた物理法則すら無視した力に魅了されており、それを「悪魔の力」と呼んで自分の物にする野心を秘めていた。そして、F90を自らのものとせんが為にオールズモビルに内通する。

テスト中のガンダムF90にオールズモビルを襲撃させ、F90 2号機の強奪に成功する。その後、2号機奪還任務を受けた第13独立機動艦隊の火星遠征に同行しつつ、軌道機雷を使い艦隊のタイムスケジュールを狂わせ、火星上空での戦闘に乗じて旗艦アドミラル・ティアンムを制圧した。その後、オリンポス基地に降下しオールズモビルによって改装されたF90 2号機を駆りシドのギラ・ドーガを撃墜し、更にデフのF90 1号機と交戦。デフのこれまでの活躍がF90の疑似人格OSによるものだと豪語した上で彼を圧倒したが、最終的に自分自身の力で最後の攻撃を行ったデフの前に敗れ去った。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダムF90
初登場作品。最初はガンダムF90のサイズに頼りなさを感じている様子であったが、部下達を叱咤し、気さくに接するよき上官として描かれた。しかし、物語後半になり彼がオールズモビルの内通者であった事が判明すると、それまでの人物像とは一転して狂気に取り憑かれた様子を見せた。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
『F』で初登場。中田譲治氏によるボイスが収録された。
機動戦士ガンダムF90FF
第26話より登場。本作でフルネームが「ボッシュ・ウェラー」と設定され、カラバ時代からのアムロの部下とされた。ファミリーネームはSDクラブ版『F90』のウェラー大佐から取られた物と思われる。

人間関係

サナリィ 

デフ・スタリオン
F90 1号機パイロット。彼の戦果はF90に搭載された疑似人格OS「A.R」の恩恵であると語るが、最後はそれを振り切った彼自身の手によって討たれる。
シド・アンバー
F90 2号機パイロット。ギラ・ドーガについて彼と熱く語り合うが、最終決戦の際に撃墜する。
ジョブ・ジョン
サナリィの重役。アクシズ・ショックの後に彼の所属していた部隊に回収された時からの縁。アドミラル・ティアンムで彼と対面した際にF90のサイズに不安を口にしている。

地球連邦軍 

ナヴィ
実験部隊のアナリスト。オリンポス基地で彼女に自らが裏切り者であった事、そしてオールズモビルの正体を明かした。
アムロ・レイ
カラバ時代からの上官。シャアの反乱の際に共にアクシズを押し返す為に奮闘した。その際の体験は彼の自慢話であるが、同時に彼を歪める原因にもなった。

名台詞

機動戦士ガンダムF90 

「そうだ 火星のオールズモビルの基地を叩く!」
「第13実験戦団としてではなく本来の第13独立機動艦隊として」
「我々の目的地は火星だ」
第2話より。ガンダムF90 2号機奪還とオールズモビル壊滅を目的に敵拠点である火星を目指す事をデフ達に告げる。
「あったり前だ 俺がシャアの動乱の時に相手したヤツだからな」
「なんてったってお前 アムロさんはよ…俺がGMIIIでもって…」
「しかし敵ながら手ごわかったぞあのドイツ頭は」
第4話より。ギラ・ドーガの性能に惚れ込んだシドに第二次ネオ・ジオン抗争の際の自慢話をして。シドもその話に付き合ってヒートアップし、デフは「付き合ってられない」とその場を後にするが、この時の「自慢話」が彼の行動の原点となっていた。
ノヴォトニー「ヤツらの狙いはもう一機のF90ガンダムか……」
「いいえ この艦隊丸ごとです」
ノヴォトニー「ボッシュ大尉!! ……貴様」
F90ガンダムとこの艦隊丸ごと我が組織の兵力とします」
第5話より。RFアッザムの強襲によって狼狽するノヴォトニーの前にオールズモビル兵らと共にジオンの軍服姿で現れ、銃を向けながら自らの正体を告げる。そして艦を占拠したボッシュは連邦軍艦隊に向けて砲撃を開始し、艦が次々と味方によって撃沈されていく光景に狂喜する。
「驚いたかね これが前大戦の生き残り ジオンの亡霊の正体だ」
第7話より。オールズモビルの捕虜となったナヴィの前に現れ。ノーマルスーツのヘルメットを外したオールズモビルの兵士たちが老兵であった事実を見せつける。
「お前のF90ガンダムの疑似人格コンピュータシステム”A.R”より私の”C.A”の方が…戦場慣れしているようだな」
第8話より。施設内での戦闘で不利となる混成装備に振り回されるデフに対して、シンプルな武装構成で優位に立つ。しかし、背後から組み付いた直後にデフはSタイプのミッションパックをパージして拘束から脱出、ボッシュも自機の右腕を失うダメージを負う。
「やっと気がついたようだなデフ!! F90ガンダムに搭載されている疑似人格コンピュータの威力を」
デフ「コンピュータ”A.R”」
「今まで戦闘の全てが自分の能力だとでも思っていたのかデフ!」
「これもガンダムの力の成せる技よ!」
第8話。グレネードの直撃を咄嗟に左腕で防御したデフのF90に対して、それが擬似人格OS「A.R」の恩恵であると語る。
「ネオジオン第2の反乱の時俺は見た! ジェガンのコクピットで νガンダムから放たれた光を!!」
「そして思った いつかこのガンダムの力を手に入れてやろうと!」
デフ「それでオールズ・モビルへ」
「これがガンダム! 悪魔の力よ!!」
第8話。デフと対峙し、自らの行動の全てが「ガンダムの力を手に入れる為」にあった事を話し、狂気に満ちた表情と共にF90へ襲いかかる。ただ、ガンダムを名乗るのであればわざわざV字アンテナをオミットする必要は無かったのでは…
「落ちろ! ガンダム」
第8話。脚部を破壊されながらも機体を上昇させ、トップアタックを仕掛けようとする。だが、デフはそれを待ち構えていたかのようにF90のビーム・ライフルを上に掲げていた……。

機動戦士ガンダムF90FF 

「アムロさん…! お供をさせてください」
「そうでなければカラバからあなたについてきた甲斐というものがありません!」
第26話。アクシズを押し止めるアムロのνガンダムに追随して。カラバから一緒に戦ってきた一言から、如何にアムロの事を慕っていたかが伺える。しかし、アムロからは「そういうことはしなくていい」と後退を促される。
「あれが……ガンダム!!」
第26話。アクシズが軌道を変更し、地球から離れていく姿を見て涙を流す。しかし、この一件が彼の人生を大きく変える事となる。
「組織というものの悪弊ですな システムそのものを維持できればそれでよしとしてしまう」
第26話。ジョブ・ジョンとの対談にて、連邦軍の現状を憂いた一言。そこに何らかの含みを持っている事をジョブ・ジョンは見抜いている様子を見せる。

ゲーム作品 

「どぅわあああああ!!」
『GジェネF』のムービー「ガンダム!悪魔の力よ!」より、断末魔の叫び。1号機に対しトップアタックを仕掛けたボッシュだったが、皮肉にもそれは一年戦争ガンダムによって討たれたジオングと同じ構図だった。放たれたビームにより撃ち貫かれ、「人の心の光」を「悪魔の力」と曲解した男の妄執は、人の力の前に敗れ去った。

搭乗機体・関連機体

ジムIII
かつての乗機。第4話で搭乗していた事が語られている。ギラ・ドーガと交戦したらしい。後述の第8話の発言と矛盾しているが、第4話での発言はというアムロにまつわる自慢話の一つであって「ジムIIIでギラ・ドーガと戦った」と明言したわけではないため、恐らく『F90FF』で語られたカラバ時代の搭乗機と思われる。
ジェガン
アクシズ・ショックの際に搭乗。第8話ではこれに乗っていたと証言しており、『F90FF』でもこちらに搭乗している。上記の第4話の発言と矛盾するが、仮に矛盾が無いと仮定した場合、恐らくは上述のギラ・ドーガと交戦した後に乗り換えたものか、カラバからロンド・ベルに転属した際に乗り換えたのだと思われる。
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様
オールズモビルの強奪したF90 2号機を改修させた機体。第一次オールズモビル戦役の最終盤で搭乗。遂に手に入れた「悪魔の力」であったが、それによって勝利を得る事は出来なかった。

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